過去のドンドコ掲示板
2001年11月01日〜15日

S.S☆「最後のマジック」☆     あや太郎

とある病院のとある病室に、夜な夜な怪奇現象が起きていた。
「壁から…白い影が抜け出て来る」という患者がいるかと思えば、
「あれは確かに幽霊だ」という目撃者もいた。
「ぼんやりした火の玉みたいな物が…」
と看護婦、医師までが証言するに至って、病院側も調査せざるを得なくなった。
共通するのは「壁から白い物が」という点だ。
しかし雲を掴むような話だし、果して警察に知らせるような内容かどうか−−
そこへ調査に来たのが例の如く、放送局のオカルト番組スタッフだった。
「これが赤外線と暗視装置を組み込んだ幽霊撮影機です」
 ウソかホントか、そんな最新鋭装置を持ち込んでの調査となった。
 総勢十人ほどの撮影スタッフが陣取ったが、何も起こらない。
「いつものパターンだな。テレビカメラが有ると出てこない事になってるんだ」
 何日粘ってもやはり出て来ない。ロケ費用にも限度があるので一人減り二人減り…
ついにはカメラマンだけになった。するとその途端、ついに謎の白い物体が現れた。
そして、特製テレビカメラは見事「謎の白い物体」を捕らえる事に成功した。
 早速テープを再生してみると−−−確かに壁から白い物がフワリと現れ、部屋を横
切って向かいの壁や窓の方向に消えて行く。画像を拡大し、鮮明に処理してもう一度
見直すとそれはどうやら鳥のような形態であった。
「鳥が羽ばたいてるような動きだ。この大きさからすると…ハトかな」
「ハトか。病院にはよく居るけどさ。それが紛れ込んでるんだろうか」
「いや、部屋は閉め切ってる。ハトの幽霊かもな」
「患者が可愛がっていたハトが飼い主を懐かしんで?」
「看護婦さん−−−最近この部屋で亡くなった患者さんは居ますか?」
「ハイ。この現象が始まる少し前に一人」
「それはどんな人でした?」
「確か…手品師だったんじゃないかしら。でもあまり売れてない人みたいでしたよ」
「へぇ…。売れてない手品師か…」
 なるほど、客が多すぎると、上手くハトを出せなかったはずだ。
                  (完)

2001年11月15日21時35分08秒投稿

S.S☆「古い記憶」☆     あや太郎

「博士−−−ついに記憶転送装置が完成したそうですね。おめでとうございます」
 老博士のもとを資金援助してE.スポンサーが訪れていた。
「有り難う。いや、実に嬉しいですよ。人間の記憶をコンピューターなどに移し変え
る事ができるようになれば、偉大な学者や芸術家の貴重な記憶をそのまま後世に残
し、人類の遺産とする事が出来る。これで長年の苦労が報われますよ」
「それにこの機械を使えば人間から人間に記憶や体験をインプットできるんですよね」
「そうです。むしろ人から人へのほうがスムーズですな。但しそれは倫理的な問題や
プライバシーがあるから、私は実用化すまいと考えています」
「この装置ですね。このヘッドギアのような物を頭に乗せて?」
「そう。これ頭にかぶせれば、こちらからこちらへと簡単に転送きるんです。ただ情
報処理の面でまだ多少不備があって、今の段階ではどうしても古い記憶が…」
「古い記憶なんてどうでも良いんですよ」
 不意に訪問者の声が低くなったかと思うと、屈強の部下たちが博士を捕まえ実験台
に縛りつけた。
「な、なにをするんだ?」
「早速あなたの記憶を戴こうと思いましてね。いや、こんな素晴らしい機械を死にか
けの学者や芸術家だけに使うのは勿体ない。世の中には、もっと喉から手の出るほど
欲しい情報や記憶があるんですよ。色々な分野の色々な情報がね」
「それが目的だったのか!」
 政治、経済、軍事の分野まで市場とメリットは計り知れないほど大きそうだった。
「どうやらそんな使用目的には賛同してもらえそうにないので、手っとり早く博士の
頭から設計図とマニュアルをコピーさせてもらいますよ。おい、スイッチを入れろ」
 部下が機械を作動させると、博士の記憶が次々にスポンサーの頭へと流入して来た。
−−恵まれない子供時代。家族との別れ、そして戦争…。焼け跡にバラックのような
研究所を建て、食うや食わずで試作しては失敗した若き日々。やがて結婚。子供誕
生。食べさせるために始めた肉体労働。そして逃げた妻と子。孤独の中での研究再
開。やがて何十年ぶりかで出会った子供の病。治療費。借金。無理な肉体労働。薬。
留置場。出所。研究再開。借金。不渡り。再入獄。労働。出所−−そして人生はまだ
折り返し点だった。
「止めろ。止めてくれ!」
 叫び声に驚いて部下がスイッチを切った。
「こんな苦労をなさっていたとは−−−もうこれ以上は耐えられない…」
 涙で顔をクシャクシャにしながら、スポンサーは頭から装置を外した。
「博士のおっしゃる通りだ。こんな使い方は人道に反する。もう干渉はしません。ど
うぞ博士の思い通りに使用して下さい」
 それだけ言うと訪問者は部下を引き連れ帰って行った。
 ホッと大きなタメ息をつきながら博士が呟いた。
「今の段階では、どうしても古い記憶が…先に転送されてしまうんだが−−どうもこ
のままにしといたほうが良さそうだな」
                  (完)

2001年11月14日21時07分47秒投稿

皆様今日は OTCは薬屋です

朝から山漁師の自慢話を40分聞かされました。

1.【鹿を捕った話】

鹿の親子が、道を横断する場面に遭遇し、大きいのは車が傷むので
小さめを狙って軽トラックではねて持ち帰った。

バンパーではね、前輪で押さえつけて後輪でとどめをさして
荷台にポイッと・・・エエコンビネーションである。


2.【猪を空気銃で撃って、二頭捕まえた話】

↑どう考えても眉唾ものであるが、ちゃんとした言い訳は、ありまする。
普通は、空気銃ごときの玉などが、分厚い毛皮を通し
死に至らしめる効果は、あるはずも無し!

【おっさんの言い分】小さな猪です。畑の物を食べに来る害獣駆除として、深夜
嫁と畑に忍ぶ。

小型の猪が二頭、畑のものを食べているので、空気銃を構える。
横につくばう嫁に、懐中電灯の光を、猪の耳に当てるように指示する。
タンターン!二発である。耳の中より入り、脳髄をえぐられた猪は、その場で
絶命する。
だそうです。
ほんまかな?ちょっと調子の良さそうな人物である。

けど、嫁が懐中電灯で照らした、猪の赤い耳を狙うところは、ターミネーターに出て
きた
レーザー光線で照準を合わせる最新式の拳銃を、思い出しました。

ほいで、40分話を聞いて、売れたのはリポビタンD1本であった。
獲物小さすぎ!

2001年11月14日12時43分52秒投稿

S.S☆「いびき」☆     あや太郎

「おーい、誰か来てくれぇ」
 看護婦が駆けつけると−−
「隣室の患者のイビキがうるさくて眠れん」
 個室が並んでいる病棟の一角だった。
「でも…それほど響いてませんよ」
「さっきまでうるさかったんだ」
「病気の時は神経が過敏になってますからね。風の音がそう聞こえたんじゃないです
か」「そうかなぁ…」
 また翌晩もナースコールが鳴る。
「隣の部屋のイビキがうるさくてしょうがない」
「夏場は窓もドアも開けっ放しですからね。でも、あんまり聞こえて来ませんよ」
「今は聞こえてないが、さっきは確かにイビキで起こされた」
「ハイハイ。それじゃドアだけでも閉めてもらいましょうね」
 しかし深夜のナースコールは翌日も続く。
「イビキがうるさい!隣の患者を何とかしてくれ」
「隣?…でも隣の患者さんは、一時帰宅してて今夜は居ませんよ」
「なに?じゃあ反対隣の患者だ」
「反対側は非常階段です。扉もずっと閉まったままだし」
「おかしいなぁ。空耳かな…」
 翌晩も患者はイビキが気になって眠れない。
「隣はまだ帰宅したままか。じゃあその隣は?」
「薬品倉庫です」
「ネズミがイビキをかいてないか見てきてくれ」
「そんな物いませんよ。病院なんですから」
 その後も患者はイビキで眠れないらしかった。
 そしてまた今夜も−−
「イビキが聞こえるんだが−−隣の患者のか?」
「ハイ。今日戻ってきて、今夜は大きなイビキで寝てらっしゃいます。窓やドアを閉
めときましょうか?」
 しかし患者はホッとしたような顔でこう答えた。
「いや、イイ。今夜は本物のイビキを聞きながら眠りたいから」
                  (完)

2001年11月13日21時41分59秒投稿

S.S☆「割引」☆     あや太郎

「先生、御無沙汰してます」
「やぁ、西川さん−−肝臓の調子は如何ですか?」
「いや、どうも今一つ良くないようで」
「目も少し黄色いねぇ。明日病院へ来て下さい」
「やっぱり検査しなきゃダメですか?」
「血液検査だけだから、すぐですよ。でも肝機能が落ちてたら、いよいよ禁酒を覚悟
してもらわないとね」
「辛いなぁ。じゃ、また明日…」
−−−−−−−
「先生…来ました」
「ああ、西川さん。約束通りなのは良いけど、顔色が良くないね」
「朝からフラフラしてるんです。じゃあ早速検査のほうを…」
−−−−−−−
「検査結果が出ました。思ったほど悪くはなかったんだけど、それでも危険なレベル
をちょっと越えてるから、当分酒は控えて下さい」
「あ、ちょっと悪いだけですか。じゃあ酒ぐらいは良いでしょう」
「いや、駄目ですよ。たとえ僅かでも危険ラインを越えてるんだから」
「いえね、実は検査の前夜に痛飲してたんですよ」
「痛飲?よくこんな時に無茶をしますね」
「いえ、ひょっとしたらもう酒を飲めなくなるんじゃないかと思うと無性に飲みたく
なってね。飲み納めのつもりで、がぶ飲みしたんですよ。だから翌日の検査結果が悪
かったという訳です。ちょっと危険レベルを越えてるぐらいなら大丈夫ですよ。飲ん
でも良いでしょう?」
「そんな訳には行きませんよ。現に危険な所まで来てるんだから」
「いや、前日飲んだ分だけ数字が悪くなってるんですよ。その分だけ割り引いて診断
してもらわないと」
「割引?そんな考え方は初めて聞きましたな」
「先生も商売っ気が無いなぁ。今時、割引もしてくれない病院は流行りませんよ」
「なるほど、割引サービスか…。じゃあ良いでしょう。数字を割り引いて酒はOKと
いう事にしときましょう」
「いやぁ、有り難い」
「その代わり、寿命の残りも割り引いて計算しといて下さいよ」
                  (完)

2001年11月12日19時22分38秒投稿

滅多に夜には、外出をしない私が場違いなセミナーに行ってしまった。
たまたま何日か前にHPで見つけた「ナンやらカンやらという制度」の会。
「通訳」とか「法廷」とか「冤罪」という言葉には、どうしてもひいてしまうけど
今の職場で時々ハンコを押している「弁護士」の文字には、ちょっと弱い。
それに今週は、メール当番だったからちょっと親近感が沸いてたからね。

それでも土曜日の夜の5:30は、ちょっと厳しく遅刻覚悟で電車に乗った。
主催者いわく、「30人ぐらいのマニアックな集まりになるだろう」という予想
が70人以上もいて椅子と資料を増やしたとの事、昨日のA新聞の影響か。

「メルボルン事件」とやらも知らない私がこんなところにいていいのかなと
思いながらも拝観料(500円也)を払って賢く見えるメガネをかけて後ろに
座っているからエエやんねっと貰った資料のウラにメモなんかして勘違い。

誰かの「国選弁護士の資格は?」の質問に「弁護士である事」の答えに感動!
それにしても世の中には、色んな国に携わる賢い方が沢山いてはる。
私の支離滅裂な書き込みも、適当に翻訳してしてほしい限りです。
 
                                  まる
びー

2001年11月11日02時57分15秒投稿

S.S☆「ウソの果てに」☆     あや太郎

 閻魔の庁はいつに変わらず繁盛していた。
 今日も罪を懺悔する者、ゴマかす者がわんさと詰めかけ、天国行き地獄行きのチ
ケットをめぐって犇めき合っていた。
 今また一人の男が閻魔大王の前に引き出された。
「お前の罪状は…詐欺、恐喝、窃盗、リンチ、大量殺人−−まぁ、やるだけの事を
やっておるな。何か申し開きはあるか?」
「いえ。我ながらひどい事をしてしまいました。すべての罪科を認めるほかありませ
ん」「神妙である。そんな人間がこれだけ大胆に罪を重ねたのにはそれなりの理由が
ありそうじゃな」
「ハイ−−元はと言えばケチなインチキ商法だったんです。何にでも効くと銘打った
「万能薬」を売り出したんですが、宣伝の為にサクラを使って会員を増やしてるうち
に、いつの間にか宗教団体が出来、それを支えるためにまた違法な金集めをして、し
まいにはニッチもサッチも行かなくなって、世間を相手にテロまがいの事まで…。す
べては最初についたウソのせいなんです。そのウソをごまかすために又次々とウヒを
ついて行き、こんな悲劇的な結果を引き起こしてしまいました。すべて私が悪いんで
す。万能薬なんて、あんな馬鹿げたウソをついてしまったばっかりに…!」
「ふむ。ずいぶんと反省しているようじゃ。確かに犯した罪は大きい。しかし自分の
非をすべて認め、部下たちの過失もすべてかぶった上でこの閻魔の前へ来た心意気は
殊勝である。本来なら終身地獄暮らしのところだが、罪一等を減じ、地獄寄せ場送り
とする。真面目に勤めておれば又何万年か後に天国へ昇れるであろう」
「お情け、有り難うございます。しかし寄せ場に行ったとて、肩身が狭い事だろうと
思います。なにせ私ほどひどい事をした罪人は滅多にいますまいから…」
「いや、そうでもないぞ。今日はたまたま似たような罪状の者が閻魔の審査を受けに
来ておる。寄せ場で友人になってはどうじゃ?」
「あの人達ですか。…みな、高貴そうなお方ばかりですが、やはり私と同じような罪
を犯したのですか?」
「万能というか、全知全能の肩書で多くの人間をたぶらかしてきた面々じゃよ。何年
かたつ内、触れ込みと違うんで収拾がつかんようになったらしい。…どうれ。世界各
地より集まりし神々よ−−表を上げい…」
                  (完)

2001年11月10日21時43分52秒投稿

今日は、亀虫ぷっぷです。

11月8日 ワッハ上方演芸ホール 「桂 都丸 独演会」

出し物

●「ろくろ首」   桂 ひろば
●「短命」     笑福亭 三喬
●「らくだ」    桂 都丸

  中 入

●タイトル不明   春風亭 昇太
●「桜の宮」    桂 都丸

長丁場の「らくだ」、熱演でしたな。
剃刀を借りに行く場面
「貸すの貸さんのぬかしたら、らくだにカンカン能…。」
で下りはりました。
この噺の一番の見せ場聴かせ処は、酔うに従って変貌して行く紙屑屋の酔態ですな。
それに伴って、脳天の熊五郎との立場が段々変化してついに逆転する流れを、いかに
自然に表現するか。
ほん僅かながら酔い方が急であったよぉな感じはしましたが、空きっ腹に冷や酒を湯
呑みで呷った訳ですから理屈には合ぉてますな。
まずは上出来。
けど都丸さんは飲み口よろしいなぁ。
観てたら飲みとぉなってきて、帰りにちょっと一杯。
もちろんアテは精進料理やなしにおでんでしたが…あんまり変わらんか。

都丸さんの東京の会にも出演しはった昇太さん。
ノンアルコール宴会を扱ぉた新作でした。
たまぁに古典をアレンジしたもんも演ったはりますな。
一見無手勝流ですけど、これこそ柳昇師匠譲りの一門芸。
マイペースで自由奔放、破綻しそぉに見えて芯は外さんしたたかさ。
客をきっちり掴めるし、掴んだら離さんしぶとさも有ります。
ちゃんと自分の形を持ってる人ですな。
もっと度々こっちに来てもらいたいもんです。

三喬さんの「短命」。
炭疽菌も登場して今時風ですが、なぜか落ち前が間延びしてましたな。
嫁が茶碗を差し出す処から、喜六の
「俺は長生きや。」
までが妙に長い。
本人の工夫の結果なんですけど、ここはすんなり行ってもらいたい。
こっちにも拍手するタイミングっちゅうもんがあります。
叩く形の両手が暫し宙に浮いてましたがな。

会場の空気を盛り上げて笑いモードに持って行くというのが前座の大事な仕事。
はたしてひろばさんは理解してるんでしょぉか?
これで3回目なんですけど、相も変わらず客席を静めに掛かってましたな。
現在の自分の芸では、普通に喋っても客が笑わんのは分かってるはずやろぉに。
もぉそろそろなんか工夫があってもねぇ。
原因は色々思い付いたんですけど、まず何と言うても元気が無い。
声張って勢いのええとこ観せてたら、最小限の笑いは噺自体がとってくれるのにね。
ざこばさんの弟子にしてなんでこんなんなの?
次に上がった三喬さんが客席に向かって
「怒ってはるんですか?」
皆そんな顔してたんですな。
笑う気ぃは有るのに笑えない…あ〜ぁあ〜ぁ辛いのぉ…。

2001年11月10日16時43分23秒投稿

S.S☆「V字飛行」☆     あや太郎

 彼はジャンプ台に出た。
 いよいよ滑空だ。練習に練習を重ねたあのジャンプのお披露目である。ぶざまな事
は出来ない。一つ大きな息をすると彼は滑空の態勢に入った。
 思い切りよく飛び立つ。
 足だけを大きく広げ、手を身体に沿わせる−−あのV字ジャンプの姿勢だ。
 風を切って飛んでゆく。
 高度が低くなった。地を這うように滑空を続ける。粘りの飛行だ。K点が見える。
…あそこまでは飛びたい…
 しかしその僅か手前で彼の身体は失速し、ストンと雪面に落ちてしまった。
 一部始終を見ていた仲間たちが笑いながら言った。
「ほうら、やっぱり駄目じゃねぇか。俺たちにV字飛行は合わないって言っただろう」
「でも…今はこれが世界の主流なんだ。これをマスターしないと飛距離は伸ばせない」
「これ以上伸ばさなくたって良いじゃねぇか。あのK点の木まで行けりゃあ」
「やっぱり無理なのかなぁ…」
「そうさ。俺たちはやっぱり両手両足を横に拡げて飛ばないと力を出せないんだ。ニ
ンゲンの真似をしたって駄目さ。何てったって俺たちはムササビなんだから」
                  (完)

2001年11月09日21時13分49秒投稿

毎度、丸浜です。
昨日某K百貨店で特売(=バーゲン)があって買いに行きました。
娘の友達が結婚するのでそのお祝いにペアのパジャマ(本人希望)を買いました。
20%引きなのでとっても嬉しいのやが、特売品やから包装をしてくれない。
そんな〜結婚祝いをそのまま渡せんやないか?!
明日ならレシートあれば包装発送します、、との事で今日また阿倍野まで包んで貰い
に行きます。こんなん、ほんまに得なんか?!
一緒に買った娘のスーツの寸法直しも当日「ダメ!」で、それと2つの紙袋さげてお
出かけします、、、手間な事するんですな〜。

2001年11月09日13時11分46秒投稿

S.S☆「長い物には…」☆     あや太郎

 私はアマゾン奥地を探検していた。子供の頃からあの熱帯林に憧れ、一度行ってみ
たいと願っていたのだ。しかし仲々そんな大旅行をするチャンスは無いい。諦めかけ
ていた時、ひょんな事から生物研究を目的にアマゾンへ行くという調査団に出くわし
た。私は上手くその一行に加えて貰い、遙かアジアの島国からここアマゾンへとやっ
て来たのだった。いつもは調査団と行動を共にしていた私だが、一行が奥地の密林地
帯に入った時、私は禁を冒してこっそり彼らから抜け出し単独行動を試みた。
 アマゾンの熱帯林は私が思い描いた通り濃密な生気に満ちていた。生命の根源がこ
こに在ると思った。怪しげな虫や小動物が身体を這っても苦にならないし、むしろ生
命の躍動を感じ、生き返る思いがした。
 私は調査団の事も忘れ、何かに憑かれたようにジャングルの中を彷徨っていた。そ
の時何かが宙を飛んで私に襲いかかって来た。
 「飛んだ」と思ったものは枝の上から身体を伸ばした大蛇だった。長さ十メートル
近い巨大な蛇だった。
…これがアナコンダと呼ばれるヘビか?…
 私は巨大な蛇に巻きつかれながらも、むしろ憧れの目でチロチロ動く舌を見ていた。
 不思議なほど冷静に身体の力を抜き、大蛇のなすがままにする。すると大蛇のほう
も何故か穏やかな目で私を見た。巻きつく力もちょっと弱まった様な気がした…その
次の瞬間大蛇の目がカッと血走り、また激しく私を締めつけてきた。
 私はそのまま気を失った。
 何時間ほど経っただろうか−−私は同じ密林の中で目を覚ました。不思議な事に生
きていた。私は又こっそり調査団のテントに戻ると何事も無かったような顔で通した。
 何週間か経って、私は卵を産んだ。それは紛れもなくあの大蛇の卵だった。
 周囲の隊員たちのほうが驚いた。
「おい…ニシキヘビがもう卵を産んじゃったよ。交尾させようと連れて来たのにさ」
「どうやってお見合いさせようか悩んでいたのに、手間が省けたな」
「さすが蛇の道はヘビだな」
 いや、蛇の道でも藪蛇でもない……私はただ長いものに巻かれただけの事なのだった。
                  (完)

2001年11月08日21時11分08秒投稿

S.S☆「姉か妹か」☆     あや太郎

 わが社のOLが結婚する事になり、私も上司の一人として式に列席した。なかなか
の美形で人気もあり、ちょっとしたオフィスの花だった。そんな事もあってか披露宴
は盛大で予想以上の列席者が詰めかけていた。
 そんな中に一人の中年男性がいた。身内らしいのだが、式の最初から最後まで涙を
ボロボロ流している。ついには号泣する場面まであった。
 祝宴も終わり、全員ロビーに出てきてもまだその男性は感激の涙にくれていた。
 妙に気になった私はそれとなく近づき話しかけてみた。
「あのぅ…新婦のご親戚ですか?」
「ハイ−−兄です」
「あぁ、お兄さんでしたか。よほど感激されていたようですが、やはり妹さんの幼い
頃からの思い出に浸っておられたんでしょうね」
「いえ−−幼い頃は知らないんです。妻の妹ですから」
 視線を追うとロビーの中央で他の客と大声で談笑している多少脂ぎった女性が居た。
「すると義理の妹さんですか。いやぁ、それでもこれだけ感激なさるんだから、あな
たは優しい方なんですねぇ」
「いえ、そうじゃなくって…」
 また妻のほうを横目で見ながら、声をひそめた。
「ここだけの話なんですが…もともとあの妹が好きだったんです」
「へぇ?…でも結婚したのはお姉さんでしょ」
「ハイ。妹目当てに家へ通っている内に、姉のほうが積極的に迫って来ましてね…結
局、一緒になってしまいました」
「ほぉ…。でも本当に好きなのが妹さんなら、なぜ断れなかったんですか?」
 あの姉と比べたら月とスッポンだ。
「仕方なかったんです。…その妹に頼まれたもので」
 妙な理由があるものだ。
「でも、いくら好きな人に頼まれたからといって、一生の一大事でしょ。どうして断
われなかったんですか?」
「だって−−もし妹に嫌われたらどうしようと思って」
                  (完)

2001年11月07日21時31分43秒投稿

S.S☆「テレフォン・クイズ」☆     あや太郎

「それでは今日も楽しく参りましょう−−中央テレビのテレフォン・クイズ〜。今朝
の挑戦者の方はどなたでしょう?」
「ハイ。中央区にお住まいの××さん…OLの方でーす」
「それでは早速ナンバーをプッシュしてみましょう−−テレビに見えないように、
○○ちゃん、そのふくよかなボディで隠して下さい…ピッポッパッ…」
「ヤだわ−−折角ダイエットしてるのに」
「あ、つながった。もしもし…××さんですか?」
「ハイ、××です」
「それでは先ず問題を選んでください。何番が良いですか?」
「六番をお願いします」
「ハイ、六番の問題です。西暦2008年のオリンピックの開催地はどこでしょう?」
「えーっと−−−あっ−−−ガタッ、ゴトン…ツー、ツー、ツー…プツン…」
「もしもし、××さん−−どうなさったんですか?もしもーし…」
 果して数時間後、クイズに参加したOLは死体で発見された。
 部屋は荒らされ、強盗事件に巻き込まれたものと見られたが−−
「前代未聞ですねぇ。テレビで声が流れてる時に殺されるなんて」
「ふむ。それで死因と死亡推定時間は?」
「死因は鈍器による後頭部への打撲。時間は当然あの電話に出ていた辺りですよ。但
し前後一時間ほどの誤差はありますが」
「すると一時間早くても遅くても辻褄は合う訳か」
「どういう事です?」
「偽装工作の線が出てきたんだよ。あの電話をアリバイに使ったんじゃないかという」
「じゃあ犯人の目星も付いてるんですか?」
「あの…クイズをやってた司会者さ。殺された女とは不倫関係があったようだ。それ
を芸能誌にスクープされかけてたらしい。家族にもバレることになるしな」
「でも…本人はあの時刻、生放送で喋ってたんですよ。あれは絶対的なアリバイじゃ
ないですか」
「絶対的すぎるんだよ」
 やがて例の司会者が容疑者として呼び出された。
「私はあの時、テレビカメラの前に居たんですよ。電話の向こうで妙な物音がして電
話が切れた。それで警察が確認に行ったんでしょう?これほど完璧なアリバイがあり
ますか」「ただ、あなたと××さんは付き合いがありましたね?」
「私のファンの一人である事は確かですね」
「じゃあ、何故、あの時、クイズに出てきたのかな?」
「そりゃあ、ファンだったから、応募したんでしょう」
「当選者を選ぶのは誰ですか?」
「一応私ですが−−インチキしたという証拠でも?」
 しようと思えば出来るらしい。
「何やら勘繰ってらっしゃるようだが、あの時刻、私がどうやってその殺人事件に関
係することができるって言うんです?」
 司会者の唇は震えていた。
「一つの仮説をお話ししましょう。−−あなたは彼女が邪魔になって殺す事にした。
そこで一本のテープを作る事にした。クイズ応答テープですよ。たぶんあのクイズに
出して上げるから…とでも騙したんでしょう。電話に出る時のやり取りから何番の問
題かまで、模擬の応答をやりながらテープに録った。彼女のマンションと放送局とは
車で十分ほどの距離ですからね。番組前に彼女の部屋でテープを作りながらガツンと
やった。そしてテープを録音電話にセットして、あとは局に現れ、本番に臨む…とい
う筋書きです」
「うーん−−不可能じゃないけど、そのテープは見つかったんですか?」
「いや、それは…彼女の留守電には見つかりませんでした。何者かが奪い取って行っ
たようですな。しかも何故か留守電を壊すぐらい荒っぽくね」
「それなら私には出来ませんよ。放送の後も、今の今までここに居つづけですから」
 それは間違いなかった。
「それとも共犯者が居て私の代わりにやったとでも言うんですか?」
「いや、そんな者は居ないでしょう。それなら何もあなたの番組と絡ませて殺人を仕
組む必要はありませんから」
「おやおや。どうも終始私を疑ってるようですね。それなら私がどうやって彼女を殺
したか謎解きをしてもらいましょうか?」
「たぶんこれでしょうな」
 そばのテレビモニターには朝の番組が再生されていた。司会者が電話番号を押して
いる場面だ。
「アシスタントに隠させている電話番号は、たぶん被害者のではなく、他の家の番号
でしょう」
 司会者の顔色が変わった。
「被害者の留守電を壊したのも偽装工作ですな。生放送のあとテープを抜き取った奴
がいると見せかける為のね。実際は局入りする前、つまり殺害と同時に壊しておい
た。あとはあなたが掛けた本当の番号の先を捜し出すだけです」
 司会者はガックリとうなだれた。
「そ、それは探さないで下さい」
「しかし、証拠が要りますからね」
「自白します。…私がやりました」
「何とアッサリ認めたもんだ…。でも裏付け捜査の為、テープの所在は確認しないと
ね」「そ、それだけはやめてください。お願いです!」
「今更何をムキになってるんですか。自白した今になって…」
「もし調べがついても…女房だけには知らせないで下さい」
「はぁ?そりゃ一体どういう訳です?」
「女房は凄いヤキモチ焼きでして、それで今回も愛人を殺す羽目に…」
「でも電話の在り処と奥さんのヤキモチと、どんな関係が?」
「実は、電話の持ち主が…もう一人の愛人なんです」
 警察よりも世間よりも、犯人には妻が脅威らしかった。
                  (完)

2001年11月06日21時39分23秒秒投稿

こんにちは会員番号245番です。
 本当に景気の悪い世の中ですね。仲の好い奥さんから電話、「今日から留守電にす
るから名前を言ってね、それ聴いてからでるから、留守やおもて切らんといてね。」
きけば、20才の娘さんいますかとやたらなれなれしげな電話がかかってきて、勧誘
やと思うのでいないと答えてたら、悪態はつくわ、いやがらせにかっかてくるはわ、
でややこしいので、留守電にするとの事、うちにもそのまんまエンドー君にも同様な
電話が、だいたい高校卒業したあたりから増えてきて、20才をすぎると、益々増え
るみたい、高校やら、小学校、中学校で同級生やったと、調子のよい事をいいますが、
今いないとか言ってきっていますが、こまったもんです。行って会ったら碌な事が無
いに決まっていますが、ひっかる人もいるんでしょうね。
 今でも、駅前で五箱ほどティシュなんかくばって、おばあさんたちを、何処かに連
れていく人達が、いてますが。あんなんについていってどんなんになったか、知って
る人いませんか?
 あやしげな浄水器、健康にいいと称する布団、20万円以上する鍋、洗剤、密封容
器、外国製の掃除機、皆健康にいいといっていますね。どんな人が売ってるんでしょ
うかね、皆家族もいるとおもうのに。
 知り合いの人で、高い鍋を買い、同じ会社の浄水器を買った人がいますが売りに来
た人が、コロコロ変わると言っていました。勿論ローンでかわされています。私がそ
れどこがいいのと聞くと、「油を使わず料理が出来る、水はおいしいし、身体にいい
ねん。」油なしといったら普通のテフロンのフライパンでも、ええんちゃうんとおもっ
てるし。浄水器のカートリッジは、3年位変えてなさそうやし、そのほうが不潔ちゃ
うんかいなと、おもてしまいます。いつも其処の家に行くと、水を持って帰れといっ
てくれますが、時々汚いポリタンクに入れてもらいますが、気持ち悪いので、植木に
かけてしまいます。別に植木が、よく育ってるようにもおもいません。イワシの頭も
信心からですかね。
 清潔にして、程々にしてたらいいと思います。 
 しかし、程々に出来ないのが私の、食欲です。痩せると言う言葉に弱い。

2001年11月05日23時46分27秒投稿

S.S☆「ミスコン」☆     あや太郎

 いささか新趣向と銘打ったミス・コンテストが開かれた。
「本大会は、外見的な美しさのみならず、内面的な魅力…つまり性格の良さ、人格の
高潔さを重要視するコンテストでございます。従って、あらゆる分野から選ばれまし
た皆さんにあらゆる角度から鋭い厳正な審査をして頂きました」
「それでは発表いたします。女王に選ばれましたのは−−××さんです」
 歓声に送られ、彼女が舞台中央に−−
「おめでとうございます。××さんは某国立大学に在学中の才女ですし、ご覧のよう
にこれだけの美貌の持ち主です。選ばれて当然だと私も思います」
 司会者も納得顔だ。
「有り難うございます」
 涙ぐみながらミス女王が答えた。
「ところで××さんがこのコンテストに応募した切っかけは?」
「はい、友達に誘われて予選会場に行ったら、たまたま合格しまして…」
「それで決勝大会に来てみてどうでしたか?」
「はい、周りを見ても私より素晴らしい人ばかりで…」
「そして、最終ノミネートのあと、一位に選ばれると思いましたか?」
「いいえ、思ってもみませんでした」
−−待った!−−
 その時、審査員席から声がかかり、突然表彰式は中断された。
「あのぅ、これはどうしたことでしょう?」
 司会者が慌てて訊く。
 立ち上がった審査員代表が説明した。
「このコンテストは、人間性に重点を置いているって言ったでしょ。だからこの女王
は失格です」
「えっ、それはまた何故?」
「自分が優勝するなんて予想もしなかった−−−そんなウソをつく人は駄目」
 しかし一旦選ばれた彼女も抗議する。
「だって、皆さん私なんかよりずっと綺麗に見えたんですもの」
「もしそうならそれは僻み根性です。これも駄目」
 しかし女王を剥奪されかけている方も反論せずにはいられない。
「いいかげんにしてよ。こんなデタラメでひねくれた審査、聞いたことないわ!」
「逆らってばかりいるから失格」
「お前が言うな!」
 一瞬静まり返った審査員一同が何やら小声で相談したあと、審査員長が言った。
「言い負けてなかったので…合格!」
 かくして初代女王は「根性」を買われて再選出された。
                  (完)

2001年11月05日21時33分45秒投稿

今日は、亀虫ぷっぷです。

訂正とお詫び。
4日投稿「TORII寄席」感想文中、「次の御曜日」の「曜」は「用」の間違いです。
正しくは「次の御用日」。
この拳に突きまして鬘子夜寝氏ならびに塀長事務所、取居 ホール、髪形落語協会そ
の他関係核威に対し不覚沈社の年を豹すると友似、2°とこのような謝りが怒らぬよ
ぉ中尉し、皿に善心前例を肩剥けて寄り酔い分背負うの柵所為にMY神仕手MY利他意と
穴芋荒田煮痛し真下私大出…。
在れ?股Miss仕手升?

2001年11月05日13時53分03秒投稿

大島 紬で〜す!

不景気が続く中、店じまいをされる商店が目立ちます。
商店街などを歩いていますと、いつの間にやら
携帯電話屋や、レンタルスペース、大型(小型でなし!)
ドラッグストアーばかりになっていて、本当に特色のない商店街に
なってゆきます。

我が家の近くの、老舗の小さいスナックがこの春閉店しました。
ま、30年以上前からの店なので、ママの年齢・容姿…
推して知るべし!!

その後に開店した店舗は、診療所でした。

真っ赤なテントと、塀に打ち付けられた真っ赤な看板が
目を引きました。

なんでも磁気の力が、肩こりや、不眠、ストレス、肝臓、腎臓、心臓
etc…etc…何にでも効いて、果ては老人性痴呆症まで治る!と書いてあった。
じつちちが倒れたとき、一瞬考えてしもた。

だが、その診療所も秋風とともに閉店してしまった…。

赤い看板、赤いテントに大きく「なおす力、生きる力、磁気シャワー」
と書かれているのが、何故か空しい。

己になかったのか?
生きる力。

2001年11月05日07時18分06秒投稿

S.S☆「少年の夢」☆     あや太郎

 僕は生まれつきヘンな子供だった。血を見たり生き物が死ぬのを見るのが好きだっ
た。 そしてついに人を殺してみたいと思うようになった。僕は人けのない公園でと
うとう人を殺してみた。何だか凄く興奮した。警察は必死で捜査していたが、僕はな
かなか捕まらなかった。しばらくして、また僕は人を殺してみた。また興奮した。も
うやめられないと思うくらいの感動だつた。また誰かを生贄にしようと思っていた
頃、警察の人間が僕に事情聴取をしたいと言って来た。しかし警察はまだ僕が犯人だ
とは気づいていないようだった。物足りなくなった僕は、ついに我慢できず、自分が
犯人だと教えてしまった。警察も驚いた。大騒ぎになった。ニュースはその事ばかり
伝えていた。その頃になって、僕はようやくとんでもない事になったと気づいた。僕
の人生はお終いだろうか?家族もお終いなのだろうか?いろんなこおもいがあたまの
なかを駆けめぐって、また僕は興奮してきた。とんでもないほど面白い事をしている
ような気がした。
 気がついたら僕は警察署を抜け出していた。未成年だから、世間に顔は知られてい
なかった。町の中を歩いていても誰も自分に気づいてないようだった。
 僕はまたワクワクしてきた。また自由に好きな事が出来ると思った。
…さぁ、今度はどんな凄いことをやってやろうか…
 そう思うと身体がそくぞくして来た。身震いがした。
 身体がブルブルっと震えて…目が覚めた。夢だった。
 事件を起こした事も、捕まった事も、脱獄した事もみんな夢だったのだ。
 何語もなく朝が来て、起きた僕は顔を洗い、朝食を食べ、学校に出掛けた。
 人を見ても、血を見たいとか殺したいとか全く思わない。
 それにしてもよく見るのだ…あんな夢を。小さい頃から毎日のように見る。
 しかし目覚めている時の僕は、フツーの人間だ。夢の影響で段々危ない性格になっ
ている訳ではない。せいぜい単なる二十人格だろう。
 ただ一つ問題があるとしたら、昼間にあの夢を思い出しても、あまり違和感が無い
事だった。夢のなかの自分も立派な自分自身だと思える事だ。
 夢のなかでは、ごく自然に人を殺し、現実ではごく普通に暮らして行ける。
 それが問題と言えば問題かも知れない。
 そして、通学の道すがら、僕はいつも考えるのだ−−こんな僕は本当に無実の人間
なのだろうかと。
                  (完)

2001年11月04日21時35分42秒投稿

今日は、亀虫ぷっぷです。

11月1日 TORII HALL 「第99回TORII寄席 九十九(つくも)記念落語会」

出し物

●「人間国宝トーク ミナミの思い出」 桂 米朝/聞き手:桂 小米朝
●「いらち俥」   桂 紅雀
●「青菜」     桂 小米朝
●「短命」     桂 雀松
●「饅頭こわい」  桂 千朝
●「次の御曜日」  桂 小米

来月で100回を数える当落語会。
その記念に「ミナミの思い出」と題したトークが催されました。
今月は米朝師匠、来月は春団治師匠の出演です。
が、私は言いたい。
そんな特別企画があるにも拘らず、なんで5人も出演するねん。
むしろ普段より多いやないか。
限られた時間内に詰め込むもんやから、当然トークも落語も短かめ。
師匠も後の時間気にしてちらちら時計見たはりました。
ゲストに気ぃ遣わしなさんな。
もっとお話聴きたかったのに…。
演者さんをひとり減らしたら余裕も出来たやろぉにね。
誰とは言わんが…。

で、その小米朝さんの「青菜」。
煩わしい位言葉や表現の重複が多いもんで、全編通して散漫な感じでした。
落ちに関係するようなもんならともかく、そない繰り返し言うてもらわいでも理解出
来るっちゅうねん。
大袈裟な動きも中途半端で笑いがとれる程では無かった。
贔屓目で見たら独自のスタイル模索中と思えん事も無いんですけどね。
何にせよ〈米朝〉への道は果てしなく遠いのぉ。
そんな彼に激励の言葉。
桂小益が九代目文楽を継いだ時の新聞記事。
「歴代の文楽がすべて名人であった訳では無い。自分なりにがんばれば良い。」
故林家三平師のギャグ。
「名人に二代目無し。私の親父は名人でした。」
どぉか悲観なさらんよぉにね。

小米さんの「次の御曜日」。
狭いスペース故の気遣いでしょぉか、はたまた飲み過ぎの所為でしょぉか。
〈あー〉の奇声が弱いもんで、落ち前の奉行の声が弱まっていく効果がもぉひとつ。

千朝さんの「饅頭こわい」は短縮バージョン。
その中で笑い処をきっちり押さえてはったのは流石ですな。
けど、おやっさんの怖い夢物語の場面は聴きたかった。
 
雀松さんはお手の物の「短命」。
小佐田先生の作品もよろしいが、軽い語り口がこぉいう噺にも合いますな。
なで肩の上に乗っかってるでかい頭をポンッと叩けばグゥラグラと…。
不二屋のペコちゃんか宇治園の宇治子ちゃんを彷佛とさせますな。
ほんま、得な人です。

こんな日のトップバッターは噺をあちこち端折らんならん。
気の毒な紅雀さん。
折角の得意ネタやのにね。
まぁそんな悪条件も修行の内ですか。
泣くんやないで。
おっちゃんが憑いてる…いやいや、付いてるぞ。

高座と客席の距離が短い上に最前列に座ったもんで、ほん1.5メートル程の処に米朝
師匠の御姿が…。
なんと有難いこっちゃないかいな。
あ、これは偶像崇拝や無いですよ。
念のために言うときますけどね。
あぶないあぶない…。

2001年11月04日18時33分09秒投稿

皆様今日は OTCは薬屋です

20歳の時、会社の寮で二人部屋でした。

同居者は徳島の大男で、8畳の部屋で仕切も無し。
何とも言えずだらしない人で、洗濯物は干さずにコインランドリーから
脱水した状態で乾かす。それを引きずり出して服を着るのですわね。

食べたものはそのまま。いびきはかくし、歯ぎしりはする。
歯ぎしりというものが、世の中にあることを、初めて知ったのが、そのときでした。
けれど、仲は悪くなく、仕事には必ず二人で行っておりました。
朝起きると、どちらかともなく・・・必ず僕でした。
共有のテレビのスイッチを入れる。

「おはよう朝日です。」の爽やかなテーマを聞きながら
ねぼけまなこの二人が、画面に食い入ります。
二人とも初期のエレクトーン奏者、あっちゃんのファンでした。
あっちゃんの舌足らずの「おはよう朝日です、只今0時0分です」
に癒されながら、布施の駅までを歩きました。

毎日、おはよう朝日は見ておりました。
あっちゃんが、言葉を間違ったとき、顔をくしゃくしゃにして、「すみません」
と謝る姿が、また可愛らしくて、二人で和みました。

毎日、毎日おはよう朝日は見ておりました。
ある日、二人とも、前の晩飲み過ぎて、二日酔いでした。
やはり、おはよう朝日は見ておりました。
あっちゃんが間違えました。また顔をくしゃくしゃにして謝りました。

どちらからともなく、「何かもうエエな、あっちゃん嫌いになったな」
「ほんまや、最近、ひとみちゃんのほうがエエな!」
あのときの、おはよう朝日は乾竜介、ひとみちゃん、あっちゃん、バーゲンダーが
べかこさん。ヴィジュアル的には、何でまた・・・てな配役でした。

好きだった人を、手のひらを返すように嫌いになったのは、初めての事でした。
ファンである二人が、同時に嫌いになった、あの心理はどこからきたのであらう・・・

最近のおはよう朝日のアシスタントと、その前にしている
番組のアシスタントは共にエエですな。

あっちゃん、ひとみちゃんで喜んでいた青春時代は何だったのであらうか・・・

2001年11月03日16時14分06秒投稿

替え歌綴り・・・あや太郎

野坂昭如「黒の舟歌」です
♪「誤爆」と「わざと」の あいだには、
 怖くて大きい 誤差がある。
 口には出来ない 「誤差」なれど、
 エンヤコラ、後方 支援する。
 Law…反テロ。
 Law…反・反テロ。
 繰り返すぞ、テ〜〜ロ〜〜。

懐かしいところで、久保田サキ「異邦人」です
♪子供たちは〜〜空を見上げ〜〜、両手を広げ〜〜、
援助物資も、爆弾も、掴もうと している〜。
 吹き飛んでる、家や市民 先ずは前面に出し〜〜、
 訴える〜〜タリバンと〜〜、死者を読む、アメリカ軍。
#空と大地が 燃え上がっても〜〜、
 地下道で 涼んでる オサマ・ビン・ラディン。
アフガンに とって 私、ただの 行きかがり上。
 そっと 後方で 支援する 日本人〜〜。 

続いては民謡「小原庄助さん」の節で
一番
♪江畑謙助さん、何で 印象 変わった?
 あたま サッパリ、てっぺん辺りが 透け透けで、
 それで 印象 変わった。
 あ、もっともだ、もっともだ。
二番
♪江畑 謙助さん、何で かぶるの 忘れた?
急に アフガンで 戦闘が 始まって、
 それで 新調 間に合わん。
あぁ、みっともなーい、みっともない。

忘れた頃に…「虹とスカーの頃」です。
♪わがままな〜〜開発部〜〜。
 あの寿司屋さんは 大丈夫かい?・・・
♪白い寿司メシ〜〜、透き通るネタ〜〜、
 振り回す 包丁は、妖刀ムラマサ。
 夏には夏の〜〜、無理やりメニュー。
 冬はまた 強引な 取り合わせ寿司。
♪わがまま〜〜新商品〜〜アァ、
 あの寿司屋さんは つぶれたかい?

(オマケ)
♪白い ゴムパン、白いゴム帯、
 白い足袋、白いホコリ、白い帳簿。
アイフル顔の 店長の笑顔。
白い部屋、白い箱、白目の亡き父。
♪今は無い〜〜、父のネタ〜〜、
あのブティックも つぶれたかい?
 

(代書:穴子  残念ながら(あらっ!)両方とも存続しているようです)

2001年11月03日15時06分47秒投稿

S.S☆「四割打者」☆     あや太郎

 プロ野球を代表する好打者・シローは日本球界初の打率四割を目前にしていた。
 シーズンもあと一試合を残すばかりで、ここまでの成績が五百一打数二百安打−−
−打率三割九分九厘四毛−−つまりあとヒット一本で夢の四割に乗るのだ。
「第一打席で大記録達成か?」
 マスコミは騒いだが、シローの性格から言ってそんな半端な形での記録達成は無い
とファンは思っていた。
 記録の為に試合途中でベンチに下がることを潔しとしない彼は、怪我でもしないか
ぎり必ず最終打席まで登場するはずだ−−野球ファンは皆それを知っていた。
 そして迎えたシーズン最終戦−−
「さぁ、注目の第一打席にシローが入ります。初球を見送ったあとの第二球−−打っ
た、痛烈な当たり!−−しかしライト真っ正面のライナーでした。残念!打率を少し
下げてしまいました。今日の打数から計算して、シローが四割を達成する可能性とし
ては…三打数二安打、四打数二安打、五打数三安打のいずれかでしょう。第一打席を
凡退し、残る打席で二安打乃至は三安打しないと四割に到達しません」
 しかし次の打席も内野ゴロに倒れ四割への道は険しくなった。
「三打席目に入ります。ここで一本出ないといよいよ苦しくなります、シロー。ツー
ストライクと追い込まれてから…打ちました!さきほどと同じような内野ゴロ…
ショート前進、捕って一塁へ…おーっと、どうした事か…ボールが二つある。同時に
二個のボールを送球して一塁手、捕れず。ツローは一塁セーフです。…これは隠し球
でもして、そのまま忘れていたのか?世にも珍妙なプレイです。しかし記録は内野安
打。シロー、希望を繋ぎました」
これで気を良くしたかシローは次の打席で堂々のホームラン。打率を五百五打数二百
二安打のジャスト四割に乗せた。しかし自軍の勝利目前の九回表、抑え投手が打たれ
同点。もう回って来ないかと思われたシローの打席が九回の裏に回ってきてしまった。
「さぁ、大変な事になりました。もう前の打席で四割に乗ったところでベンチに下
がって欲しかったシローですが、彼の美学が許しません。今すがりついて留めようと
する監督、コーチを振り切って打席に入ります。九回裏ツーアウト満塁…一打出れば
サヨナラの場面ですが、もう誰も試合の勝ち負けなど考えていません。全国のファン
の関心事はシローの打球の行方だけです。犠打、犠飛はありません。投手も捕手も顔
面蒼白です。責任の重大さに身体が動かないほどでしょう。しかし押し出しサヨナラ
には出来ませんから勝負するほか有りません。みんなにとって辛い勝負です。さぁ、
注目の第一球を投げた−−打った!…高々と打ち上げてしまった〜!内野手が上を見
ながらマウンドの辺りに集まって来ます。仮に落としてもヒットにはならない。万事
休すであります。さぁ、打球が落ちて…打球が落ちて…打球が落ちて…来ません!ど
うしたことでしょう?…」
 平凡な内野フライと見えた高い打球は何故かいつまでも落ちては来なかった。
 ボールが行方不明となっては致し方ない。もう一度打ち直しという事になり、緊張
感の切れていた投手はボールを連発し、試合はサヨナラ、シローは四割をキープして
シーズンを終える事になった。
 それにしても、あの絶体絶命の打球はどこに行ったのか…審判も選手も観客もテレ
ビカメラも、結局探し出す事は出来なかった。
 飛んでいた鳥がくわえて行ったとか、突風で流されてどこかへ行ったとか様々な推
測が飛び交った。
 しかし一人だけ、打球の行方を知っている者がいた。それは言うまでもなく野球の
神様だった。その神様に勝利の女神が話しかけた。
「困りますわねぇ、神様。あんな気まぐれで勝ち負けを決めちゃうなんて」
「タハハ…。バレましたかな」
「分かってますよ。ボールの動き方を変えたりするのは反則なのに…」
「いや、場所は変えてませんぞ。ただ…時間を少しズラしただけですわ、ハハハハハ」
「あの九回のフライを前の打席の時に、タイムスリップさせたのね。それもイケませ
んわよ。宇宙の時間を変えるなんて」
「いやいや、長い野球の歴史に比べたら、三十分くらい僅かなもんさ。ましてや宇宙
の歴史に比べたら誤差の範囲にも入らんさ。それっぽっちの事で大勢の人間が楽しめ
るのなら、良いんじゃないかね、ムハハハ」
                  (完)

2001年11月02日19時37分30秒投稿

S.S☆「冷凍食品」☆     あや太郎

 火星開発事業は佳境に入っていた。
 人類百年の夢が叶って、今ようやく火星表面には大気が満ち、その温室効果によっ
て、火星の気温は摂氏十度を越えた。あとは火星全体に広がる永久凍土が解け、緑の
大地に変わるのを待つばかりだった。
「着実に気温は上がり続けてる。これで住みやすい気候になるはずだ」
「長年の苦労が報われそうだ。あれだけ悩んで来た食料不足もこれで何とか解消でし
そうだな」
 移住者たちは豊かな星・火星を夢見て、寒暖計を見守った。
 しかしその凍土が解けるにつれ、火星表面には様々な異変が起こりはじめた。
「おっと…また揺れが来た」
「震度四以上だな。全くやたらに地震が増えたもんだ」
「やはり凍土が解けて地盤が緩んだ結果かな?」
「いや、火星上の基地はほとんど硬い岩盤の上に設置されてるから、地表が解けても
さほど影響は無いはずなんだ。それなのに、火星の全土でM8クラスの地震が頻発し
てる。アメリカやロシアの基地も全壊しちゃったしな」
 火星開拓団は改めて火星全体の地質調査をする事になった。
「今までに無かった定期的な振動が観測された。星の中心あたりから来ているらしい」
「中心というと…マグマ活動か?」
「いや、それにしては規則的すぎる。それに少しずつ早く強くなっている気配がある」
「ドッ…ドッ…ドッ…という響きだ。まるで脈を打ってるようだが…」
「おーっと、また地震が来た。ここは震度五だがM9だ。北半球は大被害だろうな」
「こんな地震が続いちゃ数十万の移住者はおちおちしてられないよ」
 表面の気温は徐々に上がりつづけていた。凍土は解け、その下の火星本体も徐々に
解け出し、そして蠢き始めていた。
「何だ、これは?な、な、なんと…この星は凍りついた生物だったのか…!」
 火星は揺れに揺れ、大地震が移住者を襲い続けた。
 南極の辺りから脚のような物が生え、北極の辺りから羽のような物が突き出し、赤
道の周囲にはヒレのようなものが伸び、爪のような物やクチバシのような物があちこ
ちから飛びだしては蠢いていた。火星温暖化開発局は慌てて、火星の温度を下げる措
置を取った。 そしてまた百年の後、数十万だった移住者は…何と数百万の単位に増
加していた。
−−−火星本体は、実は一種の冷凍食品だったのだ。
 予想外の食料事情の好転に、人類はまた当分増え続けそうな勢いだった。
                  (完)

2001年11月01日21時30分06秒投稿

皆さん今日は、おぴょぴょでございます。

 実はわたし、世間では人気無いけど此処では何故か使用者の多い(そう感じる)NEC
のLaVieの一番安いやつを所有しておりまして、デスクトップのやつを新調するまで
のつなぎとして使ってるんです。
 根っからのIntel嫌いなものでCPUはAMD Duron700MHz。わたしゲームしませんか
ら、普通に使う分にはパフォーマンスは十分ありますし、不満はありませんでした。
昨日までは。
 8月に購入してから、「なんとなくへんやなぁ」と思ってはいたんですが、ヘッド
フォンで音声を聴いて何が変なのかはっきり判りました。音声の外部入力が左右逆!
さらに出力される全ての音声が、へんなリバーブがかかってて気持ち悪い。サウンド
周りの設定をいくら変更しても変わらないんで、Lavieが内蔵してるハードの特徴な
んか? とも思うんですが、音いじりするにはもうUSBサウンドデバイス買うしかナシ
かいな?

2001年11月01日01時19分18秒投稿

【end of file】