過去のドンドコ掲示板
2002年01月16日〜31日

替え歌綴り………あや太郎

石川さゆり「津軽海峡冬景色」で・・・
♪ミノもハツも タンもレバーも、みんな国産。
  ごまかし、騙し、雪印〜〜。
  倉庫 通う 人の群れは 誰も無口で〜、
  熊本産の ラベル貼り。    
 さよなら、生レバ〜。
 馬刺しに 変えさせて〜。
凍えそうな 冷凍室で、
 泣けて来ました。
あぁああ〜〜、
 雪の結晶〜〜ペケ印〜〜。

続きましては中者明菜「スローモーション」で・・・
♪倉庫の中〜〜刻むステーキ、
 ほんの産地 偽造〜〜。
 振り向くと、いつか検査官、
 垂れ込み するなんて。
 ついに 地に落ちたの、
 雪も星も こんなに泥んこ。
 最初は〜〜ぶどう球菌〜〜、
 悪い噂〜〜消えぬうちに〜〜、
トドメの〜〜ラベル貼り換え〜〜、
北海道の〜〜熊本産〜〜。

おあとは外務省ネタです・・・
「ずいずい、ずっころばし」の節で―――
♪ズーズー、ズーズー言って、こわ持て、ズー。
 ド壷に ハマっても 這い上がる、
しぶとさ、泥臭さ。
 外務省のネズミの クビ切って、チョン。
  チョンチョンチョン。
 野上さんが辞めても、マキ子さんが辞めても、
  おいらは辞任よ。
 裏の駆け引きで スルリと逃げたの、だーれ?

続いては「与作」です。
♪ムネオはシラを切る〜〜
  ―――NGO〜〜、NGO〜〜。
官僚の肩叩く〜〜、
  ―――トントントン、トントントン。
♪マキコは 嫌気さす〜〜、
  ―――ヘイ閉口〜〜ヘイ閉口〜〜
 妥協の 大英断〜〜、
  ―――不公平〜〜、不公正〜〜。
♪無策〜〜愚策〜〜、小泉くんよ〜〜、
  黒幕〜〜黒幕〜〜、切れぬじゃ、夜も明けぬ〜〜。
 フ〜〜ウウ〜〜、
#予算〜〜予算〜〜、通すは良いが〜〜、
  自爆〜〜自爆〜〜。世間じゃ通らない〜〜、
 フ〜〜ウ〜〜、フ〜〜ウ〜〜。

(代理UP:穴子 辞任しても生きていける人ばっかり…)

2002年01月31日22時11分00秒投稿

やぶにらみ映画情報        細川玉代
1 「シュレック」
 な〜るへそ、そう来ますか。憎いねぇ、同感ですな。
2 「息子の部屋」
 重いテーマをホームドラマにした佳品。
 あと何回、桜が見られるかしら、、、、
3 「ハリー・ポッターと賢者の石」
 掃除機に跨って踏みしめたら床が抜けた、、、
 テレビを見ながらバリバリおやつを食べたら豚になった、、、
 おお、私って魔法が使えるんだ!キャハ(笑)ラッキー!
4 「プリティ・プリンセス 」
 ジュリー・アンドリュースの女王様は流石の貫禄でございます。
 欲を言えば「♪ドレミの歌」を歌ってくれたら 最高やったね。
5 「フロムヘル」
 大阪名物・暗い夜道のひったくりには くれぐれも御注意を!
6 「地獄の黙示録・特別完全版」
 ベトナムにした過ちをアメリカは 今また再びアフガニスタンに
 するのか?学習せぇよ。 3時間半、 尿瓶必携。

2002年01月31日20時47分17秒投稿

大島 紬で〜す!

久しぶりに見ました。
森乃福郎の名前。

現物の本人を目にしたのは、もう随分前です。
ブラウン管から遠ざかってしばらく、某総合病院のロビー内。
とても痩せてやつれた姿でした。

あれからもう十年以上経ったと思います。
建て替えて、とても綺麗になったその某総合病院のやはりロビー内。

「病院建設の際に寄付をして頂いた方」の名前の中、
○○建設、○○組の中に混じって、「森乃福郎」のその名前。

なぁ〜〜んと!200万円以上の寄付の欄にありました!!

も、、、持ってたんやな、200万円」以上。

おそるべし、森乃福郎。
侮るべからず、森乃福郎。

2002年01月30日16時37分48秒投稿

今日は、亀虫ぷっぷです。

姉「あんた、言うたやんか。」
弟「言うてへんわ。」
姉「絶対言うたて。」
弟「言うてへん。」
姉「言うた。」
弟「言うてへん。」
父「やかましいなぁ!
  外へ行ってやれ!
  あぁ真紀子。
  お前はあんまり遠くへ行ったらあかんねんで。
  えぇな?」

「奥さん、聞いてよ。
 うちの息子ねぇ、せっかく入った会社辞めてしもぉたんよぉ。
 そぉなんよ、まだ半年やいうのにねぇ。
 理由?
 それがねぇ、何やっても思い通りにならへんからって言うのよぉ。
 いいえぇ、あの子だけが悪いんや無いの。
 確かにちょっと我が儘やしぃ少ぉし我慢足らへんしぃ僅かにお口が大き目…かな?
 けど、会社もひどいのよぉ。
 なんかしよぉとする度に上から押さえ込むしぃ目立つ活躍して英雄扱いされたい思
 ぉてもそのお膳立てしてくれへんのよぉ。
 あれだけ期待してるとか言うといて、能力発揮する場も用意しといてくれへんてひ
 どいと思わへん?
 ほら、うちの子ていっぱい才能持ってるでしょぉ?
 溢れる能力活かせる環境や無かったのよ。
 会社の器が小さかったのよ。
 スケールが違い過ぎたのよ。
 そぉそぉそぉに決まってる。
 あぁ〜ぁ、入社前は組織改革するんや言うてえらい意気込んでたのにぃ。
 それがこんな中途半端までも行かんうちに辞めんといかんてねぇ。
 かわいそぉな子…グスン。
 え?世話してくれた41万の人?
 そぉなんよ。物凄ぉ申し訳ない思ぉてます。
 けどしょぉがないわね。
 ボクちゃん自身が決めた事やしね。
 糞面白ぉもないとこで埋もれてるよりスパッとケツ割った方がずっと爽やかよ。
 贔屓目抜きにしても流石や思うわ。
 ねぇ奥さ…あら…ちょっと奥さん?何処行くのぉ?
 これからぁ野に下ってぇ大活躍するぅ将来のぉ…ねぇぇぇ聞きたくないのぉぉぉ?
 奥さぁぁぁぁぁぁぁん。」

2002年01月30日12時57分52秒投稿

Taiyaki恋しや です

[得別奇角 テント アカペラ BEST15]
2002年1月29日(火)ヘップファイブ8F ヘップホール
18時30分開場 19時00分開演
 
 ●テント漫談
 ●フリートーク
 ●ヒミツ
 ●テント ア・カペラ

(感想)辛口になってしまいますが、今回はあまり笑えませんでした。
 ア・カペラ(15曲)はそれなりに聴きごたえがありました。
 ゲストは小佐田定雄さん。テントさんとの対談はなんとなく
 ぎこちなかった。
 テントさんの方が小佐田定雄さんより1つ年齢が上なんですね。

 次回に期待して、今回は☆☆☆(5☆満点で)くらいかなぁ〜。

 以上

2002年01月29日22時41分42秒投稿

S.S☆『自然界の掟−6』☆     あや太郎

「先生・・・魚は痛みを感じないって本当ですか?」
「そうよ。だからお寿司屋さんなんかの水槽で,身を半分おろした魚が泳いでるで
しょう?あれ、もし痛かったら、とても泳げないからね。きっと底に沈んで寝込んで
るわよ。それじゃ、今日の動物の話はオシマイ。あとは自習しときなさい。バイバイ」
・ ・・・・・・
「また先生、早引けだ。合コンかなぁ?」
「こんな昼間からコンパなんかしないでしょ。今日は珍しく学校からの研修旅行で
すって」
「でも研修旅行って、大体観光気分で飲み食いするだけだろ。宴会みたいなもんだよ」
「ねえねえ、私たちも自習を抜けて宴会しない?近所に回転寿司の店が出来て、今開
店記念の割引料金なのよ」
「よっしゃ。じゃあ、こっそり抜け出すか・・・」
・ ・・・・・
「いらっしぇい〜〜。おや、子供たちばかりだねぇ。まだお昼だってぇのに、学校の
授業は終わったのかい?」
「今日は社会見学も兼ねて、生徒だけで好きなお店に行って来るようにって。これも
授業の一環なんだ」
「へぇ・・・今時の授業はシャレてるねぇ。注文したいものがあったらドンドン言っ
てよ。つぎつぎとお皿に乗って出てくるからね」
「どんなネタでも良いです。第一、食べたいネタはあんまり出てこないし」
「えっ?何か言った?」
「い、いえ。自然の流れで食べたいんです」
「みんな風流人だねぇ。小学生とは思えないや。…お菓子も出てくるよ。ほら、ケー
キ…ほら、和菓子・・・」
「寿司屋で甘いモン食ったってなぁ…」
「それなら最初から甘味処へ行くわよねぇ」
「えっ・・・また何か言った?」
「いや、何でもないんです。普通にマグロいただきまーす」
「わたしも、素直に玉子巻き、いただきまーす」
「どうだ、ネタが厚いだろう。うちは良心的な店だからねぇ。それに君たちはラッ
キーだよ。実は今から開店記念のイベントとして、活け造り暴れ食い大会を開くん
だ。お金の心配は要らない。大サービス料金だから君らの小遣いでも大丈夫さ」
「うわぁ、楽しみ〜〜」
「さぁ、いきなり豪華に、この鯛から捌いてみよう。ほぉら、元気に跳ねてる。活き
が良い証拠だな。これ押さえつけて、エラの辺りからザクッ!と切り込む…」
「きゃあああ・・・血が飛んだ・・・ウロコが飛んだ・・・内臓が飛んだ・・・」
「いやーん、可哀想〜〜。でも美味しそ〜〜」
「ねえねえ、板前さん。魚は痛覚が無くって、痛みを感じないって本当?」
「さぁ、どうかなぁ。全然感じないって事はないだろうねぇ。こんなに暴れるんだから」
「やっぱりあれはウソなのかなぁ」
「さぁ、召し上がれ。どうだい、まだ身がピクピク動いてるだろう」
「いやーん、気持ちが悪い〜〜。でも美味しい〜〜」
「あっと言う間に平らげちゃったね。じゃあ残りの肩身も捌くとするか。おっと、ま
だ跳ねてる。こいつ、ジッとしろ!」
「凄い抵抗だなぁ。まだそんな力が残ってるんだね」
「ハハハ。魚のほうも必死さ。もう一太刀、切られたお陀仏だからねぇ。…こらっ、
鯛のくせに…いいかげんに潔くしろ。あイタ!こいつ、暴れた挙句に噛み付きやがった」
「へへへ。これじゃ鯛のほうが、暴れ食いだね」
「エーイ、トドメに打ち首だ…ブツン!…ハイ、活け作りの大盛り、一丁」
「キャー…鯛が目を剥いて口をパクパクさせてる」
「断末魔の叫びでもしたいのかな?よく味わってやっておくれ」
「ヤだ〜、残酷〜〜。でも美味しい〜〜」
「やっぱり恨めしそうにしてるよ、この鯛。祟りなんか無いのかなぁ」
「心配するなって。痛みなんか感じてないよ、きっと。あぁ、美味しい美味しい…」
 しかし耳を澄ますと、どこからともなく鯛の今際の際の一言がーーー
……確かに痛みは感じてないよ……お前らは〜〜!…
 ―――――――完―――――――

2002年01月29日21時31分26秒投稿

今日は、亀虫ぷっぷです。

25日サンテレビで「ロング・グッドバイ」という映画をやってました。
レイモンド・チャンドラー原作の同名小説の映画化で、御存じ(で無い人もいたはる
でしょぉが)私立探偵フィリップ・マーロゥが主人公。
主役の俳優が、ハード・ボイルドにしてはちょい甘で食い足りん感じ。
やっぱりハンフリー・ボガードの方がよろしいな。

ところで悪役の手下の中にどっかで見た顔が…。
なんと若き日のシュワルツェネッガーなんですな、これが。
1973年の作品やからまだ駆け出しの頃でしょぉか。
もちろん台詞も目立つアクションも無し。
何人かの中の一人です。
けどワンシーンだけ上半身裸で画面の真中付近に映るカットがあったんですな。
流石にここだけはえらい存在感でした。
今や大スターやからね。
えらい御出世なはっておめでとさん。

同じ日、関テレで「ランボー・怒りの脱出」というのもやってました。
御存じ(で無い人もいたはるかも知れませんが)シルベスター・スタローン主演の御
都合主義脳天気アクションムービーですな。
私が初めて彼を観たのは、ベン・ギャザラ主演の「ビッグボス」という映画。
原題を「カポネ」と言う通りアル・カポネの半生を描いた作品です。
この人のカポネはよろしいな。
私の知る限り最高や無いでしょぉか。
他に「教授と呼ばれた男」なんていうのも良かったな。

スタローンは大変重要な役で、カポネの腹心フランク・ニティ。
大きいたれ目と冷酷そぉな表情が印象的でしたな。
けど、当時はまだ無名の脇役。
これがあれと知るには後年の「ロッキー」の登場を待たねばなりません。
この人も今や大スターやからね。
えらい御出世なはっておめでとさん。

そぉ言えば、御存じ(の人がいたはる方が不思議な)ロバート・スタックがエリオッ
ト・ネスをやったテレビシリーズ「アンタッチャブル」に、「スター・トレック」の
カーク船長とミスター・スポックが二人組みの殺し屋役で出てた事が有りましたな。
この人ら昔から二個一やったんやね。
ワンパックでもいい、大きく育て…言われて育ったんですな。
この人らも今や小スター。
ま、そこそこ御出世なはっておめでとさん。

下積み時代の映像を観るのは楽しいもんですけど、吹き替えの声が有名になってから
のとは違うんで違和感が有ります。
その点クリント・イーストウッドは御存じ(もぉええて)「ローハイド」のロディ・
イェーツ役以来ずっと山田康夫でしたな。
ほとんどイーストウッドの地声になってました。
今は別の人がやったはるもんでどぉもしっくりこん。
詮無い事ではありますがね。

2002年01月29日14時28分12秒投稿

S.S☆「自然界の掟−5」☆     あや太郎

「さぁ、皆さん。今日も自然の驚異、動物たちの不思議について勉強しましょうね。
今回のテーマは『帰巣本能』です。みんな、キソウ・ホンノウって知ってますか?」
「ハーイ。闘って勝とうとする本能でーす」
「あら、どうしてそれがキソウ本能なの?」
「競う本能…なーんちゃって」
「まぁ、授業中にそんな駄ジャレを言うの…ダレじゃ、なんちゃって」
「先生、負けず嫌いにも程がある」
「先生も、ついつい競ってしまいました。今日のテーマの『キソウ』は、巣に帰る…
と書く『帰巣』なのよ。文字通り、自分の巣や住み慣れた場所に戻ろうとする本能の
事です。
例えば、こういう本能で有名な生き物は何でしょう。知ってる人…?」
「ハーイ。伝書バトでーす」
「そうですね。ハトは何千キロも遠くへ飛んでいって、また自分の巣小屋にに戻って
くる事が出来ます。それから他には?」
「ハーイ。ガラス鳩もいまーす」
「まぁ、何よ、それ?」
「ガラスのような傷つきやすいハートの持ち主で、すぐに落ち込んで姿を消すんです
けど、しばらくすると、また淋しくなって戻って来る人でーす」
「まぁ・・・それはあなたのお友達?」
「いえ。一部のマニアのオモチャだそうです」
「ヘンな世界にハマらないようにね。それではいつものようにビデオを観ましょう。
今回のは、家から何千キロも離れた場所で迷子になった犬が、どこをどうやって探し
たのか、はるばる飼い主の所まで戻ってきたという感動的なお話です。飼い主と一緒
に遠くの町のお祭りを見物に行った時、突然鳴った爆竹の音にびっくりした愛犬の
ジョンは、パニくって、逃げ回っている内に迷子になってしまいました。飼い主の家
族も懸命に探したんですが、とうとう見つからず、諦めて何千キロも離れた自分たち
の家へ帰ってしまいました。それから数ヶ月、一匹の痩せこけた犬が迷い込んできま
した。よく見たら、何と愛犬ジョンだったんです。一体どうやって家のある場所を探
し当てたんでしょう?」
「ハーイ、交番で聞いた」
「犬のお巡りさんに聞いたの?このお馬鹿さん!ドライブマップも読めません。道路
標識も分かりません。…動物学者の話によると、動物の脳味噌の中には、方向細胞と
いうモノがあって、目隠ししていても、自分が今どっちの方角に向いているか、今度
はどっちに向きを変えたか…という事が記憶されて行くらしいのよねぇ。一種のジャ
イロスコープのような物が頭の中でグールグール回ってるのかしら」
「そんな事はないジャロースコープ」
「またそんなシャレ言って、先生の負けじ魂に火をつけるの〜〜?」
「棄権します」
「それなら宜しい。…さて、犬は特にその種の細胞が発達していて、知らない道を
通って、知らない町へ行っても。元いた場所の方角をいつでも思い出せるんじゃない
かと言われてるんですって。だから遠く離れた所から自分の家へ帰るなんて事ができ
るんですねぇ。犬にはこんな凄い能力があるんです。みんな驚いた?それじゃ、この
あとは皆で感想を話し合ってね。今日の授業はおしまい!」
・・・・・・・・・・
「…じゃあ、迷子になったままの犬はどうなってるんだろう。帰巣本能が鈍い欠陥犬
かしら」
「永久に帰ってこない犬のほうが多いと思うけどなぁ。そうなると欠陥犬のほうが多
いって事になる」
「それはヘンだわ。多いほうが普通の犬よ。だから、あんな遠くから戻ってくる犬は
変わり者なのよ」
「そうとは言い切れないよ。現に帰巣細胞ってのが発達してるんだろ?大抵の犬はそ
ういう能力を持ってるはずなんだよ」
「じゃあ、みんな帰ろうと思えば帰れるの?」
「たぶんね。逆に言うと、帰って来ない犬は、帰りたくなかったのかも」
「飼い主や犬小屋が気に入らなかったんだよ、きっと」
「虐待されてたのかもね」
「そうだよなぁ。居心地が悪ければ戻って来ないはずだ。本当は逃げ出したかったん
じゃないのかしら」
「犬はみんな人懐っこいフリしてるのかも」
「そうか。帰巣本能より演技力のほうが発達してたんた゛」
「それでこそ人間と犬の関係が上手く行くって訳ね」
「そうみたいだなぁ。犬ってなかなかしたたかだね。確かに懐いてるフリをしとけば
虐待されないだろうし…」
一瞬の沈黙の後、生徒たちも、これからは毎日ニコニコ笑顔で帰宅しようと心に誓った。

―――――――完――――――――

2002年01月28日21時51分27秒投稿

今日は、会員番号245番です。
 はじめて、わかぎえふ(えが旧字に変換でけへん)さんの作・演出のお芝居を見ま
した。 
 「 お正月  」  です。 
 朝日ホール(神戸)です。
 まず、舞台が綺麗、はなしがわかりやすい、しかし、ある一家の明治維新から現在
までを、お正月をとうして、描いていくわけなんですが、それに高野豆腐が、からみ
ます、味付けのことなんですが、ま何のことかわからへんとおもいますが、なかなか
楽しかったですよ。
 ピアノ演奏に、二階のピアニストさんの、お名前がありました。
 コング桑田さんが、どうしても越前屋俵太さんに見えて、しょうがありませんでし
た。

2002年01月27日23時30分57秒投稿

☆作文『新装開店、本家上岡屋』☆     作・市川あや太郎

客 「コンチャー。ここですか、日本一味にうるさいメシ屋っちゅうのは?」
亭主「はいはい。私が日本一味にうるさい店主…上岡です」
客 「あっ、どっかで見覚えがあると思たら、上岡さん!芸能界に復帰せんと、
   こんな商売始めたんでっか」
上岡「左様左様。それでなくとも味にうるさいこの上岡が、アメリカの砂漠で
   ハンバーガーや、ハンバーガーや,・・・ハンバーガーを齧りながら磨いた
   この味覚で、皆さんに本当の料理の味を教えて差し上げようと開店した、
   ちょっとオコがましい食べ物屋です」
客 「ほんま、おこがましいと思うわ。
   それでなくとも味覚の発達してない上岡さんが・・・」
上岡「失敬な。君ら、僕の味覚を誤解しとるね。僕は決して味覚音痴ではないよ。
   味覚が発達しすぎて味の評価に偏りがあるというだけですよ。
   舌の感覚は敏感です。せやから舌ビラメなんか扱わせたらグンバツですよ」
客 「グンバツは懐かしいなぁ。ほんまに舌ビラメなんか調理できるん?」
上岡「鼻歌まじりの都都逸で捌けるね。♪ヒラメと〜、カレイの〜ぉ、
   どっちが好きよ〜?…わたしゃ〜、彼〜の舌ビラメ〜ェ〜・・・」
客 「ようよう、エエがな、エエがな・・・。喜んでられへん。
   食卓に載せられたら気持ち悪いで」
上岡「そんな事おまへん。大好評マナ板ショー」
客 「なるほど・・・これがホンマの踊り食い暴れ食いでっか」
上岡「踊り食いは商品です。お客様は手を触れないでください」
客 「何の楽しみも無いがな。こらなら乳の屋のほうがマシ」
上岡「失敬な。うちは本格派お食事どころですよ。
   そんな色物と一緒にされたら片腹痛い・・・イタタタタ…」
客 「どないしました?」
上岡「さっき味見したら、腹が痛い…。その料理をこのお客さんにフルコースで」
客 「イヤやがな、そんな料理」
上岡「何?失敬な客や。人が腹を痛めて作った料理を断るとは」
客 「腹をイタめん料理を出してよ」
上岡「レバニラ炒めなら、まだイタめてない。お客様に三人前〜」
客 「要らんがな、そんな匂いそうな生モン」
上岡「お客様は趣味が宜しい。生モンはイケません。火を通さんと食べるやなんて
   文明人のする事やない。♪関西・元気・拝火教会〜」
客 「ゾロアスター教らしくってイイや。まぁお宅のこっちゃから念入りに
   火を通してる事でしょ」
上岡「通す通す。あぶる煮込む。もう僕の顔色ぐらい焦がす」
客「さすがですなぁ」
上岡「こだわりの店ですから」
客 「さぞかし、店長自ら食材選びや包丁さばきにもこだわるんでしょうなぁ」
上岡「左様左様。なるべく安い材料で量の多いもんを使い、包丁や俎板はなるべく
   減らんように心がけ、器は割れんようにプラスチックに・・・」
客 「えらいケチってますなぁ」
上岡「電気代ガス代もケチります」
客 「さっき、良う火を通す…言うてたがな」
上岡「近所で火事があったときに、まとめて火を通す」
客 「徹底してるわ。あっ、分かった。…そこまで節約して、人件費にすべてを
   掛けてるんでしょ?腕のエエ板前を雇うて」
上岡「そんなもん雇いまへんで。ツマミ食いでもされたら口惜しい」
客 「セコイ発想やなぁ。あ、そうか。こだわりの上岡さんやから他人の腕
   なんかアテにせん。自ら厨房に立つんですな」
上岡「厨房?そんなとこ立った事ないで。
   乳房で中の棒が……キミキミ、下ネタはやめなさい」
客 「言うてないがな」
上岡「独りで入るぐらいなら喫茶店なんか行かん」
客 「出た、上岡節!」
上岡「独りで入るぐらいなら・・・回したりなんかせん」
客 「何を回すねん…。ほんで、一体だれが料理を作ってるんです?」
上岡「さぁ、誰やろ。言うたら料理が勝手に出てくるねん」
客 「気持ち悪いな…。板前ぐらい雇うてよ」
上岡「冗談冗談。人件費なんかケチりますかいな。盛大に使います。
   せやからウチは何も安い事はおまへんけどね…」
客 「いよっ、心意気だねぇ。高いけれども味で勝負」
上岡「うちは何にも・・・美味いことはおまへんけどね」
客 「アカンがな。ほな何が『売り』です?栄養や健康かな?」
上岡「うちは何にも…栄養計算なんかしてまへんけどね」
客 「するとサービスか。愛情こもるお持て成し」
上岡「うちは何にも…客の事なんか考えてまへんけどね」
客 「ほたら何やねん?器や雰囲気で食わすんか?」
上岡「うちは何にも…感じエエ店やおまへんけどね」
客 「どないしたいねん?」
上岡「金が欲しいねん」
客 「何ちゅう店や。アホらしい・・・帰らせてもらうわ」
上岡「お客さん、お帰りです。…はい、お愛想・・・十万円」
客 「何も食うてないがな。何も味わわずに何でカネを払わなアカンねんな」
上岡「僕と延々と喋れたやないかいな。この話術を存分に味わって堪能できて満足
   しきって僅か十万とは安い!旨い!早い!…ペラペッラーペッラー…」
客 「アホらしいけど、払わかったら、どんな因縁つけられるか分からん。
   払うたるわ、十万…。払うたらエエんやろ」
上岡「十三万円に成ります。十五万札でお釣り要りませんね」
客 「どんな払い方やねん。第一何で急に値上がりしたん」
上岡「聞き分けのない客に、懇切な説明をしてやったから超過料金が加わります。
   あぁ…こうやって喋ってるうちに、また追加料金が…」
客 「分かった、払う。もうこれ以上は堪忍して。それにしても、一体どこが
   『こだわりの店』やねん。カネにこだわりの店かいな」
上岡「あっ、悪口言うた。罰金八十万円。締めて四捨五入して百万円いただきます」
客 「イカサマだーい。どこまでボッタクったら気が済むねん!」
上岡「さぁ、どこまでボッタくりましょ」
客 「ナメとんか。どこまで客をナメる気や」
上岡「さぁ、どこまでナメさしてもらいまひょ」
客 「まだそんなこと言うてる。いつまでイタブる気や?」
上岡「さぁ、いつまでイタブったりましょかねぇ」
客 「えーい、癇の立つ!一体何しに来たんか分からんようになってきた。そもそも、
ここは、どんな食い物にこだわってる店やねん?」
上岡「はい、客を食い物にするのにこだわってますねん。いやぁ、どうもどうも」
客 「サイナラ〜!」
  ――― チャンチャン −――

(代理UP:穴子  舌がむずむず?うずうず?してるのかな?上岡さん。サイン会
でしゃべる!しゃべる!やったりして…)

2002年01月27日21時43分52秒投稿

2月2日サイン会には上岡さん本人も参加されるんでしょうか。

【あなぶき♪】

2002年01月27日00時24分45秒投稿

今日は、亀虫ぷっぷです。

1月24日 リサイタルホール「桂 吉朝 独演会」

出し物

●「いらち俥」  桂 紅雀
●「昆陽の御池」 桂 吉朝
●「お笑い手品」 桂 朝太郎
●「胴乱の幸助〜踊り:かんちろりん」 桂 吉朝

  中 入

●「質屋芝居」  桂 吉朝

たまに吉朝さんは噺の後に踊らはりますな。
母親亀虫の証言によると、昔の噺家さんはよぉやったはったそぉです。
小咄を二、三語った後に
「ちょっと踊らしてもらいます。」
なんか言うてね。
彩りとして結構なもんですな。
吉朝さんも
「こんな時でないと機会がないもんで。」
月謝が無駄にならいで重畳。

「昆陽の御池」は、確か以前聴いた時も落ちまでやらはりませんでした。
「この後どぉいう展開になりますか。またの機会に…。」
で下りるのが吉朝さんの形なんですな。
そこで南光さんのテープを聴いてみました。
ところがこれも本来のもんや無いみたいなんですな。
それに連れて最後の方の筋立ても吉朝さんのとは違ぉてましたしね。
おそらくあんまりええ落ちや無いんでしょぉ。
一遍聴いてみたい気もしますな。

途中頭の中に枝雀さんがチラチラ顔を見せてた「胴乱の幸助」。
吉朝さんの力をもってしても100%払拭出来なんだ。
残ってるイメージが強烈やもんねぇ。
まぁ私にしたらそない辛い事でも無し、せいぜい仲良ぉやってもらいましょ。

「蛸芝居」「七段目」と並んでお得意の芝居噺「質屋芝居」。
軽快な語り口で安定株。

朝太郎さんの「お笑い手品」はいつもながらの鮮やかな…あれですな。
えー…お喋りと風船細工でした。
そぉそぉ、手品もね。

後の時間の関係でしょぉな。
紅雀さんの「いらち俥」は短縮版。
途中を端折るだけ端折って尚且つ終いまで行かなんだ。
せっかくの得意ネタやのにお気の毒…て、この台詞、確か昨年11月のTORII寄席の感
想文にも書いた憶えがありますな。
ほんま、重ね重ね…。

この日は「雀三郎 みなみ亭」と重複してました。
せめて一日、いや三時間ずれてたら掛け持ちできたのに…。
勿体無い事しました。
米朝事務所さん、スケジュールには気ぃ付けてね。

2002年01月26日19時22分29秒投稿

替え歌綴り−−−あや太郎

石川さゆり「津軽海峡冬景色」の節で・・
♪ミノもハツも、ロース、ヒレも
 みんな国産〜〜。
 またもや 騙し、雪印〜〜。
 ニュース聞いた 人の群れは
 誰も呆れて〜〜、
 「倒産」 だけを 唱えてた。
 鹿児島 沖では〜〜
 クジラが〜〜十四頭〜〜、浅瀬めがけ 泳ぐ泳ぐ、死ねとばかりに。
 あぁああ〜〜、自殺・願望、哺乳類〜〜。
 それでは爽やかに去って行こう。
♪サーヨナラ、あなた〜〜、
 社名は〜〜「ペケ印」〜〜・・・

(代書:穴子  上手い!反省するように!×印!)

2002年01月25日23時06分43秒投稿

S.S☆「自然界の掟−4」☆     あや太郎

「皆さん、今日は動物たちの擬態行動について勉強しましょうね。ギタイって難しい
言葉ですが、みんな、知ってますかぁ?」
「ハーイ。ギタイというのは、えーっと、えーっと・・・聞いた事あるけど分からなーい」
「見栄張っちゃ駄目よぉ。何にでも手を上げないように。そういう人はすぐにお尻を
掻かれて、ちやほや持ち上げられて、最後にドーンと落とされますよぉ。そんな有名
人、よくいるでしょ?」
「知事さんにも居ました」
「そこまで言わなくて良いのよぉ。さて、擬態というのは、身体の形や色を周りの景
色や他の強い動物に似せて、敵の目を欺くような進化の事を言います。それに対して
擬態行動というのは、外見を変化させるんじゃなくて、実際とは違う『様子』を見せ
る行為なんです。例えば、死んだフリとか、怪我をしたフリとか、強そうに見せたり
仲間がたくさん居るように勘違いさせたり・・・要するに実際とは違う姿を、お芝居
して見せるという行動なんですねぇ。まぁ一種の役者さんね。では、いつものように
ビデオを見てみましょう。日本の国鳥・キジです。なかなか気高くて威厳があって、
滅多な事では引き下がらない気丈な鳥なんだけど、それでも圧倒的に強い、大きな肉
食獣にはかないません。しかし、まだ幼い雛が居るときには、それを守らなければな
りませんねぇ。そこでキジも工夫をしたものです。怪我をしたフリをして,飛び上
がっては落ち、飛び上がってはまた落ち、身体を引きずるように少しずつ逃げてゆく
んです。すると敵も、捕まえられそうで捕らえられないから、追っては休み、追って
は休み、少しずつ追いかけて行きます。もう充分、雛の居る巣から離れた頃に、キジ
の親は高々と飛び立って、危機から脱出するという訳ですねぇ。どうです、キジも大
した演技派でしょ?こういうのを擬態行動と呼びます。さぁ、他にもどんな生き物
が、どんな擬態行動をするのかな?教科書を見ながら、みんなで勉強して下さい。今
日先生はちょっと用事が出来て帰らないといけないから、あとはしっかり自習して
ね。それじゃ、また明日…」
  ・・・・・
「帰っちゃったよ。用事が出来たって、何の用事だろう?」
「表向きは、親戚のお葬式らしいわよ。叔父さんが死んだんだって」
「でも本当は合コンかデートか、ね」
「おい、どうしてそんなこと分かるのさ?葬式はウソかい?」
「だって、先月も叔父さんが死んだって、休んでたもん」
「二人続けて亡くなったのかも知れないじゃないか」
「ほら、春から新しい教頭先生になったでしょ。だから去年までの事、知らないの
よ。去年だけで、三人も叔父さんが死んでるのよ」
「その前の年は?」
「おばさんが二人死んだってさ」
「半年に一回のハイ・ペースね」
「しばらくは新しい教頭だからペースが上がるかもよ」
「ほんと。ちょっと図に乗ってるわね、うちの先生」
「あれも一種の擬態行動よねぇえ」
「でも同じ手は使えないもんよ。教頭は騙せても同僚の間では通じなくなったみたいよ」
「それ、どういう事?」
「ほら、同期で、やっぱり合コン好きのK子先生。あの人が、うちの先生の彼氏候補
と仲良く歩いてるのを,見た子がいるんだって」
「えーっ!じゃあ、折角擬態して捕まえかけてたのに、横取りされたの?…」
「同じ手だから見破られちゃったのよ。敵はちゃんと先回りして巣のほうで待ち伏せ
してたって訳ね」
「なるほど。天敵は仲間の中にいたって訳か」
「あぁ、やっぱり敵は同類のほうが怖い!」
―――――――完――――――

2002年01月24日21時50分20秒投稿

今日は、亀虫ぷっぷです。

雪印食品社長のコメント。
「うちは真面目な人間が多いので、自分で責任を感じてこぉいう事に…。」
確かに会社に対しては真面目やね。
けど、一般常識から言うたら不真面目極まりない行為ですわな。

反省と再出発の心意気を示して見せたあの広告はいったいなんやったのか。
わざわざ吉永小百合まで使ぉたイメージアップ戦略は何処行ったのか。
嘘ついたらあそこに訴えられるで。
ほれ、こぉきょぉきょぉこく…あのね…こぉこぉきょぉきょく…えー、まぁ落ち着け
…きょぉこぉこぉきょく…きょぉ、こぉ…ばんたんお引き回し…か。
お引き回しと来たら…えぇい、打ち首獄門じゃぁ!

2002年01月24日13時16分51秒投稿

S.S☆「新世界」☆     あや太郎

 この地球上が未曾有の気象変動に見舞われる事が判明した。
「向こう三年間は太陽の光も差さず、火山から噴出する有毒ガスの大気が地上に満
ち、非常に厳しい生活環境となります。そこで『万が一』に備え、人類の子孫を確実
に残すために、我々は現代の『ノアの箱舟計画』を実行することに決定しました。世
界中の人々の中から百万人の人間を選び、どのような気候変動にも耐えられる特設
シェルターの中で、その三年間を過ごしてもらおうという試みです。半数の五十万人
はやはり将来のため、若くて健康な人々を選びますが、あとの半数は無作為、無差別
の抽選と一部選考で選び出されます。かく言う私、国連総長も公明正大な人選の観点
から、敢えてシェルター入りを辞退いたしました。すべては完全平等の基に行われま
すので、ご安心ください。そして、地上に残った人々もきっとあらゆる困難をくぐり
ぬけ生き延びられる事と信じております。決してパニックなど起こさないように…」
 お為ごかしの演説の後、世界のあちこちで溜息と愚痴が飛び交った。
「チェッ。何がシェルター辞退だよ。もう八十にもなるくせに。入ったら犯罪だぜ」
「地上に残った奴にも希望があるってか?どんな希望だ?凍え死にコースか?ガス中
毒コースか?それともジンワリ干からびてく飢え死にコースか?」
 とても地上では生き残れそうになかった。
「みんな気の毒だなぁ。俺なんかまだ気が楽だよ」
 車椅子に乗った痩せた男が言った。
「何で、あんたは気楽なんだい?」
「だって、いつまで生きられるか分からん病人だぜ。この世に未練とて無し。妻子も
持つ甲斐性は無かったし・・・地球の最期を見届けて死ねるなら、むしろ儲けモノだよ」
「なるほど。いっそ失うモノがないってのは良いもんだな」
「でも、シェルターに入れる人間の半分は抽選なんだから、あんただって選ばれるか
もしれないぜ」
「選ばれる訳ないさ。最後に但し書きが付いてただろう?…一部選考って。あれは偉
い人間や得がたい才能や技能を残す為だけじゃない。犯罪者や遺伝的な欠陥を持った
人間をハネるためのチェックさ。俺みたいな病人もそっちに分類されるに決まってる」
「耳が痛いねぇ。ここにも脛に傷持つ奴は何人かいるし、才能と言われたら凡そ縁が
ないし」
「まぁ、こんな危ない面々、箱舟とやらに乗せないほうが無難だな。シェルターの中で
刃傷沙汰や犯罪が増えて、下界より先に人類滅亡だ」
「それじゃあ、俺たちを乗せないお蔭で何とか生き残れそうな『人類達』に乾杯!」
 ヤケクソか本音か、落ちこぼれ候補の面々は酒の限りに憂さを晴らした。
 後日、箱舟の乗船券が配布されるに至り、案の定、世間の「落ちこぼれたち」は漏
れなく落選していた。一部から抽選の不公平が指摘されたりもしたが、人類の将来の
為という暗黙の了解がすべてを洗い流した。
「あぁあ、やっぱり誰も選ばれなかったなぁ・・・俺たちの飲み友達からはさ」
「ムカつくけど、もっともな線だな。それにシェルターん中じゃ酒もタバコも余りヤ
レないらしいし、ヤクなんか手にも入らないだろうから、外で思い切り飲んで吸って
憤死するか」
「そのほうが人間らしい最期かも知れんな。みんな潔くアル中とヤク中と肺ガンで死
のうぜ」
「おい、病人代表のアンタ。首尾はどうだったい?政府は、病人という理由で差別は
しないって言ってたけどさ」
「もちろん落選さ。なんせ遺伝的な病気だからな。二重にチェックが入ってる。病人
仲間の情報でも、知ってる奴はほとんど落選さ。何人か、国会議員になったのが何故
かシェルター入りにも当選してたな」
「運が良い奴は、どの業界にも居るんだなぁ。まぁ、それで元気な優等生ばかりが生
き残れば将来の世の中は良くなるのかも知れないけどな」
「良くなるかどうかは別にして、これで病気や犯罪が無くなる訳じゃないさ」
「病気も犯罪も半分は突然変異か偶発的なもんらしいからな。どんなに健康な人間を
集めたって病人は生まれるし、いくら健全な精神ばかり選りすぐっても、何年何十年
たてば必ず、あぶない人間やイタイ奴が出てくる。根を絶つなんて無理なんだよ」
「へぇ、そうなのかい。ずいぶん希望の無い話だねぇ。そんなもんかい、そっちの病
人さん?」
「そんなもんだろうな。でもいっそ溜飲が下がるじゃないか。あとは野となれ山とな
れってな。希望も無い代わりに未練も無くなる。外で死ねるだけ幸せだ」
「そうかもな。そうだそうだ。そういう事にしよう。乾杯!」
また面々は余り上手くも無い「祝い酒」を酌み交わした。
その時・・・
「あのぅ・・・××さんっていらっしゃいますか?」
「あぁ、この車椅子の人だけど…」  
「・・・さん、おめでとうございます!繰り上げ当選で、ノアの箱舟に入れることに
なりました。当選していたあなたの従兄弟が、今朝ポックリ亡くなり、身寄りが無
かったので最も近い親戚のあなたに権利が移行しました。これが乗船チケットです
が、その前に一言。あなたにはこの権利を誰か他の人に譲る権利があります。もっと
若くて優秀で健康…いや、将来有望な方やあなたの愛する人がいらっしゃれば、どう
ぞ遠慮なく譲ってあげて下さい。考慮時間はまだ一週間ありま…」
「誰が譲るか〜〜!」
 言うが早いか、病人は係員からチケットを奪い取るように受け取ると脱兎のごとく
車椅子を走らせ、店の外へ出た。
 外の大通りにはちょうど乗船者を案内する大型バスが何台か当選者を乗せていると
ころだった。
「早く乗せてくれ。ぐずぐずしてるとチケットをパクられかねん。身分証明書は持っ
てる。乗車してから手続きだ。誰か引き上げてくれ。えーい、じれったい。そんな親
切心の無い奴は箱舟から放り出すぞ!」
 えらい剣幕で強引に引き上げてもらった病人を窓から覗き込みながら、酒場の悪友
たちが唖然とした顔で言った。
「おーい、あんた。ずいぶん様子が違うじゃないか。あんな所に入ってまで生き延び
たくないって見得切ってたのはどうなったんだい?」
「あれは…駄目な場合のコメントだ」
「じゃあ、繰り上げ当選して気が変わったのかい?」
「いや、さっきヤケ酒を飲んでるときに変わったのさ」
 ゆっくり走り出したバスの窓を開けて、病人が答えた。
「誰が選ばれたって、どうせ理想郷は出来ないんだ。どうせロクな世界にゃなりそう
もない。それなら、誰が箱舟に乗って、誰が残る人生を楽しんだって同じだとな。だ
から折角のチャンスを活かす事にしたんだよ」
「確かにそうだ。じゃあ俺みたいな飲んだくれが生き延びてもご同様っ訳だ…!」
 言うなり、髭面の悪友が窓から掴みかかった。
「な、何をするんだ?」
「チケットをいただくんだよ。上手くゴマかしゃ、もぐりこめるかも…」
「えーい、未練たらしい奴め!」
「イテテテテ・・・」
 髭面男の顔が歪んで鼻血が飛んだ。
「地獄へ落ちろい!」
 飲んだくれ男がついにバスから転げ落ちた。
 病人は動かない筈の足で、力強く飲んだくれを蹴落としていた。
――――――――完―――――――

2002年01月23日21時32分40秒投稿

 こんちゃー高砂のトミーズ健、元姫路市民です。
2002年最初の替え歌は「ゆけ!ゆけ!川口浩」の替え歌。
〜絶対月刊ドラゴンズには採用されないヴァージョン〜

山田久志が中日の監督になる
矢沢に牛島 坂東英ニをさしおいて監督になる
山田久志が西宮の自宅に戻る
関西は星野一色 山田のやの字もでない
久志はしみじみ思い出す 星野を男にさせて胴上げさせた
引退セレモニーでは「中日を頼むぞ」と言った本人阪神へ
腹立つ久志は「阪神戦に全力尽くす」と星野に牽制
「阪神相手に全力じゃ山田もレベルが低い」とあしらわれる
ゆけゆけ山田久志 ゆけゆけ山田久志 ゆけゆけ山田久志
どんとゆけ!!

山崎武が中日に残る
横浜の3年5億円を蹴って残る
山崎武が 目標をたてる
3割30本100打点 毎年果たせない
その上打てない走れない守れない
四番に座ればチャンスに打てず
スタメンはずされた 二軍に落ちた 打撃コーチ休養に追い込んだ
あらゆる方法尽くしたけれど それでもゴメスに程遠い
年棒3年4億5千万 ファンは「高すぎる」とぼやきだす 
ゆけゆけ山崎武 ゆけゆけ山崎武 ゆけゆけ山崎武 
どんとゆけ!! 

2002年01月23日00時02分46秒投稿

S.S☆「本皮」☆     あや太郎

「オオッ・・・ついに見つけたぞ!これだ。これぞ本皮だ」
 高級毛皮点で、客の一人が感極まったように叫んだ。
「お客様。お言葉ですが、当店で扱っているのはすべて本皮です。合成皮革などは並
べておりませんよ。どうぞ手触りをお確かめください」
「触らんでも分かる。これは間違いなく本物だ。本当の皮だ」
「そりゃそうですよ。動物愛護がやかましい昨今でも、うちだけは信念を持って上質
の本皮製品だけを仕入れ販売しております。このコートも実に毛並みの良い品物でして」
「言わなくても、毛並みの良さは分かってるよ。間違いなく、これは本物の俺の皮だ」
「もうご自分の物と決めてらっしゃる。よほどお気に入りなんですねぇ」
 これは「吹っかけ」られそうだ。
「ただ、品物が良いだけにお値段が少々張りまして、普通の皮の5割増しになってお
りますが…?」
「何で金が要るんだ?冗談はよせ。じゃあ、持っていくぞ」
「な、なにをなさいます?ちゃんと御代をいただかないと…」
「代金を払うどころか慰謝料を貰いたいぐらいのもんだ。自分の皮を返してもらうん
だぞ。何で料金を払わにゃならん?言いがかりもはなはだしい」
「そちらこそ、とんだ言いがかりですぞ。それはちゃんとしたルートで仕入れたもの
です。盗品呼ばわりは迷惑千万!」
「じゃあ、お前さんは猟師がどうやって、この皮を獲ったか見てたのか?」
「い、いや、そこまでは見届けていませんが、ちゃんとした問屋から買ったものだ
し、取引する猟師も信用のおける連中ですから、盗品や禁猟区で獲ったものは無いは
ずですよ」
「じゃあ、俺の勝ちだな。これは俺自身の皮だ。持って帰る」
「困ったことをおっしゃる。いえ、確かに猟師が゛とこでどんな風に獲ったかまでは
確認のし様がありませんよ。しかし商法では、政府の認可が下りたモノは売ってよい
事になってるんです。ほら、ここに認可証が付いてるでしょ。いいえ、警察に言って
も同じです。何なら裁判に掛けてみますか?」
 店主は余裕の笑みを浮かべて見せたが、髭もじゃの客は悠然と裸になり、その毛皮
を肩に羽織った。
「どうだ。この毛皮の切れ目と俺の背中の傷を比べてみろ」
ヤケドでもしたように荒れた背中と首筋の濃い産毛の切れ目に、何と商品の毛皮は
ピッタリと合致した。まるで「あつらえた」かのように。
「ゲッ…。こ、これは一体どういう事です?」
「俺は山の中に住んでて、しかも生まれつき毛深いんだ。一年程前、山で酒飲んで寝
てたら、猟師が熊と間違えて皮を剥いでいきやがった。イヤァ、苦労したぜ。自分の
本皮を探し出すのにゃ」
 もはや店主には遺伝子鑑定を求める気力も無かった。
―――――――――完――――――

2002年01月22日21時47分59秒投稿

S.S☆「自然界の掟−1」☆     あや太郎

「さぁ皆さん、今日は動物保護について、お勉強しましょうね。ここは太平洋の小さ
な島です。この小さい島にアホウドリの一種が棲んでいます。一時は絶滅が心配され
てたんですが、狩猟を禁止したり自然環境を改善したりして、今では数万羽に増えま
した。ほら、こうやって保護監察官が島中を歩いて見回ってるんですよ。おや、この
雛は一匹だけ巣に残されて淋しそうですね。他の雛たちは親鳥にちゃんと餌を貰って
るというのに、どうしたんでしょう。お腹を減らしてピーピー鳴いています」
「わぁ、可哀想…」
「実は、アホウドリは何百キロも飛んで遠くのほうまで餌を探しに行くことがあるん
です。この雛の親はまだ子育てに慣れてないらしくて、雛のことを忘れて、うっかり
遠くまで行ってしまったのかも知れませんねぇ。…何日か観察したけれど、結局親鳥
は戻ってきません。雛も元気が無いようです。ひよっとしたら、もう雛のことを忘れ
てしまったのか、それとも親鳥のほうが死んでしまったのかも知れませんねぇ」
「うわぁ、残酷〜〜」
「その痩せこけた雛がヨロヨロと監視員のそばに歩み寄って来ました。普段は人間に
近づかない筈なのに、たぶん助けを求めているんでしょうね。でも監視員は餌を上げ
られません」
「どうしてもとぜうして?」
「人間に餌付けされた野生の生き物は、もう自然界に戻れない…そんな不幸な結果に
なるだけだから、という厳しい決まり事があるからなんですよ。結局、可哀想な雛は
飢えて死んでしまいました。でも、ほら、監視員さんはこう言っていますよ。…これ
でよかったんだ、って。いつもながら自然界の掟は厳しいものですねぇ。さぁ、今日
の授業はこれで終わりよ」
 先生が教室を出たあと、例のごとく疑問に満ちた生徒たちの囁きが始まった。
「自然界の掟って言ってるけど、あれ保護区の掟じゃないの?」
「動物保護の都合かも知れないぜ。数万羽って数は多いのかなぁ?それともまだ少な
いのかなぁ?」
「確か、個体数が千を切ると絶滅するって聞いたわよ」
「じゃあ、数万羽なら当分は大丈夫そうだね」
「分かった!だから雛を冷たく見捨てたんだ。もし残り何十羽なら冷暖房付きの施設
で栄養点滴してるぜ」
「要するに『数万羽』まで増えたから、そこまで大切にしてもらえなかったって訳ね」
「あの雛も仲間を見ながら愚痴ってたんだろうなぁ・・・チュ〜〜ト半端に増えや
がって、って」
        ――――完―――

2002年01月21日10時54分20秒投稿

S.S☆「ため口」☆     あや太郎

「近頃の若い者は敬語や丁寧語を知らん。年配者に対しても平気で馴れ馴れしい友達
言葉を使う。これを〔ため口〕と言うらしいが、実にだらしない言語生活だ」
「但し、あの言葉使いも相手によるらしいよ。話しやすそうな人には、つい〔ため
口〕を使ったりするんだが、気難しそうな人や強面の人には、話しかけないらしい」
「じゃあ、僕なんか良く話しかけられるのは、話しやすそうに見られてるのかな」
「少なくとも警戒はされてないって事だ。逆に【その筋】の人間らしき人物に話しか
けられたら、慌てて知ってる限りの丁寧語や敬語を繰り出して喋ってるぜ」
「なるほど、面白いもんだ」
「キャッチ・セールスや宗教の勧誘の時も似たような事があるようだ。気の弱そうな
人やボヤーッとしてる人は誘いを掛けやすいらしい。逆に隙のない人は滅多に勧誘さ
れない」「勧誘も迷惑だが、ため口で馴れ馴れしくやられるのも不愉快だ。何か、た
め口を未然に防ぐコツはないもんかね」
「だから、隙を作らないようにすれば良いんだ。ちょっと恐そうな顔をして、話しか
けたら小言でも言うぞというポーズを取ってね」
「なるほど、一種のバリヤーを張っとけば良いのか。よし、やってみよう−−」
−−−−−−−−
「駄目だ。昨日も何人か、若い連中に例のため口で話しかけられた。いきなり文句も
言えないから、作り笑いで付き合ってるとストレスだけが溜まるよ」
「いくら恐そうにしても、気の良さが顔に出てるんだろうな」
「やっぱり、見てて分かるのかなぁ?」
「一度、お小言を言ってやったらどうだい?」
「それがね、いざ話しかけられると気兼ねで言えなくなってねぇ」
「そんな甘いこと言ってるから、ダメなんだ。そりゃ、ため口じゃなくて駄目口だな」
「いや、ナメられた末の〔なめ口〕さ−−−トホホホ…」
                  (完)

2002年01月20日22時32分45秒投稿

S.S☆「神々の足跡」☆     あや太郎

 北米大陸に居るのではないかと言われた伝説の巨人…「ビッグ・フット」の足跡ら
しき物がまた一つ発見された。しかも今度はやたらと大きい。研究者も首を捻るばかりだ。
「驚いた。感動するというより当惑してしまう」
「本当だ。これだけハッキリした足跡が見つかったのは嬉しいが、余りにも大きすぎて…」
「長さが三十メートル以上ある。これだとジャイアント馬場の百倍だよ」
「ここまで大きいと却って巨人の実在が怪しくなってしまう。痛し痒しの発見だなぁ」
「全くだよ。誰が見てもおかしいと思うさ。いっそこの発見は世間に発表しないほう
が良いんじゃないか?」
「そうかも知れん。ビッグ・フットの存在意義は、彼を取り巻く自然環境の保護を世
に訴える事なんだからね。むしろこんな紛らわしい足跡は世に知らしめないほうが賢
明だろう」
「じゃあ、誰かが悪戯で作り上げた物だと言う事にしておくか。じゃあ関係者に周知
徹底して、そういう事で−−−」
 そんな研究者たちの困惑ぶりを眼下に見て、雲上界の神様は頭を掻いた。
「いやぁ、ごめんごめん。ちょっと雲の隙間から足を踏み外したもんで…」
                  (完)

2002年01月19日21時59分09秒投稿

こんちゃ〜、14番森田です.お久しぶりで、皆さんお元気でしょうか.
舟木一夫さんも無事退院されたようで、ホッと一息、今年もよろしくて
別にファンでも何でもないですけどね、ちなみに私、喪中ですぅー.

昨日、加藤吉治郎さんより・・・って、うっ、何か懐かしい響きやね加藤吉治郎さんて.
えー、その、上岡さんの弟子の弟子吉治郎さんより、上岡さんの近況を伝える
メールが届きました.ドンドコリスナーに知らせて欲しい、ということで下記のとおり
お知らせいたしますぅー.

      ※           ※           ※

上岡龍太郎・弟子吉治郎著『龍太郎歴史巷談〜卑弥呼とカッパと内蔵助』刊行記念サイン会


◎ 2月2日(土)午後2時から「旭屋書店本店」
大阪市北区曽根崎2-12-6 
◎ 同日午後5時から「リブロ難波店」
大阪市中央区千日前12-22(無印良品難波店4F〜6F)

2002年01月19日18時45分06秒投稿

S.S☆「ディープ・インパクト」☆     あや太郎

「待ちに待った国際天体研究機関と米NASAの発表によりますと、この度、地球に
落下するコースに入った大型彗星ナックルボールは、大陸や人口密集地から遠く離れ
た太平洋の真ん中付近に落ちる模様であることが判明しました。これで懸念された大
量の被災者や大規模な都市破壊の心配はほぼ無くなりましたが、ハワイ・タヒチなど
南太平洋の美しい島々は巨大地震と巨大津波に呑みこまれ、壊滅状態になる可能性が
高くなりました。
今、現地の人々を緊急避難させるべく国際的な救出活動が大急ぎで展開されておりま
す。詳しくは続報をお待ちください・・・」
「ふむふむ。まぁ、日本も太平洋の沿岸だから、かなりの地震や津波が来そうだな。
沿岸部ではもう大量避難が始まってるらしい。うちも海岸から決して遠くないから、
落下の日時までには故郷の信州へでも避難しておくか。おい、美代子、どうしたん
だ。何か都合でもあるのかね?」
「実は・・・今、彼氏がハワイに居るのよ、お父さん」
「何?選りによってこんな時にまた…。そもそもアイツはチャラチャラ遊んでばかり
いるからこんな事になるんだ。もう別れたらどうだ、あんな奴?」
「ひどいこと言わないで。あの人だって一人前になろうと、色々頑張ってるんだか
ら。今度ハワイへ行ったんだって観光じゃないのよ。もっとカッコ良くなって、男の
箔をつけて来るって言ってたわ」
「カッコ良い男?箔をつける?…チンピラのセリフだ。どうせ向こうでガイドか何か
しながらプレーボーイになる稽古でもしてるんだろう。いよいよ下らん奴だ。もう綺
麗サッパリ忘れなさい」
「冷たいわねぇ、お父さん。若い頃はみんなそんな風じゃないの。長い目で見てあげて」
「長い目で見ようにも、もう見られないかも知れないぞ。ほら、ニュースを見てみなさい」
「アッ、何かの事故?」
「・・・この非常事態の時に不幸な事故が起こりました。台風シーズンに入ったハワ
イ方面は、折からのシケと濃霧・強風で避難民救出に向かった船舶が次々と破損し、
今やほとんど島に近づけない有様です。また空の便も台風が通過するまでは離着陸を
見合わせ、軍用貨物機による避難だけが細ぼそと続けられています。彗星落下まで、
あと十二時間を切り、同海域の島々ではパニックが起きております…」
「でもアメリカ軍の飛行機は飛んでくれるんでしょ?きっと彼もそれに乗って帰って
くるわ。彼って案外運が強いから…」
「馬鹿言いなさい。そんな特別扱いは重要人物か大金持ちだけだ。お前の彼みたいな
チンピラ、仮に乗り込めたとしても、摘み出されるのがオチさ」
「いやーん、どうしよう。どっかの漁船にでも潜り込んで密航でも何でも良いから
帰ってきて〜〜!」
「密航する前に沈没しちゃうぞ。まぁ、どこまで行っても後回しだろう。全員避難が
終わったら戻って来れるかもな」
「薄情なこと言わないで、父さん!…こんな父さんを見返すためにも何とか日本へ
戻ってきて〜〜」
「・・・悲しいお知らせです。天候は回復せず避難も遅々として進まないうちに、と
うとう彗星落下の時間が迫って来ました。まだ大半の島民、観光客は取り残されたま
まです。中には一か八かヨットや救命ボートで脱出を試みた人も居ましたが、ほとん
ど台風に巻き込まれて海の藻屑となっております。彗星落下まで秒読み段階です。
おっと、ここで空は一転にわかに晴れ渡り、暴風雨も止みました。しかしもう手遅れ
です。最早頭上に巨大彗星の姿が見えて参りました。…3、2、1・・・もの凄い爆発
音を立てて太平洋上に落下しました!すさまじい衝撃波が爆風と大津波を巻き起こし
大海原に広がってゆきます。風速百メートル近い強風と、高さ百メートル近い巨大津
波であります。太平洋沿岸にお住まいの皆さん、当面は絶対に海岸地帯へ接近しない
で下さい。避難や疎開をなさっている方々も決して油断せず、強風と津波に備えてく
ださい。くれぐれも海岸近くへは赴かないように・・・」
「予報通りの天変地異だなぁ。テレビで見ていても壮絶な眺めだ。ハワイ近辺の島は
ほとんど波にさらわれてしまったらしいぞ。日本の海辺の都市もしばらくはゴースト
・タウンだな。家財道具ぜんぶまとめて山奥まで避難しといて良かったよ。おい・・
・美代子はどこだ?そう言や途中で荷台に移るって行ってから見かけてないな」
「お父さん、大変ですよ。あの子がニュースに映ってますよ」
「なに?…アッ、あんな海岸の断崖に突っ立って、何をしてるんだ、うちの娘は?」
「レスキュー隊も風と波シブキで近づけないわ。あぁ、彼氏がハワイで津波に呑まれ
たから、世を儚んで・・・う〜〜ん…」
「しっかりしなさい、母さん。それにしても、あの馬鹿娘、早く避難しろ〜〜!」
 しかし頑なな娘は暴風にも津波にも怯まず岸壁に佇んだままだった。
 まるで、必ず彼が帰ってくると信じるかのように。…と、その時!
「♪乗ってけ、乗ってけ、乗ってけ、ツナミに〜〜・・・」
 脳天気な歌声と共にひと際大きな津波が岸壁めがけ押し寄せてきた。
「危ない!…でも、何だ、ありゃ?」
 幻ではなかった。娘も救助員もテレビカメラも確かにその目に捕らえていたのだ。
大きな波頭のてっぺんに乗り、脳天気にハワイから滑ってきた一人のサーファーを。
――――――――完―――――――

2002年01月18日22時00分06秒投稿

S.S☆「史上最大のスクープ」☆     あや太郎

「社員諸君、喜びたまえ。この暮れには破格のボーナスを出す予定だ」
「やったー!・・・バンザーイ!」
「但し、それは他社に先駆けて大スクープを取った場合だ。…という訳で、大いに頑
張るように」
「何だ、そりゃ。いつもの通りじゃないか。しかし特大の金一封かも知れない。年末
の追い込みで、一丁特大のスクープを探してやるか」
 若手記者は意気揚揚と某国営放送に乗り込んだ。取材目的はと言うと…これが相も
変わらない大晦日のマンネリ歌合戦だった。
「まぁ、新味は無いけど、大物歌手やアイドル、アーチストの意外な事件を嗅ぎつけ
られるかも知れないじゃないか」
そんな魂胆から、記者の身分を隠し、たまたま手に入ったスタジオ見学の整理券を片
手に、何食わぬ顔で本局ビルに潜り込んだ。
「ふーん、こうしてみると、一般視聴者のフリをしてるほうが案外行動も自由だ
なぁ。どこかの部屋を覗いて咎められたら、トイレと間違えた芝居をすれば良いんだ」
年末の忙しい時期、見学者の一人や二人がウロウロしていたって大したチェックは入
らないことが分かった。
「おっ、歌合戦の編成室だ。ちょっと覗くと…ひと気が無い。入っちまえーー。
おっ、拙い、誰か戻ってきた、ロッカーの中へ隠れよう…」
 際どいタイミングで編成室の幹部が入ってきた。皆一様に厳しい顔をしている。
 それはどうも年末ゆえの忙しさだけではない険しさだった。
「ふーむ。今年の最後のコメントだけは…頭が痛いね」
「その通りですな。私もこんな重責を背負ったのは初めてなもんで、戸惑っています」
「我々ばかりじゃないよ。百戦錬磨の局長でさえ今回ばかりは顔面蒼白だった」
「何と言っても我が局始まって以来の一大事ですからね」
 思わぬ深刻な空気にロッカー内の記者も胸がときめいた。
「こりゃ大変な場面に出くわしたもんだ。天下の国営局が大失態でもやらかしたのか?」
 すかさず、編成室長らしき人物が口を開いた。
「我が局だけの問題じゃない。マスコミ界全体がまだ経験した事の無い事態だ」
これはますます大ごとらしい。
「そうですよね。我が国にとっても、こんな危機を迎えたのは歴史上、初めてでしょうから」
そんな一大事なのか?…と記者は武者震いした。これは自分にとっても初めての大ス
クープに違いない。
「我が国どころか、世界が迎えた最大の危機だよ、君たち!」
 世界最大の危機?…いくら話を大きくしたがる放送関係者でも、これは只ならぬ気
配だ。これはいよいよ超特大のスクープになるかも…。
「こんな時に、大晦日の大人気番組で、最後の最後にどんなコメントをすべきか、放
送マンとしては有りっ丈の知恵を絞り最善を尽くすほか無い」
皆一様に頷くばかり。それにしても「話題」は何なのだ?
「歌合戦の最後の挨拶は・・・在り来たりですがやはりオーソドックスに・・・長年
のご声援ありがとうございました・・・これしかないと思います」
「ふむ。止むを得んかなぁ」
 一同頷くばかり。記者だけが首を傾げていた。
「何だ・・・歌合戦の打ち切りの話題か。まぁこれはこれでスクープだろうけど、そ
れにしても大袈裟だねぇ。何が世界の危機だよ。老舗放送局の驕りと言うべきじゃな
いのか」
 皮肉っぽい記事の見出しを思い浮かべながら記者が苦笑していると・・。
「それでは、いよいよトリの番組です。行く年来る年…なんですが、これもやはり、
皆様に長年お楽しみ頂きました当番組も・・・という調子で」
「ふむ。何だかんだ言ってもそれしかあるまいな。みだりに国民の動揺を煽ってはい
けないからね。そして最後には重々しい書体の文字で『最終回』というテロップ。こ
れが正統派の締めくくりだろう」
「御意」
 どうも大方の打ち合わせは終わったようだった。しかしロッカーの中、息苦しいの
を我慢して盗み聞きしていた記者は収まらない。
「何だよ、これって?要するに年末最後の二本の番組をどう締めくくるかってだけの
話じゃないか。馬鹿馬鹿しい。大の大人が深刻な顔して詰めるほどの話かよ。だか
ら、この局は浮世離れしてるって言われるんだ。大袈裟にも程がある。…それでもネ
タは出し様、使い様だ。こんなミミっちい打ち切り話でも料理のし様で、芸能欄なら
結構話題になる。売り上げだって一時は上がるだろうし、一時支給を獲得するには絶
好のネタかも知れない。よし、これを切っ掛けに、ちょっとは記者として名を売ろ
う。そしてやがては編集長になり、大きな顔して評論家なんかやれるかも知れない。
まぁ最初のスクープとしては、御の字というところだろう」
 そう考えると笑いが込み上げてきた。その息遣いをぐっとこらえていると、もう一
人、誰か編成室に入ってきた。皆が一斉に立ち上がった。大物らしい。
「あ、これは会長!わざわざこんな所へお越しとは…」
「何を言っておるんだ、こんな重大な時期に。会長自ら陣頭指揮を取らざるを得ま
い。それにわしも昔働いていた場所の見納めに来た」
「見納めだなどと弱気な事を。会長にはまだまだ元気で頑張って頂かねば」
「何を暢気な事を言っておる。たとえわしが元気でやる気があっても、どうにもなら
んではないか・・・あんな巨大彗星が、地球にぶつかっては…!」
「会長。まだ希望はあります。世界中の核弾頭を掻き集めて、集中砲火を浴びせれば
何とか彗星の一つや二つ・・・」
「そんな当たるかどうか分からない頼りない武器で破壊できるもんか。それに去年の
軍縮会議で核保有国も大幅に核弾頭の数を減らしたところだし・・・」
「そう言えば、国連の会議で大演説をぶって大貢献したのはウチの前会長でしたねぇ」
「またそれを、鬼の首でも取ったように大々的に報道したっけ。チクショー、余計な
ことをしてくれたもんだ!」
「じゃあ、事か表沙汰になったときは、国連での活躍には触れないと言う段取りで…?」
「もうどうでも好きなようにやればいい。どうせみんな助かりそうにもないんだか
ら。これからは特別に差し許す・・・公共の電波を使って他人の悪口でも愚痴や恨み
言でも言いたい放題だ。さぁ、最後の何ヶ月かは無礼講だ!」
すっかりキレた風情で局のお偉方は、ヤケクソ笑いしながら部屋を出て行った。
あとから、呆然とした顔で例の記者が出てきた。
「ああ、折角初めてのスクープをモノにしたと思ったら…」
 記者の顔も泣き笑いしていた。
「これが最後のスクープだったなんて…」
 しかし記者はさっきの面々よりもホンのちよっと優越感の滲む苦笑を浮かべて、こ
れからの何ヶ月間かの事を夢想した。
「残る何ヶ月間か、熱血記者として奮闘するか、それとも、まだ『カネ』が使える間
に、借金しまくって贅沢三昧して暮らすか・・・迷える分だけ、幸せかも知れんんぞ…」
 街中には警備の手薄そうな金融会社がここかしこと立ち並んでいた。
――――――――完――――――――

2002年01月17日21時34分02秒投稿

こんちゃー高砂のトミーズ健、元姫路市民です。

さて、1月29日にヘップホールにて「テントアカペラBEST15」が行われます。テン
トさんから今年も直接年賀状を戴き、数日後メールでライブの案内をもらいました。
それから一週間後に予約のメールを送ると整理番号が6番でした。彼女はメールも
らって翌日に返事送ったので2番でした。不安と同時に昨年の雀三郎独演会での雀三
郎さんのマクラが思い出されます。その日のプログラムは、

桂 雀五郎  「黄金の大黒」

桂 雀三郎  「池田の猪買い」

テント    「?」

桂 雀三郎  「けんげしゃ茶屋」

  仲入り

桂 雀三郎withまんぷくブラザーズ  「お笑いコンサート」


でした。テントさんの漫談、忠臣蔵の話が終わったあと、雀三郎さんは開口一番

「テントさん去年からけっこうテレビに出てるからもう皆さん分かってると思ったん
ですが・・・まだまだ分かってない方も多いみたいです。お客さん前半分は笑ってま
したが、後ろのほうは怒ってました。やっぱり前もって説明しとくべきでしたな。」

それからはけんげしゃ茶屋のマクラではなく、テントさんの前説ならぬ後説でした。

「皆さんもお分かりだと思いますが、テントさんのネタを最初見たときはどうしても
腹立ちます。2回目も腹立ちます。しかし我慢して3回目見ると、ハマるんです。師匠
の上岡龍太郎さんもハマってまいました。4回目5回目なんてもぉおかしいてたまらん
ようになります。ほんで6回目で飽きるんです」

皆さんもう6回以上見てしまったんでしょうかね。

2002年01月16日22時50分42秒投稿

S.S☆「これからのアシモ…君」☆     あや太郎

「これが最新の万能家事ロボット『オプション式アシモ君』です。おおよそ家事から
秘書役、淋しい時には話し相手から、病中老後には看護、介助、介護まで・・・お望
みなら喪主まで立派にこなせる機能付です」
「まぁ、喪主まで?遺産まで乗っ取られそうな勢いねぇ」
「近頃はとみにお客様のようなキャリアウーマンで独身貴族の方が増える一方ですか
ら、様々なニーズにお応えできるように設計されております」
「様々なニーズって言うけれど、見たところ初代のアシモ君とあまり変わり映えしな
いじゃないの。歩き方は確かに原型よりスムーズで人間と変わらないようだけど、手
のほうはなんだか不器用そうだし」
「そりゃそうですよ。今お見せしているのは基本形アシモ君なんですから。先ほども
申しましたように最新のアシモ君は万事『オプション』になってますから用途に応じ
で必要な機能を付け加えてゆく訳です。例えば足の機能は十分だが手先の器用なほう
が良い場合には、これこうやって上半身を外して、手仕事タイプの上半身に挿げ替える…」
「まぁ、簡単に取り外せるのねぇ。落語の『胴切り』みたい。なるほど変身できるア
シモ君か」
「厳密に言うと商品名も変わります。手の機能を増強した場合には、当然『手も足も
君』に進化する訳です」
「あら、お洒落〜!じゃあ、顔もオプションがあるのかしら?いえ、やっぱり鼻につ
く顔やムサい風体はイヤだもの」
「顔ぐらいお安い御用です。好きな俳優さんやアイドルの顔に様変わりしますよ」
「まっ、人をミーハーみたいに言わないで。私の好みは知性的な風貌よ。会話ももち
ろん知的でハイセンスなものを…」
「その点はご心配なく。ソフトが進歩しまして、気障なセリフから駄洒落、ベタオチ
部門まで何でもカバーできます。表情ソフトも充実してますから退屈させませんよ」
「あら、それは良いわねぇ。知的でユーモアがあって表情豊かで」
「はい。持ち主の葬儀のときには,表情たっぷりに泣いたり故人を偲んだり…」
「縁起の悪い…。私はまだ若いのよ。そんな細かい芸より丈夫で長持ちするロボット
が欲しいわ。何十年も故障無しで働いてくれるんでしょうね?」
「ハイ、それはもちろん。半世紀補修無料の保証書付きですよ。それでは手と足のオ
プション付きで宜しいですね。お値段は…これだけになります」
「いえ、ちょっと待って。あのう、何て言うか、そのぅ、実は…」
「何を口ごもってらっしゃるんですか。ご要望があれば幾らでもお聞きしますよ。お
値段がご不満なら、思い切ってサービスさせて頂きますし」
「いえ、値段は少々高くなっても良いのよ。ただ、違うサービス・・・いえ、オプ
ションが無いかな、と思って。何といっても、人生は長いし、ロボ君との付き合いも
長くなるだろうし」
「はいはい。メンテナンスのご心配なら各市町村に取次店がありまして…」
「いえ、そうじゃなくってね。サービス機能なんて有るのかなぁって考えた訳なの
よ。つまり、何て言うか、私のために、私の趣味合わせた、私が充実感を得られるよ
うなサービス機能が・・・ね?」
「あっ・・・なるほど。そういう事ですか。もちろんございますとも。但し、その場
合はオプションではなく、間もなく発売の新型を購入して頂いたほうが良さそうで
す。多少割高になりますが宜しいでしょうか?」
「ええ、そりゃあもう。機能さえ優れものなら奮発するわ。それで新型ロボットの名
前は?」「はい。名前も慎ましく…『手も足もアソコモ君』です」
「買った〜!」
 ――――――――完―――――――

2002年01月16日22時12分56秒投稿

 
 やっぱりドンキーです

成人式について今年もいろいろ言われています。
やはり自分勝手であるというようなことなんですが。

身勝手なのは新成人だけではありません。
スーパーで並んでいると
レジ前のカゴが空きました。
どこからともなく、おばあちゃんが入り込みその空いた籠に
ぽんとお弁当を投げ入れました。
あ然とする私に
「これひとつなのよ。」と言いました。
私の後ろに並んでる人もいないし、私も5品くらいしかカゴに入れてなかったので
待っても3分。

郵便局に自動支払機が2台あります。
当然1列に並び、空くのを待っていました。
するとおばあちゃんが私と並行してきました。
「一列に並ぶんじゃないんですか?」と言うと
「ここは、どっちに並んでもいいのよ。」と返されました。

人生残り少なくなると、焦りで気が短くなるのでしょうか?
このおばあちゃん達はどんな風に成人式を迎えどんなことを
言われていたのかと思いました。

2002年01月16日13時07分52秒投稿

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