
過去のドンドコ掲示板
2001年07月01日〜15日
こんにちは、会員番号245番です。
たった6票ですか。これって全然あいてにされてなかった、ということになるんで
すかねー。学級委員の選挙に嫌われてる子がはいる票みたいなもんですね。東京ネッ
トの番組もあんまり言ってなかった。ま、 いま一番の話題は選挙ですからね。扱い
があまりにも貧相なきがしますけれどね。関連行事に参加した人、お金は、どないな
るんや!
誰かさん帰ってきて、市長になって、開会式に、ゴルフのうんぬんは当然だめになっ
てしまいましたね。知事もかわってるし。中々人間の思っているとうりにはなりませ
んね。
それにしても、サマランチという人は、引くとか引退とか言う言葉をしらんのか。
もうひとり、高野連の,エムも。
2001年07月15日22時12分05秒投稿
たかさごの穴子
噂の(?)USJへ行ってきました。
梅雨の明けた7月14日、晴天過ぎるぐらい良いお天気で、屋外で5分以上じっとして
たら気ぃ失うぐらい暑かった!
暑かった!暑かった!ただ、ただ暑かった!頭がボーっとなって暑かったことしか覚
えてないっちゅうねん!
取引先の会社のバス旅行に、家族扱いで割引してもらった会費で行ったからエエよう
なもんの…。えっ?お前、家族居らんくせにってか?ほっといて!
まだ夏休みにも入ってないのに(入ってないからかも知れないけど)、第二土曜日で
学校がお休みだったからか、子ども連れの人も多く見られ、人出もすごかったです。
かく言う私達もお子ちゃま3人と大人5人で行動してましたが…。前に一度行ったこ
とのある我等がS君(小学校3年生)がリーダーになってくれて「ジュラシック・
パーク・ザ・ライド」やら「ジョーズ」やらへ案内してくれるのですが、人気のある
ところはどれも1時間以上の待ち時間。入場したのは9時過ぎだったというのに…。
「ジュラシック…」などは2時間15分待ちだったので、あきらめて、他の待ち時間の
長いのもあきらめて(笑)。
一度にたくさんの人数が収容できるショー形式のものを3つ見て、大人組は満足した
のでした。お子ちゃまもそこそこ楽しんでくれたようなので「よし」としときましょ
う。
あんな炎天下で2時間も待ってたら倒れるか、干からびてたでしょう…。えっ?干か
らびダイエットしてきたら良かったのにって?(命がけかい!)
ショーもそこそこ良かったです。特に「ウォーターワールド」が良かったです。前の
ほうに居たら、本当に水がかかります。炎が出ます。飛行機飛びます。水を掛けて欲
しければ、志願したら掛けてもらえます(笑)。でも夏だけにしておきましょうね。
私達とお連れのお子ちゃまの一人が志願して、水かぶってきました。でも暑さのせい
で、すぐに乾いてしまいましたとさ。
とにかく、ちょっと移動するだけでぶわぁっと汗をかくので、水分補給しないと本当
に干からびる…あっいや脱水症状になりそうなので、夏に行くときはペットボトルに
お茶を入れて凍らせておいたものを持っていきましょう。命の水です。
中で買うと高いです。やたら高いです。昼食もファストフードのお店で軽く!だった
のに、いっちょ前のレストランランチの値段でした。もちろん、飲み物はビールでし
たけどね…。
あとはお土産を買うのに動いただけで、また汗・あせ・アセ!店の片隅でへたりこん
でしまいました。(お店の人、ごめんなさ〜い)
お土産買って、トイレに行って、時間はまだあったけれど、とっとと冷房の利いてい
るバスへ帰りました。帰りの道中のバスの中ではぐっすり、ぐったりお疲れモードで
ひたすら寝ました。お子ちゃまは絶好調で元気でしたが…。
教訓!USJへは涼しい気候の時の平日に行きましょう。食事は中で食べないように
しましょう。
あああぁぁぁ!暑かった!
マリリン・モンローと撮った写真を見るのが目下の楽しみです。(自分の顔見て、涼
しくなってたりして…プラスマイナス0か??)
2001年07月15日21時21分30秒投稿
S.S☆「男と女」☆ あや太郎
男は、少しは知られた芸能人だった。
それなりに遊んでいた。もう青春時代も終わりという頃になり、身を固めようかと
身辺整理をした。その一環の健康チェックで、とある感染症に罹っている事が判った。
心当たりは幾らでもあった。
身を落ちつけようとした頃に判明した事だけが皮肉だった。
無論、当初は途方に暮れた。絶望的にもなった。
しかし、大方の「不遇な人間」がそうであるように、間もなく男は吹っ切れた。
芸能人の辛さで、病気の噂を聞きつけた芸能記者が付きまとい始めた。ヘンなゴ
シップになるよりも、機先を制して「告知」会見をやった。多少話題にはなったが、
男の生活は別段変わらなかった。男も落ち着きを取り戻した。
男は積極的に生きる事にした。一時はすべてを諦めたかけていたが、幸い男はまだ
健康を保っていた。もう一度、心に期していた通り「身を固める」決意をした。
考えれば、さほど見込みの薄い願望でもなかった。男と同じような境遇で悩んでい
る「女」は少なくないのだ。
男は仕事などを通じて、世間に呼びかけてみた。
それなりの反応があった。手紙、電話のやり取りから、実際に面会に来る女性も少
なくなかった。そしてその中の一人と、男はめでたくゴールインした。
この結婚は芸能界のみならずマスコミに大きく取り上げられた。無論彼らが売り込
んだ訳ではなかったが、隠そうという気は尚更なかった。
みなに祝福され、励まされ、カップルは仲むつまじく暮らした。
一年の月日が経った。二人のアツアツぶりは変わりなかった。周囲が羨むほどの仲
の良さで二人が幸せの絶頂を迎えている頃、一大事が起きた。
それは二人の病気に関する事件だった。
−−何と、彼の病気が直っている事が判明したのだ。
近年開発された精密なウイルス量の検査方法で、ウイルスに対する抗体を持つ「陽
性体質」でありながら、実はもう体内のウイルスが死滅してしまっているケースが
続々と報告され始めていた。そして他でもない彼自身も、すでにウイルスが居ない陽
性であることが証明された。
−−しかし彼女の体内には、ウイルスが存在した。それもかなりの量まで増殖し、そ
ろそろ健康に影響の出る水準まで達していた。
二人の間に、溝が出来た−−という噂がアッと言う間に広まった。それまで何の抵
抗もなく身体を合わせていた二人の間に…という世間の率直な興味だった。
男は驚くほどアッサリと彼女から離れはじめた。
彼女は絶望している…と噂の続報は伝えた。
二人に近しい人間も男を冷やかに見ている…芸能評論家はまことしやかにコメント
した。しかし男は意外な程さばさばとしていた。
…病気が縁で一緒になった仲だ。病気でなくなれば一緒にいるほうが不自然なのだ…
というウソブキが伝えられて間もなく彼女が海外の某所で死んだというニュースが飛
び込んで来た。男は芸能界を去るほかなかった。
しかし男は、その後も意外なほど元気だった。新しい恋人も出来、いつしか所帯を
構えていた。みんな、彼にはいつか「報い」が来ると思っていた。いや、そう信じた
かった。 しかし男には取り立てて不幸は起こらなかった。また過去を悔いる様子も
なかった。
やがて長い年月が過ぎ、彼を罵っていた者たちも、過去を知っている者たちも、み
んな死に絶えた。
男だけが百才を過ぎて尚悠々自適の生活を謳歌していた。
ある時、一人のジャーナリストがやって来た。たまたま男の過去を聞きつけ、今だ
から話せる当時の心境を聞き出したいようだった。
老人は敢えて取材に応じた。過去を隠す気もなかった。
「先ず、別れた…本当の理由を聞きたいんだね」
鋭い眼のジャーナリストに、老人は淡々と答えた。
「今だから言える事かも知れんがね−−−自分が病気でなくなって…他人に移す楽し
みがなくなっちまったんだよ」
「移す?」
「そうなんだ。最初、カップルになった女とも、お互い〔移し合う〕危険があったか
ら興奮できたんだな」
「移し合う、ねぇ…」
取材者は不快感をあらわにした。
「わしだけじゃない。彼女もそうだったんだがね」
「彼女も?」
今度はジャーナリストの眼が丸くなった。
「ご存じと思うが、あの感染症には何種類かビールスがあってね−−−違う種類が感
染すると相殺される場合もあるし、命を縮める事もある。そのスリルを我々二人は味
わいながら付き合ってたという訳だな」
平然と語る老人に取材者は改めて聞きなおした。
「それじゃ、二人はどちらからともなく別れたという訳ですか」
「そうだよ−−【お互い】に興味が無くなったからさ」
意外な話の展開に、ジャーナリストは当惑を隠せなかった。
「意外な破局とか男の身勝手とか思うのは世間の勝手な思い込みさ。病人同士だか
ら、もっと特殊な理由や感情があったと思っとるのかね?」
「いや、その…」
「それこそ偏見と言うもんだな」
老人は大きくタメ息をつきながら、苦笑した。
「たとえ珍しい病気になったからって、それで珍しい人間になってしまう訳じゃな
い。また、珍しい病人同士だからって、特殊な夫婦関係になる訳じゃない。それほど
私らが、世にも珍しいカップルに見えたのかねぇ」
取材者は額に汗を浮かべ、ペンの動きを止めていた。
「彼女も、移されるという心配がなくなって、刺激が足りなくなったようだ。それで
二人の関係は自然消滅さ。二人の愛は冷めたって訳さ。まぁ、キミらが信じてくれる
かどうかは別な話だがな。ハハハハハ」
ジャーナリストは丁重に頭だけを下げ、無言で老人の許を辞した。
収穫は何も無かったのか、それとも処理しきれない程の量だったのか−−−それは
取材者一人の判断では決められそうになかった。
(完)
2001年07月15日20時36分24秒投稿
大正区は千島の住人、某大正区民です。
先週、このサイトのカウンタが、10万を越えました。
だから、どうと言う事も無いのですが、
一応の、目安と考えていた数字ですので、感慨深いものがあります。
ところで、ホームページのカウンタと言うと、
あちこちのサイトを見てますと、
「切り番を踏みました」
の掲示板書き込み等に出くわす事があります。
どなたか、論理的に説明していただけませんか?
切り番を踏んだ人が、
「おめでとうございます。」
と言われなければならない理由や、
記念品を請求する理由を。
同じ様ものに、
イベント会場での、入場者、第何人目を記念しての
「花束贈呈」だの「記念品贈呈」
あのシーンで、それを受けるのに、最も適してるのは、
もぎりのお姉ちゃんでしょう。
もっと疑問なのが、車会社のCMで耳にする
「何万台達成の感謝を込めまして、新車ご購入の方に、カーナビプレゼント」
等のサービス。
感謝を込めるなら、今までに買ってくれた客にでしょう。
2001年07月15日15時00分00秒投稿
こんにちは元姫路市民です。
年に一度「砂糖を研究する会」とかなのるとこが広告を出しております。
今年のコピーは、「砂糖は脳のごはんだ」
毎回も思うんですが、脳を動かすためには一日にどれくらいの砂糖が必要なんですか?ケーキ何個分?コーラ何杯分?糖分は控えるように子供の頃から言われてきた僕にはそれが気になって仕方がないです。
電車の中吊広告もひげのおっさんより一日に必要な砂糖の量描いてほしいもんです。
2001年07月15日01時46分14秒投稿
S.S☆「言い訳」−2☆ あや太郎
二十一世紀の半ば−−−地球上には意外なほどの平和と繁栄が確立されていた。
別に劇的な事件が起きた訳でもないし、神様が降りてきて、すべてを解決してくれ
た訳でもないというのに…
世界の歴史学者が今一堂に会して、この半世紀間の大変動を分析し、記録する事と
なった。
「先生−−−どうお考えです?二十一世紀に入ってから目に見えて国際紛争が減り、
今や世界の軍事費が食料援助費に化けてしまった経緯について」
「いや、私こそ、あなた方に伺いたい。前世紀の国家的、民族的な対立が雨散霧消し
てしまったのは、やはり最後の社会主義国が開国したのを契機にしているのかどう
か」
「経済的な摩擦も問題にならなくなりましたね。あれもやはり世界的なネットワーク
がお互いを切り離せないパートナーだと再認識させたからでしょうか」
「すべては人口増加に対する警戒感と、種の繁栄を優先する本能的な欲求から来てい
るのではないかと思うのですが…」
「いや、皆さん−−私の意見を言わせてもらって宜しいかな?」
最古参で、一同の敬愛を集めている大歴史学者が手を挙げた。
「どうぞ。みな先生のご高察を拝聴したいと待っておりました」
「いやぁ、そう買いかぶられると、この年寄りも辛いがね」
にこやかに白い眉を二三度動かすと、人の良さそうな学者は穏やかに話し始めた。
「詰まるところは−−−どの国も、どの民族も、現実を知り、本音で行動し始めたか
らじゃないんだろうかね」
この簡潔な仮説に一同は唖然とした。
「しかし先生−−−それでは簡単すぎませんか。確かに人口が増えたり、人権意識が
高まったり、豊かな暮らしを求める一方で不合理な国家体制が崩壊したり−−すべて
は必要、必然から始まっているとは思うんですが…」
「正に君が言った通りだよ。すべては必要から生まれた必然的な結果さ。だから本当
は本質的な大変化も大変動も無かったと言えるだろうな」
「しかしそれなら、何故今までそういう〔素直な〕やり方が出来なかったんですか?
我々の先人にも充分知恵はあった筈なのに、何故みんな最初からもっと平和的にお互
いを信じ合ったり助け合ったりしなかったんですか?」
「恐らく〔言い訳〕と〔切っかけ〕が無かったからじゃないだろうかね」
「言い訳と切っかけ?我々人類の壮大な歴史が、そんな素朴な言葉で片づけられてし
まうなんて…」
一座は驚きと感嘆のため息に満ちた。
「まぁ、人間のやることなんてそんなものさ。みんな言い訳と切っかけを待ってい
る。それが無ければ何も出来ない。例えば、失礼ながらキミは鼻の横に大きなホクロ
がある。それを取ってしまいたいと思った事は無いかね」
「有ります。何か間の抜けた顔になるので、若い時は真剣に悩みましたよ」
「ところが、いざ切除するとなると、それは一種の整形手術という事になる。すると
今度は親から貰った身体にメスを入れる事への抵抗感と気兼ねが生まれてくる」
「ハイ、私も結局それで手を付けませんでした」
「しかし、もしその時、医者がこう助言していたらドウだね?−−ホクロは将来、皮
膚癌に変化する可能性がある。早いうちに取っておきましょうって」
「あ…もしそう言ってくれてたら、迷わずに取ってもらってましたよ」
「そうだろう。実質的には、美容整形のホクロも外科手術のホクロも同じ物なんだ
よ。ところが、健康のために…という言い訳があると、後ろめたさが無くなり、心置
きなくホクロを切り取ってしまう事ができる。正に気の持ち様だな。そして国家、民
族、人類規模の大決断、大転換も、実はホクロを取るのと大差なかったって訳さ」
「反論の言葉がありませんね。つまり世界の国々は単に、人類全体の為という言い訳
と、人口増加、食料危機などの切っかけを得て、素直に単純にやりたい事、やるべき
事をやっただけの事だったんですね」
「たぶんね。歴史の大転換も大変動も、何ら劇的な原因は無かったというとこだろう
ね…ファハハハ」
「先生−−−笑い事ではありませんよ」
中堅学者の一人が立てた指を振り振り言った。
「我々は、その歴史の謎を解くために、こうして世界中から集まっているんですよ。
何の原因も無かった…なんて結論では面子が立たないのではありませんか?」
「そうだな 我々も何か言い訳を考えねばならんようだ。そうでないとまた来年こう
して君達との親睦会を開けないからな、ハハハハ…」
(完)
2001年07月14日21時02分09秒投稿
皆様今日はOTCは薬屋です
大阪にいた頃、店で両替を頼まれたことがありました。
帽子をかぶった細身の見るからに貧相な若い兄ちゃんでした。
彼がバッグから出したのは自分でコインを紙に巻いた物でした。
5円玉、10円玉、100円玉がそれぞれ50枚ずつ巻いていますので
紙幣と交換して欲しい。と言うのです。合わせたら10本くらいありました。
しかし、一見して50枚には足らないのです。
両替のコインを毎日みているものですから、50枚の大きさはわかっています。
数えたら案の定5枚づつくらい足らない。
足りませんね。と言いますと、おどおどしながら、すいません。と言って
素早く立ち去っていきました。
結構な労力とリスクであらうに・・・せいぜい1000円までの詐欺であります。
この間、おばあさんが買い物に来たのですが、支払いを小銭でされました。
そのお金には艶が全くなく10円玉は緑青がふいておりまして、100円玉も
緑青が移っておりました。
このおばあさんの小銭にはよく緑青がふいております。
以前、近くの商売人も言っておりましたが、どうも賽銭箱から拝借しているらしい。
見た人がいるんやね。
最近の鉄パイプ強盗、ひったくりには情緒は無いな・・・
2001年07月14日18時26分17秒投稿
今日は、亀虫ぷっぷです。
金曜日に仕事場のエアコンが壊れました。
うちの場合、そこらにエアコン屋が居らんかったもんで
修理は月曜日になるよぉです。
そぉいう事情で団扇片手にイライラと仕事しておりますと
以前勤めていた事務所の後輩から電話がありました。
お定まりの懐かし話、近況報告の後に
「ところで今度の参院選、入れる人決めてはります?
もしまだやったら公明党の候補者お願いしたいんですわ。」
と来たもんだ。
「この小泉人気でしょ?」
「そぉやね。」
「自民党が大勝ちしそぉでしょ?」
「そぉやね。」
「そないなったらまた昔に逆戻りでしょ?」
「そぉやね。」
「そんなん嫌でしょ?」
「そぉやね。お宅の立場は微妙になるしね。」
「それはまぁ…。」
「自民の反公明勢力の声は大きゅうなるしね。」
「それはまぁ…。」
「お宅の意見は通り難ぅなるしね。」
「それはまぁ…。」
「今更野党に戻れんしね。」
「それはまぁ…。とにかくお願いします。」
順風は順風なりに色々思惑が有るよぉで
皆さん御一緒に満帆で…という訳にはいかんのですな。
それにしてもここ1年程失業中というのに熱心なこと。
そこいらの神よ!彼に御加護を…。
2001年07月14日15時44分33秒投稿
下駄屋の喜六
もう20年近く前やったか、愛知県の豊川信用金庫で取り付け騒ぎが起こったことが
ありました。別に財務内容が悪かったわけでもないのに預金者が殺到して預金を下ろ
しまくる騒ぎがあって、それはもうパニック状態の大騒動。よくよく原因を調べてみ
ると、きっかけは女子高生同士の電車内でのこの信金についての些細な会話で、それ
を横で聞いていたおばちゃんが「豊川信金が破綻する!」と勝手に勘違いして回りに
叫びまくり、それで取り付け騒ぎが発生したという次第。噂は姿形を変えて独り歩き
する、そんな見本みたいな話ですな。
一昨日、いつも行く理髪店へ散髪に行き、そんな噂話の恐ろしさを感じました。最近
商店街内の某商人Uが、2年ほど全く家賃を払わずに家主から立ち退きの裁判を起こ
され、何の申し開きもできずにあっさりと敗訴して強制執行の追い立てを食らうとい
う事件があり、そのオッサンの話をしていると、理髪店主がボクに「Mさん、Uに金属
バットを振り回されたらしいな」、そして「Uのやつ、日本刀で斬りかかってきたら
しいな」。え−っ!何でやねん!
事実を申しますと、3,4年前、商店街のア−ケ−ド管理委員長てな重責を担わせら
れていたことがありました。ア−ケ−ドの補修や維持管理、各店の電気代の徴収が主
な仕事やったんですが、このUが電気代を一切払わない。長の責任上、会計と共に何
度かお願いに行き、ようやく「○月○日には必ず支払う」という確約を取り、当日徴
収に行くと、またウダウダと払わない。仕方なく、出したくもない大声を出すとオッ
サンも開き直り、こっちに筋違いの悪罵を投げつけ、あまつさえ硝子の灰皿を投げつ
けてきよったんです。本気で当てるつもりはなかったんでしょう、灰皿は床に当たっ
て乾燥した音を立てて粉々。もしこっちの体に当たりでもしてたらボクも暴れていた
かもしれない。結局息子が支払って事無きを得たんですが、その話が「金属バットや
日本刀」になってしまっておったんですな。
噂話にはくれぐれもご用心。それからUのオッサン、本当に模造刀を所持しておった
ようで、店先に「安全の為に模造刀はこちらで保管します Y警察」という張り紙が
ありました。ゾ〜ッ!!!
2001年07月14日00時08分54秒投稿
S.S☆「言い訳」−1☆ あや太郎
二十一世紀の半ば−−−地球上には意外なほどの平和と繁栄が確立されていた。
別に劇的な事件が起きた訳でもないし、神様が降りてきて、すべてを解決してくれ
た訳でもないというのに…
世界の歴史学者が今一堂に会して、この半世紀間の大変動を分析し、記録する事と
なった。
「先生−−−どうお考えです?二十一世紀に入ってから目に見えて国際紛争が減り、
今や世界の軍事費が食料援助費に化けてしまった経緯について」
「いや、私こそ、あなた方に伺いたい。前世紀の国家的、民族的な対立が雨散霧消し
てしまったのは、やはり最後の社会主義国が開国したのを契機にしているのか、と」
「経済的な摩擦も問題にならなくなりましたね。あれもやはり世界的なネットワーク
がお互いを切り離せないパートナーだと再認識させたからでしょうか」
「すべては人口増加に対する警戒感と、種の繁栄を優先する本能的な欲求から来てい
るのではないかと思うのですが…」
「いや、皆さん−−私の意見を言わせてもらって宜しいかな?」
最古参で、一同の敬愛を集めている大歴史学者が手を挙げた。
「どうぞ。みな先生のご高察を拝聴したいと待っておりました」
「いやぁ、そう買いかぶられると、この年寄りも辛いがね」
にこやかに白い眉を二三度動かすと、人の良さそうな学者は穏やかに話し始めた。
「詰まるところは−−−どの国も、どの民族も、現実を知り、本音で行動し始めたか
らじゃないんだろうかねぇ」
一見平凡でありふれたこの説に、後輩学者たちは意外にも真剣な表情で耳を傾けた。
「人口が増えれば、軍事力に金を使っている余裕もなくなってくる。安心して地球人
類を食わしてゆくためには、国際紛争や一時的な損得勘定など言っていられなくなっ
た。その結果、否応なしに世界は平和となり、軍事費は食費に振り替えられた。そし
て世界はいつの間にか合理的に穏やかに運営されるようになった…というのが私の素
朴な仮説なんだがね」
期せずしてタメ息が場内に溢れた。それは賛意に満ちた安堵の吐息だった。
「若手学者を代表して発言させて頂きますが、実は我々のほぼ全員が先生と同じ意見
なのです。この半世紀間の社会変動には取り立てた理由も原因もない−−−有るのは
ごく自然で合理的で、素直で素朴な現実主義だけだと」
「全くそうだと思うね。何か革命が起きた訳でもない。外的にも内的にも根本的な変
質はなかったんだよ。ただ現実が、そうしろと教えてくれていた。それを大多数の人
間が聞いて理解して実行に移した…それだけの事ではなかったのだろうかね」
場内はまた深いため息と頷きの所作に満ちた。
「それでは先生−−−そんな簡単で明快な心理に、なぜそれまでの人類は気づかな
かったのでしょうか?」
「いや、気づいていたさ。ただ実行に移せなかっただけじゃないかな」
「なぜ実行できなかったんですか?」
「それは恐らく…言い訳が見つからなかったからだろうね」
−−言い訳?−−
ひさびさに場内がどよめいた。
「そうだ、言い訳だ。人類の歴史を知るあなた方なら分かるだろう−−−人類は、こ
れまでの歴史すべてを建前と言い訳でなし遂げて来たんじゃなかったかね」
また頷く気配が場内に満ちた。
「そして、すべての社会、世界に何か大きな変化が起きるとき−−それは必ず切っか
けを必要としていた」
「切っかけ…ですか、先生?」
「そうだ。それは確かな理由や動機とは別物の、しかし何かを起こす時には絶対に必
要な、摩訶不思議なキーワードなのだよ」
「例えば、外圧があればガラリと変わってしまう国家がある。また些細な事件が元で
戦争が始まり戦争が終わる。大転換の素地はすでに出来上がっているはずなのだが、
それが実体化するには何か、ちょっとした、本質とは関わりないような切っかけが必
要となるようだ。正に人類の歴史はそれの繰り返しじゃないかね、諸君?」
「確かに、そんな事の繰り返しですねぇ。もっと素直に単純に決断し、行動に移せば
良いものを、何をぐずぐずしているんだ…というケースが延々と続いて来たような気
がします」「前世紀から今世紀に掛けての歴史的な大転換も、正に必要に迫られた人
類が、迷う暇もなく実行を余儀なくされ、気がついてみれば万事めでたしという訳だ」
場内を得心の沈黙が占めた。
「しかし、先生−−」
若手学者の代表が、我に返ったように発言を求めた。
「そもそも我々がこうして集まったのは、この大変動の謎を解きあかすためなんです
よ。−−理由も原因も特に無かった。ただ必要に迫られて−−という答えでは我々学
者の面子が立ちませんねぇ」
「ふむ、そう言えばそうかも知れない。よし、それではこれからの余った時間を使っ
て、なぜはっきりした原因が見つからなかったか…その言い訳を考えようじゃないか」
学者たちは笑いもせず、真剣な面持ちでその討議に入って行った。
(完)
2001年07月13日18時43分55秒投稿
やっぱりドンキーです。
気温38度を超えてます。
この暑さのなかエアコンの室内機から水が漏れていました。
居間のエアコンなのでなければないですむのですが、
明日からくる義母の顔がうかび、朝一で修理サービスに電話しました。
電話も5回目でやっと繋がりました。
「大変混雑しておりますので、来週火曜日になります。」とのこと。
来週の火曜日…確実に義母はいるだろうけどそれまでが憂鬱だなと思ってました。
そこへ、お向かいの家にエアコンの取り付け業者がやってきました。
だめでもともと、事情を話したところ
「少しくらいならみますよ。」と言ってくれました。
車の中にはエアコンが目一杯積まれてたのを見て、
図々しいことを言ってしまったと後悔していました。
小1時間ほど過ぎおじさんは来てくれました。
3分くらいで直してくれました。
本当に助かったとお礼を言い、修理代を尋ねると
「いや、くれくらいなら要りませんよ。」とさっさと車に乗り込みました。
代金は受け取ってくれそうにないので、あわてて冷やしたペットボトルのお茶1本と
ハイシーCタイム10本入り、冷やしていないアクエリアス2本渡しました。
おじさんは遠慮気味に受け取ってくれました。
この暑さの中、飲み物しか頭に浮かばず、それも全部頂き物で済ませてしまいました。
そういえば、
「誠意は見えるものであらわせ!」と唱えってはった雅のお方は何処…
2001年07月13日13時29分53秒投稿
S.S☆「左利き」☆ あや太郎
管内で空き巣狙いが横行していた。
手口はほぼ同じだ−−窓ガラスに穴を開け、そこから手を突っ込んで内側の鍵を外
すという初歩的なやり口だった。
ベテラン刑事の前で、有力な容疑者が取り調べられていた。
「すべて鍵の左下に穴が開いていた。となると左利きでないと事が運びにくい。そこ
でお前に事情を聞きたいという訳だ」
「知らないよ。第一オレは…右利きだぜ」
「おかしいなぁ−−お前が左手でメシを食ったり、手作業してる所を見たって人間が
大勢いるんだがね」
「そりゃあ、たまたま左手を使ってたんだろうさ。何か物証はあるのかい。オレが間
違いなく左利きだっていう証拠がさ」
「ここに名簿と受取書のサインがある。比べてみれば分かるだろう」
容疑者は、右手でゆっくりとサインをした。
「ぎこちないなぁ。無理に書いてるように見えるがねぇ」
しかしサインの筆跡は素人目にも一致していた。
「じゃあ、左手でも書いてみろ」
当然の様に、ぐにゃぐにゃの文字を書いて寄越した。下手に書くのに苦労は無い。
「手紙か何か無いのか?もっと長い文章のは」
「ふん 刑事さんも遅れてるね。今時、長いもの書く時はワープロだよ」
わざと書き物を残さないのか、それとも単なる物グサなのか、ともかく男の書いた
物を手に入れようとすれば、学校時代にでも逆上る他は無さそうだった。
「左利きが怪しい…って所からしてあやふやな話なのにさ、その左利きって証拠もな
いんだろう?こんな取り調べはもうヤメにして、返してくれよ」
容疑者の言い分のほうが筋が通っていた。
…こいつに間違いないんだがなぁ…
思いながらベテラン刑事は何とか利き腕の証明をする手は無いかと思案した。
「さぁ、もう一件落着にしようぜ」
容疑者の男が言った。その時、刑事に妙案が浮かんだ。
「いやぁ、悪かったな。もう帰っていいよ」
「ヘヘヘ…お疲れさん。くたびれ儲けだったね」
席を立ち、背を向けかけた被疑者に向かって、不意に刑事が声を掛けた。
「忘れ物だよ」
言うなり、自分のボールペンを男の顔めがけて投げつけた。
「おっと 危ないじゃないか。何のつもりだ?」
男はペンを受け止めた右手で、そのままペンを机に叩きつけた。
「そうか 右手で取ったか…」
刑事は口惜しそうに腕組みをし、タメ息をついた。
「右手で取ったって?はは〜ん…あんた、ひょっとしたら、オレを試したんだな?」
二人は時代劇で名奉行がお白州の容疑者に向かい、扇子か何か投げつける場面を
お互いの目のなかに読み取っていた。
「時代劇の見すぎだよ。やっぱり…時代遅れだな」
蔑みの笑いを残して被疑者は去っていった。
「あいつに違いないんだがなぁ…」
刑事の独り言も今は負け惜しみにしか聞こえなかった。
警察署を出て、しばらく歩くと、被疑者だった男はこらえきれない苦笑を漏らした。
「時代劇の見すぎで助かったよ。裏のナイターを見てたらバレるとこだった」
空き巣狙いは左手で拳を作り、グローブ代わりの右掌をポンポンと叩いた。
(完)
2001年07月12日19時15分35秒投稿
やっぱりドンキーです。
昨日、お中元を買いにデパートに行ってきました。
デパートと行っても自転車でもいける距離にあり
エプロンはとりあえずおいてきましたという人もみかけます。
午前中ということもあり閑散としていました。
試食コーナーでは「おかわり」まですすめていました。
「そんなに頂いていいの?」とおばあちゃん達が遠慮してると
「売るほどあります。」
こんなところでこのお姉さんからそんな言葉を耳にすることが出来るとは…
ちょっとうれしかった。
商品カードを持って「承り所」へ。
案内されたところは、70歳はすぎているであろうおばあちゃん達の
間でした。
左隣りのおばあちゃんは精算していました。
「6軒で消費税いれまして、13650円になります。」
えっ?1軒2000円ちょっと?送り状もあったのに?送料込みで?
頭の中は??で一杯になり送った品物がとても気になりました。
精算を済ませたあとも店員さんと話し込むおばあちゃん。
寒いより暑いほうが足腰が痛まないけど冷房が辛いらしく
デパートはもう少し温度を上げた方がいいと意見してました。
店員さんは「寒いんやったら買うもの買うてさっさと帰ったらいいねん!」
と思っていたことでしょう。
右隣りのおばあちゃんはすでに精算も終わり、私が座った時には
机の上に何もなく店員さん相手に一人でしゃべっていました。
このおばあちゃんの親戚は向かいにあるデパート(I丹)に勤めているが
自分は昔からあるここのほうが買いやすい。と3回ほど言ってました。
その度、店員さんは笑顔で「これからもどうぞよろしくお願いします。」
と応じてました。
3回目を聞いたとき店員さんの頭の中ではおばあちゃんの首をキュッ。
客のいないカウンターもあったのに敢えて、このおばあちゃんの間に
案内された私はきっとおばあちゃん同士で話し込むのを阻止するためだったのでしょう。
空気の読める私はさっさと精算を済ませて両隣のおばあちゃんに
「お友達同士ですか?間に入りましてー」と言うと
おばあちゃん達否定しました。
「そうですか。ではお先に失礼します。」と席をたちました。
出口で振り返るとおばあちゃん同士でお話されていました。
T島屋さんへ
姥さくらも必要かと思いました。
2001年07月12日10時48分54秒投稿
S.S☆「走馬灯」☆ あや太郎
スパイへの尋問は続いていた。
いや、尋問というより、それは明らかに拷問であった。国際法で禁じられていると
はいうものの、国家や巨大組織の損益に関わる場合、まだ人類は「拷問」の誘惑に負
けてしまうものらしい。
「しぶとい奴だ。さすがは××国の優秀なエージェントだな。しかし我々としても何
とかこの国に潜んだ他のスパイの名を聞き出さねばならない。それが出来なければ、
××国との外交駆け引きで致命的な損失を得る事になる」
「しかし局長−−−これ以上の拷問は命に関わります。やはり薬で自白させる方向
に…」「それは自己抑制の達人には効き目が無いだろう。なにせ〔思考モニター〕ほ
使ってさえあの結果だからな」
思考モニター−−文字通り人間の脳が今考えている事をテレビ画像に映し出すとい
う公安当局の秘密兵器だ。無論、国際協定では禁止されている機械だが、非常手段と
して各国の警察・公安組織で密かに使用されているのは暗黙の了解事項である。
「もう少し、解像度が増せば…」
「今の技術ではあれが限度だ。それに幾ら性能が良くなってもあのスパイの精神力で
は読み切れないかもしれない」
スパイはもちろんの事、宗教的な修行を積んだ人間や、霊能者といわれる人間まで
試してみてこの機械が「心底」を映し出せなかった事は滅多にない。しかし今回のス
パイに関しては、セルフ・コントロールの能力が高く、心のなかに作った「壁」や
「囮」が邪魔して、どうしても事実関係を読み取れないでいた。
「自白剤との併用でもう一度試してみては?」
「自白剤はノイズが出るので、映像が読めなくなるんだ。しょうがない…原始的な方
法で内心ジクジたるものがあるが、痛めつけてみるか…」
しかしスパイは、やはり肉体的な拷問にも強かった。
「もっとやるがイイ。いっそ殺してくれたほうが楽だしな」
憔悴した顔に不敵な笑みを浮かべた。
「局長−−これ以上やると死に至ります」
「ふむ−−−死なせてしまうと元も子もない。こちらの限界を知っているから、向こ
うも余裕がある。その一方で外交関係はもう逼迫しているのだ」
これ以上時間稼ぎを許すと国家的な大損失は必定だった。
国家、民族の将来と、そして公安局長の自分の立場と−−これまでの人生が局長の
脳裏を駆けめぐった。まるで走馬灯のように−−−
「そうだ…」
その時、局長の脳裏に一か八かのアイデアが浮かんだ。局長は、引き出しから銃を
取り出し、取り調べ室へ戻った。技術スタッフに一言ふた言、指示をすると局長は有
ろう事か銃を抜き、スパイに狙いを付けた。
「喋らなければ…撃つぞ」
その決死の表情を見ながら、スパイはやはり冷やかに笑った。
「何を血迷ってるんだい。俺が死んだら、何も分からなくなるんだぜ」
「お前の身体に訊いてやる!」
銃声が鳴り響き、銃弾はスパイの心臓に命中した。
「ゲッ 本当にやりやがった…」
うめき声を残して、間もなくスパイは絶命した。
取調室が凍りついた次の瞬間、局長の口が重々しく開いた。
「ちゃんと出来ているか モニター録画は」
その声で我に返った技術班が急ぎテープを再生した。
「よし ちゃんと高速度撮影されている。あとはスローやコマ送りで綿密に解析して
く
れたまえ。彼の人生が走馬灯のように蘇る様子をな」
(完)
2001年07月11日21時40分56秒投稿
『ムカデのデ』 ヘーパイ
暇を持て余しました、我々同様と云う男、暇つぶし
の相手にと、ご隠居を訪ねてやって参りました。
:ご隠居、居てますかヒマですねん、はなし聞かして。
:お前はんかい、しばらく顔見せんから安心してたんや。
けど来たんならしょうがない、相手してやろ。
季節がら、ムカデの話なんぞどうかな。
:ムカデ!嫌いですわ、足て云うもんは、ぜんぜん無いて云うのもかなわんけど
あない仰山あるのもイヤなもんですな。
:賢明な意見やな。
昔、俵藤太て云う侍が紀州に滞在してた時の話や。
池田にイノシシを撃ちに行こうと思い立った。
北を目指した積もりがどない間違えたものやら、近江の国の三上山のふもとの
村に迷うて辿り着いた。
:間違うにも程がある、て云うやつでんな。
:チョットあほやったんやな、俵藤太て云う奴は。
「これは困った」と、村人に池田への道順をたずねた。
するとこれが親切な村人で、丁寧な地図を描いてくれた上に、目印は“べにう”
と云う寿司屋、そこから北へ一筋道と説明書きまで添えてくれた。
感激した俵藤太が、礼をしたいと申し出ると「実は、三上山に大ムカデが住み
付いて困って居ります、退治てもらえまいか」と、こう言う。
俵藤太が見上げるとなるほど、三上山を七巻き半もする大ムカデが居てた。
:鉢巻きにはチト足らんってやつでんな。
:要らん事だけ知ってる奴ちゃな。俵藤太は「お安いご用!」と弓を手にして矢を
つがえキリキリと引き絞るとムカデに向けてこれをヒョウと放った。
:刺さりましたな、ムカデに。
:そうはいかん、ムカデの背中は鎧の様に堅かった。矢はムカデに弾かれた。
「これは困った」と俵藤太が思案しておると、一人の村人が、つっと近寄って
「お若いの、ムカデは番茶を嫌うと聞きます、これを矢に塗ってはどうか」
と、こう告げた。「ええ事を教わった」と俵藤太、早速腰の竹筒の番茶を矢に
かけると、キリキリ、ヒョウとムカデに放った。
:今度は刺さりましたな、ムカデに。
:そうはいかん、前と同じで矢はムカデの背中に弾かれた。
「これは困った」と俵藤太が首を傾げてると別の村人がつつっと近寄って来て
「お若いの、ムカデはエアーサロンパスの様なヒヤリとする物を嫌います」
と、こう告げた。
:ご隠居、この話時代は何時ですねん!
:時代考証も無い程の昔の事やな。「ええ事を教わった」と俵藤太、早速道中に
立ち寄った岡山の薬屋さんで買い求めたエアーサロンパスを懐より取り出し・・
:和歌山から池田へ行くのに、岡山、滋賀に立ち寄るとは、一体そいつは・・
:極度の方向音痴やったんやな、俵藤太は。
シューシューと矢にエアーサロンパスを吹きかけると、キリリ、ヒョウと放った。
:今度こそは刺さりましたな、ムカデに。
:そうはいかん、最初、二回目と同じ事で、やっぱり矢はムカデに弾かれた。
「これは困った」と、腕組みをする俵藤太に、また別の村人がつつつっと来て
「お若いの、ムカデは人の唾を嫌うと聞きます、これを試しては」と、告げた。
「ええ事を教わった」と俵藤太、早速矢に唾を塗りたくり、キリリ、ヒョウ!
:いよいよ今度は刺さりましたな、ムカデに。
:ところが今度は、矢がそれた。
:外した?ぶっ細工なガキや、俵藤太は!この大事な時に。
:ほっほっほ、ウソウソ!チョットした言葉のお遊び。
矢は狙いたがわずムカデに一直線、見事ズブリッと背中に突き立った。
もだえ苦しむムカデにトドメを刺そうと、俵藤太が次の矢に手を伸ばすと、
これを止める者が居てた。
:ご隠居、申し訳無いけどこの話、先が読めましたわ。止めたんは、今の
村人で「お若いの、二回目は唾はいらん」と、こう言うたんでっしゃろ。
:お前はん、甘いな。ワシの話にそんなオチは無い、止めたのは最初の親切な
村人で「お若いの、どうやらムカデは山を下りる様子、おそらく国に帰る積もり
でしょう。それならば私の商いの客になるやも、命はお助け願います」と、言う。
:そやつは、どんな商売をしてまんねやろな。
:そこやがな、俵藤太もその親切な村人に尋ねた。
「ムカデ相手に商いとは、その方商売は何じゃな」すると親切な村人は言うた。
「へえ、私わらじ屋ですねん、ムカデの旅仕度やったらわらじが、百足も
さばけます、これは見逃せまへん」
これを聞いた俵藤太、なるほどと膝を打った。
「おお、その方“ワラジヤ”であったか、道理で上手に地図を描きおったわい」
:あれっ、ご隠居、話し終えた途端に立ち上がって、どこへ歩いて行きまんねん
偉そうな顔して、これっご隠居、そんな『らくごのご』の鶴瓶ちゃんみたいに!
ーしまいー
2001年07月11日19時08分47秒投稿
S.S☆「カメレオン」☆ あや太郎
私は久しぶりの同窓会に出掛けた。五十にもなると懐かしさより面倒くささが勝っ
てしまうものだが、旧友の顔を見るのはやはり楽しいものだ。
旧友のKとSが笑顔で迎えてくれた。三人とも同じようにハゲ上がり、下っ腹が出
て、家族構成も似たようなものだった。こういう旧友とは当然ながら話が弾む。
そこへ眩い光と共に一人の同窓生が入ってきた。女性陣から歓声が上がる。
−−二枚目俳優として活躍しているMであった。
彼に会うのも楽しみなような憂鬱なような…そういう存在であった。
気障な笑いを振りまく度に、元女生徒たちから嬌声が沸く。
「相変わらずだな、カメレオン君は」
当然ながら男子生徒には受けが悪かった。本人も意識的に女生徒と教師にだけ愛想
を振りまくので、男どもからは変わり身の早い「カメレオン」とあだ名されていた。
その美貌と要領の良さで芸能界に入ってからもしっかりやっているようだ。トップ
スターとまでは言えないまでも知らぬ者のない中堅俳優となっていた。
すらりとした長身に五十とは思えない黒く長い髪をウエーブさせている。
「どうせ、染めてるんだぜ」
ハゲが進んでいるKが囁いた。せこい陰口を言う気持ちもよく分かる。
「あの噂は本当なの?」
「また悪さしてるんでしょう」
ワイドショーの常連だ。独身貴族なので若手の女優とよく浮名を流す。
「良い年をしてさ」
じじむさいSが呟いた。何を言っても僻みにしかならないのが悲しい。
「映画祭の表彰式も見たわよ。あんな大きな賞を貰うなんて素晴らしいわぁ」
女性陣の嬌声が続く。
「長くやってんだから、賞の一つぐらい獲れるさ」
本人が言えば謙遜なのだが、もちろん影の薄い男どものボヤキだ。
やがて同窓会から二次会へと流れて行く私とKのグループに、不似合いなMが合流
してきた。
「女子連中の相手にも疲れたよ」
贅沢な悩みのようだが、この年になれば案外本音かも知れない。何となく親近感を
覚えて飲み屋に誘ったが、そこで聞かされる話は例の如くだった。
「××監督と仕事する事になってね。光栄な話だよ。実はハリウッドからも出演の話
が来てるんだけど…」
だんだん酒が不味くなってきた。悪酔いしそうになった私とKがサウナへ行くから
と腰を上げると、何の気まぐれかMもついて来た。やはり気楽な付き合いに飢えてい
るのかと好意に解釈して、馴染みのサウナに案内した。
二枚目俳優も中年サラリーマンも裸になれば一緒だ−−と思ったのも束の間だっ
た。
五十才とは思えない引き締まった身体には贅肉もほとんどない。引き換え、私とK
の身体と来たらコレステロールとストレスの残骸というような有り様だ。
「いやぁ、鍛えるのが商売みたいなもんだから…」
ウエイト・トレーニングのミニ講座が始まった。悪酔いから抜けられそうもない私
とKに、その時、一大転機が訪れた。
サウナ室のドアが開いたかと思うと、パンチパーマに剃り込み、身体のあちこちに
彫り物を入れた屈強の男たちが大挙繰り込んで来たのだ。
一瞬、眉をひそめた私とKだったが、次の瞬間二人は顔を見合せ、同じ期待に目を
輝かせた。
他でもない−−ヤッちゃんたちの目の前にいるのは誰でも顔を見知っているあの芸
能人ではないか。
私とKは、やはり事の重大さに気づいて身を固くするMのそばから、じりじりと離
脱しながら事の成り行きを見守った。
案の定、ヤクザの一人がMに視線を止めた。
「兄貴…」
と仲間に呼びかけたあと、何かを囁き合っている。
やがて、その兄貴分が近づいて来て、「おい、おまえ…役者のMじゃないか?」と
語り掛ける瞬間を待ちわびていた私とKの予想を裏切り、彫り物の男たちは急に興味
を無くしたように、自分たちの席へと戻って行った。
…どうした訳だ?…
不思議の思いに打たれた私とKは、同時にMのほうを振り返った。
その視線の先には、半分白髪の、どこにでも居そうなオヤジに変身したMが、いか
にもくたびれた風情で小さくなっていた。
(完)
2001年07月10日16時03分36秒投稿
大正区は千島の住人、某大正区民です。
テレビコマーシャルの鈴木史朗を見て、ママプリン、
近所のおばちゃんが抱くパグを見て、すうあんこ
を思い出す今日この頃。
昨年の私は、やっぱりドンキーと松嶋奈々子の何処に、共通点を見いだしたのか、
不思議に感じます。
やはり、脳に熱は、枠影響を及ぼすのでしょう。
ちなみに、今は、ドンキーさんを思い出すと、頭に井川遥が出てくる。
2001年07月10日13時14分05秒投稿
いやああああ横山ママプリンです
最先端を行ってる某国の宇宙開発事業団がずーーっと前に
募集していた(1999年)ロケットの愛称&シンボルマークですが
考えに考え抜いてその愛称とシンボルマークを応募したんです
そのことも忘れていたぐらい日がたった昨日に
その事業団からお知らせが届きましたぁ
なんと
ロケット打ち上げ失敗で
まったく新しい体制でロケット開発を進める事になり
「愛称&シンボルマークなし」に決定したとのことです
おいおいおいそれはないやろうせっかく寝ずに考えたのに
それに「まったく新しい体制」と言いながら
ロケット名称は
以前は H−II
新しいのは H−IIA
この型番からのイメージでしたらマイナーチェンジなんでは?
まあ8月25日の打ち上げに注目しましょう
2001年07月10日11時34分05秒投稿
S.S☆「用心の上にも用心を」☆ あや太郎
ニュースショーのゲストコーナーでは、新進気鋭のジャーナリストが息巻いていた。
「…という訳で、ついに尻尾を掴みました。闇献金のルートから不正工作の実態ま
で…そのすべてを来週のこのコーナーで暴露します」
汚職疑惑の取材は佳境に入っていた。
「いよいよ、来週は汚職大臣を追い詰めます。お楽しみに…」
キャスターも未曾有のスクープに興奮の面持ちで番組を締める。
いつもより晴れがましくエンディング・テーマが鳴り響いた。
「楽しみにされてたまるか」
プチンとテレビのスイッチを切り、話題の大臣は秘書を呼んだ。
「あいつは知りすぎている。やはり始末しよう」
「分かりました。では例の場所へおびき出して、あの連中に…」
「言うまでもない事だが、ワシは何も知らんし、命令もしておらん。これから先、何
が起きても一切知らんからな」
「心得ております。すべては大臣と私の知らぬ事−−−では早速手配を…」
秘書は何本か電話をした後、裏庭のヘリボートから大臣専用機で飛び立って行った。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
東京郊外の工場跡地に警察関係者が詰めかけていた。
「どこだ、どこだ、あの記者が殺された現場は?」
「警部、こちらです」
若い刑事が殺人課の上司を現場へ案内した。道端に何度も視線を配りながら、ベテ
ラン警部が呆れたように言った。
「それにしても…派手な殺人現場だなぁ」
それもそのはずだ−−−金網の破れ目からジャーナリストが倒れていた空き地の真
ん中まで…累々と別な他殺死体が転がっているのだ。
「まったくです。まぁ、死体が全部、無関係とは誰も思わないでしょうけど」
「それで、それぞれの身元は確認できたのか?」
「ハイ。先ずジャーナリストのそばに倒れていたのは、××組のチンピラで、たぶん
直接手を下したヒットマンでしょう。そこから五メートルほど離れた物陰にしゃがん
で死んでいたのがその兄貴分−−たぶんこいつがチンピラを始末して、そのあとまた
口封じされたんでしょうね」
「ふむふむ…その十b後方に倒れていたのが××組の若頭で、そいつが振り向いた所
を撃ち殺したのが組長で、それをあの廃屋の三階から一発で仕留めたのが、あの悪名
高い殺し屋って訳だな」
「そうです。まぁ、その名うての殺し屋も今回ばかりは〔口封じ〕したあと、自分も
〔口封じ〕されてしまいましたけどね」
「ふむ−−−後ろから撃たれようだな。すぐそばから仕事の首尾を確認してズドン
か。用心深い奴には違いないが、殺しは素人だな」
殺し屋の背中には何発も急所を外れた弾傷があった。
「最初は銃撃戦でもやらかして、同士討ちになったのかと思いましたよ。しかしその
後の成り行きを見てると、とてもそんな生易しいものではなさそうですね」
「そうだ。世にも珍しい〔連続口封じ〕だな。それも相当用心深い人間のな」
「それで、黒幕はやっぱりあの大臣なんですか?」
「間違いないだろう。まぁ、大臣が死んだ今となっては、もうどちらでも良い事だが
な」 すべてを見届けて大臣の許に戻ろうとしていた秘書のヘリは、原因不明の爆発
炎上で公邸に突っ込み、大臣まで巻き込んで関係者全員死亡という壮絶な幕切れと
なっていた。
「まぁ、黒幕のほうも哀れなもんですが、この名人と言われた殺し屋もヤキが回った
ようですね。今までは必ず一発で標的を仕留めてたのに、今回はもう一発余分に撃っ
てる形跡があるんですよ」
「ヤキが回ったのかなぁ。まぁ念のためにその弾痕も探しておけ。それにしても秘書
のヘリの爆発原因は何なんだろうな…」
警部が見回すと、廃屋三階の裏窓からは例のヘリが飛び立ったらしいヘリポート跡
がしっかりと見渡せた。
(完)
2001年07月09日21時27分07秒投稿
こんにちは、会員番号245番です。
いってきました。元町へ、われらが純ちゃんを、みに。といってもわたしは、支持
政党が自民党とかでは、なく。
たんなるミーハーなんせ、菅原においでになった、天皇皇后両陛下。きんじょの復
興住宅にきはった、秋篠宮様御夫妻といっているので、いつものようにカメラを持っ
ていったんですが。いってびっくり物凄い人、人、人。
参議院、と県知事の応援にきはったんやけれど、前座の議員さん達が興奮しまくっ
て、「いままでこんなに沢山に人が集まっているのを、見たことがない。」皆、ほめ
るほめる、小泉さんのこと。あげくのはてには、鈴木 某の悪口までいいだすし、神
戸空港は、国際空港になる、無駄では、ない。なぜなら、関西国際空港は、沈んでつ
かいものにならなくなる、とかいって、和歌山やらの人がきいたらビックリするよう
なこと、いいまくってたけれど、ええんかいな。とおもいながらきてました。
まつこと、45分やってきました、物凄い数のSP。おなじみの選挙カーのうえに
あがりはったんやけれど、周りのspと、人がおおすぎて、背の低いわたしからは、
全くみえません、皆がドドッと道路にでていったので、やっと手だけみました。
色々景気のことなんか、いってはったんやけれど、「わたしは、タレントでは、な
いうんぬん。」しかおぼえてません。演説が、終わってやっと、いろんなほうにむき
はたので、顔をちらっとみました。車にのってサッとかえっていきはりましたが、窓
あけて愛想よく手ふってはりました。若い女の子は、かっこうがいいとかいってたけ
れど、わたしは、いままでたいがい写真うつせたけれど、あかんかったほうにおどろ
きました。ともかくこんな沢山の人みたのは、ルミナリエの点灯を待っている人くら
いです。ああしんどかった。
皆がよしとして集まったのか、物見であつまったんか。
2001年07月08日22時28分21秒投稿
S.S☆「逃げた教祖様」☆ あや太郎
「…という訳で、例の教団も事実上壊滅し、当捜査本部はめでたく解散とあいなっ
た。先ずは一件落着というところだが、しかし逃亡した教団の指導者はまだ行方をく
らましたままであり、鋭意、捜査を続行してくれたまえ。以上」
数々の犯罪行為で日本中を恐怖に陥れていたあの宗教団体も警察の踏み込み捜査で
ついに解体へと追い込まれ、国民もひとまず安心したところだった。しかし問題の教
祖がまだ逮捕に至っていないのだ。
「一件落着…なんて気が早すぎるんじゃないですか?なんてったって、肝心の教祖は
まだ捕まってもいないんだから…」
「それは本部長も認めていたじゃないか。しかしあの危険な教団自体は崩壊したこと
だし、取り敢えず、社会的な混乱や不安は無くなったって解釈なんだろう」
「しかし…何度も言うけど、教祖様は逃げだしたまま見つかっていないんですよ」
「ふむ−−−確かに警察としては大きな不手際ということになるな」
「不手際で済むのかなぁ…。なにせ捜査陣の目の前から逃亡しちゃったんだから」
「だから、不手際は反省しなくちゃイケないってことだ」
「でも不手際って言ったって−−反省のしようが無いでしょうが」
「そう言うと身も蓋も無い。まぁ、眼前逃亡を食らったのはいただけないが…」
「まったく…どうなってるんです、あの逃げ方は?」
「逃げ方ねぇ…。まぁ今それを鋭意調査中というところだな」
「調査ったって…何をどう調査するんです?…我々の目の前で、空中に浮き上がって
消えてしまったんですよ」
「だから、その種明かしをしようと懸命にやってる訳だよ」
「もし−−タネが見つからなかったら?」
「その時は−−−やっぱり本物って事かなぁ…」
(完)
2001年07月08日20時34分49秒投稿
『A.I.の惑星』 へーパイ
「お父さん、ボク本当の人間のこどもになりたいヨ」
デイビッドは、優れた人工知能を持つ、11歳の人間の少年型ロボットだった。
彼の創造主である、ウォルフガング・タロー博士は、何時かデイビッドがこんな事を
言い出すであろうと、内心恐れながら覚悟もしていた。
博士は自分がどれ程優秀なロボットを創ってしまったか、それがいずれ自意識に
目覚めるであろう事を知っていたのだ。
「デイビッド、ワシはお前にこの世の中の全ての事柄を教えた。あとは、その知識
を正しく使って、世の中のためになるような仕事をする事じゃ。そしてあくまでも正
直に生きる事、それを心掛けておれば何時かお前の願いは叶う。
ワシをお手本にして“ウソ偽り無く決して見栄など張らずに”生きるのじゃ。」
ニョキ、ニョキ、ニョキッ!
博士が言葉を終えるやいなや、博士の鼻が勢いよく伸び出した。
「おおっ、ワシの鼻が、鼻がぁ、うわー!」 バッタリッ!
鼻の伸びる勢いと驚きで、博士は昏倒した。そして床にしたたか頭を打ち付けた。
その拍子に博士の頭から“ウソと見栄の塊”がハラリッと、ズレ落ちた。
以来、世界各地で同様の、うそつきの鼻が伸びると云う事態が巻き起こった。
某国海上を滑る様に走る光進丸の船上で。
「♪オーイ雲よ 何処に行く 若大将は ここにいる〜 ウワァー!」
ニョキ、ニョキッ!と鼻が伸び、昏倒した船長の頭から、“ウソ”が脱げた。
某国内有数の歓楽街に在る、コマと云う劇場で特別講演中のベテラン歌手。
「♪潮来の いーたろーぉぉ チョット見 ウワァー!」
ニョキ、ニョキッ!と、潮来笠を吹っ飛ばす勢いで、鼻が伸びた。
「ありがとう浜・・・ニョキ、ニョキッ・・・ウワァー!」
某放送局で朝の人気ラジオ番組を担当するD.J.の鼻が伸び、やはり昏倒した。
そしてこちらは、“隠された見栄”のシークレット・コッポリが足元から吹っ飛ん
だ。
原因は不明であった。そもそも、地球に生息していた謎のウィルスが、突如として
猛威を振るい出したのか。あるいは、宇宙から、謎の怪光線でも降り注いだのか。
ともかく理由は解らずとも、うそつきの鼻が伸び続けると云う異常事態は、世界各地
をあまねく席巻し、地球上のうそつきどもは、全員が身動きをとれなくなり、遂に死
に絶えた。この世界の人々は、皆少なからずウソをついていた。
事態の影響を受けない正直者も、ごく少数だが居ない訳では無かった。
しかし彼等も、あまりの事態に怖れを抱き、絶望し座して死を待つだけだった。
そして、地上の全人類は、滅亡した。
ウソをつく事を知らないデイビッドは、一人生き残った。
そして希望も捨てなかった。
世界最後の人類でもいい、それでも人間の子供になりたい。
強く願い続けるデイビッドの脳裏に、奇跡の様にある光景が閃いた。
それは、タロー博士がインプットした、数多の資料映像の一つで、童話ピノキオの
ラストシーンの絵柄であった。
木彫りの木偶人形であるピノキオ。妖精は、彼に魔法の杖を振るった、すると人形
であった彼は見事に正真正銘の人間の子供になれたのだ。
これを天の啓示であると信じたデイビッドは、自分の人工知能を検索して、妖精の
居場所を探し出そうと努めた。そして、やがてそれと思しき存在を突き止めた。
それは巨大な石像だった。その巨大な石像の右手に高々と掲げられたトーチは
この世の中の万民に希望の光を投げかける物の様に思えた。
左手に抱えられた分厚い書物は、この世の真実を司る聖書の様に思えた。
アメリカと云う国のマンハッタンと云う島に在るその石像の名は、
自由の女神だった。
デイビッドにためらいは無かった。マンハッタン島に方位を定めると、
しっかりとした足取りで歩き始めた。
鼻が伸びきった、累々たる屍のよこたわる街を抜け、山を越え谷を渡り、
遂に海へと踏み込んだ。
海の中を歩く困難などデイビッドには苦痛でも何でも無かった。
海底火山は、四つん這いになって越えた。長々と横たわる深い海溝は大きく迂回
した。そうやって何年ものあいだ歩き続けた。
やがて、水深が徐々に浅くなりデイビッドは、岸壁の様な物に突き当たった。
力強くそれをよじ登るとデイビッドの眼に資料映像で見た、マンハッタン島の景色
が飛び込んで来た。ビルディングの群と森が見えた、そしてその森の木々のあいだ
から、あの希望の光を放つ様な大きなトーチが見えた。
疲れる事を知らないデイビッドは、女神像を目指してズンズンと突き進んだ。
森を抜けると女神像の全身が余すところ無く見渡せた。
女神像は、やはり力強かった。大地を支えるサンダル履きの足。
全身を覆うたおやかな衣装。左手に抱えられた厚い書物。そして、頭には王冠。
王冠の下にある顔。顔!その顔の真ん中に有る鼻が、これまでデイビッドが見た
どの屍の鼻よりも、太く長く隆々と、天を突くかと思われる程に伸びていたのだ。
自由と平等の権利にあこがれ、人々がこぞって目指した新天地アメリカ。
そのアメリカが標榜する、自由平等の象徴であるはずの自由の女神像。
どうやらアメリカが高らかに謳い上げた理念は、嘘っぱちだったようだ。
アメリカが求めた自由と平等は万民に与えられる物では無かったのだ。
殊に開拓のために踏みにじられたこの地の先住民達の権利は無惨な物だった。
それをデイビッドの目の前の女神像は見事に証明していた。
事態を悟ったデイビッドは、がっくりと力無くその場にひざまづき、うなだれた。
そして、その人工知能にタロー博士がインプットしなかった“絶望”の文字を自ら
の手で入力したのであった。
2001年07月08日13時55分40秒投稿
たかさごの穴子
今日は結婚式でした。
えっ?お前のか?って…。残念ながら親戚の女の子のです(涙)。
スピーチするでもなく、新郎の親戚に挨拶に回る必要もないので、一番お気楽な立場
ではありましたが。
午後のお式ということもあるのか、写真撮る時間が有りすぎる(写真の時間を取り過
ぎると言うたほうが当たってるかな)ということもあってか、時間が押し気味であり
ました。
しかも新郎の職業はカメラマン。本人さんは今日ばかりは自分でカメラを持つ訳には
いかなかったのですが、新郎の同僚やらお父さま(これまた写真館経営)やらが写
真、撮る!撮る!
新婦側も負けじと、新婦の母親自ら、写真撮りまくり!そないに記念写真残してどー
すんねん!と思いつつも「やっぱり若い二人やからなあ、一番綺麗な一瞬、一瞬を残
しておくんやな」と自分の時(有るのか???)の参考にはならんなーと心でつぶや
きつつ、お気楽なんで、落ちついて見ておりました。
会場は所謂「結婚式場」で、神前でも仏前でもチャペルでも、なんでもござれ。今日
の二人はチャペルでの結婚式でした。
単なる親戚の私は末席に陣取ったのですが、隣が新婦のお友達で、
友達A「私、キリスト教の結婚式って初めて」
友達B「そう、私の友達は結構多かったよ、キリスト教式」
友達A「讃美歌、歌わないといけないんだね」
友達B「口パクでいいんじゃない?」
なーんていう会話を小耳にはさみ、
穴子心のつぶやき「そういや、私はこれで3回目やな、チャペルの結婚式」「讃美歌
も3回目、歌えるがな…!」
情けない!何回、人の結婚式に出たら気が済むんやろ?私…。お見合い(結構した
!)の回数を越えたかもしれんなー。
式が済んで、今度は披露宴。車で行ってた私はビールは乾杯だけにしておいて、後は
ウーロン茶にしようと決めたもんで、「乾〜杯!」と杯を上げて、ついゴクゴクゴク
とグラスの半分を飲み干してしまいました。回りを見渡してもグラスの半分も飲んで
る人は居なかった。いや〜失敗!失敗!
途中、新婦のブーケ争奪戦というゲームがあり、披露宴に出席しておられた独身のお
嬢さま方が前に出られて(含む:幼児)、新婦のブーケに結ばれた1本のリボンの先
を誰が掴むかというようなゲームでした。新婦の大学時代のお友達がゲットなさっ
て、円満にゲームが終わったのですが、新婦の母親が私にこう言いました。
新婦の母「○○ちゃん(私の本名)、忘れられてたねぇ。独身やのにねぇ」
穴子「そんなこと、私なんかが混ざったらあかんやん!」
穴子心のつぶやき「それ以上に、私にブーケが当たったら洒落にならんやろ!幼児に
当たる以上に…」
若い二人の考えで、仲人さんは立てずに、司会の方が二人のプロフィール紹介やら、
新婦の両親への感謝の作文の代読やらをなさって、割にカラッとした宴で、なかなか
良かったです。
それでも、やっぱり両親への花束と記念品贈呈の時にはウルウルきてしまった私は手
近にあったナプキン(お刺身のお醤油のシミ付)で目頭を押さえました。新婦は最後
までニコニコしてリラックスしてたというのに(えっ?)…。
新郎は遠目に見ると“つんく”に似てて、モーニング娘をプロデュースしたように家
庭をプロデュースしていかれるんでしょかね?カメラマンだけに、そのときどきで
【構図】を決めながら…。
それにしても一番情けなくて、ウルウルきてたのは、私と一緒に行った私の父親で
しょうかね?
父親の心のつぶやき「満期金返せ…」
2001年07月07日22時08分29秒投稿
まいど、丸浜です。
少し前、猫の予防接種に行った動物病院で「タオルが不足してます、使いふるしのバ
スタオルを、、」と張り紙がしてあり「こんなんでも結構です」って見本に古いバス
タオルが置いてあった。
見たら我が家で使い倒してるバスタオルより、キレイで新しい。
ほたら何ですか?!うちは猫や犬よりボロッチィ、バアスタオルを使ってるん?
あまりに情け無いので先日、新しいの4枚買いました。
2001年07月07日18時21分24秒投稿
S.S☆「さよなら、冥王星」☆ あや太郎
太陽系及び外宇宙を探査する人類史上最大の探査ロケットが太陽系の各惑星をめぐ
り、今しも太陽系を飛び立とうとしていた。
惑星直列という希有なるチャンスを活かし、未曾有の費用をかけて、地球の兄弟星
たちを間近に探査しようという巨大プロジェクトであった。
「経済的に言っても、惑星の位置関係から言っても、正に千載一遇…数百年に一度の
貴重な探査となるでしょう」
時々刻々と送られてくるテレビ映像に、地球上の人間すべてが固唾を飲んで見守っ
ていた。火星はもちろん、土星や木星や、またその周囲を回る衛星たちも、まるで紀
行番組のように地表の細かい風景まで鮮明に映し出されていた。
天王星も海王星も、そのメタンガスに覆われた惑星表面から深層部のX線映像ま
で、あたかも地上探査で得られた映像のようなリアルさで人類の目に届く。
「さぁ、いよいよ探査ロケットは太陽系を離れる軌道に入ります。我々に太陽系の素
顔を見せてくれた探査ロケットよ、さようなら。…惜しむらくは、僅かに直列コース
から外れた冥王星の姿を間近に見られなかった事です。我々人類がそのすがたを見ら
れるのは何百年か先のことになるでしょう。…思えば冥王星も不憫な星です。光もロ
クに届かぬ辺鄙な空間で、皆から外れた軌道をトロトロ回っている−−こんな仲間外
れの可哀相な星はちょっとありません−−−−おーっと、ここで情報が入って参りま
した。何と、その冥王星が徐々に公転軌道を変え、探査ロケットの進行方向に向かっ
ているとのことです。…今、その姿が探査機の視界に入って参りました。初めて目に
する冥王星の姿です…」
中継画像の中では、探査機の前方をかすめ去る冥王星が必死で手を振っていた。
(完)
2001年07月06日18時43分10秒投稿
皆様今日はOTCは薬屋です
ラジオでちょこっと聞いたのですが、最近の映画ですけどね。
少年型のロボットが登場して、そのロボットは人を愛することを
教えられる。
そして子供のない母親を愛するように設定される。
しかし、その母親に本当の子供が出来たとき哀れそのロボットは捨てられる。
しかし、愛することをインプットされたそのロボットは母親の愛を求めて・・・
てな内容らしいです。
そのロボット役の少年の演技が素晴らしいらしい。
その少年はロボット役を演出するために、一度も瞬きをしないそうですわね。
しかし、ロボットを演出するために瞬きをしないて・・・
人間と見分けがつかないような精巧なロボットなら瞬きさせるくらいの技術は
簡単であろう。
何か幽霊には影が無いとか、狸が化けても影には尻尾がある。みたいな感覚やな・・・
関係ないですが、バビル2世にでてきたみっつのしもべ。
ポセイドンとロデムはかさ高いのでいらんが、ロデムはエエやろね
細胞状態から粘土細工のように何にでも変身できる下僕・・・
とりあえず、黒ヒョウにはせんわな・・・
もし新バビル二世が製作されれば、彼はノートパソコンの前で前屈みになって
指示を待つのであらうか?
思えばあの頃のコンピューターは巨大で神秘的であった。
今の子供にバビル二世がコンピューターに囲まれている図を見せたら
ロッカールームで熱くなっている少年に見えるかもしれません。
2001年07月06日16時07分15秒投稿
「葉書的投稿」元ドンドコ掲示板〜勝手にランキング
6月発言件数〜
■■■■■■by 横山ママプリン
ペンネーム
発言数
---------------------------------------
あや太郎
**************************26
亀虫ぷっぷ
********8
会員番号245番
******6
OTCは薬屋
*****5
たかさごの穴子
****4
淀川のへりくつ屋
****4
市川あや太郎
***3
元姫路市民
***3
横山ママプリン
***3
丸浜
**2
下駄屋の喜六
**2
某大正区民
**2
わがままのりこ
**2
きゅうす/中川寿子/ヘーパイ/<不明>
*1
-----------------------(敬称は略させてもらいました)------
そんなわけで吉例「掲示板発言件数ランキング」発表です
発言件数もまあそんな完璧なものではありませんあしからず〜
今月はなんと言っても〜会員番号さんの発言がよかったですねえ
えええっ内容はってですか?それはぁ〜
ぼくへのバースデーメッセージでした(おいおい)
<月別総発言数>
6月 380件
7月 271件
8月 218件
9月 189件
10月 186件
11月 144件
12月 127件
01月 96件
02月 69件
03月 83件
04月 72件
05月 61件
06月 71件
2001年07月06日06時48分28秒投稿
こんにちは、会員番号245番です。
行って来ました、栄養指導。
素朴な疑問、なんで栄養士さんは、細いのか。まあ学習能力が高いという事でしょ
うね。今関西をはなれていはる、某美人リスナーさんも管理栄養士さんでしたっけ。
さて、お見立ては、まず甘いものが好き。あぶらもんが好き。量が多い。早く食べ
る。野菜を意識してとらない。料理が嫌い。体を動かすのが嫌い。体重が順調に増え
つずけるわけやねー。
じゃまくさがりなもんで、なんでも中途半端。水泳、体操、ダンス、気功、いろい
ろ。
ケチのくせに、ダイエットグッズをかうのが、大好き。
「楽して痩せよう。」の言葉に弱い。
痩せると、言われたら。高い健康布団を、かってしまいそうですね。なんかあげる
からっといって、ついていかんようにせんと。でも少し自信ないですね。
そうや、丸浜さんと一緒に、うろうろしよう。
2001年07月05日22時48分44秒投稿
S.S☆「大きくなりたい」☆ あや太郎
体つきが貧相なのを苦にしている男がいた。
背丈もないし、肉付きも寂しい。また腕力もスタミナもかなり平均を下回っていた。
しかし何よりの苦痛は女に持てない事だった。
せめて容姿だけでも水準以上なら−−−だが天は二物どころか彼に一物も与えなかった。
「くやしいけど…しょうがないなぁ」
おまけに気も弱かった。
もはや泣き寝入り寸前だった男のもとに耳寄りな情報が入った。
−−他人の遺伝子を移植し、その人間と同じ体質にする−−という実験が始まったの
だ。 男は生まれて初めてとも言える勇気を奮い起こし、実験台になる旨を申し出た。
「…そんな訳で、ぜひとも遺伝子の移植をお願いします」
男の惨めな身の上話まで聞かされて、科学者も断りきれなくなってしまったのか−−
「分かりました。しかし念のために言っておきますが、成功率は五分五分ですよ。そ
んな段階でこんな重大な肉体改造を試みて、後悔はしませんか?」
「後悔?そんなものはあり得ません。思い返すのも嫌な人生だったんです!」
男の決意が変わらぬうちに、科学者は実験を開始する事にした。
「じゃあ、本当に良いんですね−−ジャイアント馬場の遺伝子で」
男は思いつく限りの巨体の持ち主を選んでいた。
「はい。あんな大きな身体になりたかったんです…」
成功率は五十パーセント−−ならば、少しでも「大物」を目指したほうが良いと男
は計算していた。遺伝子の「効き目」が割り引きされたとしても、多少は大きくなれ
るのではないかと…。
「では、サンプルとして手に入れた髪の毛から遺伝子を取り出すとしよう。…準備は
出来た。さぁ、あなたの身体に注入させて貰いますよ」
「移植」は簡単だった。単なる注射と変わりない。
男は一通りのチェックを受けただけで、即日退院した。
一週間後、科学者のもとに男から電話があった。
「先生−−ちょっと診てもらえないでしょうか…」
「どうしたんです?定期検診はまだ一週間先ですよ」
「実は…頭がフラフラするんです」
「ふむ、それはイケない。ではすぐに来て下さい」
間もなく、研究室のドアをノックする音が聞こえた。
「博士−−私です」
「あぁ、いらっしゃい。早く中へ、どうぞ」
「それが…入れないんです」
「どうしたんです?そんなに具合が悪いんですか?」
「いえ、どうも身体が大きくなりすぎたみたいで…」
「何?それは大成功じゃないですか」
「いや、それがどうも、頭がフラフラと…」
「ふむ、何かの副作用かな…」
みなまで聞かず、ドアを開けた科学者は、男の姿を見て、息と笑いを飲み込んだ。
「先生−−やっぱり五十パーセントの効果しかなかったんでしょうか…」
−−そこには、頭が入口につかえて中に入れない男の弱々しい笑顔がフラついていた。
(完)
2001年07月05日16時08分07秒投稿
S.S☆「お月見」☆ あや太郎
「見事な満月ですねぇ、博士」
「そうだな。今日は十五夜か−−良い月夜になるはずだ」
「博士もロマンチックな事をおっしゃいますね。もっと学問的に月を見てらっしゃる
のかと思ってました」
「たまには月見しながら感慨にも耽るさ。この見事な月が僅か一年足らずで出来たと
思うとね」
「一年足らずで?それはどういう事です?」
「何だ、君は知らなかったのかね。近年の研究で、月は地球と小惑星がぶつかった時
に飛び散った星のカケラから出来たという事が分かって来た。その無数のカケラが地
球の軌道上を廻りながら、引き寄せ合い、ぶつかり合いして、今の大きさの衛星に成
るまで、たった一年しか掛からなかった…というシミュレーション結果が出たんだよ」
「ひえ〜…たった一年で星クズがあの大きな月になったんですか。信じられないなぁ」
「宇宙の営みというものは、ある時には悠久の時間を要し、またある時には一瞬の間
隙を突く如く行われるものだ。実に不思議なものじゃないかね、キミ」
「全くそうですね。しかし、一年で月が出来上がるのなら−−−ビジネス・チャンス
もまた一瞬の間隙を突かねばね」
「何の事だね?」
「いえ、こちらの話です。先生−−−また来年もこの名月を楽しんで下さいよ」
「当たり前だ。十五夜の月くらい何年たっても見られるじゃないか。…おい、キミ
?……どこかへ行ってしまった。いったい何を企んでいるのやら…」
間もなく、地球の月が有ろうことか何者かによって爆破されるという大事件が勃発
した。かつての周回軌道には「月」の残骸がバラ蒔かれ、地球を環のように取り巻い
た。やがて月の残骸は徐々に近づき合い、方々に固まりを作り始める…。
果して一年後、我々はまたあの十五夜の月を愛でることができるのだろうか?
しかし少なくとも、それまでの一年間、世界中の放送局は、再び「月」が出来上が
るまでの一大スペクタクルを連夜中継放送できそうであった。
(完)
2001年07月04日21時37分19秒投稿
まいど,丸浜です。↓の喜六さんの言うてはるのんに隣の奥さんに誘われて行った事
あります。
安いポリ用品を次から次にくれるんよ。
私等白けて見てたけど、あんまりあほらしいので、手を挙げて隣の奥さんと「これは
何を意図してやってる?」って意味の質問したら、恐い顔して睨むねん。
あんまりしつこく質問するんで「帰って!」言うて外に出された。
密室で一種催眠状態に持って行ってる時にこんな質問されたら困るンやろね。
後はどーなったか知らんけど、世の中そんな美味しい話は無いって事やね。
2001年07月04日16時25分15秒投稿
下駄屋の喜六
「奥さん、もう貰いましたか?」「新製品の試供品を無料で配っています」。
また来よった、どうせ悪徳商法であらう。3ヶ月に一度ぐらいの割合でこの手の連中
が現われます。声を掛けてチラシを配るのは還暦を過ぎた女性ばっかり、我々には決
してチラシをくれません。商店街の中でチラシを配り、ちょっとはずれた「しもた
や」の場所を丁寧に教え、「タダです無料です」を連呼して年寄りをわんさかと集め
るわけですな。
そこから何が起こるのかは、行ったことがないので想像の域を出ることはありません
が、どうせロクなことをやっているはずがない。何とかしてそのチラシを入手し、よ
くよく目を凝らして読んでみると、ほうれやっぱりそうや。50種類ぐらいの商品が
掲載されていて、それらはほとんど安価なもの、高くても3500円ほどです。とこ
ろが一品だけべらぼうな物があります。マグネット羽毛布団シングル43万8千円、
ダブル52万8千円。ティッシュや洗面器を無料で配って何人ものサクラをしつら
え、「健康のため」を強調して法外な値段の布団を売りつけているのであらう。貰う
物だけ貰って布団を売りつけられる前にそこを出ようとすると屈強な男たちが何人か
たむろし、「まあまあ話だけでも最後まで聞いて下さいよ」と、言葉遣いこそ穏やか
なものの、体の良い軟禁状態。「お金を持っていません」とでも言おうものなら
「月々2千円のクレジットで買えるんですよ、月にたったの2千円、一日100円も
要らないんですよ」てなことを言って棺桶に片足突っ込んだ年寄りの棺桶代までしゃ
ぶり取ろうという算段にちがいない。
海千山千のドンドコリスナ−、よもやとは思いますがこの手合いにはご用心。
2001年07月04日00時38分26秒投稿
まいど、丸浜です。
昨日、初めて自分で切符の前売りを買いました。
久し振りに緊張した、なんせ13000円も掛かってるから。
時間も余裕みて用事の2時間も前に目的地到着、帰りもユックリ出来るようにこれま
た2時間の余裕。
走り回るよりマシかな?と思ったけど一緒に行く人に「余裕取り過ぎや!」と言われ
て「やっぱし、、」
名古屋までなんやけど、ちょっとした旅行気分♪です。
2001年07月03日10時45分06秒投稿
元姫路市民です。今回は昔話「ねずみの嫁入り」のパロディ、「虎の嫁探し」で皆さ
んのご機嫌を伺います。
虎父「お、息子よどうしたんや。沈んだ顔して」
虎夫「おとうちゃん、別に気にせんといて!」
虎父「ははーん、おまえ広島のコイちゃんにふられたな」
虎夫「な、な、なにを言うねんな。そ、そ、そんなんちゃうわ」
虎父「そんなんちゃう奴がなんであわてふためくねん。お前も20歳こえてもまだま
だ子供やのう」
虎夫「ほっとけや!神宮のツバ子は全く相手されんかったけど。コイちゃんはいける
とおもたのに」
虎父「お前なあ、わしがいっつもいうてるやろ。女は強い男にひかれるもんなんや。
自分より強い女ばっかり狙ってどうするねん。もっと弱い女にいかんかい」
虎夫「そやかておとうちゃん、今うちより弱い女いてへんで。近所のこって牛も去年
はあかんかったけど今モテまくりで、そこら中の男から貢いでもらってる。貯金増え
る一方やで」
虎父「あのこって牛は今だけや。それよりもこって牛のおかげで弱ってるシシ絵がお
る。あれせめてこい」
虎夫「あんな東京の山奥までいかなあかんの。辛いなあ」
虎父「らくやんカードやるからはよ行って来い!」
虎夫はありったけのらくやんカードを換金して、新幹線で東京へ。そして埼玉のほう
に向かいました。
虎夫「こんにちは。シシ絵さんいてますか」
シシ絵「あら誰かと思ったら虎ちゃんじゃないの。イタタタ」
虎夫「どないしましたんや。その傷。いち、にい、さん、11個も深い傷ありますや
ん」
シシ絵「そうよ。これこって牛にやられたの。いつもはそれくらいこって牛につけて
るんだけど今年に限って、アイタタタ」
管理人「ざまみさらせ!日ごろの恨みじゃ!」
シシ絵「・・・虎ちゃんなんか言った?」
虎夫「いえいえ、空耳空耳。このサイトだけの空耳。シシ絵相当弱ってるな。いける
んとちゃうか」
シシ絵「ところで虎ちゃん、今日は何しに来たの?」
虎夫「シシ絵さん!僕と付き合ってください!」
シシ絵「えっ、どうしたの急に!今日の虎ちゃんちょっと変」
虎夫「変じゃないです。実は僕ここんとこずっとふられてまして、そのことおとう
ちゃんにゆうたら、『うちよりも弱い女狙え』え〜え〜・・・いやその『シシ絵はも
うヨレヨレ』れれれ・・・つまりですね」
シシ絵「つまり何!私はあんたとこより弱くて、どんな男でもいいってこと!ふざけ
んじゃないわよ!!あんたとこなんて家族親戚全員足したって、うちのカブレラの
ホームラン数に満たないくせに!」
虎夫「何いうてますねん。カブレラなんてたかだか31本やろ。うちは3万本でっ
せ。しかも毎日や」
シシ絵「それホームランじゃなくて風船でしょ。しかも近所の人が飛ばしてるだけで
しょ。」
虎夫「あ〜あ〜すまんのお」
シシ絵「すまんのおじゃないでしょ。まあせっかく来たんだからいいこと教えてあげ
る。私より弱ってるのは名古屋のお竜よ。あの子かなり落ち込んでるわ」
虎夫「そうでっか。どうもおおきに」
シシ絵から教えてもらったお流に会いに、虎夫は名古屋へとやってまいりました。
虎夫「こんにちは、お竜さんいてますか」
お竜「もおだめだぁ〜借金3が減らないよぉ〜とても優勝なんて狙えないわぁ〜夏ま
でにシーズン終わったなあ〜つまらんなあ」
虎夫「お竜さん、何をぶつぶついうてますの」
お竜「あら虎ちゃんじゃないのぉ〜。あんただけよ私の苦しみ分かってくれるの
はぁ〜。なんせうちはこんなこと何年かに一度のことだからなあ〜。あんたらこの時
期いつもどうしてるの?」
虎夫「どうしてるの言われても、僕らGWで仕事おわりですからね。それ以降は趣味
でやってますわ」
お竜「気楽でいいねえ〜うちのお父さん、仙一ってんだけど、燃えたくても燃えれ
んってぼやいてばっかでねぇ〜」
虎夫「ほんならお互い燃えれんもん同士で付き合いましょ」
お竜「ええっ、虎ちゃんと?こんなのと一緒って私も落ちたものねえ」
虎夫「本人目の前にしてそんなんいいなや。相変わらず名古屋人は関西人に冷たいな
あ」
お竜「そんなことないけど。でも付き合うなら結婚前提にしてもらわないと。もちろ
ん式は名古屋であげてもらうよ」
虎夫「えっ式もかいな。名古屋の結婚式って高いんちゃうの!」
お竜「高いよ。FAで清原が獲れるくらい」
虎夫「さいなら〜」
虎夫「ただいま〜」
虎父「おかえり。どやええ女つかまえたか?」
虎夫「それが散々や。埼玉のシシ絵や名古屋のお竜もあかんかった。そのあと東京の
くんせい屋までいったんやで」
虎父「おお、あそこはしゃれにならんくらいぼろぼろや。あそこは大丈夫やったや
ろ」
虎夫「そう思たけどあのくんせい屋の大将どないいうたと思う、『うちは君とこより
弱いし人気がない。けどな、ヒーローインタビューで笑いはとれるで。君とこで笑い
取れるやついてるか!笑いも取れん大阪人にうちの娘はやれん!』てなこといいよる
ねん」
虎父「痛いとこつかれたなあ。わしらはいじられてなんぼやからなあ。自分で笑いよ
うとれへんもんなあ」
虎夫「おとうちゃん、今年はもうあきらめるわ。土台作って来年、いや数年後がんば
るわ」
と虎夫が弱音をはいてるとき、一人の女性が現れた。
あなご「あの〜こちらに嫁を探している方がおられると聞いたんですが、こちらでよ
ろしいでしょうか?」
虎夫「おとうちゃん、あなごが来たで」
虎父「あ、あなご?昔くじらはよう食べたけどあなごなんておったか?」
あなご「ええ、一応阪神沿線に暮らしております。いやーどんな人かと思えば若い虎
ちゃんやないの」
虎夫「お、おとうちゃん、顔なでられたけどべたべたする。粉もついてる」
虎父「かなり脂が乗ってるなあ。そやのに化粧してるから肌に悪いで。しかもお前よ
りわしのほうが年近いんちゃうか」
あなご「そんなことないですよ。まだ若いです。阪神の優勝も2回しか見ていない
し」
虎父「20年ぶりの優勝が16年前やからなあ。かなり年くうてるな」
虎夫「おとうちゃ〜ん。もうちょっと若いのがええ。断って〜」
虎父「分かった。あの、あなごさん、せっかくですがうちは魚類とは結婚できませ
ん。虎でないと」
あなご「大丈夫ですよ。ちょっと一升瓶を拝借。ぐびぐびぐび。ほらっあっという間
に虎になりました。これで文句ないでしょ。はいこの紙にはんこ押して。これで私た
ちは夫婦よ」
虎夫「おとうちゃ〜ん(涙)」
虎父「これも虎として生まれた定めや。大丈夫やちょっとだけ辛抱せえ。おとうちゃ
んにええ考えがある。絶対別れさせたる」
虎夫「おとうちゃんそれほんま!」
虎父「まかせとけ、うちの家には秋に恒例のお家騒動があるがな」
でんでーん。
初めてのパロディ。しんどかったー。(^−^;)
2001年07月02日23時47分15秒投稿
会員番号さま並びに淀川のへりくつ屋さま
脂肪肝……もうなってる(涙)
たかさごの穴子
2001年07月02日21時46分13秒投稿
S.S☆「しめ切り」☆ あや太郎
天界のそのまた上、最上階の上のまた上に、我ら宇宙の神、全知全能の創造主がま
しました。宇宙のすべてを造り賜い、この世のすべてを運行する最高最上の存在−−
−その神が今、寝屋を出でて、森羅万象を司る神殿へと向かわれていた。
この世の物とは思えぬ深遠な色を湛えた池や草花の上を、透き通りキラめく水晶の
橋を渡って、静かに神は歩みを運ばれた。
その時、橋の下方から、低い微かな声が漏れ聞こえた。
「神様、お願いがあって参りました…」
「何者じゃ。ここは貴様らの入れる世界では無い。ここは天の頂きなるぞ」
「それは分かっているんですが、なにせ我が家の揉め事はいつまで経っても収拾がつ
きません。つきましては神様に是非とも…」
「そんな心配事は、もっと安手の地元の神様にでも頼め。細かい事まで面倒は見られん」
相談者は恐れ入って立ち去った。しばらく行くと、また下界のほうから声がした。
「神様−−近頃は社会全体が乱れて困っております。何とかしてくださいませ」
「また、世の中の乱れか。同じ事ばかり言うな。そのうち何とかなる」
声は小さくなり消えて行った。
虹の橋を渡りきった所で、たもとのほうからまた哀願が聞こえた。
「神よ−−地には民族と国家の対立が絶えず、このままでは我々すべて滅びてしまい
ます。どうぞ、神の手によるお裁きを」
しかし神様は歩みも止めず静かに答えた。
「なるようになる。無闇に悩まず、心静かに待つがよい」
ハハー…−−声の主はひれ伏しつつ立ち去った。
「カミヨ………一ツヤ二ツノ星ノ問題デハアリマセン。コノ銀河全体ガ危機ニ瀕シテ
オリマス。救イノ手ヲ差シ延ベテクダサルヨウ…」
「慌てるな。この世界は完璧なる法則によって運行されておる。突破口は開かれる」
一瞬、眩い光を放ったかと思うと、哀願者は神の国を離れた。
そして神様が今しも神殿に入ろうとした時、また雲の下から重々しい嘆願の声が…
「神よ…神よ…。早く解決策を。この宇宙は病んでおります。数々の大矛盾にさいな
まれ今やすべての物理現象と時間律が狂い始めております。このままでは…」
「みなまで言うな。すべて神の心得るところじゃ。解決の方策も我が手にあり。これ
まで神の手によって解決されざる事が一つでもあろうや?」
「恐れ入りました…」
全宇宙を代表する声は、粛々と神の背後から立ち去った。
大神殿の扉が開いた。神々しい光が溢れ出てくる。その光彩の中へ神が進み入る
と、黄金の扉は静かに閉じた。あまりの荘厳さに、小さな悩み事を持ち寄った者も、
宇宙全体を案じる者も、ただただ有り難さにひれ伏した。
−−−−−−−−−−−−−
扉を後ろ手に閉じながら、神様は力尽きたようにその場へしゃがみ込んだ。
「どうしよう…」
神殿の御机の上にはまだ真っ白なままの運行表が載せられていた。
「締切りが近いというのに…」
この世のクライマックスは来週に迫っていた。
(完)
2001年07月02日19時43分15秒投稿
S.S☆「神の子」☆ あや太郎
神様は心を痛めていた。
そろそろ跡継ぎを立てねばならない。自らの定年が迫っていたのだ。
「同じ神がトップの座に居つづけるのは良くない」
あの世とこの世…すべての世界の森羅万象が常に公正に運行されるよう、権力が唯
一絶対の神に集中してはイケないという天の配慮だった。
「取り敢えずはアイツしかおるまい」
一人息子の事だった。なにせ神業を発揮できるのは神様一族しかいない。他の者で
は勤まらないし、世間も後継者として認めないだろう。「ところが、どうもあいつは
一風変わっておるからなぁ…」
その一人息子に信頼が置けなかったのだ。どうも挙動素行に神としてふさわしから
ざる所がある−−完璧なる神の完全主義ゆえであろうか。
いつしか神様は息子の所へ立ち寄っていた。
「神の子よ−−今日ぐらいは穏便に暮らしておろうな?」
しかし息子はキツイ目で神様を振り返った。
「何を堅苦しいこと言ってんだよ。品行方正な神様なんて今時ハヤらないぜ。さっき
もちょいと下界へ降りて、人間をいたぶって来てやったんだ。よく燃える隕石を何個
か落としてやったら、白い大王が降ってきたって騒いでたぜ、ケケケケ」
「なんて事をするんだ。そんな悪戯で人を怖がらせてどうする。お前はやがて神の座
につかねばならない身だぞ。もっと優しく慈愛に満ちた行いをしなさい」
「ケッ−−−そんなんじゃ受けないんだよぉ。人間だってもっと刺激を求めてるんだ
ぜ。パーッと面白い事をしてやらなきゃ退屈して死んじまう。そうなるといよいよ俺
たち神様をひいきにしなくなっちまうぜ。そうなりゃ商売上がったりだ。さぁ、また
何かヘンな事を流行らしてやろうっと…。それじゃ、あばよ、親父さん。忙しい身な
んでな…ケケケ」
なぜこんな粗暴な子に育ったのか−−神様は心当たりがなかった。しかし人間界同
様、天界でも子育ては難しくなっているのかも知れない。
「それにしても、わしとは似ても似つかぬ息子じゃのぉ」
見るからにくたびれた様子で、神様はまたタメ息をついた。
−−−−思えば、神様も本当に年をとってしまったものだ。なにせ愛妻の女神が神様
と結婚する前、悪魔と付き合っていた事も忘れてしまっているのだから…。
(完)
2001年07月01日21時48分04秒投稿
会員番号さんへ
脂肪肝から肝硬変・・・。はい気をつけます。
お互い注意しようね、穴子さん。
淀川のへりくつ屋
2001年07月01日10時10分08秒投稿
【end of file】