過去のドンドコ掲示板
2002年03月01日〜15日

皆さん今日は、おぴょぴょでございます。

 とうとうムネヲちゃんが自民党離党。そして世間の空気は議員辞職も望んでる
とか。
しかし個人的には意地でも国会議員は辞めてほしくない。なんでって、そりゃぁ
あなた、
次期衆議院選挙で小選挙区で立候補して、落選が決まった後の「涙の落選会見」が
見たいのよ。

追伸・個人的にはNGO問題でのムネヲちゃんの言動は、事実だとするなら全く間
違った
    発言ではないと思うねんけどなぁ。

2002年03月15日20時26分55秒投稿

S.S☆「居眠り美人」☆     あや太郎

「いよっ、こんちこれまた、良いお天気で!そのお天道様さえ影が薄くなるような、
いつもながらの奥様の眩いお美しさ。拙もただただ感服する以外ござんせん、アラ
ヨッと」
「まぁ、ポン助ったら、いつもそんなお世辞ばかり言って、自分で自分がこそばゆく
ならないのかえ?」
「いえいえ、奥様。何を仰いますやら。わたしの申します事はすべて真実、正味純
粋、本当百パーセントの本心本音でございます。奥様ほどの美形才女がまたとこの世
に存在いたしますもんでございましょうか、ポン!」
「またまた賑やかな太鼓の音。本当にアンタったら、おベンチャラが上手いんだから」
「何の何の。奥様は正真正銘、目を見張るばかりの美しさで、何度お顔を拝見しても
飽きるという事がございません」
「またそんな歯の浮くような事を。白々しいお世辞ばかり言ってると信用なくしますよ」
「何がお世辞なモンですか。現にこうやって、じっと拝顔の栄に浴しておりますと、
もうそれだけでワタクシは…」
「まぁ、そんなにマジマジと見られたら恥ずかしいじゃないの。でも私ってそんなに
美形なのかしら。ねぇ、本当に飽きが来ない?」
「Zzzzzzz・・・」
「きゃああああ、嫌い!この人ったら居眠りしてる。なんて失礼な男でしょ。早く起
きて出て行きなさい、このインチキ太鼓持ち!」
「・・・あ、何がどあなったんです?…えっ、拙がうたた寝をしていたですって?拙
い……いや、そうじゃなくって・・・余りの安らぎ感に、そのまま恍惚となっており
ました。奥様のお顔は正に菩薩のそれ…癒し系の美貌なのでございます」
「あら、そんなに心が安らぐ顔かしら?」
「そりゃもう・・・ちょっとご尊顔を拝しているだけで・・・Zzzz…」
「退場〜〜!」
――――――完―――――

2002年03月15日16時29分51秒投稿

S.S☆「手直し美人−2」☆     あや太郎

「先生、このホクロ、大丈夫でしょうか」
「大丈夫かと言うと?」
「いえ、将来、皮膚ガンになったりしないかなって」
「ふむ。特に悪性のモノではなさそうですがね」
「でも、将来悪性にならないとは言い切れないんでしょ」
「そりゃ、まあね。将来はどうなるか保証できませんから」
「ここにも・・・ほら、ここにも小さいのがあって気になるんですよ」
「そう言えば有りますな、小さいのが」
「この中のとれかが将来皮膚ガンになる可能性もありますよね」
「まぁね。絶対皮膚ガンにならない…という保証つきのホクロなんて無いでしょうからね」
「まぁ、怖い。やっぱり取ってください!」
「当面そんな心配は無いと思うんですが、簡単な手術ですし、気になるなら取ってお
きますか」
  ―――――――
「先生、この鼻、大丈夫でしょうか」
「大丈夫…と言いますと?」
「少し小鼻が広くて鼻詰まりするんです。こういう形の鼻は蓄膿になりやすいって聞
いたんですけど」
「軽い蓄膿なら抗生剤で直りますよ。それに鼻詰まりは鼻の奥の粘膜が…」
「鼻の奥はどうでも良いんです。先生、思い切って鼻の形を変えたほうが良いんじゃ
ないですか」
「いや、外形より、鼻孔内の形や状態の問題で…」
「中の形を良くするには先ず外から変えなくちゃ。寝てる間に息が詰まって死ぬのは
イヤだわ。早速、整形して来ます!」
「あ、もしもし・・・?」
「先生、お久しぶりです」
「あぁ、鼻詰まりとか仰ってたお嬢さんですか。ずいぶん顔の感じが変わったので一
瞬分かりませんでしたよ」
「鼻の手術をしてからスッキリしましたわ。シリコンを入れて高くなった分」
「見た目の事ですか…。それで今日はどこがお悪いんです?」
「歯が悪いんです。ほら、この歯並び。八重歯も気になるし」
「しかし歯や歯茎の状態は良いですよ。丈夫で健康そうな歯だ。どこか痛い所でも?」
「いえ、それは無いんです。でもこんな歯並びだと将来歯が弱りやすいって聞きます
し、色んな歯周病も出てくるって言うから手入れしようかと」
「今のところは心配なさそうですよ。そういう手入れは年取ってからでも間に合うで
しょうから」
「年を取ってからでは困るんです。いえ、早く手入れしておいたほうが予防しやすい
でしょう?」
「そりゃ、そうですな。こまめに磨いて、こまめに歯石をチェックしとけば…」
「いえ、そういうんじゃなくって・・・整形で歯並びを良くしようと思うんです」
「手術をしてまで?そりゃ大袈裟すぎませんか?」
「ついでにアゴの形もヘンだから、この辺の骨を削って、エラが張ってるのも直して…」
「いや、それはあまり歯の健康には関ないと思うが…」
「でも・・・でも、今何もしないで、将来歯のガンか何かにならない保証はいただけ
るんですか?」
「いや、歯がガンになるものかどうか…保証はしかねますがね」
「歯の手入れが済んだら、今度は眼の手入れもしたいんです」
「眼の手入れ…と申しますと?」
「目尻がどうもだらしないんです。だからちょっと切れ長に直して凛凛しくしなくっ
ちゃ。それに一重マブタも何だか眠そうに見えるから二重に直して…」
「それは手入れじゃなくって美容の為でしょう?」
「い、いえ、そんな事ありませんわ。だらしなく見えると実際だらしなくなってしま
うかも知れないし、眠そうな目をしてると居眠りばかりするようになるかも知れない
じゃないですか。それとも、絶対にそんな事にはならないって保証できますか!」
「いや、保証人はご辞退申し上げます」
「ついでに、生え際の辺りもボンヤリしてるから富士額に植え替えようかなぁ?頭の
仲間でボンヤリしないように。そうだ、唇も厚ぼったいわ。上唇だけ脂肪を取って菩
薩の笑み…のような口元にしよう。そうすれば人間性まで穏やかになりそう。それか
らやっぱり胸もねぇ。もうす少し大きくして形も良くして…。でも、医学的な理由が
見当たらないわ。
先生、お願いです。何か豊胸手術する言い訳を見つけてください」
「その前に……脳味噌を直せ〜〜!」
 ―――――――――――完―――――――

2002年03月14日21時51分26秒投稿

OTC様、穴子さま、屁理屈屋様のお父上に告ぐ。


  熱あるんかぁ〜?  お大事に。
         
                 (明石のメリケン粉)

2002年03月14日15時30分15秒投稿

S.S☆「裏返り美人」☆     あや太郎

 宇宙を股にかけるプレーボーイたちは、ついに辺境の美人の産地と呼ばれる「イカ
モノ星系へとやって来た。この星々に住む一風変わった美女たちをモノにすれば、彼
らも宇宙の遊び人の称号を冠する事が出来るというものだ。
「イカモノ…という名前が如何にも不気味だな。とても手を出す気にならない奇怪な
種族ばかりじゃないだろうね」
「宇宙は広いが、案外知的生命の美的感覚というのは共通性が多い。仮にも『美人』
と賞される面子で、一目見て逃げ出すというのは無かっただろう?だから度胸を決め
れば何とか成るさ」
「でも、こないだ寄ったロクロ星の美女はビビったぜ。確かに美人で楽しくベッドイ
ンしたんだが、夜中に首が伸びてヒュードロドロ〜〜だ。向こうは伸びる、こっちは縮む」
「モノにした後だから合格点さ。さて、最初の星はナマコ星と云うらしいんだが、ど
んな種族なんだろうな」
「またゾッとしない名前だねぇ。ナマコみたいな身体に美人の顔が付いてる、なんて
のは勘弁して欲しいもんだ」
 それでも星に降り立った途端、美人を物色する。
「なんだ・・・我々地球人と余り変わらない外見だな。男女もはっきり見分けられる
し、美形も少なくは無さそうだ」
「だから言っただろう。地球人でもエイリアンでも、プレーボーイの好みは似通って
るって。それでないと『美人マップ』には載らないさ」
「それじゃ早速、単独行動と行くか…」
男供は早くも種族の違いを忘れ、それぞれ好みのタイプを追っかけ始めた。
「ねぇ、キミ。僕はこの星、初めてなんだけど、誰か良いガイドを知らないかなぁ?」
「それなら、私が案内して上げるわ。今日はたまたま暇を持て余してたの」
 ちょっと好きモノ風のローカル・ギャルが早速食いついてくれた。
 地球からのチャレンジャーも先ずは小手調べと気前良くエスコートする。
 当然のように、二人はホテルの一室にしけ込み、事を済ませた。
「なんだ・・・外見ばかりか内容も、地球近辺の女の子とちっとも変わらない。ナマ
コ星人なんて言うから、軟体動物みたいな種族かと思ったよ」
「あら、ナマコが先祖なのは本当よ。でも何千万年もかけて進化するうちに、こう
なったの。大体、高い知性を持つ種族は似通った姿かたちになるんだって」
「やっぱりそうなんだなぁ。でも元々がナマコ型生命体なら、やはり何かナマコの特
性みたいなものを残してるんじゃないのかい。我々地球人がサルなんかの特徴を残し
てるよううにさ」
「そうねぇ・・・確かに有るわ。まぁ、滅多に異星人には見せないんだけど」
「見せない…なんて言われると余計好奇心をそそられるねぇ。一度ボクにだけ見せて
くれないか。もちろん他所の星で言いふらしたりなんかしないよ。こうして仲よく成
れた二人だけの思い出としてさ」
「そうねぇ。ちょっと恥ずかしいけど、恋人や夫婦の間では普通のことだし」
あなたなら、まぁ、見せても良いかな」
「ウ〜〜ン、ゾクゾクする〜〜」
「でも驚かないでよ。慣れてない異種族の人には刺激が強すぎるかも知れないから」
 百戦錬磨で、もはや刺激に飢えているプレーボーイには又と無い新鮮な体験である。
男が興奮の極で、彼女の変身振りを拝観していると・・・。
「ゲゲッ……」
 何と、彼女の身体が『裏返り』始めた。
 下半身のあの中心部から、めくれ返るように身体の『中身』が迫り出し、続いて内
蔵までが裏返しに身体の外へ飛び出すと、ついには上半身や顔をすっぽり覆ってし
まった。
 そして、身体の内側や内臓を気持ち良さそうにシャワーに当てながら、鼻歌まじれ
に彼女が言った。
「ねぇ、そこのスポンジで、背中の内側を流してくれない?」
「な、なんだ、こりゃ…」
「さっき言ったでしょ・・・私たちはナマコの特性を残してるって。ナマコはね、
時々内臓を外に出して洗うのよ。大昔は敵を威嚇したりしたらしいけど、その度に洗
うことになるから、とても清潔なの。恋人や夫婦になったら一緒にシャワーを浴びて
お互いの内臓を流し合うのよ。麗しい習慣だと思わない?」
「た、たしかに、そうかも…」
男は紳士のたしなみで極力平静を装ったが、下半身のほうは正直に反応し、もう縮み
上がって股間にめり込まんばかりであった。それを見た彼女のほうも驚いた顔で尋ねた。
「あら、私達は内臓が外側へ広がり出て裏返るんだけど、あなたたち地球人は…内側
へへこむように裏返るのねぇ…」
・・・・・・・完・・・・・・・

2002年03月13日21時55分31秒投稿

昨日真夜中に、急に低い声でお経が流れてきました。驚いて飛び起きると、隣の部
屋で父が寝言で「きよしのズンドコ節」を歌ってました。

                        淀川のへりくつ屋

2002年03月13日11時33分31秒投稿

S.S☆「手直し美人」☆     あや太郎

 チビ、デブ、ブスの三冠王がいた。
 案の定、貢いで来た男に振られ、ヤケ酒におぼれていた。
「なによ・・・あんな男!ロクなモンじゃないわ。ちょっと綺麗で若いというだけ
で、あんなパッパラパーの女を選びやがって…。きっと後で後悔するわ。私と別れた
のが失敗だったと思い知るわ!」
絶対にあの男を見返してやる…という夢を胸に、振られ女は憤然と飲み屋を出た。そ
して夢心地のまま愛車で敢然と大型トラックに突っ込んでいった。
目が覚めると女は救急病院のベッドに縛り付けられていた。
「お気の毒ですが、もう元には戻せません」
 ところが戻せないのは外見だけだった。
「顔も体型も元通りには出来ない有様で…」
 全身、整形手術を施した女は何と、以前より少々美形で少々スリムな体型に変身し
ていた。
「何かの映画にあったわね、こんな設定。大怪我をして却って格好良くなった女が、
捨てた男に復讐する話」
女は迷わず、同様の復讐を開始することにした。
 セクシーなドレスに身を包み、夜の街に出没する・・・もちろんプレーボーイの彼
を誘惑するためだ。行きつけのバーで彼を見つけると、さり気なく話し掛ける。彼も
まんざらではない顔で女に言い寄ってきた。無論,過日振った女である事には気づい
ていない。
 何度かデートを重ねた。
「また会えるかしら?」
「今、車が無くてね。デートにも誘えやしない」
 かつて彼女が貢いだ車も売り飛ばしたらしい。案の定だ。
「いいわよ。車ぐらい貸したげるわ」
「君を招きたいけど、今のマンションは狭くってね」
「いいわ。部屋ぐらい借りたげる」
 また何時の間にか貢がつがされているのがムカつくが相手のペースに合わせて引き
付ける腹だ。
「海外旅行にも行きたいなぁ」
「じぉあ、私が行くとき誘ってあげるわ」
「ベンチャー・ビジネスを始めたいんだけど、融資してくんない?」
 以前にも勝る厚かましさであった。
「融資すると見せかけて、すんでのところで逃げる・・・」
この手で大損させてやろうと決めた。
「今夜は…君の部屋に泊めてもらうよ」
「駄目よ、今日は」
「イヤだ。もう我慢できない」
 すっかり夢中になっている。強烈な足払いの用意は出来たことだし、ひと晩ぐらい
付き合ってやるか、と彼女も気前よく頷いた。
 翌朝、目覚めると彼の姿が無かった。貯金通帳もマンションの権利書も貴金属も車
のカギも何も無かった。
 一歩先を越されてしまったのだ。
「さては、私だと気づかれたのかしら?でも、そんなはずは…」
 復讐に失敗した女は再びあの男を捜す旅に出た。
 ひと月後、違う町の歓楽街で豪遊する彼を見つけた。
「あっ、あの時の女か。悪いが、カネはもう無いぜ。借金を払ってチョンだ」
「その割には豪勢にやってるわね。でもそんな事はどうでもいいわ。おカネも返せとは
言わない。ただ真相が知りたいだけ。どうしても納得できないのよ」
「真相って?」
「どうしてあの時…私だと気づいたの?」
「気づいた?何の事だ?」
「私が復讐しようとしてアンタに近づいた事よ。全然別人に成り切ってたはずなのに」
「別人って、どういう事だよ?…じゃあ、お前、ひょっとして1年前に別れた…!?」
「えっ?今ごろ気づいたって言うの?」
「そりゃそうさ。全く別な女だと思ってたから全然判らなかったよ。そうか…事故
で、整形して…ふむふむ。以前と違う筈だよなぁ」
妙な感心をしている。
「ヘンな話ねぇ。私が仕返しようとした途端、全く偶然に持ち逃げを決めるだなん
て、そんな事あるのかしら」
「いや、全くの偶然でもないさ。そもそも変身したお前に会った時から、出きるだけ
早く持ち逃げする事だけを考えてたんだ」
「まぁ、ムカつく話ねぇ。少しは私に気がありそうだったから、もう少し引っ張れる
と計算してたのに」
「残念でした、お生憎様。今回もベタ惚れするには至らなかったね。気の毒だけど、
最初から良いカモだと思って接近してたのさ」
「く、くやしい〜!どうして?どうしてなの?事故で顔も形もすっかり変わって、前
よりずいぶん良い女に成れたと思ったのに」
「確かに以前よりはだいぶんと良い女さ。ずいぶん良くはなってるんだがね・・・そ
れでも俺みたいなプレーボーイには、カモの域を出なかったのさ」
 つまり、元が元だけに…ってか!
すべてはスタートラインの問題と悟った女はまた大いにヤケ酒を煽った。
――――――完―――――――

2002年03月12日21時48分05秒投稿

みなさんこんにちは 横山ママプリンです
さて例によって、って言うかなんと言うか
近所の某チェーン店のくるくる寿司行ったんですわ
昼時もすぎたーというても1時回ったぐらいでした
それが客が全然いなくて〜寿司が流れるレーンには
あんまり寿司が無いんですよ
あれっと思い座ったんですが〜
レーン内の店の方が「お好きなものお作りしますよ」
って言うですよ
そしてですよ、欲しいものはすべて注文で食べたんですよ

回転寿司で回転させず注文で食べさせるなんて
なんちゅうことや、
そらなんぼ客が少ないから節約できる言うても
これはないんちゃうの〜
わたしはマグロでも〜流れて来る数あるマグロの中から
より気に入ったマグロを自分で選別して食べたいのにぃー

2002年03月12日21時11分12秒投稿

毎度、丸浜です。
今日もドッド来ましたわ、、、イカナゴ。
今年は暖かいからか、大きくなるんが早い。
1Kgずつ量ってポリ袋に入れて、パックして説明書つけて、、
毎日、25日まで続きます。
昔なら、こんな山の裾野の村で「イカナゴの釘煮」を作るやて考えもせんかったのに。
世の中進んでるンやろね。

2002年03月12日13時46分46秒投稿

S.S☆「見直し美人」☆     あや太郎

 地味でパッとしない娘が居た。まだ二十歳になつたばかりなのに、どこか華やかさ
が無い。別に不健康とか性格が暗いとか、恵まれない境遇だったとかいうのでもなかった。
あくまでも『華が無い』というだけの事らしかった。
しかし当人はそんな周囲の目など余り構わず自分のペースで、こまめに働き、好きな
事もし、よく学びよく遊ぶ普通の青春を謳歌していた。
二十代も後半に入り、周囲からも結婚を勧められる年頃になった。
これも特に頓着無く、先輩に紹介され気に入った青年と平凡な結婚をした。
別に焦っていた訳でも無く、熱愛の末という訳でもなく、かと言って不満そうでも無
く波風も立たず、いつの間にか平和な家庭を気づいていたという感じだった。
「ああいう結婚のほうが、えてして上手く行くもんなんだよ」
「まぁ、平和なのは良いけど、それにしてもドラマの無い人生ね」
「そうだな。無事これ幸せとは言うものの、今時の子にしては少々退屈な人生に見え
ない事もない」
「地味で目立たない子だから、あれで良かったんじゃないの」
 周囲はそれぞれ勝手な感想を述べながら、いよいよ彼女の存在など忘れ去っていった。
 当人はと言うと、相変わらず世間の評判など気にする様子も無く、淡々と日々の暮
らしを続けていた。夫が始めた小さな店を手伝いながら、三人の子供を育て、適当に
余暇も作り、程ほどに遊びにも行き、そんなこんなで銀婚式の頃も過ぎた。
 彼女が六十歳に近づいた頃、長年連れ添った夫が急逝した。もともと丈夫な質では
なかったし、零細企業の辛さで無理が祟った事もあるのだろう。数ある持病が過労に
重なり、呆気なくこの世を去った。
 店は一応長男が継いだが、実質的には母親である彼女が切り盛りをしていた。
 そして何故かこの頃から事業は着実に発展していった。
「好景気という訳でもないのに、あそこだけはシッカリやってるねぇ」
「別に目新しいことに手を出してる訳でもないのに、同業者の中じゃ群を抜いて繁盛
してるわよ」
「後継ぎ息子はあんまりやる気も無さそうだったのにな」
「いえ、今でも大して働いてないわよ。大事なところは全部、母親任せだし、本人も
言いなりになってれば上手く行くと割り切ってるみたい」
「じゃあ、あの女将さんが完全に仕切ってるという訳か。意外なもんだねぇ。若い頃
は風采の上がらない、目立たない娘だったのに」
「ほんとよ。隠れた才能でもあったのかしら。いっぺん商売のコツを聞いてみなくちゃ」
 しかし世間の評価が高まっても、繁盛の秘訣を聞かれても、女将は照れ笑いしなが
ら、こう答えるだけだった。
「たまたま上手く行ってるから、コツがあるように見えるだけですよ。私は何にもし
ちゃいません」
 今は亡き亭主のやり方を踏襲しているだけだと繰り返すばかりだった。
「若い頃は地味で冴えない娘だと思ってたけど、最近は貫禄が出て来たね」
「ほんと、風格が出てきたわ。またそう思うと、落ち着いたニコやかな、良い顔にな
るもんねぇ」
「年を取って美人になる人も居るからねぇ。内容のある美人だな」
「昔から決してブスという訳じゃなかったんだよ。ただ地味で無表情だったから目立
たなかっただけでね。それが年輪を重ねて味のある表情になってくると、実はなかな
かの美形だったと皆が気づくようになるもんなのさ」
「若い頃だけチヤホヤされる美人よりも、トータルで評価されるそういう美人のほう
が良いわねぇえ。あとになってから、見直される顔。つまり見直し美人ね」
「なるほど。見返り美人ならぬ見直し美人か。よく見れば美人…って言われるように
なれば女として、人間として、大したもんだな。君たち若い子も、むしろそういう美
人になりなさいよ」
「ハーイ。頑張りまーす」
 そんな賛辞を頂いている事を知ってか知らずか、あの女将はクシャミをしながら独
り呟いていた。
「また私の噂をしてるのかしら。ああヤだ。商売で成功しないと褒められないなんて。
やっぱり、見直さないと美人にならない美人より、『見直さなくても美人』のほうが良いわ」
確かに、見直してもらうのが遅かったら、見直し美人どころか手遅れ美人で終わって
しまったかも知れない。どうせ美人と呼ぶのなら、なるべく早い目にしてもらいたい
ものだ。
  ――――――――完――――――――

2002年03月11日21時23分47秒投稿

たかさごの穴子

☆☆☆☆☆−−−−>>>>>
美人で知的で独身で、過去になんの問題もなく、優しくて面倒見が良くて
つきあいが良く父からの満期金の残金が数○○万、新築予定の家もあり、友達も多く
仕事熱心で、小回りが利く。
☆☆☆☆☆−−−−<<<<<

いや〜ん。ありがとーー!
このぉぉ!このぉ!このぉ!正直者め!!
私って、めちゃくちゃエエ女やったんや!
まあ、前々から気付いてはいたんやけどねぇ。
これ以上胸張って“乳”出たらどーしよ……。

2002年03月11日21時22分31秒投稿

皆様今日はOTCは薬屋です

前から穴子さんに、言わんとあかんって、思っていたのですがね。

ドンドコ掲示板、本日の書き込みに見られるように
自分の容姿、年齢を説明するときに、やたら「かっこつき」の突っ込みが入りますな。

照れと謙譲なのであらうが、いちいちカッコでくくらなくても
我々は、心の中でそれ相応の突っ込みもし、笑える部分は笑い
許せる範囲は許し、そうでない部分は鼻先で笑い・・・をちゃんとやっておりますので
堂々と胸を張って書いて良し。

美人で知的で独身で、過去になんの問題もなく、優しくて面倒見が良くて
つきあいが良く父からの満期金の残金が数○○万、新築予定の家もあり、友達も多く
仕事熱心で、小回りが利く。
この部分に関してはぐっと胸を張れ!
何を臆することがあらうぞ!堂々としておれ!
ビクビクするな!縮こまるな!
背筋を伸ばせ!
腕を伸ばして!足を伸ばして!それが限界か?

とにかく余計なカッコは必要なし

2002年03月11日15時15分59秒投稿

たかさごの穴子

今日、さる会で、山間部地域の方との交流がありまして、友人と出席したのですが、
私達の周りは何故か70歳台(中には80歳台の方も…)のおじさんばかり。
私達もれっきとした(???)おばちゃんの域に達してますが、今日ばかりは、周り
のおじさん方にとっての私達は「すごく若い(笑)おねーちゃん」でした。
そのおじさん方のところの「若嫁さん」(代々続く同居が多いためか?お嫁さんのこ
とをこう呼ぶようです)と競うくらい若かったのかな?
すご〜〜〜〜く良い気分で、その地方で取れたお米で作ったおにぎりや、ボタモチや
お漬物を肴にビールを頂いて…(すごい取り合わせやな)上機嫌でした。
歌のひとつも飛び出そうと言うもんで、そこの公民館ご自慢の通信カラオケで一節う
なったりなんかして…。
ほんでまた、「おねーちゃん、声が若い!上手い!」なーんて、よいしょっとぉぉ!
持ち上げて(重たかろーに…ほっとけ!)もらったりなんかして…ますますエエ気持ち!

元気そうだけど、若く見えるけど、多分75歳ぐらいにはなってはるな?という隣のお
じさんに「ねーさん、若いなあ、ワシとやったら20は違うか?ワシは55やけど
(笑)」と言われ、
思わず「そうです、そのくらい(笑)」と言うたけど…
ちょっと待て〜〜!
元から30ぐらい違うねんから、素直に「25才で〜〜〜す」と言えばよかった!と後悔
しているのでありました。

2002年03月10日22時44分45秒投稿

S.S☆「見返し美人」☆     あや太郎

 恋焦がれた彼氏を別な女に横取りされた女が居た。
 理由は余りにもシンプル―――ライバルのほうが美形だったからだ。
「もっと良い女になって、彼氏を見返してやる〜〜」
 よくあるような決意を打ち立てて、女は自分を磨くことに熱意を燃やした。
 決意はしても、なかなかそう上手くは行かない…というのが世間の相場だが、彼女
の場合は違っていた。努力と執念の結果か、仕事も出来るし、教養もある。趣味も多
彩で人望も厚い…そんな誰からも一目置かれるような人物に、見事彼女はは成長する
事が出来た。
 女性実業家としても活躍していた女のところへ、運命の皮肉か、粋な巡り合わせ
か、昔別れたの彼氏がやって来た。果たして事業に行き詰まり、尾羽打ち枯らした体
であった。
「すいませんが、何とか融資をお願いしたくて…」
「あら、お久しぶりね。奥様はお元気?」
「久しぶり?…あっ、君は…!」
「最近、この会社の再建も手がけることになったのよ。昔のヨシミで多少の融通はし
てあげたいところなんだけど、お宅の業績は余り希望が持てないわねぇ…」
 男にもまだ意地は残っていた。どうせ融資など望めないのだし・・・。
「活躍ぶりは噂に聞いてるよ。昔を知ってる者としては嬉しい限りだね」
精一杯ポーズをつけている。
「仕事に打ち込めたお蔭よ。ひょっとすると、これもあなたのお蔭かもね」
「そんな形で貢献できたとは望外の喜びだよ。でも仕事に打ち込みすぎたんじゃない
のかい」
「あら、どういう意味?」
「経営者失格の僕が言えた義理じゃないけど、君のように有能な人は仕事にのめり込
むあまり他の幸せを逃しがちだ。君の場合も、働きすぎて結婚するのを忘れてしまっ
たんじゃないのか」
 未だに独り者の元彼女に、せめてもの嫌味をぶつけけみた。
「確かに、うっかりしてたかもね。仕事が面白くてコロッと忘れてたかも」
 しかし女は屈託無く笑った。軽くいなされた元彼氏は更に執拗に食い下がった。
「独りの老後なんて淋しいもんだぜ。地位や名誉やお金がいくらあっても足りないも
のがある。家族も子供も…その前に男が不足してる人生なんて、さぞや淋しいものだ
ろうな」
下卑た笑みを浮かべながら捨て台詞を吐いたつもりの元彼氏に女性経営者は相変わら
ず平然と答えた。
「確かに彼氏や子供には不足してるかなぁ。その代わり、年が余っているから埋め合
わせは出来てるわ」
 何を言われても、何の不足も無い人生―――女はそれを手に入れる事で元彼氏を見
事に見返したようである。
  ―――――――――完―――――――

2002年03月10日21時39分04秒投稿

    SFホラー『蝿男の恐怖』―完けちゅ編―   ヘーパイ

 又もや、鮮やかなターンを決めた夫人はハムネズミの後を追って、弾む
ように廊下を駆け抜けた。ターンの時翻ったスカートの裾が大きく波打
ち、今度は夫人の膝の裏の窪みまで露わになった。
「アナタ、一所懸命探すワ、待っててね!」廊下の奥を曲がる際に夫人は
言い放った。今はハエの物に替わってしまっている自分の網膜に焼きつい
た夫人の白い脚に思いを馳せながら博士は胸の内で呟いた。
「あやつ、今度は絶対と言わなかったぞ」夫人は学習していたのだ。

 程無くして夫人がケージ型のネズミ捕りを片手に、研究室へと駆け込ん
で来た。ケージの中にはちゃんとハムネズミが収まっている。
「アナタ、捕まえたワ、ハムネズミよ!」
 嬉しさにオクターブを一つ上げた声で言いながら夫人が不用意に扉を開
けた。開いたドアの隙間から夫人の頬を掠めてティーカップの受け皿の様
な物体が飛び去った。夫人の耳にハミングに似た羽音が残る。
 部屋の中央では博士が再び“いずこへ?”の形になって固まっていた。
「アナタ、今飛んで行ったのは何でしたの、ティーカップの受け皿に似て
ましたけど」夫人の質問に博士は、やれやれと云う様に肩をすくめてから
メモ用紙にペンを走らせ始めた。
・再び転送実験した。
・動物は逃げる、煩わしいのでカップ&ソーサー使った
・又もやハエ混入、ハエカップとハエソーサーできた
 博士は顎をしゃくって部屋の奥を示した。そこにはアメリカの古いドラ
イブインで見かけるジュークボックスに似た物体が二台並べて置かれて
いる。どうやら転送装置と思われるその二台は今実験を終えたばかりらし
くコントロールパネルの辺りにまだ薄ぼんやりと灯りが残っている。
 なるほど、と夫人は頷いた。ハエの羽がソーサーと合体して、ハエソー
サー、即ちフライングソーサーとなった訳である。これは矢追純一あたり
の目に触れる前に始末しなければならない。
 さて、するとカップの方はハエの羽以外の部分と合体した事になるのだ
が・・、夫人の脳裏に疑念が湧いた。
「でもアナタ、そんなに何度も転送装置に忍び込むほど家にハエって、い
たかしら」この夫人の疑問に答えるのに博士はメモ用紙を使わずただ右手
を水平に持ち上げて指先でデスクの上を指し示した。
 答えはそこにあった。
 言葉による説明を要しない、一見しただけで瞭然とする明解な解答であ
った。デスクには博士の愛用する使い込まれたティーカップが載ってい
る。そのティーカップの糸ぞこ周りにハエの物である毛だらけの脚が生え
出しているのだ。右側の三対は全てハエの脚である。だが左側の三対の
内、先頭にある一本だけは人間の腕であった。家の中にるハエは一匹だけ
だったのだ。博士が逃げ出したと思い込んでいた人頭バエただ一匹だった
のである。
 奴は研究室の片隅に息を殺して潜んでいて実験の寸前に、またもや装置
に忍び込むと云うヘマをしでかしたのだ。おかげでティーカップと合体し
てしまった人頭バエ。奇妙奇天烈なる存在となってしまったそのハエは新
しい陶器製の身体を持て余し気味に、六対の肢を不恰好にモゾモゾと動か
して人間から逃れるようにデスクの奥へ奥へとゆっくり移動していた。
 唐突に、カップバエは移動を中断し何を思ったのかその場で回転を始め
た。夫人の眼に死角となっていたカップの向こう側がゆっくり向き直って
来る。本来カップの摘み手が付いているべき部分が夫人の視線にさらされ
た。だがそこに摘み手は無かった。代わりに博士の頭が、夫人の愛した夫
の頭部がそこに植わっていたのだ。
 今、目の前にある夫の顔にはかつて見られた自信と威厳などはかけらも
無かった。上目遣いに夫人を見上げるその表情は情けないほどにオドオド
している。そして、使い慣れない口を無様に動かしては、か細い声を上げ
て救いを求めているのだ。
「助シケテ・・!助シケテ・・!」と。

 ただでさえ実年齢より遥かに若く見える夫人ではある。その夫人が今や
娘時代に戻った様な輝く眼と表情で博士を振り向きながら言った。
「アナタ、これは大発明ね!」
 まさに夫人に言葉の通り世紀の大発明だった。博士の作った物質転送装
置は、どんな生物も或いは鉱物質の物体さえも複数を合体させて、生命を
奪わずに二つの別の生命体を作り上げるのだ。
 夫人の若い精神が持つ旺盛な好奇心は、今やその興味を一点に収れんさ
せていた。
「ハエ男である夫と、目の前の摩訶不思議な人間カップバエを同時に転送
装置に掛ければ、一体どんな生物が出て来るのだろうか」と云う、興味津
々な一個の発想に、であった。
                   ―しまい―

2002年03月10日14時10分37秒投稿

                『現世利益』     ヘーパイ

 OLの私は、オフィスで退屈な伝票の処理をしているところを携帯電話
の着信音に呼ばれた。ディスプレイはA子の名を示していた。電話に出る
と彼女は前置き無しに用件を切り出した。昼休みに会えないだろうか、と
彼女は言う。私は会社近くのパスタレストランテを指定した。彼女と会っ
て驚いた。彼女は首を頸椎カラーで固定して現れたのだ。タクシーに乗っ
ていて追突されたのだそうだ。
「ちょっと前には友達の車で車上荒らしに遭ってハンドバッグを盗られた
の、立て続けだしこれって何かに祟られてるんじゃないかしら」
 ついては神社で御祓いをして貰おうと思うのだが、私に付き合ってくれ
ないかと言う。アホらしいとは思ったが、昼食をおごると言うので付き合
う事にした。
 次の日曜日に近所の神社で揃って厄払いの祈祷をして貰った。やはりア
ホらしかった。数ヶ月後に再びA子から電話があった。また追突事故に遭
って病院通いをしていると言う。よくよく運の悪いコだと思う。それで今
度は小さな神社では無く、何とか大社と云う様な大きな所で御祓いを受け
たいのだが、また私に付き合って欲しいとねだる。もういやだと思った
が、豪華な夕食を奢ると言うので食欲につられて付き合った。
 それから数ヶ月経ってまたA子から連絡が入った。もう事故では無かろ
うと思ったのだが甘かった。また乗っていたタクシーが衝突したと言う。
 性懲りもなく彼女は又御祓いを受けたいと言った。気の毒とは思うがさ
すがにもう付き合いたく無い。私は彼女にやんわりと言ってみた。
「あなた毎年初詣に行ってるよネ。そこで何をお願いしてるの」
「うん、家内安全とわたしの良縁」
 ああ、良縁ね。縁が巡って来るものなら、もうとっくに巡って来ていても
いい年齢なんじゃないの。私は腹の中で言っていた。
「それから、厄神際にも毎年行くって言って無かった?」
「ええ、毎年家族でお参りするの」
 彼女はしゃあしゃあとして言い放った。電話の向こうでふくよかなほっ
ぺたに微笑みを浮かべた彼女の顔が目に浮かぶ。
 もうそれだけで神様の祈祷なんて効果が無いって証明された様なものじ
ゃないの。そう言ってやりたかったが無邪気な彼女にそこまで言えない。
 高い食事代を払わせた負い目もあるので、嘘を言って逃げる事にした。
「ごめんネ、私これから暫く日曜は用事で塞がってるの」
 ウソ丸出しだが、彼女はあっさり引き下がった。おそらく他にも私の様
な食事に釣られる友人のあてがあるのだろうと思う。そして食欲旺盛で暇
を持て余したその友人はトコトン運の無いA子に連れられて、京都、奈良
、伊勢、熊野、もしかしたら出雲まで神社巡りを付き合わされるのかも知
れない。
 果たしてA子は何時になったら気付くのだろう、ひょっとしたらパルテ
ノン神殿あたりで開眼する事になるのだろうか、お寺参りや神社詣でに現
実的な御利益を期待するのは間違っていると云う事実に。
               ―しまい―

参考資料:非常階段シルク・・・さん

2002年03月10日00時18分35秒投稿

S.S☆「見返り美人」☆     あや太郎

「充実した夜だった。君みたいなイイ女は久しぶり・・・いや、正直言って初めてだ
よ。古女房の顔ばかり見てて最近欲望も湧かなくなってたんだけど、また青春を取り
戻したみたいだ。いやぁ、本当に感動した」
「浮気をしてはそんな事おっしゃってるんじゃないの?」
「いや、とんでもない。浮気をしたいと思うような相手なんか長年めぐり合っていな
い。それにウチの女房はとんだヤキモチ焼きだからな。怖くて浮気も出来なかったよ」
「あら、それじゃ・・・請求しても良さそうね」
「請求?何の請求だい?」
「一夜を共にして上げた代償よ。お安くして…百万円ほど貰っとこうかなぁ」
「ひゃ、百万円!何て女だ。金を要求するような奴だとは思わなかったぞ。それに、
いきなり百万円だなんて、法外な。そんな金を出すとでも思ってるのか?」
「出すほかないと思うわ。怖い奥様に知られたくないのなら」
「何?女房に知らせると言うのか?なんてタチの悪い・・・この性悪女め!」
「まぁ、とんだ侮辱だわ。私のほうから誘った訳じゃなくってよ。お互い合意の上で
楽しい一夜を過ごして、ほんのちょっぴりお小遣いを貰おうっていうだけじゃないの」
「その小遣いを巻き上げる手口が憎いじゃないか。人の弱みを突いて、女房へのタレ
込みだなどと…。最初から計算ずくだったんだろう、この商売女め」
「まぁ、侮辱にも程があるわ。慰謝料も込みで二百万いただきます」
「なに〜?まだ搾り取ろうって言うのか、この蓮っ葉娼婦!」
「三百万円に成りまーす」
「わ、わかった。もう降参だ。分割にしてくれたら何とか工面して支払う。だから女
房にだけは言わないでくれ」
「最初から素直に支払えば良かったのに。じゃあ、今回はこれでサヨウナラ。また御
用があれば呼んでくれて良いのよ、ウフン・・・」
「じゃあ早速ご用だ。見返り美人、逮捕する!」
「えっ、逮捕ですって?あんた一体…?」
「警察の者だ。滅法イイ女が男をたぶらかしてはカネを脅し取ってると聞いて待ち構
えてたんだが、なるほど、色っぽい女だねぇ。帰り際に振り向いた顔の、あの風情が
たまらない。但し今回ばかりは振り向かす゛一目散に逃げたほうが良かったかもな」
「んまぁ、憎たらしい。それにこんなやり方はオトリ捜査じゃないの。この国では禁
止されてるはずよ」
「ふむ。確かに捜査員自身は戒告処分になったり、減俸や降格になる恐れが強いな。
でも俺は気にしてないんだ。そもそもエリートじゃないしな、そろそろ商売替えしよ
うと思ってたくらいだ。この一件を解決して退職金をもらって警察からも足を洗う。
だいにの人生をのんびり送らせてもらうよ。一方、お前のほうは名前も経歴もぜんぶ
登録されて、これまでの被害者からも訴えられれば目も当てられん惨めな人生だ。
まぁどう考えても俺のほうが分がいいな。
「なんて抜け目ない奴。警察の恥さらし!」
「何といわれようが良いさ。お前との一夜の火遊びが何よりの見返りだ。もう思い残
すことは無いね」
「ヘンな人。そこまで私を気に入ったのなら、どうしてひどい目に遭わせようとする
の?逮捕なんかせずに私を愛人にでもすれば良いのに」
「そう言われると迷うなぁ。確かに手離すには惜しい良い女だ。しかし、やっぱりヤ
メとこう。旨い話にも『程』というものがある。これ以上の見返りは身を滅ぼしそう
だからな」
「やっぱり駄目か。騙せそうで騙せない人ね」
 女はしばらく戻れそうにない娑婆の風景を、見返り見返り、本署へと歩いていった。
――――――完――――――

2002年03月09日23時34分13秒投稿

    SFホラー『蝿男の恐怖』―其にょ弐―   ヘーパイ

 喧しい叫び声を上げ続ける妻の恐怖に引き攣った表情を、博士は暫く眺
めていた。絶対驚かないなんて事を軽々敷く口にした罰に、いきなり抱き
ついて頬ずりでもしてやろうか、などと考えてみる。だが、今ここで卒倒
でもされると事態はさらに面倒なことになる。ばかな考えは止して、妻と
の距離をさらに開けてから頭巾を被り直した。やがて夫人の叫び声は段々
小さくなり、ついに聞こえなくなる。それでも博士は夫人が完全に落ち着
きを取り戻すのをもう少し待った。もう大丈夫と思える頃に博士はデスク
の上のメモ用紙を指差した。自分の頭を持ったハエの捕獲を頼むと念を押
したのだ。早くも正気を取り戻した夫人は夫の意志を即座に汲み取り「分
かったワ、まかせて頂戴。アナタの頭を持ったハエは私がきっと、必ず、
絶対に捕まえてみせる」そう、キッパリ言い放った。己れのチカラ強い言
葉が自らの心を励ましたのか、まなじりを決した夫人はピンと背筋を伸ば
し、片方の踵に体重をかけるやクルリッとその場で180度ターンを決め
た。スカートの裾が鮮やかに翻り、夫人の形の良いツルリとしたふくらは
ぎが一瞬チラッとのぞく。博士に背を向けてドアをくぐり抜け廊下を走り
去る夫人の引き締まった腰が軽やかに弾んだ。今や女として油の乗り切っ
た年齢となったにも拘わらず、若々しさ溢れる妻の後ろ姿を見送りながら
博士は思った。「あいつめ、今度は絶対の上にきっと、と必ず、まで付け
おったわい」

 一通り家内中を探したがハエなど全く見当たらない。食べ物で釣ろうと
考えて生魚や生肉をテーブルに並べた。人間の頭を備えているのであるか
らと、普通のごはんとおかずも並べてみる。ここで夫人は気付いた、そも
そもハエは食べ物なら何にでもたかるのだ。
 夫人はキッチンで捕虫網を油断無く構えて暫く待ってみたが、やはりハ
エは現れない。どだい近頃ハエなどと云う物に夫人はとんとお目に掛かっ
た記憶がない。それどころかゴキブリでさえ最後に見たのがいつ頃だった
のか定かでない。ここでゴキブリを連想したのが良くなかった。夫の発明
した転送装置とやらに紛れ込んだのがゴキブリであったとしたら、夫人は
そんな思いを頭の中に呼び寄せる事になった。
 ゴキブリ男となった夫、これは既に目の当たりにしたハエ男と大差ない
であろう。だが夫の頭を生やした茶褐色のあの虫が部屋の隅や垂直の壁を
カサコソ、ちょこまかと走り回る様は想像しただけで鳥肌が立つ。見つけ
た瞬間に我を忘れてスリッパの強烈な一撃を見舞うかも知れない。
 もしムカデであったなら・・・、次々と襲い来るおぞましい想像のおか
げでハエと云う虫が随分可愛い物に思えてきた。結局、下らない思いを巡
らせただけで、肝心のハエは遂に現れ無かった。夫人の絶対はまたもや空
手形に終わった。

 昼を過ぎたので一旦、研究室の夫に報告に行った。
「ごめんなさいアナタ、ハエ見つから無いワ・・」
 言いながら夫人が不用意に開けた扉の隙間から黒い影が素早く這い出
し、夫人の足元をすり抜けると壁際を疾走して廊下の奥に消えた。何かし
ら、と思いながら室内の夫に目をやった。夫は部屋の中央にチャーリー浜
がやる“いずこへ?!”の格好で黒い物体の走り去った方向を見遣って固
まっていた。
「どうしたのアナタ、今のは何?」
 妻の質問に肩をすくめて見せた博士はメモ用紙にペンを走らせた。
・合成の後、分離の為、動物実験した
・ハムスターとネズミ合成
・今ハムネズミ逃げた
 夫人は考えた。頭がハエで身体が人間なのがハエ男。ならば、ハムネズ
ミはハムスターの頭を持ったネズミであろう。道理で素早かったハズ、と
夫人は納得する。では、逆の存在、ネズミハムスターは何処だろうと夫人
が視線を巡らせた。デスクに置かれたケージの中にそれは居た。鼻先をヒ
クつかせ、首は辺りをうかがう様に、常に上下左右を忙しく行き来してい
る黒い頭。口元にのぞく尖がった歯は薄汚くも凶暴そうな光を放ってい
る。夫人をうかがう様な上目遣いはいかにもずるそうだ。
 このいけ好かない顔立ちの頭部が正反対に愛らしい胴体に合体してい
る。キャメルブラウンと白のツート−ンに色分けされたその胴はフワフワ
の軟らかそうな毛に覆われ丸まっちい。丸っこい胴に良く似合う短い脚を
不器用に動かしてそいつはケージの中をもたもたと歩き回っていた。
 いかにも面妖なと、夫人が感心してケージを覗き込んでいると博士がメ
モ書きのペンを走らせた。
・ハムネズミを捕まえないと!
 夫人はすぐさま合点した。
「エエ、大切な研究材料ですものネ、逃がしはしないわ!」
 だが、夫人の目算はややズレていた。博士がまたペンを走らせる。
・いやっ、研究材料としてよりも、奴をこのまま放って置くと・・
「放って置くと、どうなの?」夫人の合いの手が入った。
・奴を放って置くと・・オーディオのケーブルをかじられる
 なるほど、博士は宝物であるオーディオ機器の接続に高価な同軸ケーブ
ルを使用していたのだ。
             ―つづく―

 今いち盛り上がりを欠いたままの第二話。だが、次回完結編こそ、サービス、サービスゥ!

2002年03月09日08時20分01秒投稿

S.S☆「ケータイの裔」☆     あや太郎

 二十世紀末から二十一世紀初頭に掛けて、「ケータイ」と呼び習わされるように
なった携帯電話はその後も機能の多様化に伴い、次々とその名称を変えていった。
 先ずパソコン機能を完全に具えたケータイが普及すると「携帯パソコン」から
「ケーパソ」という呼称が一般的となった。間もなく自由自在に画面サイズを拡大で
きる折り畳み式薄型テレビが組み込まれ、どこでも大画面でテレビ放送を見られるよ
うになると「携帯テレビ」から「ケーテレ」という呼び名が通常となった。
 その後もOA機器、家電、ゲーム機、各種カード、カーナビまで凡そ電子機器の機
能すべてを一台の「携帯」が内蔵するようになると「多機能ケータイ」「マルチ・
ケータイ」から、「マルケー」と呼ばれるに至った。
 やがて「マルケー」は○にKの字をはめ込んだ○のマークで表されるようになり、
国際競争力の強い日本製の機器が世界中の市場を独占するにつれ、○マークとその呼
称は、いつしか世界の共通語となって行った。
 そんな訳で、究極まで多機能化された元の携帯電話は、さすがにもうそれ以上の改
良は加えられず、ただマークが幾分「変形」して行った以外はすべてそのまま千年の
月日を経ることとなった。
「さて、この○に×印の○というマークと呼び名だが、これは果して一体何に由来し
ているのだろうか?」
 三十世紀の初頭、歴史学者たちは使い慣れた○一台を眼前に置き、様々な議論を繰
り広げていた。
「○の中に×で〔マルケー〕と呼んでいる訳だが、マルはともかく、ケーというのは
どこから来ているのだろう」
「一説によると、千年ほど前、最もこの種の製品を大量生産していたニッポンの西部
地区で、この○印を〔マル〕、中の×印を〔ペケ〕と呼んでいた……元々はマルペケ
だったのが訛って、マルケーになったとか」
「そもそも、その○と×はどういう意味なんですかね」
「○は正しい、×は誤りという意味で、ニッポンではテストの答案の採点などにその
印を付けたとのことですよ」
「それでは何故その正解と不正解の印がこの小型通信機器の名称になったんでしょう
な?」
「それが問題なんですよ。例えば、正しいという印の○の中に間違いの印の×を入れ
て外側は正しいが中身は間違っているとか…」
「外見が良くて中身が悪い?…ぞれでは意味が通じませんなぁ」
「不思議な高性能機器だから、中に悪魔か何かが入ってると考えたんじゃないですか
ね?」
「いくら千年前の人々でもそこまで野蛮じゃないでしょう」
「でも当時はまだちょっとした事で戦争を起こしたり、理不尽な差別や不平等を黙認
したり、怪しげな宗教やオカルトに凝り固まったりしてたらしいですよ」
「ふむ。確かにまだまだ迷信深い人々はいたようですが、それでも一応は電子革命の
時代ですからね。機械の中に悪魔が住んでるとは思ってなかったでしょう。まぁメカ
ニズムを理解せずに使っていた人はまだたくさん居たでしょうけど」
「そんな所から、こんな説があります。○と×の〔×〕のほうは元々アルファベット
のXではなかったかと。つまり容器を○で表し、その中にX……つまり謎の機械が仕
組まれてる。言わばブラックボックスと同じようなネーミングだったんじゃないだろ
うかとね」
「なるほど。○にXを、マルにペケと読み間違え、それがまた訛ってマルケーになり
定着してしまったという訳ですね。まぁ元が商品名だから、発端はそんな安易なもの
かも知れませんな」
「第一、今の機械の形を見ればそれも頷けますよ。丸い腕時計のような形で、ディス
プレイ画面は必要に応じ、いろんな形に拡大変化する。また直接我々の脳に映像を送
り込む球形タイプもあるし、やはり丸い形状にこだわって出来た名前かもしれません」
「当時の原型が分かれば解決のヒントになると思うんですが、なにせ21世紀末のコ
ンピュータ・ウイルス大流行で、それ以前の歴史資料は大半が失われましたからね」
「特にコンピュータ・チップスに保存されていた映像資料が全滅したのは痛かったで
すね。書類や写真による記録習慣が無くなった途端にやられましたからねぇ。それ以
前の時代のデータより手薄になってしまって、我々歴史学者も頭が痛いですよ……西
暦2000年前後についてはね」
「まあ、そのお蔭で中古代史という分野が出来て、我々研究家はメシを食える訳です
から、むしろ有り難い話かもしれませんがね。ではそろそろ次のテーマに移りましょ
うか。次はやはり当時のニッポンで使われていた言葉で〔コギャル〕というのがあっ
たようなんですが、このコギャルがマルケーを活用してエンジョコーサイを活発に行
なっていた…という新聞記事の断片が発見されました。さてこれはそもそもどういう
活動なのでしょうか?」
「恐らくコギャルというのはマルケーを使う達人で、言わばハッカーのようなもので
はないでしょうか。そして、そのハッカー行為をエンジョイしていた。当時のニッポ
ン語では外来語がこういう形に変化して用いられていたようで、その意味は正に電子
通信の先駆けを象徴しており、その後の先端文明を発達させる上で、非常に重要なテ
クノ・シフトとモメンタムを……」
                  (完)

2002年03月08日22時46分55秒投稿

追伸

   阪神がオープン戦で勝つたびに、公式戦での勝ち星が減っていくような気がす
るのは、わたしだけでしょうか?

                       淀川のへりくつ屋

2002年03月08日17時59分53秒投稿

下駄屋の喜六さんへ

  昔加賀まりこがいってました。「高級ブランドってのは、自の稼いだ金ででそれ
を買える女にしか似合わないようになってんのよ」

  娘さんにそういってみたらどうですか?

     ・・・勇気があれば・・・・。

                        淀川のへりくつ屋

2002年03月08日17時58分14秒投稿

S.S☆「ハッカー大作戦」☆     あや太郎

「只今入りましたニュースをお伝えします。コンピュータ・ネットワークにおける外
務省のホームページが、ハッカーにより書き換えられました。対アジア政策における
非難のメッセージが書き込まれており、その内容は…………というものでした。また
建設省のホームページもまた別種らしきハッカーに侵入され、××県の治水工事に関
し、反対声明文を書き込まれました。その全文は次のとおりです……」
 そんなニュースを見ながら茶飲み話が始まった。
「驚いたなぁ」
「本当ですね。ハッカーはどこへでも進入してくるんだ。驚きましたよ」
「いや、俺は他の事で驚いてるんだよ」
「何に驚いたんですか、課長?」
「勝手に書き込まれたメッセージ文をご丁寧に全部紹介してたじゃないか。ハッ
カーってそんなに注目されてるのかねぇ?」
「初めての事件だからじゃないですか。でもこれからは余り起きないでしょう。役所
のほうもハッカーが入って来れないようなプロテクトを掛けると言ってましたしね」
「なるほどな」
「いや、そんな事では片づかないですよ。何か防御策を取れば、またそれを破る奴が
出てくる。また新しいプロテクトを掛ければ、またまたそれをかいくぐるハッカーが
出てくる。そんな技比べに情熱を燃やすのがハッカーの性分なんですよ、課長」
「ほぉ、そうなのか。するとこの種の事件も、こういう報道も後を絶たないって訳だ
な」「少なくとも当分は、そんなイタチごっこが話題になると思いますよ」
「ふーむ。キミはなかなかパソコンに詳しそうだが、ハッカーはやった事があるのか
ね?」
「いえ、とんでもない。そんなヤバイ事やったらクビになっちゃいますよ」
「ふむ、それもそうだ。しかしそういう仲間はいるんじゃないのか?優秀なハッカー
とかさ。もし知り合いがいたら紹介してくれないかね?」
「居ない事はないですが、そんな奴と何をしようって言うんですか、課長?」
「閃いたんだよ。ああいうホームページを使って我が社の商品を売れないものかと
ね」
 間もなく、大蔵省のホームページがハッカーにより書き換えられた。
「またホームページが書き換えられました。内容は次の通りです。……○○社のチョ
コレートには一等一億円もの懸賞金が付いているらしい。こんな法外な賞金は国民の
射幸心を煽り宜しくない。直ちに発売禁止にすべきである……」
 かくして○○製菓の大量に売れ残っていたチョコレートは飛ぶように売れた。
「先日の大蔵省ホームページ書換えで、賞金付きチョコのデマを流された○○製菓で
は、問い合わせの電話が殺到し大わらわだそうです。関係者のインタビューをどう
ぞ…」
「いやぁ、電話がパンクしましてね。あんなデマを流されて大迷惑ですよ、いやは
や…」「迷惑と言いながらも、在庫一掃で思わず顔がほころぶ課長さんでした。お
や、次のニュースもまたホームページの書換えです。厚生省のHPにハッカーが進入
し、次のようなメッセージを残して行きました。……○○製菓のクッキーはダイエッ
ト効果が抜群だが、美容や減量にばかり執着する風潮は嘆かわしい。この手の商品は
販売規制をすべし云々…」 すると当然のように○○製菓のクッキーは馬鹿売れし
た。
「再びデマを流され、その対応にてんてこ舞いの○○製菓でお話をお聞きします」
「いやぁ、参っちゃったなぁ。一時帰休の社員まで呼び戻して増産に大わらわです。
電話の応対も爺さん婆さんまで引っ張りだして、ナハハハ。いやもう大迷惑で、ナハ
ハハハ」「思わず笑みがこぼれる○○製菓さんです。あ、ここでまた文部省のHPが
書き換えられたという情報が入って来ました。……○○製菓のプリンはDHAが含ま
れており子供の頭脳の発達に顕著な効果があるが、そんなにまでして頭の良い子を増
やしてどうなるのだ。優性思想にも程がある!……という内容なんですが…」
 翌日から、プリンも売れに売れた。
「その○○製菓の営業部から中継です。それにしても次々とデマを流され、また問い
合わせ攻めですねぇ、担当の方?」
「いや、全く困ったもんですよ。生産が……いや、応対が追いつかなくて、ナハナ
ハ…」「でもそのカゲで、売上が伸びて伸びて笑いが止まらないのでは?」
「そ、そんな事はないですよ。多大な迷惑を被って、もうイヤハヤ大混乱でして、何
というのか、とにかく災難でして、エヘエヘ…苦笑いですわ」
「おーっと、ここでまたホームページ書換えのニュースが飛び込んできました。各放
送局のHPに、またまた○○製菓に対するメッセージが書き込まれました。……○○
製菓、儲け過ぎや。製品ぜんぶに毒入れたる。かいじん2001面相より。……これ
は物騒だ。皆さんも気をつけて下さい。……あっ、中継先で何かあったようです。現
場からどうぞ…」「ハイ。いつもの課長さんが、どうしてもコメントしたいと言って
聞きません……あっ、マイクを奪わないで下さい……」
「全国の皆さん。毒を入れるだなんて嘘です。あのメッセージは全くのデタラメです
から、決して信じないように。もうあのハッカーとは手を切ったんです。だから我々
とは何の関係もありません。いや、待てよ……手切れ金が少ないとゴネてたなぁ……
ははーん、それで嫌がらせをしやがったのか。……皆さん、これは単なる嫌がらせで
す。あいつらには毒を入れる度胸や実行力なんか有りません。それがハッカーなんで
す。所詮は口先と手先ばっかりで何の行動力もない頭でっかちの奴らなんです。だか
ら僅かの小遣いで、こんなセコイ悪戯を引き受けるんです。皆さん、繰り返します。
わが社の製品に毒なんか入れさせはしません。だから安心してお召し上がり下さい。
そんな根性のある奴らじゃないんです。単なるパソコン・オタクです。そんな薄っぺ
らい奴らに振り回されないで下さい。我々の製品と誠意にをご信頼を。クソ〜…実業
が虚業に負けたりするもんか〜!……」
                  (完)

2002年03月07日21時44分11秒投稿

今日は、亀虫ぷっぷです。

3月4日 太融寺 「吉朝学習塾」

出し物

●「東の旅・発端」 桂 佐ん吉
●「軽業」     桂 吉坊
●「河豚鍋」    桂 しん吉
●「阿弥陀池」   桂 米吉
●「ねずみ」    桂 吉弥
●「化物づかい」  桂 吉朝

吉朝さんはうまい。
なにを今更というとこですけどね。
これだけ身近な距離で聴いたら余計感じますな。
自分の一門会なんでプレッシャーが小さいということもあったでしょぉな。
言わば、ノーマークの馬に乗った武豊かツーアウトランナー無しの中村紀ですか。
気楽に闊達にええリズムの流れで楽しんだはった感じですな。
程よい大きさで畳の座敷…器も雰囲気も上々。

吉弥さんの「ねずみ」は2回目。
前回より進化してました。
じっくり語り込む部分をこなせるのは大きな武器ですな。
声にもぉちょっと強さがあったらとは思いますがね。
なんにしてもこの噺はもっと良ぉなりますな。

「阿弥陀池」はおろしてからまだ日ぃが浅いのかも知れませんな。
噺が落ち着いて無いよぉな感じ。
それにしても、米吉さん。
西の辻の米屋の親っさんと盗人が入れ代わったらあきませんわなぁ。

今回は神経が行き届いていてきっちりしたお仕事のしん吉さん。
美味しそぉな「河豚鍋」でした。
けど、枕の取り留めの無さは相変わらず。
ひょっとしたらこれがこの人の持ち味かも…。

小柄童顔笑顔が可愛い吉坊さん。
細かいギャグも無理無く噛み合ぉてしっかり語りました。
この人なかなかやりまっせ。

一番若いお弟子さん、佐ん吉さんは初高座。
たたきの手付きが危うくも初々しぃ。
まずは大過無く務めはっておめでとさん。

今回あさ吉さんはお休みで、下座で笛吹いたはりましたな。
で、吉朝さんが高座に呼び上げて尋問しました。
「なにか?俺が出んとやれるもんやったらやってみぃっちゅう事か?」
「いえ、決してそんな事は…。」
メンバーが増えて時間的にしんどいんで遠慮したという長兄らしい理由。
弟思いですな。
ただ、楽屋ではひとり気楽に振る舞ぉて皆の反感買ぉたはったそぉです。
吉朝さんもぶつぶつ。
ついでに、2日の米吉さんの会が200人集めたと聞いてこれまたぶつぶつ。
んで、負け惜しみに一言。
「今日のこれ位がちょぉどええ入りですな。」
とは言うものの座敷は大入り満員でした。
吉朝一門上り坂。

2002年03月07日18時34分43秒投稿

下駄屋の喜六

二十歳の娘、この冬に信州までスノ−ボ−ドに行き、ボクのために「白馬山麓」とい
う銘柄のワインをお土産に買ってきてくれました。なかなかおいしいワインでありま
した。(何とかという長野ワインと同じ味であったけど)
 バレンタインデ−の日には売れ残り200円のチョコレ−トを買ってきてくれまし
た。200円とは思えない高貴でふくよかな香り、感謝をすれども何の文句がありま
しょうや。
 しかし、バレンタインプレゼントを受け取る時に一言ありました。「ホワイトデ−
のお返しはグッチのバッグにしてや」。エビでタイにもほ−どがある。この娘もかつ
ては「天使」であったのに・・・

 来たるホワイトデ−、ボクはどうすれば良いのでしょうか。

2002年03月07日00時06分07秒投稿

S.S☆「変態性抗議」☆     あや太郎

「ただいま入ったニュースです。女装して女性用更衣室やトイレに出入りし、盗撮カ
メラを仕掛けていた男が逮捕されました。捕まった切っかけというのが情けなくて、
何と女装しても女に見えなかったのでバレた…というものでした」
「犯人は身長一メートル八十近く、肩幅もがっちり……誰が見ても男という外見だっ
たそうです。これでは少々女装してもすぐに見破られてしまいますよねぇ」
「またアメリカでも似たような女装強盗が捕まりました。犯行時と逃走時は女装で通
したんですが、なにせ身長が二メートル近い大男で、すぐにバレてしまったそうで
す。どうしてこんな見え見えの扮装をしたんですかねぇ?センスが悪いとしか言いよ
うがありません。それとも、元々女装する趣味でもあったんでしょうか」
「本当ですわ。元々変態だったんじゃないですか?どうも変態趣味の人は感性が少し
ズレてて、常識的な判断力が欠けているような気がしますわね」
「おっと……これは際どい発言になりました。変態趣味の人がテレビをご覧になって
たら、抗議されるかも知れませんよ」
「でも今の話題は、変態の犯罪者に関してですからね。いったい誰が抗議してくるん
ですか?」
「そう言えばそうか。犯罪を犯した変態人間から抗議は来ないでしょうな。いや、安
心しました、ハハハハハ」
 間もなくテレビ局に一本の電話がかかった。
「ハイ、どなたでしょうか?」
「さっき話題になってた変態的犯罪者の一人だけどね……あの発言は変態差別だ。
我々変態を馬鹿にするのはやめろ!」
「お言葉を返すようですけどね、変態の犯罪者にそんな反論をする権利は有るんですか?」
「それじゃ我々変態の犯罪者には人権は無いのか?変態というだけで人間とは認めら
れなくなるのか!」
「い、いや、そういう訳じゃありませんけどね。ただ犯罪を犯したという事は間違っ
た事をしたという訳ですから、それを改めて貰わないと困ります。だから変態行為も
改めてもらわなきゃイケないというのが当方の立場でして…」
「それが差別だと言うんだよ。変態と犯罪とは直接結びつかないはずだ。例えば純粋
に金銭目的の強盗や殺人を働いた場合、変態趣味だから刑罰が重いとなると、それは
ひどい差別になってしまう」
「まぁ、それはそうでしょうが……ともあれ、罪は償ってもらわないとね」
「過去に犯した罪まで責めつづけるのは如何なものか!」
「あっ、過去の事だったんですか。それは失礼しました」
「また、さっきの盗撮して捕まった男だって、助平な行為と女装趣味とは直接関係な
いかも知れないじゃないか。ましてや、盗撮したテープを売って生計を建ててたとす
れば、これは純然たる営利目的だから、女装だ変態だというのは別問題になるはずだ」
「ふむ……言われてみれば一理有りますなぁ」
「だから、ああいう犯罪者を一概に変態犯罪者と呼ぶのは世間に誤解を与えるからヤ
メて欲しいし、ましてや女装を変態と決めつけるのは言語道断だ。社会差別を助長す
るにも程がある。是非とも報道姿勢を改めて頂きたく抗議した次第だ」
「なるほど。聞けば聞くほど理に適ってる。いやぁ、真に筋の通ったご意見です。と
ころで参考までにお聞きしたいんですが、あなたの関係された事件というのはどんな
性質のものだったんですか?」
「実は金銭のもつれで……三人ほど刺し殺しちゃってね」
「ゲッ…。それはずいぶんな事じゃないですか」
「いや、そこだけ聞かれると血も涙もない殺し屋のようだが、決してそんな事はない
んだ。私の本当の趣味はSMのSでね。じわじわ責め殺すのが好きなんだ。だから決
してブスリとやるのは本意じゃない。そこんとこを誤解されると変態犯罪におとしめ
られてしまう。それでは片腹痛いんだ」
「な。なるほど……。それにしても貴重な体験をお持ちのようですね。それなら是非
とも一度我が局のニュースショーに出演してコメンテイターを務めて頂けませんか?」
「それは構わないが、いつ頃が良いかね?」
「近い内にでも」
「うーん……近い内にと言うのは辛いなぁ。今はまだその時期じゃない」
「やはり世間の目が気になりますか?」
「いや、警察の目が気になってね」
「と言いますと?」
「時効が成立するまで、あと一年ほど有るんでねぇ。実は今、逃亡中なんだよ」
「いいかげんにしろ〜!」
                  (完)

2002年03月06日21時39分07秒投稿

  古来より人間は様々な動物を合体合成させて、不思議な想像上の動
 物を思い描き作り上げて来ました。中国では麒麟、玄武など。日本に
 もぬえ、牛頭が在ります。エジプト、ペルシャのスフィンクス。ギリ
 シャに至っては、ケンタウロス、セイレヌス、グリフィン、ペガサス、
 メドューサ、キマイラ、ミノタウロス・・etc数え上げればキリが
 有りません。皆それぞれに不気味で恐ろしい存在ではあります。
  しかしながらそんな彼らも何処かしらにロマンティックで魅力的な
 部分を持っていたりもします。ロマンティックの代表と云えば北欧の
 人魚に思いが及ぶでしょうか。
  さて、本日登場する主人公は、先に挙げた例のどの類型にも当たり
 ません。ロマンティックなどとは、およそ縁の無い無機質な科学のチ
 カラが産み出した醜悪極まりない怪物その物が主人公なのです。しか
 しこれは愛の物語なのです。怪物となってしまった夫に尽くす妻の献
 身的な愛を描いた物語を、どうぞ御覧下さい。

    SFホラー『蝿男の恐怖』―其にょ壱―   ヘーパイ

 夫人が目覚めた時、寝床に夫の姿は無かった。夫は世間から天才と呼ば
れている科学者である。その夫が数日前、興奮を抑え切れぬ様子で夫人に
語ったのである。「大発明が完成しそうだ!」と。以来、夫は食事とトイ
レと時折のシャワーにしか研究室から出てこない。
睡眠は摂っているのだろうかと心配になる。せめて食事くらいは規則正し
く摂らせるのが妻の務めだと夫人は考えた。
「アナタ、朝食よ!」声を掛けながら研究室のドアをノックをしたが返答
は無かった。彼に施錠の癖が無い事を彼女は知っていた。だが、実験中で
は、とドアを開けるのが憚られる。彼女がもう一度ノックの態勢に入り掛
けた時、ドアの下にある僅かな隙間からB5程度の大きさの白い紙が無言
で差し出されて来た。紙の表面には箇条書きの荒っぽい文字があった。

・実験中事故発生
・家の窓、扉開けるな
・頭の白い蝿探せ
・入って良いが、私を見て驚くな

 常に空調を利かしているので今朝はまだ窓も扉も開けていない。
引っ掛かるのはその後の記述だ。頭の白い蝿?彼を見て驚くな?話しが見
えない。得体の知れない不安が夫人を襲った。恐る恐るにそっと扉を押し
開けた。夫と思われる人物が部屋の中央でこちらを向いて立っていた。夫
と思われる、とは変な表現だがそれしか言い様がないのだ。実験用の白い
上っ張りを羽織ったその男の背格好は間違いなく夫だと言い切れる。
だが左手を隠す様に上っ張りの内懐に突っ込んだ不自然な姿勢。さらにも
っと不信な事には、頭のてっぺんから胸元に掛けてを大きな白い頭巾でス
ッポリと覆い隠しているのだ。まるでエレファントマンのジョン・メリッ
クではないか。そう考えた一瞬後にジョン・メリックの怪異な容貌を思い
出し、バカな考えだ、と頭の中からジョン・メリックを追い出した。
覆面姿の科学者は妻を納得させる説明をしようとデスクの上のメモ用紙に
何事かを書き殴りし始めた。この時になって夫人はやっと確信に辿り着い
た。夫は口が利けぬ状態なのだと。この結論によって、夫の見えぬ容貌が
ますます気になり始める。覆面男は乱暴に書き上げたメモを夫人の眼前に
突き出した。

・転送装置発明した
・完成試験に自身を使った
・実行の際ハエ混入
・ニ体は身体、分け合った
・人頭蝿捕獲乞う
・分離再生可能性有り
・光陰如矢
・光陰一寸不可軽

 最後の方の怪しい漢文は急げと云う事だろう。なるほど不可思議な発明
で博士はハエと頭を取り替えたらしいと解った。夫人は逃げたハエを連れ
戻せばよいのだ。ここで夫人の双眸が好奇心にキラリッと光った。
「ところで、アナタの顔は一体どんな風になってしまったの?その頭巾を
取って私に見せて下さらない。ゼッタイ、絶対に驚かない。恐がりもしな
いって約束する。ヤ・ク・ソ・クッ!するから、お願い、見せて!」

 賢明な諸兄は知っておいでだと私は思う。女性が口にする“絶対の約束”
を信じてはいけない。子供の頃ならば母親の、そして長じては恋人、ある
いは妻の約束を信じて隠していた事実を告白したとき、貴方はこっぴどい
仕打ちを経験したはずだ。私もそう云う人物を沢山知っている。

 博士は紛れも無い天才だった。だが並外れた世間知らずでもあったの
だ。夫人の言う絶対の約束を不用意に信じてしまった博士は、まず隠して
おいた左手を懐から出し夫人の視線にさらした。それは人の手とは全く違
った代物だった。真っ黒い棒状の物体で全体を硬そうな剛毛が隈なく覆っ
ている。先端がフックの様な形状になったそれは、紛う方無きハエの肢で
あった。この肢を見てしまった時点で夫人の表情が恐怖に強張ったのが見
て取れる。夫人は大きく開いた口に自分のこぶしをあてがって、つい叫び
声を上げそうになる己れに懸命のブレーキを掛けていた。夫人の表情の変
化に頓着しない博士は止せば良いものをさらに先へと行動を進めた。人間
の物である形態をとどめた右の手を使って一気に頭巾を取り去ったのだ。

 頭巾の下から現れたのは、夫人の逞しい想像力を持ってしても遥かに及
ばぬ醜怪極まるオブジェであった。人間の頭と変わらぬサイズのハエの頭
部がそこにあるのだ。左右の側頭部から額に掛けての辺りを、昆虫特有の
大きな複眼が占領している。一見するとつるりとして見える眼の表面には
実は視力の機能を司る極微細な繊毛がびっしりと植わっている。だがその
繊毛の存在を感じさせ無いドーム状の眼の表面は硬質に見え、部屋の照明
を反射して鮮やかな光を放っていた。眼以外の部分の頬、額から頭頂、後
頭部と全てはトゲトゲとした痛そうな剛毛で隙間なくミッシリと覆い尽く
されている。この剛毛まみれの頭を博士はせわしなくプルプルと引き攣っ
た様に振るわせる。そして何よりも見苦しいのは、顎からだらんと垂れ下
がったハエ独特の形態を見せる食物摂取器官、即ち口の存在であった。

 大雑把に輪郭を表現すればご飯をすくうしゃもじに似ていると云えるだ
ろうか。だが遥かに肉厚で中央を縦に深い溝が走っている。軟らかそうな
その器官はやはり繊毛で覆われていた。全体を覆っているのは短い毛だ
が、外側の縁の辺りにはやや太くて長めの毛が疎らに生え出しているのが
見て取れる。毛の全ては唾液のような物で濡れていた。この口の機能を果
たす機関は、おそらく持ち主である博士の意思を無視しているのだろう。
常に中央部から周辺部に向かって筋肉を波打たせるようにグニグニ、ウネ
ウネと身を捩じらせて動かしていた。そして動く度に中央の深い縦溝から
ベトついた粘液を分泌させ、さらにその液体が全体に満遍なく行き渡り器
官全体をギトギトと光らせているのだ。この不気味極まりない生物を2メ
ーターと離れない位置でまともに目撃した夫人は、つい先ほど口にした
“絶対の約束”をアッサリと反故にした。
「きゃあああ―――――――!」
絶叫を上げる夫人の心は今や驚きと恐怖で占領されている。この感情の波
動が夫人の絶叫の更なる活動元となった。
「ぎゃあああ――!きゃあああ―――――!!」

 ハエに鼓膜が存在するか否かを博士は知らない。だが、神経に直接響く
妻の叫びを感じながら、博士は物言えぬ口をいざいざと動かして腹の中で
喚いた。
「驚かないって約束したのに・・嘘つきめ!」
これだから女は信用出来ない。博士は今更ながらに実感するのだった。

―つづく―

ロードオブザリング並に三部構成です。次回はサ−ビス、サービスゥ!

2002年03月06日14時14分16秒投稿

S.S☆「スキャン−III」☆     あや太郎

「何だろう、この部品は?付属品のスキャナーはこっちにあるし……こんな部品、パ
ソコンに付いてたかなぁ?博士、これは何の部品です?」
「キミ、それは下手に触るな。開発したばかりの新型のスキャナーだが、まだ未完成
なんだ。迂闊に使うと不愉快になりかねない」
「不愉快に?妙な機械ですねぇ。どんな機能があるっていうんです?」
「本来は直接〔モノ〕に触れて立体的にスキャンし、コンピュータ画面に三次元映像
を映し出すための物なんだが、たまたまそれで人間をスキャンしたら思わぬ機能を発
揮したんだよ」
「思わぬ機能って何ですか?」
「その人間の……本性を描きだすようになってしまったんだ」
「何と、それは凄い!そりゃ大発明じゃないですか。大儲けできますよ」
「それがまだ未完成なもんで、欠点があってな。人間性の麗しい部分と醜い部分と、
両方読み取ってしまうんだよ」
「そりゃますます凄い。まるで写楽の浮世絵みたいですね。人間の醜いところを描い
てしまったという……」
「いや、正にそうなんだ。しかも心の中を描くだけなら、まだ抽象的なものなんだ
が、使い方を誤るとな……」
「使い方を間違うと?一体どうなると言うんです?」
 聞きながら助手が何気なくスキャナーに手を触れると……
−−チーン。この人の値打ちは二束三文です……−−
                  (完)

2002年03月05日22時22分29秒投稿

やぶにらみ明解国語辞典---6    細川玉代

ゆ《有権者》
  本当はいちばん力を持っている選挙権のある人。「次は落選」

よ《横車》
  無理やり強引に押し通そうとすること。
  諺「宗男が吼えれば業者が干上がる」

ら《烙印》
  消すことの出来ない不名誉。バギューン!うっ、やられた。

り《リストラ》
  再構築のこと。自分で自分自身をリストラしたKR氏。

る《流刑》
  島流しの刑。今なら自分で選べる千島列島どこにする?

れ《錬金術》
  棚から牡丹餅、濡れ手に粟、楽して儲ける「黄色の財布」。

ろ《ロボット》
  人に操られて働く機械人間。外務省役人のこと。

わ《賄賂》
  北海道おすすめワイロ定食
    袖の舌ヒラメの刺身・イカのぽっぽナイナイ飯
    鮭とイクラの癒着汁・カニの利権ハサミ揚げ・
    数の子とウニの山吹色まぶし
    郷土の地酒「ムネオロシ」辛口。

ん《完》おしまい。

2002年03月05日14時04分38秒投稿

S.S☆「スキャン−II」☆     あや太郎

「博士……これは何の部品ですか?」
「それはパソコンのスキャナーだ。人間の顔や性格をスキャンする為の道具でな」
「えっもそんな事までできるんですか。こりゃ面白そうだ。ちょっと試させて下さ
い」
「いや、まだ未完成でな。ちょっと音声出力に問題がある。要するに、言葉がキツイ
んだ」
「どんな風にです」
「ストレート過ぎてな。人によってはムカつく恐れがある。だからまだ触らんほうが
良いだろう」
「テストしてみたいなぁ……」
 トルルルル……
「おっ、電話だ?ちょっと行って来る……」
 博士が席を立っている間に、客は何気なくスキャナーを手に取った。
「へぇ、どんな感想を聞かせてくれるっていうんだろうな……?」
 興味津々でスキャナーを何気なく顔に当ててみると……
「オオヨソ持テナイ顔。注意、注意。コノママデハ一生彼女はデキナイ」
「ちぇっ、本当に失礼な機械だ。もう少し言葉づかいを直さないとな」
「嘘ハ言ッテナイ」
「だから失礼なんだよ」
「本当ナンダカラ仕方ナイ」
「もう良いったら」
「不機嫌ニナルト、マスマス好カレナイ顔ニナル。要注意、要注意」
「うるさったら…!」
「ブオトコ」
「ムカッ……!」
 助手がいよいよ口を尖らすと……
「コレガ本当ノ…スキャン・タコ」
                  (完)

2002年03月04日21時42分29秒投稿

やぶにらみ明解国語辞典ー5    細川玉代
 
ひ《秘密結社》
  目的・活動を秘密にしている非合法の某リスナー残党組織。

ふ《ふるさと》
  足寄に帰ろうかな、松山千春と僕はハゲ友達。

へ《変》
  真紀子の変。応仁の乱下克上の始まりか。

ほ《北方四島》
  ノック元府知事に言わせてみたい。
  クナシリ・エトロフ・ハボマイ・シコタン

ま《漫画トリオ》
  一世を風靡した社会派漫才師。緊急特別番組「あの人たちは今」

み《密談》
  ないしょ。ひ・み・つ・「ふっふっふ、お前も悪じゃのう、」

む《ムネオる》
  宗男の宗男による宗男の為の外務省。

め《名作》
  歴史巷談「卑弥呼とカッパと内蔵助」絶賛発売中・よいしょ。

も《猛虎復活》
  汚名返上、名誉挽回、新生星野タイガース。たのむで。

や《闇》
  永田町に跳梁跋扈する魑魅魍魎の一寸先。

2002年03月04日13時59分44秒投稿

S.S☆「スキャン−I」☆     あや太郎

 OLと課長の会話。
「まぁ、この最新式のパソコン、凄いですわよ、課長」
「ほぉねどんな機能があるというんだね?」
「スキャナーで調べた結果を音声で表現するんですって」
「ふーん。つまり姿カタチを言葉にするという訳だな」
「そうなんです。ちょっと課長の頭のバーコードをスキャンしてみましょうよ」
「キミ、何をするんだ……ヤメたまえ……」
 するとパソコンが−−
「いすハゲ状態。髪の寿命あと数年。もうすぐ丸パゲ、つるっぱげ」
「まぁ、おもしろい。ハゲる時期まで予想するんですね」
「失敬な。それじゃ君の顔もスキャンしてみよう」
「キャッ、やめて…」
 すると化粧が取れて
「化粧の厚さ三ミリ。化けの皮、はげた。化けの皮はげた……」
                  (完)

2002年03月03日21時34分59秒投稿

               『人間魚雷』   ヘーパイ     

 いやな夢を見ていた。
自分は暗闇の中に居た。ほとんど肩幅しか無いような狭い筒状の空間の中だった。
そこが特殊潜航艇回天の内部である、と云う事を夢の中の自分は知っていた。
 〈回天〉は無慈悲な日本軍が開発した人間魚雷である。93式魚雷を改造し,
1.55tの爆薬と潜望鏡,操縦装置をつけたもので,乗り込んだ兵士は狙いを付けた
敵艦に向けてただひたすらに邁進するのだ。
 夢の中の自分が目指しているのは、“死”の世界だった。

 傍らにある伝声機に今生の別れとなる言葉を声にして吹き込んだ。
「行きます!」
 
 勢いよくプロペラスクリューが海水を掻いた。母艦であるイ号潜水艦の背から
〈回天〉は離艦した。母艦と回天とを結ぶへその緒に似た電話線。
それの切れる“ガリガリッ”と云う雑音が頭の中に響いた様に思えた。
 自分の肩を頼りなげに抑え付けていた加速の際に発生するGが徐々にチカラを
増して行くのを感じる。
 腹這いの無理な姿勢から窮屈に頭を持ち上げた。天井から降りて来ている潜望
鏡の接眼レンズにそっと片目を当てて見る。一瞬、潜望鏡は海面上に敵艦の姿を
クッキリと捉えた。だがその直後に潜望鏡の対物レンズは海中に飲み込まれ自分
の眼にはもやもやとした水中の景色しか映らなくなった。
 おやっ、と思ったと同時に回天はブルンと大きく身をゆする。今まで自分の身体に
伝わってきていたペラの回転を知らせる振動がピタリと止んだ。
 故障だ・・・。身の凍る様な絶望感。さらに追い撃ちを掛けて自分を襲うGの
ベクトルが前進から下降に変わる。このまま果てしの無い深海まで沈んで行って、
恐ろしい程の水圧に押し潰されて自分は死ぬのだ。
 不安と恐怖の暗黒が艇内を更なる闇の底へと落とし込んだ。

 ゴツンと、唐突な衝撃が回天の下降を止めた。どうやら水深はさしたる物では
無かったらしく、回天は海底に到達したのだ。
 自分は暫くうつ伏せのまま虚脱していた。しかし萎える心を励まして身体を捻ると
仰向けに姿勢を変えた。引きつった様に不器用な動きをする指先で胸ポケットから
ガラスの小ビンを取り出し、顔の前に持って来る。出発の寸前に艦長から「緊急の
際に使用すべし」と、手渡された青酸カリだった。
 この薬がどの様な作用をするのか自分は知らない。おそらく劇的な効果を挙げて
自分を死の世界へ誘ってくれるのであろう。ビンの蓋を取り去ると心に迷いを呼び
そうな雑念は全て振り払い一気に薬をあおった。カラカラに乾いた喉は異物を容易
に通過させない。搾り出すように湧き立たせた唾をゴクリゴクリとせわしなく飲ん
だ。
 喉に固形物の残留感がある。薬はいまだ胃の腑に落ちぬのか。そう訝んだ時、
見えないチカラがいきなり心臓を鷲づかみした。大きく口を開いたが呼吸が出来
ない。想像を絶する苦痛だった。死の世界に到るためのイニシエーションがこれ
ほど強烈な苦行とは思いもよらなかった。あまりの苦痛が言い知れぬ恐怖を呼び
起こし、その恐怖がそれまで“お国のため、陛下のため”と押さえつけていた自我を
目覚めさせた。
 覚醒した自我は薬物によって機能を奪われたはずの声帯を震わせ、自分に
大音声を上げさせていた。
「いやだ、こんな所で死にたくない!オレはもっと生きたいのだ!戦争なんか
クソ喰らえだぁぁぁー!」
 我知らず引きつり痙攣する全身を不思議なチカラが無茶苦茶に暴れさせた。
跳ね回る手足がそこかしこの壁を打ち、大音響を轟かせる。
 次の瞬間、強烈な光が束となって自分の足元に差し込んだ。

「お客さん、どうしました!?しっかりしてください!」
 パーマ頭に蝶ネクタイを締めた男が二人現れて自分の身体をゆすっていた。
そうか、飲み会で酒を過ごしたオレは終電を逃してカプセルホテルに泊まったのだ。
 正常な自分の神経はすぐに事態を悟った。だが恐怖の深淵を覗いて覚醒したもう
一人の自分の意識は一旦つかみ取った、おのれの中枢神経を容易に手放さない
でいる。痙攣する様に飛び跳ねるオレの身体は動きを止めない。
「お客さん、しっかりしてください!」丁寧なセリフを乱暴に吐いた二人のフロア係
は叫び、暴れ続ける自分を強いチカラでカプセルから光の下に引っ張り出した。
 毛足の短い絨毯の床に転がされた自分は玄関カウンターの方から駆け寄って来
る数人の人影を見ていた。先頭の人物は白い戦闘用の軍服を身に付け、頭には
やはり白い戦闘帽を載せている。将校の階級章をつけたその人物は見間違うはず
も無いイ号の艦長であった。その後ろからはヒゲ面の甲板長。さらに後ろからは
坊主頭に薄汚れた作業服の水兵達が続いていた。

 オレの身体は勢いよく跳ね起きると、蝶ネクタイの男を突き飛ばして艦長目掛け
て駆け寄って行った。
「艦長!やめます。死ぬのはイヤです。おかに上げてください。自分は故郷に帰り
たいのであります!」
 錯乱して聞き取れぬほど取り乱した喚き声を上げて、自分の身体は艦長の胸ぐら
にむしゃぶりついて行こうとした。だが自分の身体と艦長の身体が重なり合った
途端に艦長も甲板長も水兵達も全て幻のように姿を消した。彼らがそこに存在する
訳は無かった。そもそも彼らの乗っていたイ号潜水艦は彼の回天を送り出した直後
に敵の爆雷攻撃を受け、撃沈して全員が戦死していたのである。

 跳ぶ様にして虚空に抱き付いたオレの身体は、勢い余ってトンボを切った。
 脳天から床に激突したオレの意識は再び深い闇の底へと落ちて行く。
 深い深い、誰も手の届かぬ深海の底を目指して何処までも何処までもブクブクと
沈んで行くのであった。
                    ―しまい―

2002年03月03日16時17分26秒投稿

今日は、亀虫ぷっぷです。

3月2日 太融寺 「桂 米吉 おさらい会」

出し物

●「子ほめ」    桂 まん我
●「池田の猪かい」 桂 米吉
●「踊り:わが恋」 桂 米吉

 中 入

●「愛宕山」    桂 米吉

今回が第1回。
電話予約のみで、連絡先がこらまた大層な〈おさらい会事務局〉。
出はったのは米吉さん本人でした。
事務局て…。
それにしてもこない大入り満員になるとは思わんかった。
ほとんどが若い女の子で若い男はちらほら。
おっちゃんおばちゃんと障子に張り付いた年寄り連がそれなりに。
私も娘っ子に囲まれた状態で、嬉しいやら落ち着かんやら…もぉどないしたろ?
まぁ、ざっと見て友達とか習い事関係とかの義理の客が結構多かったよぉです。
それに米吉さんの追っかけ。
何にしても女の子の多い会は笑い声が軽やかで華やぎます。
そらもぉ笑う笑う、別に何でも無いとこでも笑う。
ええ客ですな。

この人は確かに上手い…いや、上手っぽい。
細かい笑いは何時でもとれる力はあります。
けど、ドッカンという笑いには足らんのですなぁ。
下手したら小手先だけに走ってしまいそぉな気もします。
はたしてそれが悪い事なのかどぉかは分かりませんが…。
とにかく現状では少々食い足りん。
が、嘘でもこれだけの女の子に受けてるんやから大したもんです。
上方落語の明日は明るい…かも。

文我さんのお弟子さん、まん我さん。
キャリアの割に噛む事も無くすらすらと。
噺もよぉ熟れてるし自分の工夫も盛り込んで誠に手慣れた感じ。
が、すんなり行き過ぎて脳みそに引っ掛かるもんが無い。
従ってさして記憶に残る印象も無し。

「池田の猪かい」の最中、一人のお爺さんがよたよたと高座の前を横切りました。
都丸さんの会に続いてまたこんな奴が…。
今度は噺が終わるまで廊下で待機してましたけどね。
加えて「愛宕山」の時には、これまた爺婆共がぼそぼそ喋る声。
ほんまにぃ、きょう日の年寄りはぁ…。

ここでお詫び無しの訂正。
2月26日投稿「雀三郎みなみ亭」感想文中の染二さんの分。

ところで枕の時、舞台袖の染二さんの名ビラがはらりと落ちるアクシデントが…。
よぉ言われますな。
映画芝居で四谷怪談を扱う時、お岩稲荷(やったか?)にお詣りせんと事故に合う。
如何に落語とは言え「お血脈」は地獄の話やからね。
これは不吉な前兆では無いか。

4行目までの文脈からいくと、名ビラが落ちた事は前兆や無いですな。
例えば、この噺を掛けるについて閻魔さんに挨拶せんかった。
それが故に起こった事故が名ビラはらり。
つまり、これが報いやったんですな。
良かった良かった、こんな軽微な事で済んで。
ほんま良かったね、染二さん。
なんです?
そもそもお岩さんの事持ち出したのが間違いやったてですか?
それが証拠に2行目と3行目削除したらすっといく?
ま、そぉいう見方も…ま、出来ん事も…ま、無いでは無いよぉな…ま、気がせんでも
…ま、無い…ま、かも…ま、鶴亀鶴亀。

2002年03月03日15時57分17秒投稿

会員番号さんへ

  28年間阪神フアンをやってきた経験から言わせていただきます。

  阪神は監督が変わったくらいでは、どうにもなりません。

                       淀川のへりくつ屋

2002年03月03日10時03分28秒投稿

 こんにちは、会員番号245番です。
 たいやき恋しやさん、高砂の穴子さんありがとうございました。
 無事次男は、オリックス対阪神を、外野自由席で、みることができました。試合開
始ぎりぎりに、入場券をかっても、はいることができたそうです。今日は授業があっ
たので、兄のそのまんまエンドーが、車で送っていきました。我が家から、グリーン
スタジアム神戸まで20分位です。道もすいてたらしく、はやくいけたそうです。
 私達は、星野さん人気のことを、心配して、いっぱいではいられへんとか、そんな
事ばっかり考えてまして、野球に詳しいお二人に、お尋ねした次第です。たいやきさ
んの、お答えは的確でした。
 星野人気で、並んでるとかかんがえてました。
 さっき、関東にいる某美人リスナーとしゃべってたら、東京のラジオは、まったく
星野さんの事いわないと、いってました。いまでも長嶋さんやそうです、原さんも大
変やなーと、おもいました。
 さあー後どうなるんですかねー。阪神。

2002年03月02日22時02分13秒投稿

S.S☆「地球家族」☆     あや太郎

「動物を大切にしよう。地球上の生物はすべて共通の遺伝子によって作られていま
す。だからこの星の生き物はすべて家族なのです。虫も魚も鳥も獣も人間も、みんな
仲間です。地球家族万歳!」
「おかしいなぁ……」
「何がおかしいんですか?」
「じゃあ我々はなぜ人間に成ったんですかね?」
「そりゃ、自然の進化の結果ですよ」
「自然の成り行きだけで、こんなに自然界からかけ離れた生物に成りますかね」
「じゃあ、何故そう成ったと言うんですか?」
「やっぱり、成りたかったからでしょう」
「なるほど。まぁ、向上心が強い種族である事は確かでしょうね」
「向上心だけじゃなくて、気位も高かったと思いますよ」
「気位?それはどんな気位です?」
「そりゃ……動物と一緒にされるのがイヤだという気位ですよ」
「イヤな気位ですねぇ。そんな歪んだプライドは望ましくない」
「それじゃ動物に戻んなさいよ」
「失敬な……何で今更動物になんか戻れるものか」
「あっ、本音が出た!やっぱり動物を馬鹿にしてるんだな?」
「いや、馬鹿にしてるんじゃなくて……動物に戻るのは難しいという意味ですよ」
「おや、そうかな?動物に戻るのは簡単だと思いますよ」
「ほぉ、どんな風にすれば戻れるんですか?」
「動物好きになれば良いんですよ」
「ムカッ…。じゃあ我々動物愛護家は動物並みだと言うのか!」
「いやいや、あなた方を立派に進化している人類ですよ」
「ほぉ、そりゃ光栄な言葉だ。なぜ私たちは進化してるんですか?」
「腹の底で、動物扱いされたくないと思っているんだから」
「……」
                  (完)

2002年03月02日21時42分34秒投稿

やぶにらみ明解国語辞典ー4   細川玉代

て《抵抗勢力》
  自分の思い通りにならない時の言い訳。

と《徳政令》
  借金棒引き。不良債権をチャラにするグッドアイデア?

な《涙》
  女の武器にもなるが自爆する時もある。使用例・鬼の目にも涙。

に《二枚舌》
  失礼な、俺のは嘘800枚舌だぞ、謝れ。

ぬ《盗む》
  税金ドロボー 宗男VSアニータ さぁどっち?

ね《根室》
  北海道根室市。住民は白熊7頭、流氷8t、ホッケの開き5枚。

の《のし上がる》
  裸一貫、極貧から俺は漸くここまで来たんだ、負けるものか。

は《橋本龍太郎》
  派閥の領袖。好物はポマードの照り焼き慇懃無礼風サラダ。

2002年03月02日15時18分55秒投稿

S.S☆「タワゴト」☆     あや太郎

「二十一世紀を迎えまして、本日は街行く方々に今から百年後の社会について予想し
て貰いましょう。あ、そちらの方……百年後の世の中はどんな風になってると思いま
すか?」「そうだねぇ……戦争も無くならないし、公害も無くならないし、ゴミや廃
棄物は増える一方だし、もう世の中すべてが無茶苦茶になってるんじゃないだろうか
ねぇ」
「無茶苦茶と言いますと、どんな風に無茶苦茶なんです?」
「無茶苦茶と言うぐらいだから……無茶苦茶なんだよ」
「具体的に、どんな世の中になってるんでしょう?」
「と言われても……とにかく無茶苦茶だろうね」
「失礼しました……。あ、今度は日向ぼっこなさっているご老人に伺ってみましょ
う。百年後の世の中はどうなっているとお考えですか?」
「百年後か……。生活ぶりも、文化も、思想も、言葉も、世の中乱れてるからなぁ。
もう人類文明も滅びてるんじゃないのかなぁ」
「どんな風に滅びるとお思いですか?」
「ふーむ。何というか……滅びるんだろうなぁ」
「具体的に言いますと?」
「そう言われてもねぇ……。とにかく滅びるんじゃないかな」
「失礼しました〜…。あ、忙しく働いてらっしゃる元気なお母さん……ちょっとお伺
いしますが、百年後の世の中はどんな風になってるでしょう?」
「そうねぇ……近頃の子は働かないし、我がままだし、遊んでばかりいるし、もうど
うしようもないから、百年後は何にも無くなってるんじゃないかしら」
「何にも無いんですか?どんな風に?」
「どんな風にと言われてもねぇ……ナーンにも無くなってるんじゃないの」
「例えば、どんな物が無くなってるんですか?」
「どんな物って言われても……ぜーんぶ無くなってるんじゃないのかしらね」
「そんなにぜーんぶ無くなりますかねぇ?」
「そう思うわよぉ。とにかく綺麗さっぱり無くなってるわよ、きっと」
「失礼しました……。スタジオさん、こういったところです……どうぞ」
「はい、リポートありがとう。想像力の無い市民と芸の無い取材者とのやり取りをお
聞きいただきました。皆さん、このままで良いんでしょうか?こういう頼り無い国民
と詰まらないリポーターの会話を聞いていると心もとない限りです。百年後が本当に
心配ですね」「お前が言うな!」
「…失礼しました。それでは今夜もこのへんで……」
                  (完)

2002年03月01日22時53分35秒投稿

やぶにらみ明解国語辞典ー3     細川玉代

し《知床旅情》
  北方4島を眺めつつしみじみと心にしみる歌。
  ♪・・はるか国後に宗男が踊る・・・・

す《スパイラル》
  ストローハットにワインスパイラルは無いがドンドコスパイラル
  は存在すること。

せ《清廉潔白》
  心が清らかで私欲がないこと。自分で言うな、宗男君。

そ《俎上の鯉》
  証人喚問。さぁ、焼いて食おうか、煮て食うか。

た《田中角栄》
  元外相田中真紀子の父。
  公共事業〜ゼネコン〜リベートの公式を確立した。

ち《治外法権》
  北海道は全部俺のものだ。何か文句あるかぁ!ガオーッ!

つ《痛》
  苦痛、激痛、頭痛、心痛。いつまで「痛み」に耐えるのですか。

2002年03月01日21時23分50秒投稿

今日は、亀虫ぷっぷです。

♪アニータのリードでぇ 千田もぉ貢ぐぅ、かぁ。

散々ええ暮らしさしてもろぉといて、挙げ句が詐欺師呼ばわりですか。
えらいもんですなぁ、チリの芸者は。
半生記の出版にドラマ化?
官能映画出演?

♪あ、かんかんのぉ〜きゅうれんす、かぁ。

あっちの女性は思うでしょぉな。
日本はやたら金離れのええサムライがうろうろしてる黄金の島ジパング。
こんな儲け口を見逃す手ぇは無い。
そらもぉ次々売り込みにきますで。
「おチリのあんぽんたんはどぉでおます?」
ちゅうてねぇ…。

2002年03月01日18時07分31秒投稿

昔っから 「かわいい子には、旅をさせよ」 と言いますが
行ってきました インド・中国そして・・・ペルシャ!

実は、もう何年も前から 「そのうちにいっぺん寄せてもらお」
と思っていたんですけど お金と時間と体力がなくて行きそびれ
てたんですけど やっと今年、念願が叶い超感激です。

心配していた言葉や食べ物の心配も思った程のこともなく
できることなら近いうちにまた一人で旅をしたいです。
今月は、ギリシャ・ローマ・フランスにでも行こうかな。

「すべての道はローマへつづく優雅に流れるヨーロッパの時間」
なかなかステキなパンフレットやね。
1000円キャンペーンをありがとう、SPA WORLDさん。

                           まるびー

2002年03月01日01時19分12秒投稿

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