
過去のドンドコ掲示板
2001年07月16日〜31日
S.S☆「?」☆ あや太郎
作家は本の売れ行きが気になっていた。
そんな時、ふと「世界一短い手紙」の逸話を思い出した。
ビクトル・ユーゴーが自分の本の売れ具合を確かめるために「?」という手紙を書
き送ったら、出版社から「!」という返事が来たというウソか本当か知らないが、あ
の話だ。「よし、試してみよう」
広告チラシの裏に「?」と大きく書いて、買ったばかりのFAXで送ってみた。
葉書や手紙より安いから、世界一短くて安い手紙として記録されるかもしれない−
−そんな洒落を考えたあと、今度は不安な事も考えた。もし「!」の返事なら良い
が、売れ行きが悪い場合はどうなるのだろう?「×」とでも書いて来るのだろうか?
余計な事をしたとヤキモキし始めた頃に、返事が来た。しかし見てみると、何と返事
も「?」。一瞬、自分の家の番号を押したのではと疑ったが、ちゃんと編集者のサイ
ンがある。ちゃんとした返信のようだ。するとこの「?」は一体…?
「さては、洒落が通じなかったのかな?」
と、先ずは考えた。しかしあの逸話を知らないのなら「?」に「?」で返すはずも
ない。やはり知った上で「?」を返信している訳だ。ならば何か意味があるはずである。
「素直に考えて−−集計が出来てないという事か」
連休もあったし、売上のデータが遅れているのかも知れない。作家は日を改めて問
い直すことにした。
一週間後、また「?」と大書して送信してみた。かくして返事は…またしても
「?」。こうなれば意地だ。数日後、また「?」とFAX。しかしまたしても返事は
「?」のみ。「これはおかしい…。やはりあのエピソードを知らないのでは…」
そんな事も考えたが、ならば何故「?」としか書いて来ないのか。「これはどうい
う意味ですか?」と率直に訊くのが普通だ。「?」を続けるのには何か訳がある。作
家は丸一日考えたあと、また翌日、同じ「?」をFAXした。作家商売の見栄もある
し、なかなか素直に電話もできない。
果して編集者から返ってきた返信は…またしても「?」。これはもう居ても立って
もいられない。
ついにたまらず、作家は出版社へ電話を入れた。
「もしもし−−あぁ、キミか。いったい何なんだね、あの返事は?焦らすにもほどが
ある。どれだけイライラさせたら済むんだ。さぁ、聞かせてもらおうか、君の真意を」
「先生、すみません。実は、今回の売上がサッパリ伸びず、それをお返事するのが申
し訳なくて、ゴマかしていたんです」
何と最悪の結末ではないか。しかし相手も気づかってくれている事だし、今更こち
らから怒れる義理でもない。作家は冷静さを取り繕い、精一杯穏やかな声でこう言った。
「なんだ、そうだったのか。いや、売れなかったのは残念だが、まぁたまにはそんな
事もあるさ。…いや、実を言うとそれより残念なのは、世界一短い手紙にならなかっ
た事さ。あんなに何回も「?」をやり取りしちゃ、記録にもならないからね、ハハハハハ」
「あ、先生、記録なら出来そうです。今回の本が、世界一短い日数で絶版になりそう
ですから…」
(完)
2001年07月31日21時22分01秒投稿
きゃああ 横山ママプリンです
それにしても仕事帰りの駅までの歩道で
なにやら男女カップルがケンカしてました
女性は「結婚はなかった事にして!」と叫び
男は持ってるケータイを地面にたたきつけましたぁ
そして女性は「警察を呼ぶでー」です
すごく険悪でした
通行のじゃまでした
そんなとこでヤメテほしいものです〜
そんなとこでヤメてといえば
先日夜ファミレスに行った時の事です
となりの席でいきなり女性が大声で泣きじゃくるんです
家族らしいグループで
なにかもめごとのようです
そんなもめる話は家でしてほしいです
人がせっかくささやかな楽しみ外食をしてるいうのに
2001年07月30日23時19分55秒投稿
S.S☆「何でも食べるよ」☆ あや太郎
「テレビをご覧の皆さん、街角インタビューの時間です。テーマは日本人の味覚−−
そして本日はお年寄りの嗜好を取り上げたいと思っています。巷には、戦争を経験し
た年代は好き嫌いが無いという俗説がまことしやかに流布しておりますが、それは果
して本当なのか…実態を調べるべく一人でも多くのお年寄りにお伺いしたいと思いま
す。−−折よく数人連れ立ったお年寄りを発見しました。−−−あぁもしもし…皆さ
んは食べ物に好き嫌いがお有りですか?」
「えーっとねぇ…いや、何でも食べますよ」
「私も何でも食べるなぁ」
「僕も…何でも食べるね。いやぁ、どうもどうも…」
「ご覧の皆さん、申し訳ありませんでした。これは訊き方が悪かったようです。同じ
教育を受け共通した体験をお持ちの方々に順々訊いて行けば、どうしてもあのような
答えになってしまいます。…次は一人一人、単独で訊いてまいりましょう。−−あ、
もしもし、お婆さん…アンケートなんですが、食べ物に好き嫌いが有ったら教えてく
ださい」
「えーっと、そうだねぇ…何でも食べるから、無いわね」
「そうですか、有り難うございました。−−−あっ、こちらのお爺さん…食べ物の好
き嫌いを教えて貰えませんか?」
「好き嫌いか−−ふーむ−−やっぱり何でも食べるなぁ」
「いや、そうじゃなくって、本音の所を−−−あぁ行っちゃった…。なかなかしぶと
い人が多いようですが、へこたれずに食い下がりますので、チャンネルはそのまま
で。…おっご家族連れです。これなら本音で喋ってくれる雰囲気が作れそうだ。…
ちょっとスミマセーン−−食生活アンケートです。お嬢ちゃんはどんな食べ物が好き
ですか?」
「いちごケーキとハンバーグ」
「じゃあ嫌いな物は?」
「ほうれん草」
「分かりました。有り難うね。お母さんはどうですか?」
「そうねぇ、やっぱり繊維質の物とかカロリーの低いものかしら」
「切実ですねぇ−−いや、そういう意味じゃないんですよ。美容は大切ですもん
ねぇ。じゃ、お父さんは好き嫌い、どうですか?」
「酒に合う物が好きだね。嫌いなのは…身体に良い物」
「ナハハハ−−これはシャレてる。さて、お婆ちゃん−−お婆ちゃんは何がお好きで
すか?」
「そうですねぇ−−何でも食べますわ」
「じゃあ、嫌いな食べ物は?」
「嫌いな物は…無いわねぇ。何でも食べるから」
「いや、そうはおっしゃっても何か一つぐらい有るでしょう。いえ、食べ物を大切に
する時代に育ったという事は重々承知しておりますけどね、お孫さんへの教育効果な
んて堅い話は別にして、ここは一番、嫌いな食べ物を言ってもらえませんか」
「さぁ…そう言われてもねぇ。嫌いな物は別に…」
「本当は有るんでしょ?ねぇねぇ教えてくださいよ。何でも好きって人なんか居やし
ませんよ。誰だってて苦手の一つや二つはあるはずなんですから…」
「別に有りゃしませんよ。有ったとしても言わないほうが…」
「おっ、手掛かりをくれた。尻尾を掴んだぞ。…いや、こっちの話です。お婆ちゃ
ん、正直に言いましょうよ。別に恥ずかしがる事じゃありません。今は自己主張の時
代なんです。自分の意見を言わない事のほうがカッコ悪いんですよ。さぁ、言いま
しょう…気楽に…肩の力を抜きましょう。さぁ、嫌いな物は何ですか」
「それは…いえ、やっぱり嫌いなんて事は無いのよ。何でも食べる」
「お婆ちゃん−−本音を吐きなさい。あなたそれではご先祖様に申し訳ないですよ」
「どうしても言わせる気なのね。でもお生憎さま。何でも美味しくいただいてますわ」
「お婆ちゃん−−さっき言いかけたじゃないですか。ほんとは苦手があるんでしょ?
さぁおっしゃって下さい。お願い。一生のお願いだから、助けると思って言って下さい」
「しつこいわねぇ、この人。無いったら無いわよ。私は何でも美味しく食べてるわ…
嫁の作る物以外は」
(完)
2001年07月30日21時46分03秒投稿
下駄屋の喜六
ラジオの天気予報を聴いておりますと、関西地方には雷雲の発生しやすい地域があっ
て、それぞれに名前が付けられているそうです。丹波地方に発生するものは丹波太
郎、京都府南部は山城次郎、泉州地方は和泉三郎。
よく氾濫する川にも似たような名前が付けられていますね。利根川は坂東太郎、徳島
の第十可動堰の住民投票で有名な吉野川は四国三郎。時に暴れる、いかにも勇猛果敢
なネ−ミングであると感じますな。
それにひきかえパッとしない名前が四郎。今はどこへ行って何をしておるんや、つぶ
やきシロ−に太平シロ−。所在は分かっていても借金まみれの岸部シロ−。
そういえば杉本四郎はどうしたのかな?知りませんか、杉本四郎?ボクの小中学校の
同級生で、たしか神戸大を出て放送作家になり、上岡さんの出ていた「ぼくらは怪し
いサラリ−マン」や板東英二の「水曜日は白ごはん」の構成をやっておりました。ま
た何か番組を手がけているのかな、同業者の雨ちゃんなら知っているかな杉本四郎。
しかしまあ、どうせパッとしませんやろ、何せ名前がシロ−やもん。
2001年07月30日20時29分16秒投稿
今日は、亀虫ぷっぷです。
「借金返せんのやったら風俗で働いてもらおか。」
「いやぁん、ソープ。」
の6冠達成のニュースを見ながらはたっと気付いたんですけど、
日曜日に投票所へ持っていくハガキが無い。
失ぉたんや無しに届いて無い。
このままやと私のこの清き一票は、
常により良き明日の日本を望んで止まないこの熱き想いはどぉなるのだ?
ちゃんと税金納めてるのに…言わば木戸銭払ぉてあるのに…。
せっかくの投票権を放棄するのも何なんで、翌日取り敢えず投票所へ。
「あのぉ…ハガキ届いて無いんですけどぉ…。」
「それはおかしいですな。私どもにそんな間違いは無い筈です。
あなたが紛失したんじゃないんですか?そぉなんでしょ?
あなたが無くしたんでしょ?そぉだそぉだそぉに決まってる。
それをあたかもこちらの落ち度のごとく言い立てて、
責任問題にまで膨らませよぉっちゅう魂胆やな。
よぉしよぉしよぉし!
おれが吐かしたる。動機から背後関係までおれが吐かしたる。
いったい目的は何や?
金にするつもりやったんか?
おれが大人しゅう言うてる内に吐いた方がええのと違うか?
ここで大きな声出さすのか?
言うとくけどな、一歩この投票所に入ったが最後泣こうが喚こうが助けは来んぞ。
ここが地獄の一丁目じゃ。
選管なめてたらあかんぞ、こら。痛い目ぇにあいたいんか?
小指短こぉしたろか!おお!」
「まぁまぁ、そんな荒い物言いせんでも…。」
「こら若頭。」
「違うわ。ここはもぉええからそっち行ってなはれ。
いやぁ、すまん事でしたな。彼の仕事熱心にも困ったもんです。
まぁあんたにも何か事情があっての犯行やとは思うが…え?ほんまに届いてない?
そない頑な態度やとこっちとしてもなぁ…タバコは?禁煙中?
腹減ったやろ、カツ丼でも…油もんは胃にもたれる?愛想の無いやっちゃ。
普通食べてる途中で自白するのが筋やで。
ほな手ぇ変えよか。
♪母さんが〜夜なべ〜をして 手ぶく〜ろ編んでくれた〜
ええ唄やないかいな。思うやろ?泣けるやろ?
故郷のお母さんがお前のためにせめて手袋なりとも送ってやろぉと…なに?
大阪の人間で編み物できんかった?それにもぉとっくに死んでる?そぉ…。
お前あかんわ。こんなん儂のノリや無いわ。
おおい!誰ぞこいつに石抱かしたれ。」
そんな厳しい御詮議も無く、女の子がやさしくチェックしてくれました。
「住所はどちらですか?」
「ここ町あそこ丁あれこれのはらほれ。」
「お名前は?」
「亀虫ぷっぷ。」
「生年月日は?」
「せぇーねんーがっぴ、わ!」
「はい結構です。どぉぞお通り。」
という事で無事投票を済ませる事ができたのでした。
私の貴重な清き一票が、
常により良き明日の日本を望んで止まないこの熱き想いが
きっと…何処かには届いてる…と思うんやけどねぇ。
2001年07月30日13時40分11秒投稿
S.S☆「投手の寿命」☆ あや太郎
最新スポーツ医学の権威のもとへ、一人の男がやって来た。
「先生−−どうか私の腕を治して下さい。さもないとチームを救えません」
聞くと、男はプロ野球の投手で、二十年ぶりに優勝争いしているチームのエースで
あった。しかしここに来てチームは激しく追い上げられ、エースである彼は先発とリ
リーフの掛け持ちで頑張るほかない。しかも彼の腕は疲れが蓄積し、すでに限界点に
達しているという。
「なるほど、これはひどい。もっと休養を取らないと完全に壊れてしまう」
「しかしチーム事情が…。先生、何とか無理の利く腕にしてくれませんか」
無理とは知りつつ藁にもすがる気持ちで泣きついた。
「ふーむ−−−つだけ方法がある」
言ってみるものだ。尚も投手は耳を傾けた。「これだ。このサポーターは−−時間
の経過を早める装置を施してある。つまりこれを身体に付けると、その部位だけ時間
が通常より倍ほど早く進むのだ。その結果、新陳代謝の速度も倍になり、回復も早く
なるという仕組みだ。無論余計に新陳代謝する分、心臓などにかかる負担は大きくな
るが、まぁプロ・スポーツ選手の体力なら、持ちこたえられるだろう」
「はい。たとえ寿命が縮んでも構いません。僕は今年の優勝を見たいんです。今年を
逃したら我がチームに二度とチャンスはやって来ません…」
悲壮な決意に感銘を受けた医学者は、そのサポーターを投手に装着する決意をした。
現場に復帰した投手は、投げに投げた。
そして悲願の優勝を勝ち取った。
「先生−−お蔭様で、チームを悲願の優勝へ導くことが出来ました」
「ふむ、検査の結果でも、肘・肩は充分な休養を取れた状態になっているし、心臓・
血圧なども許容範囲だ。さて、どうする…来年は」
「はい、なにせ滅多に優勝できないチームですから、連覇なんて尚更です。その夢の
また夢をファンのためにも何とか…」
「そうか…気持ちは分かる。よし、またシーズンオフが済んだら、サポーターを付けよう」
そしてアッと言う間に次のシーズンが始まった。前年の優勝でチームはマークされ
苦戦を余儀なくされた。そしてエースの出番はいよいよ増えた。
「先生−−またご無理をお願いに来ました。もっと連投できるようにして下さい」
「その為には…時間を加速せねば。しかし肉体的には危険を伴うよ?」
「覚悟しています。野球人として燃え尽きるまで投げ続けたいんです」
不完全燃焼ばかりの世の中で、投手の生き方に医学者も共鳴した。
「よし、セットしなおしてみよう」
投手は新しいサポーターを携えて帰って行った。
エースは獅子奮迅の活躍をした。投げに投げて、ついにチームを二年連続の優勝に
導いた。ファンの喜びは元より、社会現象ともなったこの優勝騒ぎは想像以上の経済
効果をもたらしもはや歴史的な事件となった。そしてシーズンオフ−−あの投手が
やって来た。
季節には早い長いコートと浮かぬ顔を見て、医学者は祝いの言葉を呑み込んだ。
「どうしたのかね…顔色が悪いようだが」
「先生、実は…」
見て驚いた。何と投手の利き腕が途中から無くなっているではないか。しかも切れ
目のあたりは黒っぽく炭化している。
「朝起きたら…こんな風になっていて…」
投手は袋に詰めた「灰」のような物を差し出した。
「悔いは有りません。本当に燃え尽きたんですから」
健気に笑って見せた。
しかし顕微鏡を覗く医学者に笑顔はなかった。
「キミ−−−来年の契約はもう済ませたのかね?」
「いえ、まだですが…」
「それなら、この異変の事は隠して、代理人に出来るだけ年俸をつり上げてもらいな
さい。その金で精一杯やりたい事をやったほうが良い−−−いや、これだけ骨身を
削って頑張ったんだから当然の報酬だよ」
「この腕の事を隠して年俸アップは心苦しいんですが…おっしゃる通りにしてみます」
投手はまた精一杯の笑みを浮かべて立ち去った。
机の上に残されたあのサポーターと、投手の腕の「灰」を見つめながら医学者は深
くため息をついた。
「これは…火葬で燃え尽きた灰だ」
投手の腕は彼の近未来を「先取り」したらしい。何らかの理由で投手は近い将
来…。
しかしそれを本人に伝えたものかどうか…医学者には結論が出せそうになかった。
(完)
2001年07月29日21時52分40秒投稿
今日は、会員番号245番です。
いいわすれたというか、書き忘れた事。中山美穂が出ている、ビールの宣伝。
たこじんさんなら、庭からまわって、ミポリンの足のつけねの奥の、うんぬんと。
上手いこと書きはるんやけれどね。たこじんさんなにしてるの。
今、うちのぺーさんは、甘いもん片手に、選挙速報を、みています。喜六さんもそ
うやと、おもいます。ビールやとおもうけれど。
2001年07月29日21時39分12秒投稿
毎度、丸浜です。
私が今気に入ってるのは、ぶしゃーいくな男が宝石をプレゼントして結婚を申し込ん
だら宝石は喜んでても
「嫌!!」っと結婚ははっきり断るCM。お決まりのパターンやけど、断り様が好き♪
それが何のCMかは全然憶えて無い!!
2001年07月29日15時52分07秒投稿
My dear 龍サマお久し振りです わがままのりこです ψ(^。^)ψ
強い日差しの中、毎日日傘をさして懸命にUVから柔肌を守っているのですが
全く意味のない事もしてしまうんですよね〜
私らプロのエアロビクサーは(どこがやねん!?の声もなくアリガト)
真夏に なまっ白〜い肌をしてると結構恥ずかしいもんがあるんです。
で、また今年も焼いてしまいました。
去年焼いたときでさえ「シミになるから絶対やめとき!」の大合唱やったんですが
特にシミはできひんかったし ま、ええがな…の軽い気持ちでね
去年はジムのプールの外、サンデッキで焼いたんですが
今年は行くのも面倒になって 家のベランダでお手軽にやってまいました。
ビキニ(今年はタンキニか?)もってないから黒のブラとパンツで…
結構ええ焼き具合になってるし満足はしてるんですけど
私がなんぼがんばっても真冬の極道南北程度にもならへんのやろな…
ちょっとむなしい…
2001年07月29日15時30分37秒投稿
S.S☆「四姉妹」☆ あや太郎
桃子と栗子は一つ違いの姉妹だった。
背丈も体つきも、顔の感じも割合似ているほうだと思っていた。
ある日、二人が連れ立って洋品店で買い物をしていると、店員が妹に服を勧めながら
こう言った。
「よくお似合いですよ。そうお思いでしょう…お母さんも?」
もちろん姉は呆然とした。最初は聞き違いかと思ったが、「お母さん」攻撃は二度
三度と続く。
「私は…姉です」
と、妹を引きずるように店を出た。
妹は上機嫌だったが、姉は無論収まらない。母親に話したらこう慰めてくれた。
「あなたは化粧っ気がないし、妹のほうは派手なメイクだからよ。今度は一度、三人
で行ってみましょう」
可哀相な姉の楯になってやろうと。母娘三人連れは、とあるブティックに立ち寄った。
また店員が妹に服を勧め出した。成り行きを見ていると、母に向かってこう言った。
「お似合いですわよ。そう思われませんか、お婆様?」
激怒して店を出た母と姉は、笑い転げる妹を睨みながら、ぼやいた。
「ブティックは、若い子に媚びてるから、あんな対応になるのよ。今度は年齢差別の
無い店に行きましょう」
意地になった母親は、お婆さんも引き連れて親子三代で、町内でも評判の良い呉服
屋に乗り込んだ。
店員は「妹」に着物を勧めながら、笑顔で姉と母と祖母に言った。
「よくお似合いですねぇ−−−いかがですか、お母様、お婆様、ヒィお婆様?」
とうとう四世代母娘に祭り上げられ激怒した一行は反物を投げつけるように店を出
ると嫌がる妹を引き立て貸衣装屋と美容院をハシゴした「さぁ、これでもう年齢も顔
の違いも無いはずよ」
四人は全員が髪を金髪に染め、目を濃いアイメイク、口もバランスを取って濃い口
紅で縁取り、またまた濃いファンデーションで顔面を固めて、もはや顔の造作も原型
も留めないほどの特殊メイクを施した。
「さぁ、これで四姉妹と言わせてやりましょ」 意気軒昂に祖母が言った。もはや三
代にわたる意地である。
お揃いのワンピースに赤いサンダルを履いた四人は、一流デパートの衣料品売り場
に繰り込むと、とびきりの笑顔と白い歯を見せながら、店員に対した。
「ニコ〜ッ−−おじゃましまーす」
その迫力に圧倒されたのか、一瞬押し黙った後、ようやく気を取り直した店員がお
ずおずと言った。
「シシマイ…ですか?」
(完)
2001年07月28日19時24分12秒投稿
こんにちは、会員番号245番です。
いまきにいりのコマーシャルは、中村玉緒さんの、ユーパックのもの、なんかすき
です。あの年でいいですね。
それからいまやっているかどうか、わからないけれど、「武富士」をパックた。む
しよけの薬、竹やぶでおどってる、女の子が、虫をたたきまくるもの。
なんで、不快虫の撃退薬に、デビ夫人、叶姉妹がでてくるのか、またあの人達が受
けるのか。
テレビが、わたしの友達という生活です。
兵頭ユキさんが、テレビにでています、ミミさんのことおもだしました。いきてる
んでしょうか。
2001年07月28日08時35分15秒投稿
きゃああ 横山ママプリンです
参議院選挙戦も終盤で街中はうるさい
宣伝カーで大音量で連呼してるんですが
前からですが選挙運動は
単純な連呼がやたら多いですね〜
特に今回はよけいに気になりますね
某党首がやたら
キャラクター性を強調する作戦で
顔アップの巨大写真を掲げたり
同じ単語の繰り返しばっかりで
なんかどこかの独裁国家元首みたいな雰囲気と
感じる私は 変?
2001年07月27日23時13分12秒投稿
いやああああ横山ママプリンです
先日に新聞広告(社告)にも載ってた某パソコンメーカーの
「電源アダプタ」リコールですが私のも該当なので即電話で
依頼済みが2週間たっても届かないので
またリコール専用フリーダイヤルに電話したところ(7月25日)
いつになるかわからない
あと1週間ぐらい待ってくれ
という返答でした(おいおい)
が
帰宅すると
届いていました
福山通運の送り状を見ると
発送日は7月24日でした
この事を発送日にちを確認するのはそんなに困難なことなのでしょうか?
24日発送しましたて言うてくれたらうれしいのにーーー
2001年07月27日08時01分18秒投稿
毎度おおきに、きゅうすです。
前の人は9%しか支持率がありませんでした。
今の人は80%の支持率があります。
しかし皆さん、思い出してください、
今の人は昔の人の派閥の会長やってて、昔の人を支持し、支えてた人なんですよ。
そう言えば昔の人の失言癖は、その場の聴衆へのリップサービスから起こるものやと
いわれてました。
今の人の言ってること……具対策もなんにもない、これもいわばリップサービスで
しょう。
80%の人にウケるリップサービス……。
まあ、「乞食」という言葉が適切かそうでないかはさておき、
後で「ホームレス」と付け足したってことは、彼の意識の中には、
「乞食」が不適切かもしれないという認識はあったようです。
そういう言葉を使ってしまう人……やっぱり前の人と変わらんやんか。
2001年07月27日00時20分54秒投稿
やっぱりドンキーです。
小学5年の太郎が一番仲良くしているK木君。
色白、はっきりした顔立ち、くせ毛、背も高い。
学校の話しもよくしてくれます。
この前も太郎と直径10センチくらいの円をかき5等分の方法を考えていました。
聞くと
「5人でひとつのチーズバーガーを分けるのにはどうすればいいのか?」ということでした。
ちょっと変わり者の太郎と気が合うのもなんとなくわかしました。
給食準備の際、A子ちゃんの不手際がありました。
A子ちゃんは「わざとではないから謝らない!」と強気に出ました。
太郎は謝罪すべきだと思ってはいても口には出さなかったそうです。
そこでK木君の登場。
順序よくA子ちゃんの行動を指摘し、起こるべくして起こったこと
だから許せないと言いました。
給食に対する熱い思いは太郎以上だったようです。
とうとうA子ちゃんは泣き出しました。
1学期終業式に直筆の学級文集をもらいました。
K木君の字を見て…
読めるのですが…
今度K木君に書道の腕前を聞いてみます。
「爪」隠してるかもしれません。
2001年07月26日20時34分09秒投稿
S.S☆「おむすびコロリン」☆ あや太郎
昔むかしある所に、お爺さんとお婆さんが住んでおりました。お爺さんが働きに出
るとき、お婆さんはいつもお弁当のおむすびを持たせてやりました。お爺さんは朝か
ら畑に出て一所懸命に野良仕事をしました。そしてお昼になっておなかが空くと、お
婆さんが作ってくれたおむすびを食べるのが何よりの楽しみでした。
今日も今日とて、お昼休み、弁当を広げておりますと、おむすびが一個、転がり落
ちてしまいました。お爺さんが拾おうとすると、おむすびはコロリン、コロリン、転
がって行きます。エッチラオッチラ追いかけて行くのですが、おむすびは滅多に誰も
来ないような谷底まで転がってしまいました。お爺さんは危ないのも忘れて尚も追い
かけて行きますと、あと一歩の所でおむすびは谷底に開いた穴に落ちてしまいまし
た。手を突っ込んでみてもまるで届きません。代わりに、ヒュ〜…と、おむすびの落
ちてゆく音が聞こえて来ます。やがて音は小さくなりおむすびは底に着いた音さえ立
てずに消えてしまいました。
「こんな深い穴があるとは驚いた」
爺さんがボンヤリ立ちすくんでいると、何か空から光る物がこちらを目掛け飛んで
来ました。慌てて逃げると、その光る物は先程の穴の辺りに飛び込み、跳ね返ったよ
うにまた飛びだして来ました。それは青く輝く綺麗な珠でした。「これは何じゃろ
う」
お爺さんは取り合えずお婆さんのお土産にしようと、その珠を拾って帰りました。
−−−−−−−−−−−−−
「チーフ−−−拙い事になりました。受精は失敗したもようです」
「何という事だ。これでは地球の模様替えが出来なくなってしまう」
銀河を巡る造星業者はぼちぼち文明が進みはじめたこの惑星が「酷使」に耐えるよ
うに星自体をデザインし直す業務に就いていた。
「それにしても不思議です。我々が打ち込んだ地球改造の指令弾が受信口から弾き出
されるなんて…」
「ふむ−−−改造指令を生き物の〔精子〕に例えれば、受け入れる地球はそれ自体が
〔卵子〕か母胎みたいなものだからな。精子を受け付けないという事は…すでに他の
精子が受精しているという事になる」
「まさか…。ほとんど人間が近づかない場所を選んで受信口にしているんですよ。誰
かが間違って塞いだなんて事は考えられない事です」
「しかし、万が一、もし何か別な物をその受信口に放り込んだとしたら…?」
「ふむ…ちゃんとした設計図が書き込まれていない限り、本質的な変化は無いが、形
状はその物体の影響を受けて地球がそのコピーになってしまう恐れもあるなぁ」
「チーフ−−あの穴に落ちたのは、どうやら一部の地域で食されている〔オムスビ〕
という食べ物のようです」
「なるほど。それでオムスビというのはどのような形状をしているのかね?球形なら
良いが、もしそれ以外の形をしていたら…」
そして数百年後の二十一世紀に入った今日この頃、気象衛星は妙に三角形っぽく
なった地球を映し出していた。
(完)
2001年07月25日21時37分36秒投稿
S.S☆「イタコの眼力」☆ あや太郎
恐山のイタコの許を、とある家族が訪れた。「去年亡くなったお婆ちゃんの霊を呼
び出して欲しいんです」
里帰りのついでらしかったが、それなりの誠実さで懇願され、イタコも応じた。
大体、この手の商売は、芸能の一つくらいに見られがちで、実際大半のイタコは演
技力だけでメシを食っているような節がある。しかしこのイタコだけは少々違った。
実際に個人の霊魂と通信する能力を具えているのだ。なぜそうなったのかは本人にも
分からない。また科学的に証明しろと言われても、学問に疎い彼女には難しかった。
しかし実際に死者の霊魂と話せるんだから仕方がない。自分自身がそう自覚し確信
を持っている事に意義があるのだと信じて、イタコは遺族たちの心を慰めて来たのだ。
そんなイタコの所へやって来た依頼人は幸運か−−と言えば、必ずしもそうではな
い。 たとえ霊魂を呼ぶ能力があっても、本人が実力を発揮するかどうかは別だからだ。
端的に言って、冷やかし半分の客にはイタコも手を抜く。適当に話を作ってから
かってやる−−それは人情から言っても仕方ないことだった。
今日の依頼人たちも、間もなく馬脚を表した「お婆ちゃん−−あの私に下さると
言ってた指輪はどこにあるの?ちっとも見つからないんです」
嫁の質問だった。
「母さん−−−高麗の壺は誰に預けたんだい?そろそろ返して貰わないと…」
息子の問い掛けが来た。
「お婆ちゃん−−−あのネックレスは私のよね。お母さんが取っちゃいそうなの」
年長の孫娘が忙しく訊く。
「隠居部屋をバイクのガレージにしてもイイだろ?化けて出ないでよ」
その弟が確認を求めた。
「あのぅ−−隠したままのヘソクリは無いのかしら。お金は生きてる者が使わないと
ね」 また嫁が出てきた。
不快感を気合に込め、イタコは例の如く辛辣なご託宣を垂れた。
「エイヤッ!−−お前たちが探しているものは…ぜんぶ…慈善団体に寄付した。ガ
レージなんぞ作ったら…祟ってやるぞよ…カーッ!」
遺族一同の戸惑う顔を覗き見て、笑いをこらえていると、末の孫娘がおずおずと口
を開いた。
「お婆ちゃん−−ポチがいなくなったの。お婆ちゃんの代わりに育てるって約束した
のにどこかへ出ていって見つからないの。どこにいるか教えて、お婆ちゃん」
涙を浮かべながら、祈っていた。
…この子だけか…
祖母の形見の事を心底考えている孫娘の為にだけ、イタコは本気で霊能を発揮する
事にした。
「ポチは…線路の向こうの…公園で…震えておる〜…」
イタコは「見えた」通りにお告げをしてやった。
「ありがとう、お婆ちゃん」
別れの挨拶をする末娘を引きずるように、家族はさっさと引き上げていった。
後日、案の定その末娘だけが礼状をくれた。 お告げ通りに探して、迷子の犬を見
つけられたようだ。
「ポチは公園で震えていました。早速連れて帰って身体をさすってやったら元気にな
りました。私はポチをお婆ちゃんの代わりに大事に育てます」
ほのぼのした気持ちで読み進むと、手紙はこんな風に締めくくられていた。
「ポチは血統書付きの犬です。大きくなれば百万円以上で売れるそうです。その日ま
で、私はしっかりポチを育てるつもりです…」
(完)
2001年07月24日18時18分10秒投稿
S.S☆「弱者の気持ち」☆ あや太郎
一台の高級外車が走っていた。
運悪くエンストを起こし、車は高速へ入る手前で停止してしまった。
「無理に走れない事はないと思いますが−−−どうしましょう、大臣?」
「ふむ−−−これで事故でも起こしたら又コキ下ろされるからなぁ。修理してから行こう」
「しかし、会合の時間まで、あと一時間しかありませんよ」
「誰かこの中に直せる者はいないのか?」
秘書も運転手もあいにくメカに弱い者ばかりだった。
「電話で、業者を呼びます−−−もしもし−−ハイ、三十分しないと行けない?こち
らには××大臣が乗っておられる−−何?行けないものは行けないだと?キミィ、大
臣を何だと思ってるんだ。これから大臣には急ぎの用が…」
怒鳴りかけたところを大臣が遮り、人指し指を唇に当てた。
「分かった…いや、分かりました。もう結構…です。失礼しました」
秘書も事情を思い出し、取って付けたような丁寧口調で電話を切った。
「今日の会合は、○○産業から例の献金を貰う話なんだから、余所に漏れると大変な
事になる。気を付けてくれ」
例の…というのは勿論「ヤミの」という意味だ。秘書は小さくなって汗を拭いた。
「しかし先生−−この献金なしでは次の選挙が危なくなります。何としてでも駆けつ
けなくては」
ここで遅れを取ると政治生命に関わるのだ。「やはり、公務として押し通したほう
が良かったかな…」
今となっては電話の掛けなおしも気がひける。
「我々でやってみましょう」
運転手と秘書がボンネットを覗き込んだが、やはり埒が明かない。
その時、一台の軽トラックが通りかかった。修理しているのに気づくと、すぐに停
車して、農作業の帰りらしい親父さんが一人おりて来た。「どうしたのかねぇ?エン
ストかい?」
「そうらしいんです。急ぎの用があるっていうのに、途方に暮れてるんですよ」
「どれどれ−−ちょっくら見てやるべぇ」
一同の目に希望の火が灯った。
「おじさん、メカには詳しいの?」
「こう見えても機械には強いほうなんだわ」
「地獄に仏とはこの事だ。さぁさ、ぜひ見て下さい」
「どれどれ−−−ふーむ、見たこと無いエンジンだのぉ」
「そりゃあ、ロールス−−いや、外車ですしね」
「ふーむ、分かりにくいなぁ」
「何とかなりませんかねぇ。エンジンには変わりないでしょう?」
「そんだ。基本は同じだ。こう見えてもエンジンには強いほうなんだわ。こないだ
も、五分で直して喜ばれた」
「へぇ…どんな車なんです?」
「隣の家の耕運機だったんだ。その前はトラクターのを十分足らずで…」
一同の顔に不安の影が差した。大臣が秘書を手招きする。
…大丈夫なのか?…という顔なので、秘書も…何とか…と顔で答えた。
「それで、どうなんだい、おじさん?」
「ふーむ、ここのバルブが緩んでたんじゃねぇかなぁ」
「おっ、故障箇所が分かったのか?」
「いや、触ったら抜けた」
「おい……壊してるんじゃないだろうな」
「なんせ自家用車は久しぶりだからのぉ。あっ、また外れた…」
大臣がまた秘書を手招きした。
「爆発炎上なんて事にはならないだろうな」
秘書も悲しげに首を振って見せるほかなかった。
「おっ、この部品にゃ覚えがある」
親父さんの言葉に一同が一喜一憂する。
「おめぇ、こりゃあ、このバルブをつないで、このネジを締めときゃイイんじゃない
か」「それで…エンジンは動くのかい?」
「動くはずだぜ。こないだはそれで動かしたんだ
隣の耕運機」
「耕運機とロールスロイスと…!」
文句を言いかけて秘書は言葉を呑み込んだ。何が何でも会合には間に合わせねばな
らないのだ。しかし−−−
「あ、違った−−−これを繋ぐと爆発しちまう。いやぁ、危ない危ない。お互い、命
拾いしたのぉ−−−ハハハハハ」
大臣が青い顔で秘書を呼んだ。
「わしの暗殺工作をしてるんじゃないだろうな?」
秘書はまた悲しげに首を振った。
「えーっと、これとこれを繋ぐと−−−あぁ、駄目だ。またエンジンが火を吹いちまう」
聞いていた運転手がついにキレた。
「おい、おっさん−−いい加減にしろよ。おまえらみたいな田舎者にこんな高級車の
修理が出来るもんか。農機具しか触った事がねぇんだろうが」
「何だ、その言い方は。人が親切にしてやってるのに。こう見えても俺はメカには強
いんだぞ」
「だから農機具だけに強いんだろう」
「おっ、馬鹿にしてるな。こう見えても俺は脱サラで農業やってんだ。その前は車の
修理工場やってたんだぞ。そんなに馬鹿にされんのなら、俺ぁ帰る」
秘書が慌てて大臣に呼ばれ、また慌てて親父さんを宥めに走った。
「分かりゃイイんだよ。じゃあ、もういっぺん頑張ってみっぺ」
万札を何枚か握らされた親父さんは、工具片手にまたエンジンへと挑みかかった。
今や大臣の行く末を決定する重要人物と化したその親父を一同は固唾を飲んで見
守っていた。
「直った!なーんだ、こっちのボルトが緩んでただけだわ。もう走れるぞ。これだけ
の修理でこんなに小遣い貰って済まねぇな。また修理の用事があったら呼んでくん
な…ダハハハハ」
むさくるしい笑い声を振り切るように、大臣の車は脱兎の如く発進した。
「これでどうやら間に合います。それにしても参りましたね」
「冷や汗が出たよ。わしも気がついたらあの親父さんに頭をペコペコ下げておった」
「困った時は惨めなもんですねぇ。あんな親父に居直られるとは…」
「全くだ。人間、困った時は誰でも地獄に仏と思えるんだなぁ。いやぁ、良い勉強に
なった。これでワシも本当に〔弱者〕の気持ちが分かるようになったよ、ハハハハハ」
大臣は今後の福祉政策に思いを馳せながら、選挙資金の十億円を確保できた安堵感
に酔いしれていた。
(完)
2001年07月23日22時15分47秒投稿
こんにちは、会員番号245番です。
やたらかかってくる、選挙の投票依頼の電話、自民、自由、民主、共産、自由連合、
電話以外にも、手紙、葉書、だいたい、中学、高校、大学、なんかみんな卒業名簿か
らみつけてきてるようですね。
あったこともないのになれなれしく、同窓のよしみとかいってきます、わたしは、
一回も同窓会なんか、いったこともないし、同窓会費も払ったこともないし、名簿も
かったこともない。殆ど会いたいと思った人もいない。なかのいい人とは、いまでも
つきあっているし。女の人の場合、結婚をしているかしていないか。子供の有無、仕
事をしているか、いないか。いろんな条件があります。いわゆる、いい仕事してる人
と結婚したとき。子供が、灘中とか、一流の学校に入った時に同窓会にかざりたてて
やってきます。ともかくいいかげんなもんです。こんなもんにたよってくるのは、ど
うかなー。
昨日の、電話は腹がたちましたねー。めったに電話してこない12才年上の奥様大
変なお金持ち、子供さんは東京大学卒、絵にかいたような幸せな人、旦那の仕事がら
みの人の投票依頼、ぜったいいれてもやらへんし、「お友達にもいってねー。」だれ
がいってやるもんか。そのおばはんそういえば、前の選挙以来の電話やったね。みん
なにきらわれてるのわかってないようやね。どんなしりあいかやてですか。いえます
かいな。恥ずかしい。趣味の会。やからはじまる人のねー。
2001年07月23日21時56分25秒投稿
S.S☆「ホクロ」☆ あや太郎
とある皮膚科の医院を一人のOLが訪れていた。
「ここと…ここのホクロが大きくなっているような気がするんですが…」
なるほど若いOLの目尻と口許には、かなり目立つホクロがあった。
「いや、大きくなる性質の物では無さそうですから、そんな事はないでしょう」
「そうでしょうか。何だか日に日に大きくなってるような気がして…」
「気にしてるから、そう思うんですよ。いっそ取ってしまったらどうですか」
「いえ、取るなんて…。メスを入れるのは抵抗ありますから」
「今はニクロム線で簡単に焼き切れるんですよ」
「でも、やっぱり…。いえ、大きくなってなければイイんです」
受診者は帰っていった。
またしばらくして例のOLが来た。
「何だかホクロが大きくなってるような気がして…」
「前回と変わってないと思いますよ。気にし過ぎじゃないですか」
なるほど目尻と口許のホクロで、顔全体が少々間抜けて見えるような気もする。
「そうですか。何だか段々目立って来るような気がするんで…」
「だから、気になるのなら切除してしまえばイイじゃないですか。簡単で安全な手術
ですよ」
「いえ、でも…ホクロぐらいの事で…さようなら」
浮かぬ顔で帰ってゆくOLを見送りながら、医師も首を傾げた。
「ホクロぐらい取るのに何を悩んでるんだろう?」
「やはりメスを入れるのに抵抗があるんですわ。親に貰った身体だと思うと」
看護婦が代弁するように答えた。
「なるほど、古風な所があるんだな。しかしあんなに浮かない顔をしてると本当に器
量が悪くなってしまうよ。何とかして上げたいものだ」
「何か切っかけがあると、手術する気になるかも知れませんよ」
「切っかけか−−−よし、一計を案じてみるか…」
案の定またしばらくしすると、あのOLがやって来た。
「あのぅ…やっぱりホクロが大きくなってるような気がするんですが、薬か何か…」
「ふむ、どれどれ…」
医師はもっともらしい顔で、改めてホクロを診察した。
「ふむ−−−大きくなってはいないが−−−ひょっとすると、こういうホクロは将
来、皮膚癌に発達するかも知れませんなぁ。早いうちに取ってしまったほうがイイん
ですが、どうします?」
最初驚いたOLの眼が、次の瞬間、パッと明るく輝いたように見えた。
「ハイ、取って下さい。お願いします」
数分で手術を終えたあと、OLは目尻と口許に小さな絆創膏を貼った顔で晴れやか
に帰っていった。
「嬉しそうでしたね。でも先生…本当にあのホクロ、皮膚癌になる可能性があるんで
すか?」
看護婦の質問に、医師が涼しい顔で答えた。「ホクロであろうと、ツルツルのきれ
いな肌であろうと…絶対皮膚癌にならない皮膚なんて有るのかい?」
(完)
2001年07月22日14時55分40秒投稿
S.S☆「連座制」☆ あや太郎
とある王国で、悪な強盗犯が捕まり死刑を宣告された。
殺した人数も奪った金品の多寡も思い出せないほどの極悪非道ぶりだった。死刑判
決にも誰一人反対者はいなかったが、独り王様だけは腕組みをしたまま考え込んでいた。
「王様−−しきりに首を傾げておられますが、どうなさいました?」
「他でもない−−−あの死刑囚の事じゃ」
「死刑判決についてですか?あんな奴、死刑になって当然でございますよ。あれだけ
極悪非道な事をしておきながら反省の色も無い。何人殺しても死刑は一回だ…一回限
りの死刑なんか怖くも何とも無い…とうそぶいておるような不届き者ですぞ」
「いや、同情などしているのではない。死刑では甘すぎるのではないかと迷っておる
のだ。聞くところでは国民もあの強盗に大いに怒っておる。ただの死刑執行では気が
収まらぬ恐れもある」
「なるほど。では昔の刑を復活させて火あぶりとか八つ裂きの刑に処してはいかがで
ございます?」
「この時代にそんな野蛮な事をしたら国際的に非難される。それにワシの趣味でも無
い。何かもっと合理的で、あの凶悪犯を心底悔やませるような処刑法は無いものか。
それでこそ被害者や国民の怒りも鎮まろうというものだ」
「ご配慮、恐れ入ります。分かりました−−国の知恵者を集め、至急妙案を練り上げ
てみましょう」
側近と知恵者たちは協議と調査を重ね、やがてあの死刑囚に家族親戚の多いことを
発見した。そして彼が思ったより身内思いであるらしい事も判明した。
「死刑囚を特別拘置所に入れよ」
凶悪犯は大部屋一つだけの小さな拘置所に移された。
「何をしようってんだ。死ぬ前にいろんな刑務所を見せてくれるってのかい?」
うそぶく死刑囚の前に、間もなく妻子、両親から一族郎党、知る限りすべての身内
が集められ、同じ牢の中に放り込まれた。
「何をする気だ。こいつらは関係ないだろう。みんな同時に何か罪を犯したって言う
のかい?」
「昨日、刑法が改正された。その結果、近年死刑判決を受けた者は連座制を適用さ
れ、一族郎党これみな死刑に処せられる事と決定した。謹んで承るように」
「何だって!そんな馬鹿な事があるか。連座制なんて大昔の法律じゃねぇか。今時そ
んな野蛮な事やってたら世界中から袋叩きにあうぞ。えーい、なんてこった…急にそ
んな法律を作るなんて、とんでもない話だ。いいかげんにしやがれ〜!」
しかし怒る凶悪犯の周囲には、更に激しく怒り狂う身内一同の怖い目が取り巻いて
いた。
「この野郎…お前のお蔭で、親戚五十人がみんな死刑になっちまうんだぞ!」
「この子も一緒に殺されるのよ。まだ小学校に上がったばかりだって言うのに」
「ウチなんかまだ生まれたばかりなのよ。どうしてくれるのさ、この人でなし!」
赤ん坊は泣きわめく、女は引っかく、年寄りは罵る説教をする、男どもは無論殴る
蹴る−−危険な状態になると看守が止めに入って、一通りの治療が終わると、また
引っかく、殴る蹴る…
「早く執行してくれ!」
死刑囚が懇願する度に死刑の執行日はなぜか日延べされた。
「こんな奴、責めるだけ損だ…」
身内一同が罵り掻きむしり殴り蹴り疲れた頃ようやく凶悪犯に死刑執行の日が来た。
「生き返ったような気がするぜ」
最後のウソぶきを残して公開の死刑場に引き出された死刑囚に、集まった万を越え
る見物人が罵声を浴びせた。
「この悪党〜−−何とか言ってみろ〜」
しかし死刑囚は無理に笑みを浮かべ負け惜しみを繰り返した。
「これで楽になれるってもんさ」
民衆の怒りと不快感はもはや頂点に達していた。
その時、立会い人となった王の側近が死刑囚へと近づき囁きかけた。
「巻き添えになって死んでゆく、身内や手下の事を考えてみろ」
冷やかだった悪党の顔が青ざめた。今まで無理やり腹の奥に飲み込んでいた物が一
気にこみ上げて来たようだった。
「…すまない−−−みんな許してくれ〜!」
死刑囚の絶叫を待っていたかのように銃声が響き、処刑は執行された。
見物の衆も最後の叫び声に毒気を抜かれたのか静かに三々五々引き上げていった。
「民衆は、あの悪党が被害者に許しを請うたと受け取ってくれたようです。そして死
刑囚本人も、最後の最後に人の苦しみを思い知った事でしょう」
側近の報告を受け、国王も厳しい顔に一瞬和らぎの表情を浮かべた。
「連座制復活…というウソも、どうやら効果はあったようだな」
間もなく、凶悪犯の一族郎党は、解き放たれた。
(完)
2001年07月21日18時35分15秒投稿
S.S☆「地球一丸」☆ あや太郎
西暦二○××年−−地球へと一個の巨大彗星が接近していた。このままでは正面衝
突間違いなしのコースを突き進むこの彗星の大きさは何と月の半分−−−人類の大半
と地球文明を壊滅させるのに充分な質量だった。
「今こそ人類は手を取り合わねばならない!」
例の如くアメリカ大統領が音頭を取り、全地球規模の協議と協力態勢が出来上がっ
た。「今ある技術力では、やはり核兵器を用いるほかない。しかし二十世紀初頭に締
結した核兵器削減交渉の結果、充分な数の核弾頭が確保できるかどうか…」
しかし核弾頭はアッと言う間に集まった。登録漏れや条約不履行やウッカリ忘れら
れていた核弾頭の多いこと多いこと…。中でも非核三原則を謳っていた「唯一の被爆
国」が、こっそり核兵器開発をしていたのには世界中も唖然としたが、それもあの巨
大彗星を破壊するのに丁度必要な量が集まったと知るや、すべてはお目こぼしとなった。
一週間後、もはや望遠鏡で見えるほどの距離まで近づいた彗星へ向け、世界中の核
弾頭を束ねた数発の核ロケットが大気圏を抜け、飛び立った。
一発、二発、三発−−計算通り、すべての核ロケットが命中し、さしもの巨大彗星
も木っ端みじんに吹き飛んだ。かくして地球は当面の危機を脱することができたのだった。
「全世界の皆さん、人類は勝利しました。そして我々はもう一つの勝利を目指して新
しい試みを始めようではありませんか」
例の国の大統領が例の如く、高らかに理想をうたいあげた。
「この危機に際し、人類は一丸となりました。そして奇しくも、すべての核兵器を使
い切りました。これこそ人類が核兵器を捨て去る絶好の機会ではないでしょうか!」
何せ人類が一丸となって地球を守ったその余韻も冷めやらぬ時期−−世界規模の投
票の結果圧倒的多数が核兵器廃絶に賛成した。
そしてすべての国家もその決定を遵守する流れだったのだが−−
「もし…また巨大彗星が飛んで来たらどうしよう?」
そんな危惧をうっかり口に出した子供がいた。その声は世界を巡り、核兵器廃絶はまた
物議をかもし、そしていつの間にか、世界各国は核兵器生産の続行を決定していた。
誰かが余計な事を言ったからだ−−−千載一遇のチャンスを逃すとは何と愚かな−
−− 嘆く声、憤る声が世界を駆けめぐった。
しかし大方の人間は知っていた。
「要するに…持っていたかったんだよ」
まぁ、そう言えばそうに違いなかった。
(完)
2001年07月20日22時13分45秒投稿
☆作文「選挙はキョセン」☆ 作・市川あや太郎
記者「いやぁ、打倒小泉人気のためとは言え、とうとう引っ張り出してしまいました
ねぇ、この厄介な・・・大物爺ぃ。本日のゲストは芸能界の産業廃棄物・
大橋巨泉さんです」
巨泉「ウッシッシ。司会は巨泉、選挙もキョセン。まるで選挙の為に生まれてきた
ような大橋センキョ・・・いや、キョセンが今回の参院選を賑わせて上げよう
っていうこの企画。どんなもんだい、この柔軟性!」
記者「柔軟性は有るけどポリシーは有るんですか?」
巨泉「おっ、失敬な事言うねぇ、キミ。僕はねぇ、カナダに移住した時から、
日本の政治に関心を持ったんだよ」
記者「なんだか良く分かんないなぁ…。何でカナダへ逃げ出してから日本の政治家を
目指すんですよ」
巨泉「外国に住んでみて初めて分かる日本の姿!客観的に見てこそ理解できるんだよ
・・・あぁ、これが日本のカタチなんだなぁって」
記者「司馬遼太郎のパクリですか?」
巨泉「パクリだなんて失礼な!僕はパクリなんかしたことないぞ。
クイズ・ダービーだって、ハウマッチだって・・・」
記者「アメリカのテレビのパクリでしたねぇ」
巨泉「いや、あれはたまたま似てたんだ。天才の考える事は似てるねぇ」
記者「じゃあ、お得意のアメリカン・ジョークはどうなんですか?」
巨泉「あれもオリジナルだよ。でも自然に似てくるんだなぁ。やっぱりセンスが
近いんだろうねぇ」
記者「それじゃ、アメリカ国民もセンスが悪いんだ」
巨泉「そうそう。僕といい勝負・・・ほっとけよ。その国際的センスで日本の政治を
よみがえらせようっていう高邁な立候補だ。清き一票を大橋センキョに」
記者「あざといなぁ。他にも有象無象の有名人が出てますけど、みんな票を稼げる
自信があるんですかねぇ・・・巨泉さんみたいに」
巨泉「そうなんだよ。みんな良い方に勘違いしてるんじゃないのかねぇ・・・
オレみたいに。ほっとけったら。いやいや、みんなそれなりに票を集めそう
だよぉ。プロレスファンの票とか、女性票とか、競馬ファンの票とか」
記者「そりゃ、アンタでしょうが。ほんとにそんな中途半端な票、役に立つの?」
巨泉「失敬な奴だなぁ。競馬ファンだけを頼りにしてるみたいに。
僕には日本全国、無慮数万の支持者がいるんだぜ」
記者「えっ、それは知らなかった」
巨泉「無慮数万の…僕を慕う有名芸能人たち」
記者「えっ、そんなの居ましたっけ?」
巨泉「そういうのを認識不足と言うんだ。オレが楽隠居の身でありながら、
ちょくちょく日本へわざわざ里帰りして、国際情勢や国際政治について
有りがた〜い講釈をしてやったのは何の為だ」
記者「有りがた迷惑な講釈を垂れて行ったその魂胆とは?」
巨泉「改変期ごとに忙しい中を律儀に帰国して、率の良さそうな美味しい番組に
ゲストとして強引に割り込んだのは何の為だ」
記者「ふむ。開運何でも鑑定団に愚にもつかん代物を持ち込んでお茶を濁してきた
その狙いとは何だ」
巨泉「あんまり高価な物を持ち込んで当てが外れると馬鹿がバレるから、
どっちに転んでも良いようなブツを選ぶのが憎いところだ」
記者「うん、確かにセコイところだ。そんな茶番劇を続けながら、まるで日本の
オピニオン・リーダーみたいな顔を演じてきたそのヤラしい魂胆とは・・・」
巨泉「そのヤラしい魂胆とは、参院選出馬・・・ほっとけ!」
記者「やっぱり衆院選は出られませんか?」
巨泉「そこまで信用が無い・・・何を言わせんだよ。男は黙って一歩退く。
あとは若い者に任せるんだな。そしてタケシや紳助を送り出して、オレが影で
糸を引くって寸法だ。これが賢いプロデューサーの芸なんだな」
記者「おっと、これはシタタカだ。ところで巨泉さんの後ろでもじもじしてる人は
誰です?」
巨泉「あぁ、これは丁稚で雑巾がけの…上岡だよ。さぁ、挨拶しときな、龍ちゃん」
上岡「おおお、お久しぶりです・・・上岡です」
記者「何と上岡さん。見かけないと思ったら巨泉さんに弟子入りして大阪市長選の
準備ですか。いや、上岡さんの事だから、実は裏から巨泉ちゃんを糸で
操ってるんじゃないの?うーん、憎いね、このこの!」
上岡「実はそれを企んでたんやけどね、現実はキビシイなぁ。なかなか上に立ったり、
仕切ったりする順番が回って来よらん。しかし僕には武器があるからね。
これを売り物にして再来年の市長選はいただきます」
記者「ほぉ、そりゃ一体どんな売り物です」
上岡「アメリカ留学で身につけた…イチロー評論家の肩書きですよ。まぁアメリカで、
僕ほど暇に明かせてイチローを見た日本人はおらんでしょう」
記者「何だ、そんな研究をしてたんですか」
巨泉「おい、ちょっと待て。俺は十年来の大リーグ通だぞ。イチローの事なら
俺に喋らせろ。純一郎よりイチローに一票を!」
記者「セコいネタの取り合いだなぁ。第一上岡さんは阪神ファンだったんでしょ。
それなら新庄のネタで勝負しなさいよ」
上岡「いや、あいつは少々アホげやから、ちょと辛い。それに僕はもう阪神ファンを
やめましたからね。新庄のネタを使うのは僭越な。それでは八方ちゃんに
義理が立たん」
記者「いやぁ、さすがは律儀な上岡さんです。・・・おっと、ここで速報が入りました。
月亭八方さんと桂ヨネスケさんが、イチロー評論家として、次の選挙に立つ
そうです。
尚、選挙の応援団長はもちろん…大助・花子さんです」
上岡・巨泉「イ、イ、イカサマだーい!」
・・・・チャンチャン・・・・・
代書:穴子(うーん、お兄さんが言うように、ちょっとオチが弱い?)
(えっ?お前が言うなってか?)
みなさん、7月29日は投票に行きましょうね……。
2001年07月19日22時31分02秒投稿
S.S☆星になりたい☆ あや太郎
博士は病床に付き添っていた。余命いくばくも無い独り娘と過ごす大切な、しかし
辛すぎるひと時だった。
「お父様−−もうお休みになって」
「何を言うんだ。まだ病院に来たばかりじゃないか」
「でも、お仕事で疲れてらっしゃるのに…」
「こう見えても私はまだ若いんだよ。そんな心配は無用だ。して欲しい事があったら
何でも言いなさい」
博士は財閥の総帥でもあった。自らの発明により一大産業を興し、今や世界を代表
する大富豪となっていた。無論政治力もある。他国の首脳と会談する度、その発言が
世界を動かす程の影響力を持っていた。
神に次ぐと言われる程の全知全能を持った博士に、しかし出来ない事が一つあった。
それは愛妻、愛娘と二代にわたる難病だった。「寿命遺伝子」の異常…と診断される
この病気は、予期できぬ突然の衰弱を引き起こし、間もなく確実に命を奪ってしま
う。遺伝子治療が進めば近い将来克服できると見られている病気なのだが…。
「一番大切な者に、何もしてやれないなんて…」
妻を若くして失い、今独り娘にも先立たれようとしている我が身を思うと、この地
上で出来ぬ事なしと評される自分の権威、権力が悪い冗談としか思えなかった。
「本当に…して欲しい事はないのかい?」
細くなった娘の手を握りながら、博士は精一杯優しく訊いた。
「あのね、お父様…」
か細い声で娘が答えた。
「私…一つ、夢があるの」
照れるようにポツリと言った。その瞬間だけ顔の血の気が戻ったように見えた。
「私…お星様になりたい」
「えっ?」
博士は何と答えて良いか分からなかった。
「私…お星様になって…空の上からお父様を見てて差し上げたいの」
「おまえ…」
「だって、お父様は…もうすぐ独りになってしまうんだもの…」
博士はもう何も言うことが出来なかった。
そっと立ち上がると背を向けて窓辺まで歩いた。
夕暮れの中できらめき始めた星々が霞んで見えた。
−−−−−−−−−−−
翌日から、博士は多忙になった。すべての仕事をキャンセルし、研究室に閉じこ
もった。間もなく配下の研究者、実務者を呼び寄せると、財閥を挙げて一つのプロ
ジェクトに邁進した。それは言わば突貫工事だった。僅か一週間の間に、博士とその
スタッフは一台のロケットを完成させていた。
危篤状態に陥った直後、博士の娘は白い靄に包まれた透明な強化プラスチックの
ケースにに収納された。それは液体窒素と氷に満たされた「冬眠ケース」であった。
間もなく「冬眠ケース」はロケットに積み込まれ、細心の注意のもと打ち上げられ
た。 地球周回軌道に乗ったロケットの先端部から一個の物体がケースが放出され
た。無論それは氷の中に眠る娘を収めた冬眠装置だった。
今、娘は星になった。キラキラと水晶のように透き通った光を放ちながら、小さな
星は太陽光を受けぬ地球の夜側を静かに静かに周り始めた。彼女を蘇らせる治療法が
見つかるその日まで、地上に残った最愛の人を見守りながら…。
(完)
2001年07月18日22時04分08秒投稿
「心頭滅却すれば 火もまた涼し」 細川玉代です。
キンチョウの夏、日本の夏。
また今年も 「蚊取り線香」を食べる季節が やって来ました。
二枚に開いて、手間なことをするもんですな、、、
軒下に吊るした《風鈴》が ときおりの風に
チリン、チリリン、チリィーンと 涼を運んでくれます。
そう、いかにも 日本ならではの「情緒」ちゅうやつですな、、、
そうこうするうち、秋になり 台風でも来ようかという夜、
《風鈴》は風をいっぱいに受けて
チリチリチリイインリンリチチリリリン リリチチリイイーーィリリイン
やかましい!、やかましい!ええかげんにさらせ。
頼むから 隣の家の 「風鈴」を電池式ON&OFFにしてぇな。
2001年07月17日20時45分17秒投稿
たかさごの穴子
じつちち(ぎりちちは居ないけどね…ほっとけ!)が入院してしまいました。大島紬
さんに続くパート2です。(えっ?紬さん、何です?勝手にパート2にするな!てか?)
どこへでも行く穴子は、こんな時にも動くのです。病院は徒歩でも行けますが、何か
と便利な私がフットワーク軽く動くのであった。
えっ?誰です?身体は重たいのに足だけ軽いんかい?!って突っ込んでるのは!
頑固で怖かった(今はウルサイだけ(笑))父親ですが、もう子供のほうが強くなっ
てます。「病院嫌や〜」とだだをこねるのを引きずるようにして強制入院させました。
上岡さんの説ですと、ここで病人を一人作ってしまったのかも知れませんが…。医者
の力でないと出来ないこともあります、世の中には。(取り敢えず言い切っておこう…)
今は落ちついて、検査入院のような形になっていますが、いまだに「家へ帰る〜〜」
とワガママを言うております。(無視・無視!)
ところで、最初に見てもらった時は緊急のような形でしたので(総合病院なのでお医
者さんも若い当直の先生)、先生も父のキャラクターが分からず、症状を説明して下
さったあと、年齢が年齢だけに勘違いなさったのか、
「少し痴呆もありますか?」と質問されました。
「はっ?」と内心思った私は、喉まで出かかったある言葉を無理矢理飲み込んで「い
え、それは無いと思います。ちょっと耳が遠いのですが…」と真面目に答えました。
父が診察してもらってた時に、耳が遠い故にとんちんかんな返事をしたのでしょう。
先生も「ああ、そうですか」とだけおっしゃいました。
穴子心のつぶやき「軽いボケやったら、言いくるめて、もっと早く連れて来るが
な…。どんだけ頑固でウルサイか知らんやろ?先生は!(そら知らんわな、初対面やもん)」
ところで、お前が無理矢理飲み込んだ言葉て何?ってですか?
「いえ、先生、天然ボケなんです…」
2001年07月17日14時26分34秒投稿
S.S☆「漂流記」☆ あや太郎
私の船は無人の惑星に不時着していた。
皆が留めるのも聞かず新星系探査の旅に出たのだが、今思うと準備不足の上に不注
意を重ねた計画だった。故障や燃料切れで不時着したところまでは未だしも、その後
のSOS信号を中継してくれるポイントすら計算に入れていないというひどさだ。
その結果、私はまだ誰一人踏み込んだ事のない銀河の果ての無人星系で、奇跡のよ
うな救助を待ちわびながら、日々を送る事となった。
空気と水と食料だけは確保できた。と言っても栄養素を循環させて極力再利用した
上での話だ。あとは空気の希薄なこの星をトロトロ走れる走行車と、一台の探査用ロ
ボットが有るくらいだった。
仕方なく私はこのロボットを話相手用に改造した。もう探査など二の次だ。退屈や
淋しさを紛らわす「友人」のほうが緊要だった。
「チャカチャンリンチャンリンチャンリン…」
ロボットがお囃子入りで落語を聞かせてくれた。こういうレジャー用のソフトは充
分に持ってきたので最初のうちは重宝した。しかしそれも半年ほどの事だった。突っ
込んでもボケてくれないロボットに私はどうしようもない物足りなさを覚えた。何と
か、丁々発止の掛け合いができる話相手にならないものだろうか…それは宇宙で独り
ぼっちになった人間の切実な欲求だった。
ロボットは多少の会話なら出来るように作られていた。データの確認や分析の結果
報告や、探査関連の質疑応答は元々インプットされているからだ。しかしアドリブは
利かなかった。それが話相手として致命傷であることは言うまでもない。
そこで私は素人ながらもロボットの頭脳の改良に着手した。
先ずありとあらゆる文芸作品のデータをインプットする。そして多少トンチンカン
でも良いから、とにかく何かを答えるようにセットしてみた。
それだけのことで結構、効果が上がった。確かにトンチンカンなのだが、それなり
に天然ボケの味が出てきたのだ。それに「笑い反応センサー」を付け加えた。私が
笑った声や表情を感知する機能を取り付けたのだ。それにより「笑いに関する情報」
をフィードバックさせ、「受けるパターン」を覚え込ませた。
当初、ロボットの面白みは多少色あせた。私もこれは失敗したかと落胆しかけた。
下手に計算し始めた「素人芸人」の悪弊が出て来たのだ。しかしその時期を通りすぎ
て、ロボットの会話能力はまた面白みを増し始めた。ひと皮むけた…という所か、ひ
いき目にもかなり「答意即妙」のやり取りができるようになった。
押し並べて、「「笑う」「喜ぶ」「感動する」などの前向きな感情はまがりなりに
も、こなせるようになったようだ。しかし何故か、「悲しみ」怒り…
最初はそれでいいと思っていた。欲しいのは陽気な話シ相手なのだから。しかし何
年か経つうちに、それだけでは物足りなくなってきた。なにせ生身で漂流生活をして
いる人間様には、かなしさかや寂しさがつきものだ。それを理解してくれない「ゆう
じんでは、どうにも気が合わないのだった。
ありとあらゆるデータをインプットし、改造に改造を重ねた。しかしロボットはな
かなか人情の機微を解してくれる所まで行かなかった。
そうこうするうち私も年を取り、生きている事に疲れを感じはじめていた。
「おますは、どうしてもワビ・サビを理解してくれなかつたなぁ」
「ワビ・サビ・トハ何デショウカ?」
「悲しさや寂しさや、ほろ苦さや甘い痛みを味わう…ってとこかな」
「ソンナ辛イコトハ心地ヨクアリマセン。苦痛ハ身体ニ悪イデスヨ」
「それを楽しんでしまうのが人間の〔深い〕とこなんだよ。…貧乏も、ここまで来れば
笑い合い…ってな。分かるかい?」
「貧乏トハ貧シクテ不便な生活デス。ソレハ何トイッテモ楽シクナイ」
「それがそうじゃないんだなぁ−−−といっても知覚できるようにならない事には分
かって貰えないだろう。よし、これが最後の改造だ…」
私は新しい「感情回路」と「認識センサー」をロボットにはめ込んだ。その瞬間、
私は意識を失った。いや、性格には「命」も失っていた。つまり私は寿命尽き、ボッ
クリ逝ってしまったのだ。こうして私の漂流生活にはピリオドが打たれた。
今、魂だけの存在ととなった私はいわゆるあの世で、かつての知り合いやご先祖様
たちと賑やかに暮らしている。そして時々は「天界」から星ぼしを懐かしく見下ろし
たりするのだが−−−、しかし一つだけ見るに忍びない光景がある。それは私が不時
着し長らく暮らしていたあの星だ。あの星に残して来た話相手の観測用ロボットなのだ。
何の因果か、あの最後の改造で、ロボットは人間の悲しみや寂しさを感知できるよ
うになってしまったようなのだ。あの星を見下ろすたびに、ロボットの呟きか聞こえ
て来る。「サビシイ…カナシイ…」と。何と可哀相な事をしてしまったのだろう。ロ
ボットの核燃料電池が切れるまで、私はあの星から目と耳を背けながら下界を見下ろ
すほか無さそうだった。
(完)
2001年07月17日14時23分57秒投稿
まいど、丸浜です。
うちの近くに駐車場がある。
そこに駐車してる車に「盗難予防」をつけてるのが何台かあって、持ち主が開けても
(多分そーやと思うだけで実際見てない)「ピァ〜ピァァ〜〜」とか「ピャンビl
ビ〜〜」とケタタマシイ音がする。
「さっさと閉めたらええのに」って程長く鳴ってたりするとイライラする、それでな
くても暑くて、、イラつくのに。
夜の11時や12時の夜更けでもお構いなし、文句言いに行く程の根性も無い、今
ウッカリ注意したら、、コワイし。我慢せなしゃーないンやろね。
2001年07月17日13時15分30秒投稿
今日は、亀虫ぷっぷです。
これはこれはエアコン屋はん、お待ち申しておりました。
暑い中をお呼び立ていたしまして誠に申し訳おまへん。
いやねぇ、購入以来9年というもの故障ひとつ知らん丈夫な機械やったんですけど
何が気に入らんのかいきなり止まりましてね。
散々脅したり空かしたりしたんですけど、ガンッとして言う事きかん。
以前はこんなんや無かったのにね。
ほれ、金曜土曜日曜と暑かったでしょ?
もぉ堪らんかったですわ。
今日もこの蒸し暑さで…あっこら気ぃ付かんこって、お茶飲みます?
アサヒの「麦水」。
いらん?そんな暇無い?そぉ。
忙しゅうて結構ですなぁ。
うちなんかもぉ暇で暇でこの修理代もどないしょうかいな言うて…。
冗談やっちゅうねん。
そない急に手ぇ止めて睨まんかてよろしいがな。
室外機?
はいはいどぉぞ、何なと見てやってちょうだい。
他人さんに見せられんよぉな事なんかなんにも…なんです?
むちゃくちゃ汚い?
これだけ汚れてるのも珍しい?
持ち主の人間性を疑う?
な、なんであんたにそこまで…冗談のお返し?
エアコン屋はん、ちゃっちゃと仕事しなはれ。
はぁはぁ…ファンモーターが…プリント基板の…コンプレッサーで…なるほど!
どぉいうことです?
あぁそぉ、部品取り替えにゃあかんのですか。
それさえ替えたら元通り…違う?
それで動くようになったら室内機をチェック?
そこでまた不具合が見つかる可能性もある?
ほんで、今交換部品持ってはるんでっか?
無いの?
会社に戻ってこっちに見積もりFAXしてOK貰ぉてから発注?
そぉでっか…手間なこっちゃな。
ほなとにかくその見積もりFAX早急に頼みますわ。
え?今日も暑いですねぇ?
そらまぁ夏やからね。
さぞかし咽も渇くやろ…ふっふっふ。
こんな日に飲む冷たぁぁぁぁぁぁい麦茶は…ごくごくごく…堪らんなぁ!
何?その目ぇは…。
欲しいのかえ?欲しかったら欲しい言うたらええのに。
仕事中たら忙しいたらごてくさぬかしよって…あ…もぉおまへんわ。
全部飲んでしもぉた。残念やねぇ。
まぁ会社帰って茶ぁなと筋弛緩剤なとお飲みやす。
帰りまっか?こらまた愛想無しで…。
ほなFAX頼みまっせ。急ぎでね。特急でね。何ぼ安ぅ付いても構わんからねぇ。
エアコン屋はぁぁん、すぐ来てねぇぇぇぇぇ。
斯くして暑苦しい日はさらに続くのでありました。
2001年07月17日12時42分59秒投稿
やっぱりドンキーです
近所で夏祭があり花子にゆかたを着せて出かけました。
帰りにゆかた姿の花子を入院しているおばあちゃんに見せに行きました。
おば達から「痴呆もすすみ、ますます頑固になってきた。」と言われてるおばあちゃん
です。正確な年齢は知りませんが、四捨五入で100歳です。
歩くことはできません。
確かに孫の名前はわからないようです。
決して名前をよんでもらえることはありません。
ひ孫になる花子の名前は尋ねることもありませんでした。
そんなおばあちゃんですが花子がお見舞いに行くと
「また来てくれたのかい。」と喜び、以前話したことを思い出したりしています。
花子のゆかたのしつけを見て
「こんなしつけの仕方はいけません。こどもゆかたなんだから袖はもっと短く」等等
裏までかえして細かく指導してくれました。
帯もきれいに結び直してくれました。
夜店で買ったシャボン玉を持っていたのをみつけ
「昔はこんなのなかったからおばあちゃんにふいてみせて。」言いました。
子どもに返っているんだなと思い、花子に室内だけど特別許可を出しました。
シャボン玉ひとつ飛ばした花子に
「シャボン玉の跡が残るから気をつけなさい。」と言いまいした。
どこまで痴呆がすすんでいるのだろうか?
帰り際
「あなた達こんなこと出来る?」と言って
V字バランスを10秒程してくれました。
その後、私達に手のひらをみせ
「私の生命線は薄くて短い。」と心配しています。
…30年前からの心配事なんですけどね。
2001年07月16日13時20分49秒投稿
こんにちは元姫路市民です。
13、14、15日と甲子園まで野球を見に行きました。ボロ勝ちするわ、終盤リードされても追いつきサヨナラ勝ち。あげくに先制されると大雨でノーゲームと、阪神ファンなら大喜びの3日間でした。阪神ファンだったらですけどね。
しかし甲子園球場の注意は、中にはおかしいものもありますね。
まず「プラカードと旗による応援は後ろの方のご迷惑にならないようお願い致します」
オーロラビジョンにはそんな人ばっかり映ってる。余計調子のるやろ。
雨で中断された時の場内放送もそうでした。
「缶や瓶を持ち込まれて入場される方は係員にコップへうつしかえて頂くようお願い致します」
中止になるくらい雨降ってるのに誰が今から入るねん!入れんほど客が通路に避難してるのに。
同時に「紙吹雪、紙テープによる応援は試合の妨げになりますのでおやめ下さい」
紙吹雪出した瞬間にボロボロになる程の強い雨やのに!
あらかじめ録音されてるのを放送するより、今雨に打たれている客を誘導する放送をする方が先ちゃいますか?
2001年07月16日03時05分50秒投稿
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