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2002年02月16日〜28日
やぶにらみ明解国語辞典ー2 細川玉代
か《霞ヶ関》
東京都千代田区、中央官庁街。日本の悪の巣窟とも言う。
き《キダ・タロー》
疑惑は明らかにバレバレであることに使う慣用語。
く《苦労人》
宗男ちゃん!今、笑わんと笑うところないよ、宗男ちゃん!
け《喧嘩》
きのうの友は今日の敵「あんた、スカート踏まんといてや」
こ《構造改革》
絵に描いた餅に黴が生えてきた、転じて有言不実行のこと。
さ《殺意》
やがて諦めに至るまでの途中の気持ち。一般に75日で消滅する。
2002年02月28日20時19分12秒投稿
やぶにらみ明解国語辞典(抜粋)
細川玉代
あ《アホの坂田》
某鈴木宗男なる人物の別名、ありがとさーん。
い《家》
某国在、ムネオハウスのこと。
う《裏切り》
眠れぬ夜に ふと思い出す故中川一郎氏の最期。
え《笑顔》
いつもニコニコ、へらへら笑い。極悪非道を隠す擬態。
お《大声》
限りなく親愛の情を込めて恫喝、威嚇すること。
以下順次編集中 たとえば、
た《田中真紀子》
仲良き事は美しき哉、、、実篤(野菜の絵色紙風)
て《天敵》
田中真紀子の項参照のこと。
2002年02月28日00時19分44秒投稿
S.S☆「軍国少年」☆ あや太郎
「困ったもんだねぇ。またあの紛争地域で戦争が始まった。ニュースを見るのが苦痛
だよ。あっ、またミサイルが飛び交ってる…」
「あれはスカッド・ミサイルの改造型だ。航続距離が延びて、破壊力も増してるから
物騒だな」
「おっ、それに対抗して、相手もミサイルを発射したぞ…」
「あれはパトリオットの最新式だ。日本の半導体が使われてる事でも有名になった。
今一番高性能って言われてる迎撃ミサイルだな」
「アメリカ軍も介入してるのか…。おっ、何だい、あの黒っぽいコウモリみたいな不
気味な飛行機は?」
「いわゆるステルス型の爆撃機さ。機体表面に電波を吸収する塗料を塗ってるから
レーダーに掛からないんだ。塗料はカセットテープの製造工程で副産物として出来た
もんだとさ」
「もう一つ変わった飛行機だねぇ。空中で止まったと思ったら、そのまま降りて来たよ」
「英国空軍のハリアーだ。垂直離着陸できるんで重宝な時もあるんだが、エンジンが
かさばって大した武器は詰めない。専ら偵察用で、まぁ時代後れの型だな」
「細かく解説してくれるねぇ。何でそんなに詳しいんだい?」
「同世代だから油断してたんだろうが、こう見えても昔は軍国少年だったんだ」
「軍国少年?それこそ時代錯誤だよ。君も僕らも戦後生まれだから戦争には縁がない
はずだろ」
「ところがそうでもない。覚えてないかい−−−戦後の二十年間くらいは映画や漫画
で結構、戦争のヒーローを扱ったもんがあったんだ。武器兵器に関する特集や専門誌
も案外身近にあったもんだぜ。それを読みあさってるうちに、すっかり戦後の軍国少
年になっちゃったのさ」
「妙な奴がいたもんだ。しかしそう言えば第二次大戦の時の戦闘機なんか、よく漫画
本に載ってたな。そんなのも覚えてるのかい?」
「もちろんさ。例えばゼロ戦はゼロ戦とは言わなかった」
「あれ?ゼロ戦はゼロ戦だろう」
「いいや。戦争中は英語禁止だから、零戦あるいは正式に零式艦上戦闘機と言った。
ちなみに前身は九十七式艦上戦闘機だ」
「マニアックだねぇ…」
「全長、翼幅が十メートルにも達しない小型機でありながら世界で初めて二十ミリ機
関砲を積んだ優れ物だった」
「もういいよ。そんな物騒なモノ積まなくたって」
「日本の戦闘機で機関砲を積んだのは限られてるんだぜ。海軍では紫電改、疾風、雷
電、陸軍では飛燕ぐらいだな」
「何だよ、そのヒエンてのは?」
「知らないかい?ドイツから技術提携を受けて作った水冷式の大型戦闘機だ。流線型
でカッコいいんだよ、これが。火器は二十ミリ機関砲二門と七・七ミリ機関砲二門…」
「機関砲はもうたくさん」
「火力や性能を度外視してもカッコイイ飛行機だぜ。あぁ、いまだに憧れるなぁ」
「でも、いくら憧れたってしょうがないだろう。たしか日本の戦闘機は敗戦の時に全
部没収か解体されたんだろ?いくらカッコイイ戦闘機だって、今更それに乗ったり
買ったりは出来ないんだからさ」
「それがそうでもない。実は僕の代わりにある人物を送り込んで、飛燕に乗せた事が
あるんだ。実際に飛行したんだぜ。どうだ、凄いだろう?」
「そこまで凝れば凄いもんだが−−じゃあまだどこかに機体が残ってるんだな?」
「いや、今は機体のモデルしかない。それじゃ飛べないよ」
「でも、さっきは飛んだって言ったじゃないか?どうやって飛ばしたんだよ?」
「ここだけの話にしてくれよ。実はな−−戦争中に送り込んでパイロットに仕立てた
んだ」
「馬鹿馬鹿しい。タイムマシンじゃあるまいし、そんなこと出来る訳ない」
「じゃあ、証拠を見せてやろう。この写真だ−−」
「あ、なるほど−−」
そのセピア色の写真には、彼とよく似た男が飛行服を来て、件の戦闘機にもたれか
かっている姿が写っていた。
「どうだ、本当だったろう?」
「あぁ、感心したよ。全く恐れ入ったもんだ……わざわざ親父さんを戦時中に派遣す
るとはね」
(完)
2002年02月27日23時15分23秒投稿
今日は会員番号245番です。
喜六さんほめてもうておおきに、たしかにぺーさんは、数学、英語はなんでもときま
す、大学の入試なんかみても、解きます。それがどなしたんや、今の生活にええこと
があるんか、息子の、頭のなかみを見せたい。息子は、あほです、週に4日も塾に行っ
て、あの成績。塾をやめたいともいわん。塾になにしにいっとるか意味も分ってない。
塾の先生と、しゃべってくるのが楽しみのようです。
子供が、あほなんは私が、あほやからだそうです。正しいと、思います。
さて、上岡さんも、いろんなところに出没してはるようですね、芸能界にもどって
きはるんやろかしらね。はしってはるんでしょうかね。この掲示板も、みてるやろか
しら。
2002年02月27日20時45分46秒投稿
今日は、亀虫ぷっぷです。
上田被告と高松被告が土田被告を釈放。
君らは被告民か?
上田被告の弁明。
「捜査に対する熱意がこぉいう事態を生んだ。」
どっかで聞いたよぉな…。
そぉそぉY印…あ、いっしょやいっしょや。
2002年02月27日17時45分33秒投稿
下駄屋の喜六
去年の6月ごろ、中2の娘が通っていた塾をやめたいと言い出しました。どうしても
やめたいのならそれも良かろう。しかし、それが原因で学校の授業について行けなく
なったら困る事があるかもしれない。そんなわけで、我々両親が娘の勉強を見る事に
相成りました。週に三日、ボクは数学、ウチのヤツの担当は英語と理科。
「中学生の数学なんか分かるんか?」と、よく言われます。これにははっきりと答え
る、「分からん」。難しいんですよ。空間図形や確率統計など、自分が中学生のころ
には学ばなかった分野があります。何よりも、ボクは中学生のころに勉強なんてやっ
てなかった。卓球をしたり、大和川へ釣りに行ったり、信貴山へ柿を盗みに行った
り、あっちこっちへ鳩を見に行ったり、およそ天神様には縁がなかった。ここの家主
やペ−さんなんかには得意な科目かもしれないけど、こっちは青息吐息。四分の一は
スッと解けます。四分の一はウ−ンと考えて解けます。四分の一は答えを導き出せ
ず、解答を見て納得します。残りの四分の一は解答を見ても理解できない。
店の暇な時にミニテ−ブルを置いて勉強します。チラシの裏に自分なりの解答を書い
て、それが正しければ自信と威厳を持って娘に説明してやろうと思い、いくら考えて
も、解答を見ても分からん時には、どうしてごまかそうか、「こんなひねくれた問題
はできなくてもええんや!」とケムに巻くことばかり考えます。
しかしながら、最近感じてきたんです。数学の勉強って楽しいなって。論理的に理論
と帰結を導き出そうとする自分を、それなりに存在価値のあるものと思えてきます。
そして、テストの点数が英語や理科に負けると悔しくってしかたがない。
何なりと楽しみを見つけて自己満足しよう、今はこんな心境ですな。店も暇なりゃこ
そできること。忙しくなればこんなことやってられん。え?一生数学の勉強ができる
ような店やろって?ほっとけ!
2002年02月27日01時05分45秒投稿
S.S☆「ゴミ問題」☆ あや太郎
ゴミ処理問題はいつになっても人類にとって頭痛の種だった。
そんなある時、画期的なゴミ処理技術が開発されたという情報が入った。
山間にある「リサイクル農場」でその実験が進んでいると聞き、やり手の産業スパ
イが見学を装いもぐり込んだ。
農場の中には家畜動物の柵があるだけだった。浮世離れした雰囲気の老研究者が気
安くスパイを案内してくれた。
「このアヒルどもが、パン屑を食べてくれるんじゃよ」
「なるほど、パン屑処理場と書いてある。鳥の餌にもなって一挙両得という訳ですね」
「そうなんだ。次はこの豚小屋だ。野菜屑の処理は豚が一番の得意でな」
「なるほど。次は残飯処理場か。何に食べさせるんです?」
「犬、猫から狸やカラスまでおる。雑食の動物も貴重な戦力じゃ」
「残飯処理か…。余り金にはなりそうにないな。…おや、紙屑処理場という立て札の
柵が囲ってありますね。そんな事の出来る動物なんているんですか?」
「山羊とか羊じゃよ。それに牛も上手く行きそうじゃ。わしが開発した分解酵素を
ちょいと振りかければ、パソコンやコピー機の印刷紙も消化しやすい柔らかさになっ
て食欲も増進させられる。ついでに有害な薬品や成分も中和して実に良い餌に化ける
んじゃよ」
…これだ!…とスパイは小躍りした。今やOA機器の吐きだす印刷紙のゴミは膨大な
量に達している。それを易々と家畜の餌に変質させられる酵素があれば大儲けができ
るのだ。「そんな便利な酵素…本当にあるんですか?」
「あるわさ。ほら、これじゃよ−−」
何かの酒瓶に無造作に満たされた黄色っぽい液体を老研究者はこれも無造作にスパ
イの目の前に置いた。
「ありふれた成分で作れる薬でな。実に安上がりなんだ。だから実験が済んだら世間
に公表して世界中の誰でもが手軽に使えるようにしたいと思っちょる」
「えっ…タダで公表?特許を売るんじゃないんですか?」
「そんなケチな事はせん。わしも年寄りじゃ。もう欲はないわさ」
「なるほど−−それはご立派なお考えで…」
いや、そんな事をされては元も子もない。大儲けのチャンスが夢と消える。
とっさにスパイは、向こうに見つけた何もない凹地を指さした。
「あっ…あれは何ですか?あのバンカーみたいな窪みは…?」
「あぁ、あれかね−−」
老博士が説明を始めた隙に、スパイは素早く例の酵素の瓶を引き寄せ、蓋を取り、
ポケットに忍ばせたサンプル用のポリ容器に少量移しかえた。
「あの窪地はな……まぁ、近くで見てもらおうかな」
さっと酵素の瓶を返すと、スパイも何食わぬ顔でついて行った。
「これもクズを処理するための生き物なんじゃが、まだ実験を始めたばかりでな、紹
介して良い物かどうか−−」
ゴルフ場のバンカーかと思ったら、直径十メートルほどもある擦り鉢状の砂場だっ
た。中央の低地に向かって砂がサラサラと流れ落ちているようだ。
「立て札にも何も書かれてないですね」
「実は裏向けに立ててあるんじゃ。公表できるようになったら表を向けようと思っと
るんだがな」
「それで一体何の処理場なんですか?確か生き物とおっしゃってましたが、どんな生
物です?」
「実は…アリジゴクなんじゃ。砂の底で飼育しとる」
「アリジゴク?あの昆虫か何かの?」
「そうじゃ。縁の下なんかにおって、こういう擦り鉢形の巣に蟻が落ちてくると食っ
てしまうというアレだ。まぁ、普通のアリジゴクは一二センチのもんだが、それを品
種改良して。ようやく二メートルぐらいにまで成長させたんじゃ」
「二メートル!そりゃゴツイですね。危なくないんですか?」
「おとなしいもんじゃよ。大体昆虫しか食べんし、せいぜいのところ鼠までじゃ。こ
れを繁殖させて農薬を使わずに田畑の害虫やネズネ退治に使おうと思っておる」
「何だか気持ち悪い助っ人ですね。いやいや、先生の高邁な思想には感服するんです
が…」
「いや、実を言うと本来の目的は違う物の処理をさせようと思っとるんじゃが、まぁ
これは悪い洒落でな。うっかり言うと世間から叱られる。だから立て札も裏向けとる
訳じゃよ。ハハハハハ」
「違う目的の処理?へぇ、それはちょっと気になりますね。ちょっと裏手から拝見…」
よせば良いのにこのスパイ、窪地の縁から身を乗り出すように立て札を覗こうとし
て足を滑らせた。ズルズルっと身体が砂底へ向かって滑り落ちる。
「わわ〜…助けてくれ〜!食われちまう…」
バタバタ藻掻くとまた滑っていよいよ砂場の底へ−−その時、砂の中から大きな鎌
のような前足が二本突き出し、スパイの足をガッチリと挟み込んだ。
「イテテテッ…。先生、話が違いますよ。人間にも食いついて来た…」
「おかしいなぁ−−普通の人間には食いつかんはずなんじゃ。後ろ暗い所のある人間
以外にはな」
「後ろ暗い?どういう意味です?」
「たとえば−−−さっきの分解酵素をこっそり盗み出そうとした奴とかな」
スパイの顔が真っ青になった。その時またアリジゴクの二本の鎌が足の肉に食い込んだ。
「ギエ〜…痛い…食われる…あぁ、助けてくれ〜…」
ふと見上げた目の先に、窪地の縁で裏向いていた立て札の文字が見えた。
「人間のクズ処理場」。
(完)
2002年02月26日22時17分59秒投稿
今日は、亀虫ぷっぷです。
2月25日 TORII HALL「雀三郎みなみ亭」
出し物
●「七度狐」 桂 雀五郎
●「胴乱の幸助」 桂 雀三郎
●「お血脈」 林家 染二
●「悋気の独楽」 桂 雀三郎
歌に落語に大忙しの雀さん。
来月は両方楽しめる、言わば一回の入場料で二度美味しいサンケイホールの独演会。
今が旬ですな。
落語家生活最初で最後にならんよぉに祈っておきましょ。
私が不参加やった前回で、落ちを変えると宣言しはったらしい「悋気の独楽」。
最後定吉がごりょんさんの前で独楽を廻しますな。
従来の形。
2回廻して共にお手掛けはんの方に当たる旦さんの独楽。
「なんでそないなるのや!」
癇癪を起こしたごりょんさんに定吉が言います。
「あぁ、こらあきませんわ。かんじんの心棒が狂ぅてます。」
若しくは
「かんじんの心(しん)が狂ぅてます。」
〈心棒〉は〈辛抱〉、〈心〉は〈こころ〉または〈真〉に掛けてると思われますな。
雀さんの場合はもぉ1回廻します。
その3回目、お手掛けはんの独楽はずぅっと離れた部屋の隅の方。
ほんでごりょんさんのを思いっきり強く、すぐ側で旦さんのを弱ぁく廻します。
ひ弱にふらつきながらもお手掛けはんの方に向かう旦さん。
「わぁ、こないなってもそっちへ行くか。好きやなぁ。」
感心する定吉。
それを追い掛けるごりょんさん。
そこは勢いの違いでやがて追い付かれますな。
が、一旦当ったごりょんさんの独楽が弾みで逸れます。
その隙に旦さんの独楽はお手掛けはんの独楽にカチン!
さぁここですわ。
確かこの後に落ちがあった筈なんですけど、どぉしても思い出せん。
なんや物言いがゴジャゴジャとしてよぉ聞こえんかったんです。
雀さんもまだ自信が無かったんですかな。
もぉちょっとはっきり言わはってもええのに。
まてよ、ひょっとしたら無かったのか?
「こんな落ちです。」
最後にこの言葉があった処をみたらあったんでしょぉな。
またの機会を待つ事にしましょ。
「お血脈」の閻魔大王に呼び出された石川五右衛門が姿を現わす処を聴いてますと、
故歌之助さんの善光寺骨寄せが思い出されますな。
どなたかあれを受け継いだはるんでしょぉか。
歌さん自作の道具が勿体無い。
筋から言うたら歌々志さんなんでしょぉけどね。
この噺は本筋だけ取り出したらほん短い噺。
染二さんは政府自民党のドタバタ、Y印食品等の話題満載で膨らませたはりました。
ところで枕の時、舞台袖の染二さんの名ビラがはらりと落ちるアクシデントが…。
よぉ言われますな。
映画芝居で四谷怪談を扱う時、お岩稲荷(やったか?)にお詣りせんと事故に合う。
如何に落語とは言え「お血脈」は地獄の話やからね。
これは不吉な前兆では無いか。
ま、何事も無かったんですけどね。
有り余る元気、染二さん。
もぉちょっと押さえはってもええのと違いますかな。
仕舞いに血管切れまっせ。
あ、起こるとしたらこれか?
雀五郎さんの「七度狐」。
以前にも書いたんですけど、
「藁みたいなもんや無い藁でおます、やて。笑わしよんな。」
は、仁鶴さんのギャグなんですな。
使ぉたらいかん事は無いんでしょぉけどね。
やっぱりええ若いもんがなんじゃいなと思いますな。
自分の工夫で勝負していただきたいもんです。
そろそろ独自の味が出て来始めてるんで尚更残念。
2002年02月26日17時44分14秒投稿
昨日、夕食の買い物に近所のスーパーに行ったら、近くにいたおばさんがいきなり
「お姉さん」と呼びかけました。
すると前を歩いていたおじさんが振り返りました。
不確実性の時代ですね。
淀川のへりくつ屋
2002年02月26日13時12分19秒投稿
S.S☆「透明人間」☆ あや太郎
人体を透明化する薬がついに完成した。
若き天才学者は趣味と実験を兼ね、透明人間に変身するや銭湯の女湯を目指した。
「しめしめ、誰にも見えていないらしい。おっ、脱衣場だ。ムムムム…身体が部分的
に変化してもやはり見えたりはしないようだな。よし、次はいよいよ風呂場だ−−」
誰かが戸を開けたすぐあとから滑り込むように、元気一杯の学者はついに洗い場へ
ともぐり込んだ。
「いよいよ、ギンギンだぜ。いや、そんな事で喜んでる場合じゃない。温度湿度が変
わっても湯に入ってもバレないかどうかテストしなければ…」
体温が上がって体色が変わる恐れもあるし、屈折率の加減で姿が部分的に現れる恐
れもあるのだ。
しかし身体が火照っても興奮しても、汗だくになっても少々膨張しても、湯気の中
では目につくほどの変化は無さそうだった。それでもお湯に入る時は泡でゴマかせる
ジャグジーを選んだ。さすがにお湯が「窪んだり」すると怪しまれる恐れがある。
「それに万が一暴発しても…」
泡風呂なら大丈夫だろう。
「よし、そろそろ上がるか。テストも済んだし、見るものも見たし、このまま何もし
ないで帰るのが惜しいような気もするが…」
いたずら心も湧き立ってはいるが、大事の前の小事で折角の歴史的な実験が台無し
になっては情けない。あまり水滴をしぶかせぬよう用心しながら学者はそろりそろり
と湯船を出て、戸口に寄った。しかし折悪しく風呂から出る客がいない。一方、学者
のほうは少々実験と見学に時間をかけ過ぎたのかノボせ気味だ。
「早く出ないと…ヘンになりそう…」
目眩はする下半身は疼く−−まさしくヘンな気分の極限状態で、それでも学者は若
さに似ず、冷静に脱出を選ぶことにした。
「勝手に戸が開いただけなら、大した騒ぎにはならないだろう」
すでに実験と見学は終わっている。あとはさっさと脱出するだけだ。学者は朦朧と
した頭でガラス戸を思い切りよく開けた。すると折悪しく正にその時、ドヤドヤと女
性の群がなだれ込んできた。
「寒いわねぇ。さぁ、入ろう入ろう−−」
立派な体格のオバちゃんの大群にぶつかったノボセ男はもちろん何の抵抗も出来ぬ
まま弾き飛ばされた。
ドスン…ゴロゴロ…カランカラン…
透明の身体は濡れたタイル上を転がり、風呂桶や小椅子を派手に蹴散らした。
「キャー!何、何?…誰か転んだの?…痴漢?キャー〜!」
入浴者たちも訳が分からぬままに騒ぎ出した。慌てた学者も自分の姿が見えないの
を忘れて弁解してしまった。
「違う!痴漢じゃない−−あっ、しまった…」
「キャー!やっぱり痴漢だわ−−誰か捕まえて…!」
また慌てた学者が藻掻いているとそこらの石鹸で泡まみれ−−何とシルエットが露
わになりかけている。
「ここよ−−トッちめてやれ−−」
こういう時に活躍するのはやはり度胸のあるオバちゃんたちだ。
それでなくともかなりの巨体が十人近くも集まって一気に藻掻く泡人間の上にノシ
かかった。
「ギエ〜…」
圧死せんばかりの苦しさに加え、運悪く学者は排水口の格子上にいた。これがまた
合金の頑丈な網目で、下から男の身体に食い込んでくる。
「イタタタタッ−−−切れる…食い込む…」
「やっぱりここよ。捕まえた〜!」
その上に若い女の子たちも飛び乗ってくる。もはや、学者の貧弱な身体は、上から
の重量と、下からの食い込みに耐えられなくなっていた。
ブツン−−ニュニュ〜−−
不気味な音だけ残して、学者の姿は風呂場から消えた。
「あら−−急に手応えが無くなったわ。どこへ逃げたのかしら?」
「あっ、下に排水口がある。きっとここから逃げだしたのよ」
「でも、フタは閉まってるわよ。破れてもいないし」
「目にも止まらぬ早業で逃げたのよ。悪質な常習犯ね。警察を呼びましょう−−」
駆けつけた警官たちが排水口の出口を探る。間もなく妙な物が発見された。
「これ一体何だろう?風呂で使ってる石鹸か何かですか?」
「いや、ウチではこんなモノ使ってませんよ」
風呂屋も客も首をひねるばかりだ。
「何だか…大きなトコロテンみたいねぇ」
客たちが囁き合った。
そこには排水口の格子目と同じ太さで十センチ前後の長さをした透明の物体が散り
散りに流れていた。
「ソウメン流しみたい。何だか綺麗ね…」
せめてもの救いは、透明になる薬が切れるまで、まだ少々間がある事だった。
(完)
2002年02月25日22時13分34秒投稿
こんにちは元姫路市民です。
今週のフライデーに私の知り合いがのりました。その知り合いは田中真紀子でも鈴木
宗男でも、姫路出身の松浦亜弥でもありません。発表したいのですが、見出しが「暴
力教師」なので記事どおり「A教諭」にしときます。
このA教諭は私が中学3年の時の担任、俗に言う恩師です。なんでフライデーに
のったかというと、A教諭が顧問をしているバレーボール部の部員が合宿中にA教諭
のしごきによって急性硬膜下血腫で倒れてそのまま植物人間になってしまった。その
原因をしごきと認めない高砂市を遺族が訴えて勝訴。その賠償金を税金で払っている
のがけしからん、とのことです。
この事件が起こった時、地元の神戸新聞やMBSナウでも取り上げられ、神戸新聞
は裁判の結果など詳しく記事にしていました。なのにフライデーはなんで今になって
この事件を取り上げたんでしょう。書くことがなかったのかどうか知らないけど。
私が教え子で、バレーボール部に入部しなかったから言うわけではないですが、こ
の記事を読んだ時は「ちょっと言い過ぎちゃうの」と思いました。市は「A教諭の行
為は暴行ではなく指導の範囲内」と強弁したのもチームが本当に強いのはその鉄拳制
裁の指導があったからと思ったのでしょう。しごきと症状の因果関係がはっきりしな
いのも我々の先輩らから後輩まで何十人と同様にしごいても倒れる生徒がいなかった
からだと思います。
それでこの先生がなんでまだ先生をやってられるかというのは教え方がいい、明る
い、熱心、器用、スポーツマン等教師に必要な条件が揃ってる上に、部活動では鉄拳
制裁もじさないので生徒になめられない。教師の理想に近い先生であるからだと思い
ます。
しかし兵庫県の教育委員会がアホなんは事件起こしたときになんで市外の学校に転
勤させなかったことです。私の学校にきた理由が前の学校で暴力事件起こしたからな
んですよ。ほんで今回の事件があって転勤させた学校が歩いて10分くらいの目と鼻
の先の学校。それはいかがなものかなと思いませんか。
記事の右下にバレーボール部の集合写真がありまして、右上の横断幕を見るとA教
諭の好きな言葉「念ずれば花開く」の文字が書かれていました。そういえば野村前監
督もこの言葉好きでしたね。今マージャン三昧の生活を送っているとか。A教諭も
「休みの日は雀荘によく行ってる」と言ってましたわ。「念ずれば花開く」をよく口
にする人には事件あり、んなわけないか。
最後に教え子として一言。「せんせー、目線隠しててもカメラ意識してるの丸分かり
ですよー」
2002年02月25日22時12分06秒投稿
今日は、亀虫ぷっぷです。
週間新潮に今や人気絶頂のムネオちゃんの写真が載ってました。
きょう日珍しい事もなぁんともない、と思うでしょ?
なんと黒い髪がふさふさと(いや、ふさ、位かな?)した1986年35歳の御姿。
顔はどんなんやったか、てですか?
それが分からんのですわ。
選挙初出馬の激励会での写真でしてね、これが。
舞台で土下座してるもんで見えんのです。
そらこんだけ額擦り付けてたらあんなんになるわね。
そのムネオちゃん、橋本派に仇なすマキコちゃんと刺し違えたというので大いばり。
抵抗勢力は思ぉたでしょぉな。
こいつはもぉ表舞台の花道は歩けん身ぃや。
事のついでにもぉ一仕事。
ジュンちゃん政権取り込み、若しくは転覆の糸口になってもらお。
♪どぉせどの道落ちるのならば
人気急落ジュンちゃんも
共に奈落に連れてって
そぉすりゃまたまたこっちの天下
我が世の春がホーホケキョ
メロディーは好きに付けていただいたら結構です。
ひょっとしたらすでに親分筋のヒロムちゃん辺りが意を含ませてるかも知れません。
そぉか、それで証人喚問容認か。
但し14年度予算が早期成立したらねぇ、なんて交換条件付けて野党牽制も忘れずに。
♪例えこけても傾いでも
ここが根性の見せ所
する事為す事無駄が無い
廃品廃物使いよぉ
蜥蜴の尻尾もピンカール
やっぱり演歌かブルースやね。
抵抗勢力とかコーメイさんにチロチロ色目使い出してるジュンちゃん。
只では誰も協力してくれんのが世の定め。
已むを得ずとは言いながら、結局組織に埋没してしまうんでしょぉか?
マキコちゃんは国民支持バックに影響力大の言いたい放題。
で、周りは皆沈黙。
まぁ、政府・党運営に関して丸腰になったが故の放任でしょぉな。
この人、直球だけや無しに秘密の変化球でも持ってたらねぇ。
ナックルなんか怖いやろぉね。
どない飛んで来るか分からんもんね。
誰です?そこでぶつくさ言うてるのは…。
これはこれは久し振りのヨシローちゃんやないですか。
なんです?
儂の時はもっと朗らかやった?
黙ってぇ!
2002年02月25日16時43分32秒投稿
毎度、丸浜です。
今日の午後、パート先の店に「いかなご」が初入荷します。
これから暫くは忙しい、、売るのと、買って作るので、、。
駅に「梅だより」
日は長くなる、、
春やな〜〜って思うな
2002年02月25日13時27分54秒投稿
何を今さらと怒られそうですが、Y田清さんお亡くなりになってたんですか?
謹んで哀悼の意を表します。
ところで死因はなんだったんですか?やっぱりBSE?
淀川のへりくつ屋
2002年02月25日11時48分07秒投稿
S.S☆「ケータイ」☆ あや太郎
豪邸に住む大富豪は、広い庭の隅にあるプールを眺めていた。
水面には浮袋代わりのエア・マットが浮かび、その上にはビキニ姿の美女が一人−
−−言わずと知れた富豪の愛人であった。
書類に目を通す前に、また庭のプールに目を移しながら、富豪は受話器を取り上
げ、手慣れたナンバーを軽やかにプッシュした。
するとプールをたゆたっている美女が手元のケータイを取り上げる。
「HELLO?」
このあとの食事でも相談しているのだろう−−−羨ましい限りの贅沢なコミュニ
ケーションであった。
最後の書類に目を通し、今日の仕事は終わったというように富豪が受話器を取る。
今度は厨房への確認らしい。ディナーは出来上がっていた。また電話の短縮ボタンを
押す。無論プールで待つあの美女に連絡するのだ。
「HELLO?」
「HELLO…」
しかし返事を聞いて富豪はギョッとした。しゃがれた男ような声がしたのだ。
慌ててプールのほうを見る。しかしそこには愛人である美女がケータイを持ってこ
ちらに手を振っていた。
「HELLO,AGAIN?」
恐る恐る聞きなおした。しかし−−
「HELLO…AGAIN」
やはり嗄れた男っぽい声だった。相変わらず手を振る美女だけが見える。さては電
話の混線か?
「WHO?WHO ARE YOU?」
再確認をした。受話器を持つ手が震えていた。
「ME?I AM…」
勿体ぶったように返事が滞った。
「WHO?WHO ARE YOU!」
堪えきれずに怒鳴った。するとついに返事が来た。
「I AM…WHAT I’LL BE」
「WHAT?」
私は、未来の姿だ…と答えているらしかった。
ふざけるな!と怒鳴って受話器を叩き切ろうとしたら、今度は女の声が聞こえた。
「HELLO−−CAN YOU HEAR ME?」
あの目の前の美女が喋っているのに違いなかった。
「YES,I CAN…」
富豪は呆然と電話を切った。
男のように聞こえたあの声は年老いて嗄れた女の声だったのだろうか。
「一体、誰のイタズラだ?」
愛人自身か?悪友の誰かか?心霊現象か?それとも…?
オカルトを信じない富豪が、不意に祈りたい気持ちになった。
「心霊現象で…あってくれ!」
そう……浮気を勘づきかけている妻は声色が使えるのだった。
問題は何が原因なのかより、どの場合が一番恐ろしいかに違いなかった。
(完)
2002年02月24日21時47分11秒投稿
今日は、亀虫ぷっぷです。
2月23日 ワッハ上方レッスンルーム 「第7回 桂 吉弥のお仕事です。」
出し物
●「御挨拶」 桂 吉弥
●「ろくろ首」 桂 ひろば
●「かぜうどん」 桂 吉弥
中 入
●「鯛」 桂 三金
●「厄払い」 桂 吉弥
吹田メイシアターで芝居の稽古が始まったそぉです。
わかぎゑふさんの「近道心中」。
ホストクラブの話で、吉弥さんは店長役。
なんとダンスもあります。
言うときますけど、見苦しいパラパラやないですよ。
ちょっと振りをして見せはりましたけど…ま、そんなんです。
「かぜうどん」「厄払い」共に季節のネタ。
とはいうもんのこの日は三月下旬の陽気でドンピシャとはいきませんでした。
両方共にうどん屋のたてまえが登場します。
が、声が掠れてふらついて、伸びんのですな。
吉朝さんのはよぉ通ってええ声〜。
これは芝居噺なんかやるときの大きな武器になります。
ぜひとも鍛えていただきたいもんですな。
出来としたらそこそこですか。
噺の笑い処はきっちり押さえたはりました。
S枝門下で重量級、三金さん。
このネタは師匠の作でしょぉか?
以前S枝氏で聴いた憶えが有ります。
その時も然して面白ぉなかった。
ましてお弟子さんやからね。
推して知るべし。
元銀行員やそぉで…なんでまた選りに選って…?
体重100kgのひろばさん。
まだ声がアマチュア。
必要な箇所の〈てにをは〉を飛ばす。
上下間違う。
妙な間が空いて緩急も無し。
弟弟子(朝丸さん)も出来た事やし、もぉちょっとしっかりせにゃね。
吉朝さんのお弟子さんは皆大師匠の元で内弟子修行。
吉弥さんもあさ吉さんと共に預かり弟子の身やったそぉです。
その米朝師匠のお宅の怪。
二階建てやのに存在する三階、食べても食べても増えるおでん鍋。
世の中には不思議な事も有るもんです。
ほんでまたどぉしても溜まるストレスの解消法が買い食い。
千朝さんなんか月3万円もパン買わはった事があるそぉな。
望んだ道とは言えしんどい部分も有るんですなぁ。
そこが修行なんですかな。
2002年02月24日18時09分52秒投稿
S.S☆「面白い話」☆ あや太郎
ユーモア小説の大家がいた。文芸ジャーナリストが取材を試みる。
「先生……先生はどうしてあんなに次々と面白い話を書かれるんですか?」
「世の中に面白い話が…少ないからだよ」
感動小説の大家がいた。同様に文芸記者が興味深げに訊いた。
「先生は何故あんなに次から次へと人を感動させる作品を発表されるんですか?」
「世の中に…感動的な話が少ないからさ」
ほのぼのとした小説を書くのが得意な作家がいた。
「先生は、どうしてあんなに次々と人の心を和ませる小説を書けるんですか?」
「それはね…世の中に、ほのぼのとした話が少ないからだろうなぁ」
そして、悲劇小説の大家がいた。
「先生はどうしてあんなに次々と悲しい話を…?」
「それはね、世の中に…イヤというほど悲しい話があるからさ」
(完)
2002年02月23日21時30分23秒投稿
今日は、亀虫ぷっぷです。
2月20日 肥後橋北京料理徐園「桂 都丸の落語を聞く会」
出し物
●「手紙無筆」 笑福亭 たま
●「へっつい盗人」 桂 都丸
●「きょうの料理」 笑福亭 福笑
●「はてなの茶碗」 桂 都丸
噺家生活25周年の都丸さん。
今年の夏は色んな企画があってとても忙しそぉ。
その為例年3回の当会も今年はこの日のみ。
6月か7月にはざこばさん主演で米朝一門の芝居。
8月は25日間連続落語会を催すそぉです。
楽しみやね。
練習休みの日に訪れたバファローズ日向キャンプ。
しょぉがなしに共に宮崎県ということでジャイアンツキャンプへ。
そぉですか。
環境とか待遇とか雰囲気がそない違いますか。
バファローズの事となると放っといたらなんぼでも喋るんで自ら急ブレーキ。
今回のネタおろしは「はてなの茶碗」。
油屋と茶金の減り張りが今一つ。
特に茶金は大店の旦那であり街の名士ですから、もぉちょっと貫禄の有る大様な物言
いであって欲しい気がしました。
語尾が巻舌になった処、〈どっしゃろ〉が〈だっしゃろ〉になった処が一箇所ずつ。
初もんの場合、こんな根性悪な聴き方も楽しみのひとつですからどぉぞ御容赦。
まぁ、いずれはきっちりした形にしていかはるでしょぉ。
どぉぞ御心配なさらんよぉに。
あ、別になさってまへんか、さよか。
爆笑に次ぐ爆笑やった「へっつい盗人」。
大変笑い処の多い噺では有りますけどね。
そこに都丸さんの演出がプラスされてなお一層美味しく頂けました。
大概冒頭で喜六清八が引っ越し祝いの相談をする場面が有ります。
大鋸屑・棺桶・ダイナマイト…ふたりの惚けたやり取りですな。
それからへっついさんの提案となります。
けど、清八はすでに先方の嫁はんにそれを催促されてるんですな。
それやったらわざわざ喜六に相談する必要は無いやないかいな。
或いはもっとええアイデアが出て来んとも限らんという期待があったのか。
まぁ望み薄なんは分かってたでしょぉけどね。
都丸さんは前の三つをカットしたはりました。
不必要と判断しはったのか時間の関係なのかは分かりません。
少々惜しい部分では有りますな。
ところで私、この噺の落ちを知りません。
今回もそぉでしたけど、清八にぼろくそに言われた喜六が
「お前が阿呆か儂が阿呆か、ここの道具屋の親っさん起こして聞いてもらう。
お馴染み、へっつい盗人で…デンデ〜ン。」
この後は無いんでしょぉかね。
有るのやったら聴いてみたいもんですな。
福笑さんの「きょうの料理」。
料理番組での中国人料理研究家と司会とのやりとりで、やや軽めの噺でした。
けどなんと言うてもそこは福笑さん。
最初普通(でも無かったが)やった料理研究家が、徐々にエキセントリックになって
いく過程などは、流石お手のもんという処でしたな。
たまさん独特の緩急が活きてた「手紙無筆」。
喋ったはる様子も楽し気に。
そんな時はやっぱり出来もよろしいな。
特に、手紙の代読を頼んだ男が親っさんに疑いを持ち始める処の表情の変化が秀逸。
それは「はてなの茶碗」の真最中。
高座と客席最前列の間を一人の男性のお年寄りが通りました。
いかにも遠慮してますよぉとでも言いたげに頭を下げ気味に小走りで。
おそらくトイレでしょぉけどね。
年寄りの切羽詰まった緊急事態。
決してええ事やないと思いながら已むを得ずのこの仕儀であったのでしょぉ。
まぁしょぉがない。
お漏らしされたら余計迷惑やからね。
往きはええとしといたろ。
きっと帰りは一番後ろからそっと入ってその場で観はんねやろぉなぁ。
んが、同じ経路で戻って来やがりました。
私思いましたな。
「そら何をすんねん。そこはお前の獣道か?」
せっかくええ空気が出来かけてんのに、往復掻き乱しくさりけつかりさらし…
ええい、この無礼者ぉ!
2002年02月23日16時46分55秒投稿
下駄屋の喜六
先日の「サイキック」で北野誠が、おやっと思うようなことを言っておりました。
数年前に奥さんに先立たれた某氏、その心労のためか、後を追うように亡くなった。
そして最近分かったことであるが、この某氏には生前とてつもない金額の借金があっ
た。少し前に自分の会社を立ち上げていて、しかしその会社は全く軌道に乗ることは
なく、そんなことから膨大な借金ができたのかもしれない。多くの地所を所有してい
たが、それらも売却処分していた。
・・・ここで思ったんですよね、これはY田清氏のことではないかって。そういえば
このY田清氏、「売れた理由」てな自分の著書を持ってドンドコのスタジオに現れた
ことがありました。普通、ラジオ番組のゲストであれば多少は持ち上げられたりする
もんですが、そこはわれらがドンドコ、レギュラ−リスナ−一体となってクソミソに
けなされておりました。まあ読まずともこの本の「売れなかった理由」は想像がつく
というもの。こんな本の自費出版も「借金を増やした理由」やったのか。
北野誠の話は続きます。
しかも、とある女性っぽい男性がこの某氏の借金の連帯保証人になり、実際にこの女
性っぽい男性の実印が押されていた。この女性っぽい男性に泣き言を聞かされた。
「まこっちゃん、ボクはほんまにハンコなんか押した覚えはないのよ、もうイヤイヤ」。
某氏と女性っぽい男性、たしかに繋がりはありますよね。これはS野Sのことではない
のか?詳しい真相をご存知の方、正味のところを教えて下さいよ。
2002年02月22日23時15分23秒投稿
S.S☆「立つ鳥あとを…」☆ あや太郎
耕作は異変に気づいていた。
隣の部屋がおかしい。
まだこの安アパートに引っ越してきて一月足らず−−しかも朝早く仕事に出て日が
暮れてから戻るので、隣人とはまだ挨拶も交わしていない。また人付き合いもしたく
ないので無視して来たのだが、数日前から何かしら妙な気配がするのだ。
ひそひそと話し声がしたような気がしたと思ったら、シーンと静まる。
耕作がギターを弾いて気を紛らわそうとすると、何か読経のような宗教音楽のよう
な響きが伝わって来るのだ。ところがギターを置くと、隣室の音もやむ。また鳴らす
と隣も鳴りだすという不気味な合奏が続いた。
ある晩、耕作はついに隣室のドアをノックした。名札には山田と書いてある。
「山田さーん。ちょっとお話が…」
しかし返事はない。尚もノックしていると鍵の掛かっていない事が分かった。
「お隣さん…?」
いくら安アパートでも覗くのは非礼だろうが、好奇心に負けて中を覗いた。しかし
やはり中には誰も居なかった。
「おかしいなぁ…」
また自室へ戻ってギターを弾き、懐かしの反戦フォークをがなった。すると案の定
また隣室から読経のような不気味な音声−−。これはたまらんと、耕作は大家に掛け
合う事にした。
「隣の山田さんに困ってるんですよ。ギターを弾くとアテ付けみたいにヘンなお経か
何かを始めるし、話し合いに行ってみると、どこかに隠れて出てこないし…」
「待ってくださいよ、北野さん。あんたのお隣には…誰も住んでいませんよ」
「えっ…そんな馬鹿な。だって山田って名札が出てて、毎日人の声や音楽が…」
「実はねぇ−−山田さんは半年前に亡くなったんですよ。変死でね。高額の保険金を
掛けられてたって当時は話題になりかけた程でね。ひょっとしたら、その怨念で化け
て出てるのかも…」
「そんな馬鹿な…。今時そんな事がある訳がない。もう一度調べさせて下さい。大家
さんも立ち会ってくださいよ」
大家と並びの部屋の住人が耕作と一緒に山田氏の住んでいた部屋へ入った。その途
端、生臭い風がヒュ〜…。
「キャー!やっぱり山田さんの亡霊がいるんだわ。私、帰らせてもらいます!」
太った主婦が先ず逃げだした。
「あ、あの…奥の部屋を開けても良いですか?」
震えながら耕作が訊いた。大家が小さく頷く。部屋の障子戸が開けられた。
何とそこには、壁に浮かぶ老いさらばえた老人の姿が…。
「ヒエ〜!…」
中年の大工がまた逃げだした。耕作も腰を抜かしそうになりながら壁にへばりつい
ていると、その中からまたあの読経のような不気味な音声が−−−
「や、やっぱり、山田さんの怨霊だ…。早く逃げないと、祟りが有るかも…!」
大家の声に、耕作もついに悲鳴を上げて逃げだした。
廊下を走り抜け、階段を転げるように下り、どこかへ走り去る耕作の足音が聞こえ
なくなった頃、さっきの住人たちがニヤニヤしながら集まってきた。
「いやぁ、上手く行きましたな。やっと北野さんの追い出しに成功した」
「よくは知らないが、あのギターと歌声はうるさくてね。みんな閉口してたからね」
「しかし、よくあんな手を思いつきましたね、山田さん」
「いや、落語でそんなネタがあったんですよ。怖い話をして入居者を締め出すって噺
がね。それで部屋を一つ空けて、みんなで物置にしようって魂胆ですよ」
「おいおい、物置にされちゃ困るよ。でも確かにうるさいのは困りものだし、年配者
ばっかりで気楽にやってる所へ若いのが入って来るとやりにくいからね。大家の私も
一枚噛ませてもらったという訳さ。こっちの都合で出ていけというのは法律的にも難
しいご時世だからねぇ」
「音響効果の奥さんと大工の源さんもご苦労さま。いや、逃げだした彼にはちょっと
気の毒な気もするが、これでこのアパートにもまた平和が戻ったって訳だ。いやぁ皆
さん、おめでとうございます」
ふと見ると、あの北野という若者は荷物も持たずに逃げ出していた。
「荷物だけはちゃんと渡しておかないとな」
残された免許証を頼りに実家らしき所へ電話すると
「北野耕作は…三年前に死にましたが…?」
何と、あの住人は戸籍を偽っていた事が判明した。
「じゃあ、ヤツは一体誰なんだ?」
部屋のなかに一つだけあった大きな行李のフタを一同が開けてみると、その中には
何とピストル数丁に火薬らしき粉末、どくろマークの科学薬品に、めぼしい官庁に赤
丸印のつ
いた都心部の地図が何枚か
「あいつ、何をするつもりだったんだ?」
警官や鑑識官が出入りする中、一同は呆然と思いを馳せた。
−−−果して厄介者を追い出した事になるのか?それとも超危険人物を逃がしてし
まった事になるのか?−−−
「まぁ、当分の間…ここには戻って来ないだろうから」
住人たちは、取り敢えず小さな平和を評価する事にした。
なるほど、我が身に振りかかるのは巨大な社会不安より些細な悩み事なのである。
(完)
2002年02月22日22時53分23秒投稿
こんにちは、会員番号245番です。
雪印食品が、解散ですか。
うちの知り合いに、おくさんの親が雪印の重役というのが、御自慢のかたがいらしゃ
います、なにかというと雪印、雪印、まるで皇室からきたように言ってはりました。
たしかに関東弁を喋ってはりましたなかなか綺麗な奥さんでした、その時は、子会社
が沢山あることや、いろんな地方に販売のところがあるなんて、しりませんでした。
本社の役員さんやとおもてました。
先日その知り合いのご主人にお会いしましたが、「雪のゆ」の字もでませんでした。
役員といっても「私は、寝てないんだ。」とか、「ミートセンターのものがした。」
といってるような人達が、えらいさんやということがよくわかりました。
職場を、失う真面目に働く人達が気の毒でたまりません。
嫁の実家自慢を、する男もなに考えとんや!と思ってしまいます。
2002年02月22日19時47分27秒投稿
元姫路市民です。先週土曜日予告どおり、ツッコミ養成ゲーム「ツッコミギブス」
をやってきました。
ゲームがボケて自分がツッコむ。そしてそのツッコミに対しての客席からの笑いが
得点となり加算されていって、一定の得点をとると次のステージにいけるというルー
ルです。コンピューターが設定されているネタを流、ゲーム機からボケの声(ますだ
おかだならますだ)画面上には漫才をしている2人と文字が出てきます。ボケのセリ
フの文字が赤色になるとつっこむの合図なので、タイミングよく隣に立っているボケ
人形にツッコむ。そのツッコミのパターンも胸を叩けば「なんでやねん」、でこ叩い
たら「わけわからんわ」、後頭部を叩くと「やかましいわ」の3種類あります。
この3種類のツッコミをタイミングよくボケにあわせて使い分けないといけませ
ん。うまく合えば「メチャメチャナイスツッコミ」とか劇画タッチでかっこよくツッ
コんでるシーンが画面に出てきて高得点が得られます。しかし少しでもタイミングが
違ったり、場違いなツッコミをすると、画面左にある顔が「はやい」「おそすぎ」、
「それちゃう」「アカン」とダメだしして点数がひかれます。時には「はよつっこめ
や!」「ここつっこむとこちゃうやろ!」と画面上でボケが相方を蹴飛ばします。
このゲーム、ツッコミギブスというだけあってつっこみだけではなく相槌までう
たないといけません。ボケのセリフの文字が緑になったら人形の足元にあるペダルを
踏む。そうすると「そうそう」「ああ、そうなるな」と相槌をうつ。これもツッコミ
同様「はやい」「遅すぎ」とかタイミングが評価される。
説明はこれくらいにして、いよいよ実戦。ますだおかだ、たかしひろし、アメリ
カザリガニ、ダックスープ、シンデレラエキスプレスのネタを選択。
このゲーム何がしにくいっていちいち相槌うたなければならないことです。ツッ
コミをする時に普通足で踏んだりしません。手だけではなく足まで神経を使わなけれ
ばならない。これで困ったのはアメリカザリガニの「レストラン」ネタの「サラダ
バー」の件。平井が「サラダバ」を言うたびに瞬時にペダルを踏まなければいけませ
ん。これが速くてついていくのに必死。
もひとつ困るのがネタを聞いてしまうことです。大体が聞いたことあるネタとは
いえ、ボケを最後まで聞いてしまう。聞いてから少し笑ってツッコンでるようでは遅
すぎるのです。それで「遅すぎ」と何回も言われましたわ。しかし「なんでやねん」
とかはゲーム機が言ってくれるのでプレイヤーは無言でツッコンでしまいます。黙々
と人形に突っ込みいれてる光景は人にあまり見せたくないものです。
結局は3ゲーム目までは行けました。その3ゲーム目も394点と400点合格まであと
一歩でした。私の前にやってた自称松竹芸人よりは点は高かったです。
客ですが大阪は私が見た限り、客足は途切れることはありませんでした。東京は
ウケがいまいちだったそうです。
まあ上岡師匠がやってたら途中で中断して「そのツッコミはおかしい」とかダメ
出しするでしょうねえ。
2002年02月22日00時07分04秒投稿
S.S☆「見えたまんま」☆ あや太郎
医療福祉の専門家が居た。今日も今日とて学生や福祉関係者を集め実地教習を行っ
ていた。
「皆さん−−本日は身体が不自由な方々への接し方を学んで頂きましょう。こういう
境遇の方々は心身共に様々な重荷を背負っておられます。例えばこちらに寝たきりの
お年寄りがいらっしゃいますが、足腰を傷めてもう一年以上も寝たきりだそうです。
そんな心身の苦痛を察しながら優しく話しかけましょう。−−お爺ちゃん!お話…聞
こえますか?」
「はぁ。耳は別に遠くないもんでね」
「これは失礼しました。つい耳もご不自由かとお見受けしたもので。思ったよりお元
気で何よりです。身体が不自由な上に目や耳まで弱ってくると辛いですからねぇ。−
−耳が良くて…良かったですね…おじいちゃん?」
「良く聞こえてるったら…」
「ハハハハ、お元気そうです。それでは、こちらのお婆さんです。身体はまだ動かせ
るんですが、目が不自由で生活にご不便なさってるそうです。−−お婆ちゃん!…目
が見えにくくて…大変ですね?」
「ハイハイ。幸い耳のほうは達者なもんで…」
「おや、失礼しました。耳のほうもご不自由かと思って…。また困った事があった
ら…ヘルパーさんに…手伝ってもらって下さいね。…ほら、耳を押さえるほど耳が良
いんですねぇ。それでは皆さん、次はお年寄りではなく、身体障害を持った青年で
す。脳性麻痺で首や発声器官の動きにも不自由があるそうです。−−−もしもし?…
あたな…聞こえますか?…もしもし!」
「ちゃ、ちゃんと…聞こえ…てるよ」
「ご覧のように一言話すのにも大変な苦労です。だから皆さんも優しく、分かりやす
く話しかけるようにしましょう。ねぇ、今の方?…分かりますか?…もしもし…!」
「あんた…たちは…普通に…喋れ」
「おや、失礼しました。ついリズムを合わせようとしたものですから。…まぁこうい
う風に障害に負けず頑張ってる姿を見ると我々も励まされますね。…さて、次は、ど
んな障害の方でしたかね?…ボンヤリと空を眺めているところを見ると…痴呆症の方
のようです。−−−もしもし?…私の…言う事が…分かりますか?」
「分かるよ。天気を見てただけなんだから」
「いや、失礼しました。ボンヤリしてるように見えたもので。まぁしっかりした方で
何よりでした。…さあ、皆さん、今日は色々なケースを学んで頂きましたが、共通し
て言える事は、ゆっくり優しく分かりやすく話しかける事ですね。分かりましたかぁ
?…おや、学生さんから手が挙がりました。さて、どんなご質問でしょうか?」
「先生…僕の言うこと…分かり…ますか?」
「ハイ、分かりますよ。なぜそんな事を…?」
「いや、てっきり…馬鹿かと思って…」
(完)
2002年02月21日22時21分29秒投稿
今日は、亀虫ぷっぷです。
2月19日 ワッハ上方演芸ホール 「桂 米二 独演会」
出し物
●「看板の一」 桂 雀喜
●「東の旅・発端〜七度狐」 桂 米二
●「演題不明」 月亭 八方
中 入
●「口入屋」 桂 米二
初舞台から25年やそぉです。
そこで初ネタ「東の旅・発端」と内弟子時代最後のネタ「口入屋」。
「発端」と「七度狐」の間に「煮売屋」があったのをころぉっと忘れてました。
こんな店、たまにありますな。
回覧板廻す時に飛ばされるてな店ね。
おそらく「煮売屋」はコンパクトにまとめて「七度狐」に繋ぐのであろぉ。
こぉ考えた訳なんですけど、みっちりフルボトルの濃厚さ。
従って長い。
だれる処までは行きませんけど、長い。
一本の噺やったら何とも無いんですけど、三本連なってると思ぉたらやっぱり長い。
しかも「発端」なんか20数年ぶりの超久々なんで何処かぎこちない。
その後も妙に力が入って細かい部分で噛んだり間違ぉたり。
ひょっとしたら後悔しながら喋ったはるんちゃうか、なんて思ぉてました。
案の定「口入屋」の冒頭で
「やめといたら良かった。もぉ、二度とやりません。」
その所為もあっての事でしょぉか。
「口入屋」の方はどこかほっとしたよぉな表情ですんなり。
自分の会やから好きなよぉにやらはったらええと思いますけどね。
いっそ「発端」から「三十石」まで通しでやるとかね。
苦行やね、これは…。
八方さんは夜店で売ってるインチキ本の噺。
ひと月百円で暮らす方法…ところてんを食え。とか
女の子にキャァキャァ言われる方法…素っ裸で女子高へ入って行け。とか
500円の投資で一生安楽に暮らす方法…そんなもんは無い。真面目に働け。とか云々。
これ昔から知ってるんですけど題が分かりません。
まぁそれはそれとして、本編の前の話は流石に面白いですな。
テレビで鍛えた八方噺。
男女の老後の違いから家族の事。
やっぱり出ましたタイガース。
安芸からこの会の為にだけ帰って来て、翌日また行かはるそぉです。
この日一番の爆笑を呼んでたのはこの人でした。
パチンコで10万負けた事もある程のギャンブル好き、雀喜さん。
で、「看板の一」。
昔一流の博打打ちやったおやっさんの迫力がもぉひとつ。
加えてうんっと突っ込む時の力が足りんもんで大きく受けません。
せっかくの笑い処が勿体無い。
見た目爽やか言葉はっきり、泥臭い部分が無い。
噺によっては誠に結構な武器なんですけどね。
この辺り師匠とはえらい違いですな。
雀さんの悪声を少々…こればっかりは受け継げんわね。
2002年02月21日16時24分08秒投稿
S.S☆「誘拐捜査」☆ あや太郎
子供が誘拐された。
小さな平和な町の事とて、もちろん歴史はじまって以来の大事件となった。
犯人は万事計画通りに進んでホクソ笑む。
「しめしめ、予定通りだ。誘拐した子供も見つからん場所に隠したし、脅迫状もちゃ
んと届けたし、あとは身代金を上手く受け取るだけだが、こんな田舎の事だ。手早く
やってしまえば警察の手も間にあわんだろう。まぁその前に、警察へ届けたりはしな
いだろうけどな」
なにせ純朴な田舎町のこと、脅迫状で指示した通り、おとなしく身代金を持ってく
るだろうと踏んだのだ。
案の定、子供を誘拐された両親はおろおろし、その様子から事情を聞き出した町内
の住人たちも先ずは顔面蒼白となった。
「こんな田舎の平和な町でこんな大それた事件が起きるだなんて信じられない。しか
し今はとにかく子供の命が大切だ。素直に犯人の言うとおりにしよう」
先ず警察には知らせない、身代金を集める、そして指定された通りに手渡す−−そ
れを確認し合って住人たちは行動を開始した。
夜の九時、もう真っ暗になった神社の境内に現金入りのカバンを持った両親が現れ
た。 警察の手が回ってないのを確認した犯人たちが三名、木陰から境内に入ってきた。
「よく約束を守ったな。近頃珍しい誘拐被害者だ」
「当たり前だ。子供の安全が何よりなんだから、言う事を聞くよりしょうがないだろ
う。身代金も持ってきたぞ」
「よし、カバンを見せてもらおう。ふむふむ…ちゃんと古い札で三千万ほど有りそう
だな。ますます律儀な被害者だ。感心したぜ」
「早く子供を返せ」
「よし、約束通り返そう。しかし、今ここで返すと、どんなしっぺ返しを食らうか分
からんからな。あとで返してやる。実は、あの裏山の或る場所に隠してあるんだが、
一旦我々が引き返し、まだ警察が動いてないと分かれば、何らかの方法で返してや
る。心配するな−−警察に知らせない限り、命の保証はする。但し子供にはもう丸二
日、水と食べ物を取らせてないからな。早く戻ってやらんと危ない。いいか、警察に
届けたりしたら子供を連れて逃げる。そうすりゃ脱水と飢えで死ぬかもしれんぞ。ま
だ小さい子供だからな。それじゃおとなしく待ってろ。良いな」
脅すだけ脅すと犯人たちは現金カバンを持って、足早に境内を出た。
「大変だ−−−あの子は身体が弱い。早くしないと命に関わる」
両親が青ざめていると、こっそり見届けに来た町の住人たちが思い切って言いだし
た。「我らで捜し出そう。警察には知らせないんだから約束破りじゃないし−−−」
言うが早いか皆一斉に裏山めがけて走りだした。
ようやく隠れ家についた犯人たちが逃亡の準備をしていると、その山小屋の周囲に
人の気配…。
「何だ!警察か?」
「いや、町の住人らしい。何十人もいるが…通りすぎちまった。偶然かな?」
「ここもグズグズしてられねぇな。早く逃げよう」
猿ぐつわを噛ました子供を抱いて犯人たちは車に乗り込み山道を走りだした。
「あっ、車が何台かついて来る。脇道からも一台二台と出てきたぜ。追われてるのかな?」
「分からん。パトカーじゃないようだから偶然かも知れん。ここは騒がないようにしよう」
すると車の集団もおとなしくついて来る。
やがて国道に入ると、後続車もいつか姿を消し、犯人どもは予て用意の倉庫に滑り込んだ。
「ここまで来れば安心だ。あとは金を分け、遠くへ逃げるだけだ」
ほくほく顔で身代金の分配をしていると、倉庫の周囲が騒がしい。ギョッとして外
を見ると、警察官の姿こそ無いが、人また人の群れ…
「何だ?目立たない場所を選んだのに…」
「偶然、人が集まる日なのかなぁ…。とにかく早く逃げようよ」
しかし逃げれば逃げるほど、周囲に見える人の数は増えて、車もろくに走れなく
なって来た。みな追って来るかと言えばそんな感じだし、偶然と言えばそんな感じでもある。
「そっと振り返ると、早足でついて来るし、キッと睨むと、顔を背けて道を変えたりしてるし、
一体追っ手なのか、単なる通りがかりなのか分からん」
「ますます増えて来ましたぜ。こりゃどう見ても追手じゃないかなぁ」
「しかし相変わらず警官の姿は見えん。まさか皆、私服警官じゃないだろうし…」
警察に知らせては危険と判断したあの住民たちは、何を思ったかパソコン通信で全
国の知り合いという知り合いに、犯人たちの車の追跡を要請したのだった。また律儀
に要請に応じた善良な市民の多いこと多いこと−−
「なにせ警察には知らせられんのです。子供の安全が一番なので、こっそりと追跡し
て下さい−−」
そんなEメールがまた全国津々浦々に飛ぶ。するとまた善意の追跡者が繰り出す繰
り出す−−−もはや、どこへ逃げても逃亡車は人込みの中だった。
「えーい、どこまでやれば気が済むんた。全国の人間が俺たちを追っ掛けて来るみた
いだ。しかし相変わらず警察の姿は無いし、一体どうなってるんだ?」
「兄貴−−ひょっとしたら…警察に知らせるなと言ったから、警察以外の人間ばかり
で追いかけて来て、こんな事になっちまったんじゃないですか?」
「そうか…。じゃあ、このまま行くと日本中の人間が全部…」
もはや人波の圧力で軋み始めた車の中で、火が点いたように泣き喚く人質の子供に
刃物を突きつけながら、ついに犯人たちは群衆に向けて怒鳴った。
「早く警察に知らせないと…子供の命はないぞ!」
(完)
2002年02月20日22時15分45秒投稿
S.S☆「最初の一歩」☆ あや太郎
母親が病に倒れて早や三年がたった。
脳疾患で意識障害と運動神経に後遺症が残り、寝たり起きたりで長らくボンヤリし
たままだ。半分ボケて言葉が不自由になったのも辛い所だが、まだ何とか家族の顔と
言葉を理解できるのが救いである。身体も完全に寝たきりではなく、かなりの時間
ベッドに座っていられるので、まだマシなほうだと納得する事にした。
そんな母と暮らす小生に、また忙しい用事が増えた。三人目の子供が生まれたのだ。
もう四十にもなる年齢で赤ん坊を育てるについては迷いもあったが、授かり物でも
あるし、上の二人の出来も良くないし、幸い経済的には余裕があったので思い切って
妻に生んでもらうことにした。
それにもう一つ、今更赤ん坊を育てる気になった要因がある。それは母親であった。
子供に返ってしまったような母親を世話しているうちに、同じ手間でまた子育てを
してみようかと妙な事を思い立ったのだ。新しい命が目の前に現れれば病んだ母親に
も好影響が出ないとも限らない。ペットが痴呆を改善させたという話もある。赤ん坊
が役不足という事はあるまい。
子供が生まれて十日後、その子を家に連れて帰った。本当は二三日前から許可が出
ていたのだが、わざと遅らせた。丁度その日が三年前、母の退院した日だったからだ。
倒れる前の記憶を半ば失った母は、退院したあとの記憶が専ら頼りだった。特に退院、
帰宅が実現した日は特別に嬉しかったようだ。いまでに思い出話のように日付を辿る。
唯一母が覚えているその月日に、新しい家族の参加をダブらせてみたのだ。
赤ん坊をあやしながら母の世話をするという忙しく煩わしい日々が続いた。
新生児を見る母に際立った変化も無さそうに見えたが、気がつけば近くに居る赤ん
坊の顔を覗き込むように見ている時があった。自分が子育てをしている時分を思い出
しているのだろうか。そんな反応の変化も、赤ん坊の成長よりも遅いせいか周囲が気
づいたのは子供が満一才を迎えた頃だった。
歩行器を意識的に使わぬようにし、体力がつくようにハイハイの時間を増やしたせ
いもあって、子供の歩き初めは丸一年が過ぎた頃からだった。
遅くとも、急かさずとも、子供は自然に歩きだすようだ。物に掴まって何度か立ち
上ったり尻餅を突いたりしている内に、ヨチヨチと歩けるようになっていた。
ある日、お婆ちゃんのベッドに手を突いて立ち上がり、周囲を歩いた事がある。
その時、そのベッドの主が反応を示したのだ。少し引きつる顔で、それでもニコリ
と孫の顔を眺めた。
孫だと認識しているのかどうかは分からないが、何か可愛い生き物ぐらいには感じ
たのだろう。その小さなペットがヨチヨチ歩くのを見て、久しぶりに母は嬉しそうだった。
間もなく思わぬ事が起きた。赤ん坊のヨチヨチ歩きにつられて、老母が立ち上がろ
うとし始めたのだ。入院時のリハビリ以来、寝たまま手足の運動をさせて来たので、
まだ何とか最低限度の筋力は残っているはずなのだが、まるで立とうとか歩こうとか
しないこの数年間だったので、無理やり歩行訓練させる事は控えていた。ベッドサイ
ドから、ほんの少し体重を前に掛ければ立ち上がれそうなものなのだが、やはり怖い
のだろう。あと一歩が出ない。見ているほうも骨折が怖いので無理やり立たせる気に
はならないし、あと何年生きられるか分からない身体でリハビリだけの人生を送らせ
るのは忍びないとも思えた。
そのせいか、病床の母の足踏みはいつまでも続いていた。赤ん坊はどんどん上手に
歩いてゆくが、母は立ち上がりかけては止めるという繰り返しである。かと言って無
表情な顔には何の焦りも落胆も見て取れない。ただ孫を見て時折り浮かべる微笑だけ
があった。
「歩行器を買っておけば良かったかな」と後悔したのはこの頃だ。
使い方やリハビリ指導の要領も忘れてしまった。生半可な練習でケガをさせても嫌
だったし、結局周囲は黙って見守る事にした。
相変わらずベッドの母は立ち上がれそうで立ち上がれない日々を続けていた。
子供はエネルギッシュだ。日がな一日歩き回って、半年もたった頃にはもう転ぶ事
もなく足を運ぶ。
こうなると母が可哀相に思えてきた。微かな笑みを浮かべたその顔の裏で悩み苦し
んでいるのではないだろうかと。いっそリハビリをさせてみようか。しかしそんな姿
を見たいとは相変わらず思わなかった。
子供が歩く。母が見る。子供が走る。母が足踏みする。子供が飛び跳ねる。母が笑
う。その笑顔が息子の私には勝手に寂しく見えてしまう。
頑張れ、母さん−−−いつしかそんな祈りを心で唱えるようになった。
三人目の子供が満二才を迎えた日、母が退院帰宅した記念日もやって来た。
蝋燭を二本立てたケーキと、母の歳の数だけ立てたケーキを並べてパーティを催し
た。 子供がプレゼントの飛行機のオモチャを持って庭に走り出た。
庭を走り回る子供はこのうえなく楽しそうだった。それはまるでお婆ちゃんもお出
でと呼んでいる姿に見えた。
それを見ても身体の動かぬ可哀相な母−−と思ってベッドの上を見やると、何とそ
こに母親の姿はなかった。慌てて周囲を見回すと、何と母は立ち上がっていた。そして
何歩か歩いたのだろう……もう庭に下りた母は、孫に向かいヨチヨチと歩き初めていた。
ちっちゃい、ガニ股歩きの母−−子供のように愛らしいその後ろ姿は記念すべき我
が家の「最初の一歩」となった。
(完)
2002年02月18日22時02分34秒投稿
今日は会員番号245番です。
おおきに、おおきに、亀虫はんやっと団朝さんの、おちがわかりました。途中で子
供を連れた奥さんが入ってきはって、席をゆづってるあいだに終ってしまいました。
たしかに、かいてはるとうりです。
ああ楽しかった。
2002年02月18日21時32分39秒投稿
今日は、亀虫―ほかのかた―ぷっぷです。
2月16日 Team火の車稽古場 「第4回ごかいらく落語会」
出し物
●「参観日」 桂 団朝(くまざわあかね 作)
●「ご存知人形噺」 笑福亭 鶴笑
●「とり」 桂 九雀(小佐田定雄 作)
中 入
●「貧乏神」 桂 雀三郎(小佐田定雄 作)
団朝さんの「参観日」。
ある小学校の4年3組に転校してきた国定忠太郎は、少年の身ながら大衆演劇の座長。
物言いはもちろん行動すべて芝居調。
ここいらは団朝さんの真骨頂ですな。
当然最初は浮いた存在ですが、やがてクラス全体が彼のペースに。
そして授業参観の日。
父兄に加えて教育委員も視察に訪れるというので担任は戦々兢々。
国定は指さないでおこぉと決心します。
科目は国語。
その本読みの時に手を上げたのは彼ひとりでした。
担任は致し方なく当てます。
それは〈走れメロス〉で、友を裏切ろぉとした事を自ら告白する場面。
初めは教科書通りに読んでいた口調が途中から徐々に変わっていきますな。
ついにストーリーまで股旅物になり担任の心配がほんまもんになってしまいます。
参観に来ていた母親との絡みも芝居掛かってほとんど〈瞼の母〉。
そぉか。
忠太郎という名前の訳がここにあったのか。
単なる国定忠治のもじりや無かったんですな。
翌日校長に詫びる担任。
ところが意外や大変好評であったと聞かされます。
特に教育委員に好印象の国定。
それに比べてまったく印象に残らなかった担任。
がっかりした担任に校長が言います。
「彼は役者やがな。先生より役者が一枚上や。」
これが落ちなんですけど、〈役者〉という言葉が重複してます。
お陰で少々弱まったのは残念。
いずれにしても団長さんならではの一席でありました。
前の噺の流れでも無いでしょぉが、鶴笑さんにひとりの客が祝儀袋を手渡しました。
よっぽどマニアックなファンなんでしょぉな。
紙切りの腕はそこそこ。
とても上手いとは言えませんな。
喋り共でお賑やかに楽しめるという処でしょぉか。
鶴笑さんの十八番〈パペット落語〉。
相変わらずなんとも言い難い芸ですな。
現在は主にシンガポールで外国人相手にやったはるそぉです。
阿呆らしいけど笑わにゃしゃぁない…と客に思わせたら鶴笑さんの勝ち。
負けてしもぉたがな。
九雀さんの出番は毎回色もんの後。
過去のこぎり演奏のサキタハヂメさん以外は強力なメンバーでした。
姉様キングスにテントさん。
ほんで今回が鶴笑さん。
「落語の空気になってくださいね。」
の言葉に続けて思いっきりぼやいたはりました。
そらそぉやね。
どぉしても引きずってしまう異質な雰囲気の中ではやりにくかろぉ。
前回の「開口一番」に対して今回は「とり」…ではありません。
空飛ぶ鳥の世界の噺。
舞台はサファリパーク。
主人公のアヒルの少年が空を見上げております。
飛んでみたい、ひょっとして飛べるのやないやろぉかと思いながら。
通りかかった年長のアヒルがたしなめますな。
フロイトの超自我がどぉたらこぉたら。
少年にはよぉ分かりません。
実際飛べるもんの意見を聞こぉとトンビの元を訪れます。
トンビはベーコンの言葉「知は力なり」を引き合いに出して言います。
「危険なんぞはどぉでもええ。後先考えんととにかく飛べ。」
飛べるもんに聞いたのが間違いやった。
飛べんもんやったらええ答えを出してくれるのやないか。
訪ねたペンギンのおばさんはデカルトの説の信奉者。
果たして今飛んでる鳥はほんまに飛んでると言えるのか、云々。
納得出来んまま次々尋ね回る少年。
見識豊かなフクロウのおじいさんはプラトン、おかまのクジャクはソクラテスの言葉
を披露します。
それぞれ賢人の言葉はもっともなれど、彼の欲してる答えでは有りません。
そこで少年はせめて気分だけでも…と目を瞑って羽ばたき始めます。
やがて体が浮き足が地を離れたよぉな感覚が…。
目を開けた彼は本当に空を飛んでる事に気付くのでした。
それを見た年長のアヒルが少年の母親…おさきさん…に言います。
「とぉとぉ来てしもぉたんやな。アヒルの仔が白鳥になる時が…。」
落ちの言葉はこんなんや無かったかも知れません。
もし間違ぉてたら…それはそんでええやないかい。
プロットは単純なんですけど、運びが面白い噺ですな。
心理学とか哲学とかの部分も分かりやすいし、童話との絡み具合もええ塩梅。
演者が九雀さんというのもピッタリはまってました。
ピッタリはまると言えば、これまたはまり過ぎる位はまってましたな。
雀三郎さんの「貧乏神」。
上方落語界一乞食の似合う噺家という評価を受けてるそぉです。
おそらくすべての客が納得した事でしょぉ。
そして乞食と並んで(並びなっちゅうねん)イメージ通りの貧乏神。
そらもぉこの人の為に書かれたのと違うかと思う位。
飄々と、また時にはペーソス溢れる語り。
それより何より貧乏神とは斯く有るべしと思わしめる風貌がそれを雄弁に語っており
ました。
枝雀さん亡き後、この噺が出来るのは雀さんを措いていたはりません。
よぉお弟子さんにとっときはったこっちゃ。
これでこの噺が残っていく道筋が付きましたな。
良かった良かった。
ちなみにお弟子さんの雀五郎さんは雀さんに輪を掛けた貧乏神タイプ。
いずれこの噺は譲らはるそぉです。
さらに、目出たし目出たし。
2002年02月18日18時15分44秒投稿
S.S☆「絶滅種」☆ あや太郎
「…と言うわけで、細密な遺伝子分析の結果、我々人類の祖先クロマニヨン人と、同
時代に生息していたネアンデルタール人とは、全く血の繋がりが無いと判明しまし
た。つまりネアンデルタールの血を受け継ぐ猿人の一派は完全に絶滅したと見て間違
いないようです」
「なるほど、遺伝的な繋がりが無いという事は、これ即ちネアンデルタールとクロマ
ニヨンの混血は出来なかったと言う事ですね」
「そうです。恐らく両種族の間に子供は出来なかったと考えて良いでしょう」
「と言う事は、両種間の交配というのも無かったという訳ですか」
「恐らくは」
「でも化石などから見ると、体格や骨格などはかなり類似してるし、生活形態なども
共通点が多いように推測できます。それがまるで別種の生物として、独立した暮らし
をしていたり棲み分けをしていたとは不思議な気もしますねぇ」
「当時は生息密度も低いですし、わざわざ毛色の違う種族と付き合う必要はなかった
という事でしょう。それに子供が出来ないという事は決定的ですね。やはり生殖本能
から言っても、そういう種族間で交配するという可能性は薄いでしょう」
「なるほどねぇ。同じ時代に生きた同じ猿人仲間なのに、少し遺伝子が違うだけで混
じり合う事が出来なかった…お互い協力して繁栄する事が出来なかったというのは何
やら寂しい事実ですねぇ」
「それが自然淘汰の厳しさでしょうね。共存よりも競争という時期だったんでしょう」
遙かなる後世に、研究者たちが感慨深く古代に思いを馳せている事など露知らず、
石器時代に生きる我らのご先祖様たちは連日連夜、実はこんな会話を交わしていた。
「おい。ネアンデルタールのあの娘たち、まだ来ないのか?」
「遅いなぁ…。ちゃんと木の実を山盛り二杯、手付けに渡しといたのに」
「早く来てくれないと、我慢できないぜ」
若い衆が地団駄踏んでいると、ようやく…
「あーら、遅れてごめんなさい、クロマニヨンちゃん。ちょっとよそのグループから
お呼びが掛かってたもんだから」
「何だよ、掛け持ちかい。気分壊れるなぁ…」
「あら、イヤなの?それじゃ帰っても良いのよ」
「待ってくれ。もうムズムズして止められないや。何でも良いから早く始めよう」
「うーん、もう、好きねぇ。でも、そんなに私たちって色っぽい?」
「いや、違う種族となら…子供の出来る心配が無いからな。思い切ってやれると思う
と、ムラムラしちゃって…。さぁ、今夜も徹夜だ!」
ネアンデルタールとクロマニヨンの若者たちは今宵も盛大に乱交パーティを開始す
るのであった。
(完)
2002年02月17日22時32分37秒投稿
毎度、丸浜です。
何もする気がしないのでボッーとTVでやってるオリンピックの中継を見てた。
種目はショートトラックなんやけど、よーわからん競技やな。
5人で競技、前の4人が転倒、遅れて離れてた選手が勝ったり、してた。
それにしてもよー転倒するし、失格が多い競技や。
スーパー大回転もコースを外れる選手が続出、失格になってた。
TV、特にNHKはオリンピックばっかり、、、ちょっとうるさい感じがする。
2002年02月17日15時11分09秒投稿
こんにちは、会員番号245番です、
ごかいらく落語会に行ってきました、詳しい事はほかのかたが書いてくれはるので、
よかったよかったああおもしろかったとかいときます。
やっぱり落語会はいかなあきません。
2002年02月17日00時33分07秒投稿
S.S☆「居候」☆ あや太郎
「おかわり…!」
居候が堂々と空のお碗を突き出した。
おかみさんが無表情でご飯をよそい、亭主は呆れ顔でトイレに立つ。
たまたま訪ねて来ていた居候の友人が声をひそめて話しかけた。
「お前は本当に厚かましい奴だなぁ。居候のくせに全然遠慮する気配がない」
「当たり前さ。将来ある身はちゃんと食って英気を養っておかなくちゃ。遠慮は出世
払いにしてもらおう」
「度胸だけは大したもんだ。でも気を付けろよ。こんなこと続けてたら。叩き出され
るのも時間の問題だぜ」
「大丈夫だよ。ここの主人は俺の親父が面倒見てた人だから、そんな無下にはしない
よ」「そりゃそうだろうな。単にタダめしを食らってるだけならね」
「それはどういう意味だい?」
「知ってるよ。お前さんは、ここのオカミさんに手を出してるらしいじゃないか」
「えっ…もう聞こえてるのか?」
「知らぬは亭主と本人ばかりなり、だ。二人でホテルに出入りしてるとこを見た奴が
何人か居る。ウソだと言うのなら連れてきて証言させようか?」
「とんでもない。そんなこと聞かれたら、警察沙汰だよ」
「それなら大きな火事になる前にヤメとけよ」
「ヤメとけって言われても……もう二、三回、深い仲になっちゃったしなぁ」
「それなら今後は控えるようにしたら良いじゃないか。ほら、居候、三杯目にはそっ
と出しって言うだろう。そろそろ身を退く潮時だぜ」
「うーん、でも身を退こうにも退けなくなってるんだよ」
「そりゃどうして?」
「実はオカミさんを…妊娠させちゃってさ。本人はあの亭主の子として生むって凄ん
でるし…。もう俺の一存では退くにも退けない」
「なんてこった…。居候、三回目には、中に出し…か」
(完)
2002年02月16日10時12分56秒投稿
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